ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜   作:そらまめ24

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BURNINGさんの方でコラボしてます、そらまめです。
現在、BURNINGさんの作品『熱き太陽 静かなる雪の輝きに照らされて
https://syosetu.org/novel/330971/』に私の作品の主人公の一人、緑谷出久が登場します!ぜひ読みに行ってみてください!
では、今話も楽しんでくださいね!



第60話 老人

 

 

出久「スー…ハー…な、なんとか落ち着きました//」

あげは「いずくん、まだ顔赤いよ♪」

 

僕は深呼吸を繰り返して、恥ずかしさでドクッドクッとなっていた心臓を落ち着かせた…まだ恥ずかしさはあるけど…

 

出久「…ヨヨさん、色々お世話になりました。僕の部屋のノート、あのまま保管してもらってもいいですか?」

ヨヨ「えぇ、戻って来るのを楽しみにしてるわ」

出久「あげはさんも、色々な場所に連れて行ってくれてありがとうございました」

あげは「こっちