ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜 作:そらまめ24
そろそろ投稿頻度を上げたい、そらまめです。
試験まだあるけど、試験勉強より小説描きたい!!(学生として0点の回答)今話はタイトル通り、私にとって1番の転機だと思うので…これに繋がるような次回を書けるのか…?
では、今話も楽しんでくださいね!
私達はエルちゃんの靴を買った後、そのまま家に戻りました。エルちゃんはよっぽど気に入ったのか、私の隣で靴を抱きながら寝てます…靴…
ソラ「…断るべきでした」
ましろ「え?」
お茶を飲んでいたましろさんはコップをテーブルに置いて、ツバサくんと一緒に私の話を聞いてくれました。
ソラ「きっと、何か事情があったんです…なのに私、未熟…!」
ましろ「今度どこかでまた会えたら、その時改めてお礼を言おう?」
ソラ「いいえ!今すぐあの人を探しに行って、靴を返しましょう!」
ツバサ「えぇッ!?プリンセスは?こんなにこの靴を気に入ってるのに…出久さんも何か言ってくださいよ!」
出久「…え?えっと…」
ましろ「出久くん、また考え事してたの?」
出久さんは先ほどから…いえ、お昼頃からずっとこんな調子です…呼べば反応はしてくれるんですが、少し静かになるとすぐに考え込んでしまって…
ソラ「出久さん、私もそろそろ心配です…ヨヨさんと話してからですよね?何を話したんですか?」
出久「そ、それは_」
出久さんが理由を話そうとした瞬間、どこからか鐘のような綺麗な音が聞こえてきました…
ましろ「いっ今のなに!?」
ソラ「ヨヨさんの部屋の方から!」
ま,ツ「「ッ!?」」
出久「…もしかして…!」
私達は急いでヨヨさんの部屋の前に行き、部屋の扉をましろさんが開けました。
ましろ「おばあちゃん、大丈夫!?」
皆んなで中に入ってみると…そこには全体的に青みがかってる不思議なモヤがありました。そのモヤは近くにあるミラーパッドから現れてるようでした…そしてそれが、カバトンが生み出したことがある_
ソラ「トンネルの入り口…」
そう、私は確信しました…
ましろ「スカイランドに、繋がってるの…?」
ヨヨ「えぇ」
モヤ_トンネルの入り口の近くに立ってたヨヨさんが答えてくれました。
ヨヨ「エルちゃんが歩いた時に言おうと思ってたのはこのこと…約束通り、完成させたわよ」
ソ,ま,ツ「「!」」
エル「えるぅ…」
このトンネルの先に、スカイランドが…!
ソラ「これでエルちゃんを、スカイランドに…お家に返してあげられます!」
ツバサ「よかったですね、プリンセス!」
エル「えるぅ♪」
ましろ「よかった〜…あ、スカイランドと繋がったってことは、もしかして…」
ヨヨさんはスカイランドと一緒にもう一つの世界のトンネルも…、ッ!?
ソラ「出久さんがいた世界にも…トンネルが!?」
ヨヨ「えぇ、このトンネルの他にもう一つのトンネルがあるわ」
ましろ「それじゃ、出久くんも帰れるようになったんだね!」
出久「…うん、そうだね」
ソラ「?…出久さん、あまり嬉しそうじゃないですね?」
出久さんのうかない顔を見ながら、残念そうな反応に少し疑問が湧きました…
ソラ「どうしたんですか?帰れるようになったんですよ?」
出久「…ヨヨさん、お昼の時の話…皆んなに話しても_」
出久さんはヨヨさんに何か話そうとしましたが、ヨヨさんが待ったをかけました。
ヨヨ「今から王様と王妃様に連絡をするから、その後に…皆さんにしっかりと話しましょう」
出久「…はい」
出久さんの覚悟したような顔…いったいどんな話を?
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ヨヨ「…さて、皆んな聞いて頂戴」
王様と王妃様との連絡が終わり、スカイランドに行けるのは明日の夕方だと話が終わると、私達に顔を向けて話しかけてきました。
ヨヨ「エルちゃんを狙ってた敵を倒すことは出来たけど、まだエルちゃんを狙う敵がまだいるわ。戦いの場所はこのソラシド市から、スカイランドに移る…」
ヨヨさんはオレンジ色に染まってる空を窓から覗き見ながら言いました。カバトンを倒し、もうエルちゃんを狙うことはなくなりましたが…五十嵐や火傷跡だらけの男がまだいる以上、そうなるでしょう…ですが、なぜ今その話を?
ヨヨ「…でも、ましろさんはスカイランドでは暮らせない」
ましろ「ッ!」
ヨヨ「ソラシド市で学校に通わなくちゃいけない…勉強もしなくちゃいけない…それに_」
ましろ「ラっランボーグがエルちゃんを襲って来たら、私トンネルを使ってすぐスカイランドに助けに行くよ!?」
ヨヨ「そうね、そうしてあげて…でも、一つ屋根の下、皆んなで暮らすのは明日でお終い…寂しいけれど…」
…確かに、そうです。ソラシド市からスカイランドに移ってしまえば、ましろさんが来にくく…ん?
ソラ「ヨヨさん、どうして出久さんには何も_」
出久「ソラさん…」
私はヨヨさんに聞こうとすると、出久さんが私を呼びました。私は出久さんに向き直して聞く体勢になりました。
出久「…ソラさん…僕は、ましろさんと違って…スカイランドに助けに行くのが、難しいと思う…」
ソラ「え?それはどういう…」
出久「もしかしたら…
_しばらくの間、ソラシド市にも戻って来れないと思う…」
ソラ「………え?」
私は…自分の耳を疑いました…出久さんが、来れなくなる…出久さんと…会えなくなる…?
ましろ「どっどういうこと、出久くん!?」
ツバサ「出久さん、どうして!?」
私だけじゃなく、二人も出久さんの言葉を信じられないようでした…しかしそれは、ヨヨさんが代わりに教えてくれました…
ヨヨ「ましろさん、出久さんがソラシド市に来たのは3月だったわね」
ましろ「え?う、うん。そうだよ?」
ヨヨ「それじゃ、今は何月かしら?」
ツバサ「えっと…5月、です」
ヨヨ「そう…つまり、約二ヶ月間はソラシド市に居た…それなら、出久さんがいた世界では、約二ヶ月間居なくなってたわけね」
ソ,ま,ツ「「「ッ!?」」」
ヨヨ「あちらでは行方不明扱いになってると思うわ…その状態がこれ以上続くと、出久さんの将来にも関わってくる…」
…そうです…考えてみれば、当たり前のことでした…出久さんは突然こちらに来ました…つまり、あちらでは出久さんが突然消えてしまった訳です…!もしそんな状態が続けば、出久さんの夢が叶わなくなってしまう…!
ツバサ「…い、一緒に暮らせなくなっても、こちらに来ることは出来ますよね!?」
ましろ「そ、そうだよ!夏休みとか長いお休みもあるし!」
ヨヨ「確かにそうね…でも、ソラシド市の学校に通ってたとしても、あちらではずっと欠席扱い…これ以上欠席すると進級すら危なくなるわね。しかも、欠席中の授業内容と一緒に、今進んでる内容も全部習わないといけなくなる…そうなると、出久さんにこちらに来れる余裕は、無いと思うわ…出久さんが安心してこっちに来れるようになるのは、あと二ヶ月掛かると思うわ」
ま,ツ「「…ッ!」」
…ヨヨさんの言う通り、二ヶ月間という時間は“ちょっと”や“少し”では表せないほど長い…そんな長い期間で行われた授業内容を、これからの授業内容と一緒に習うとなると…こちらに来れる余裕は、ないです…それに、会えなくなる訳ではありません…二ヶ月の間だけ…
ま,ツ「「でっでも_」」
ソラ「二人共!」
ま,ツ「「ッ!?」」
お二人の気持ちはよくわかります…私も、とても寂しいです…ですが、それは二ヶ月の間だけ…
ソラ「…これ以上は…出久さんに、迷惑ですよ…」
ましろ「…ソラちゃん」
ソラ「二ヶ月!たった二ヶ月です…それに!もう会えなくなるわけではありませんし…!」
そう、たった二ヶ月…!それだけで、出久さんの夢を邪魔する理由にはなりません…そう、たったの…
出久「ソラさん…」
…私は今、どんな顔をしてるんでしょうか…きっと、暮らせなくなる悲しみと、会えなくなる寂しさで、酷い顔をしてます…そんな顔、出久さんに見せたくありません…見せたく、ないです…ない、のに…出久さんの顔が見たい、です…
ですが、私の頭は俯いたままで、出久さんの顔が見れません…見てしまうと、私の中の“何か”が無くなってしまうような気がして、顔が上がりません…出久さんにヒーローと呼ばれた時、出久さんと手を繋いだ時、出久さんの腕を抱きしめた時…出久さんの暖かさに触れた時、必ず私の中の“何か”が大きくなって、満たされます…これは以前、あげはさんと話した“気持ち”なんだと思います…でも、もしその“何か”が無くなったら…私が空っぽになってしまう気がします…
ヨヨ「…あげはさんにも声を掛けて、夜はご馳走にしましょう」
ここで一度話は終わり、私はすぐに自分の部屋に戻りました。皆んなはあげはさんを呼んだり、ご馳走の用意をしたりとそれぞれ行動し始めましたが…私は、ただ自分の部屋でただベッドに倒れ込むだけでした…
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あげは「…ソラちゃん、降りて来ないね」
僕達はあれからヨヨさんの言う通り、ご馳走を用意してあげはさんを呼んだところまではよかったんだけど…ソラさんが一向に降りて来ない…
ツバサ「どうしたんでしょうか…」
出久「…僕、様子を見に行ってみるよ」
ましろ「うん…出久くん、お願い」
僕は階段を上がって二階に行き、ソラさんの部屋の前まで来た。僕は扉を何回かノックしてから声を掛けた。
出久「ソラさん、大丈夫?」
…少し待っても、中から返事が帰ってこない…僕は何度か同じようにノックして声を掛けると、
ソラ「…出久さん」
出久「ッ、ソラさん、大丈夫?」
ソラ「…すみません、一人にしてください」
出久「え?」
ソラさんからそんな言葉を聞くとは…悪夢を見てた時のソラさんに戻ったみたいな、でもそれとは違うような気がして、すごく心配だ…
出久「ソ、ソラさん_」
ソラ「…お願いします…グス…一人に、してください…グス」
出久「ッ!?」
…ソラさんが…泣いてる…
出久「…ごめん…」
僕は…この言葉しか言えなかった…この言葉しか、思い付かなかった…
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ソラ「………」
ましろ「…ソラちゃん?」
ソラ「…ましろさん…あげはさん」
私の部屋の扉がゆっくりと開いて、中にましろさんとあげはさんが入って来て、私が座ってるベットに背を向けるようにベットを背もたれに床に座りました…
ましろ「ソラちゃんの分のご飯、まだ残ってるよ」
ソラ「………」
ましろ「…出久くんから、傷付けちゃってごめん、だって」
ソラ「…出久さん」
あげは「いずくん、僕が傷付けたって落ち込んでたよ?」
ソラ「…出久さん…」
あげは「…寂しいんだね、いずくんと離れるの」
ソラ「…あげはさん」
私の言葉にあげはさんは、ん?と声を出しながらこちらに振り向き、さっきまで泣いてたせいで腫れた私の目と目が合いました…
ソラ「…教えて、ください」
あげは「教えて?何を?」
ソラ「…以前、カフェで話したじゃないですか…私の、この気持ちについて…」
あげは「そういえば、そんな話したね…教えてって、その気持ちについて?」
ソラ「……私、この気持ちが最後までわかりませんでした…出久さんにヒーローって呼んでもらうと、出久さんに手を握ってもらうと、出久さんの腕に抱きつくと…それだけじゃありません、出久さんに名前を呼んでもらったり、触れられたり…目が合っただけで、この気持ちが大きくなって…すごく満たされるんです…でも、これがいったいなんなのか、わかりませんでした…」
あげは「…その答え、聞いちゃうの?」
ソラ「…卑怯だと、私も思います…ですが、出久さんがいなくなってしまう前に、この気持ちを知りたいんです!」
私はあげはさんの顔に顔を近づけて頼み込みました。それに対してあげはさんは、私に質問してきた。
あげは「…ソラちゃん、なんでその気持ちを知りたいの?」
ソラ「…え?えっと、大切な物だから…?」
あげは「どうして大切なの?」
ソラ「い、出久さんだけに対して抱く物、だから…?」
あげは「どうしていずくんだけなの?」
ソラ「ど、どうして…?い、出久さんだけなのは…
_好き、だか、ら…?」
私の口から出た、無意識の言葉…これは一番、私の気持ちにあった名前だと、確信しました…
あげは「なんで好きなの?」
ソラ「…会ったばかりでも助けようとしてくれたから、私の大切な物を取り戻そうとしてくれたから、私をヒーローと呼んでくれたから、私の友達になってくれたから、私の手を優しく握ってくれるから、私と一緒にいてくれるから…」
ましろ「…ソラちゃん?」
ソラ「…ましろさん、あげはさん、どうしましょう_」
あげは「ソっソラちゃん…!?」
ましろ「顔がすごく赤いよ!?」
二人は私を心配してくれてるのに、私はそれどころじゃなかった…
ソラ「…気持ちが…“好き”って気持ちが、収まらなくなっちゃいました…////////」
…やっと、やっとソラの自覚回を書けたぁ〜…!!さっさとフラグ立ててくっ付けたいッ!!いや、まだその時じゃない…最高のタイミングを用意している、その時まで待つんだ…待つんだ…待t、待てるかァァァッ!!10話以上毎日投稿出来る技術が欲しいィィィッ!!
では、また次回!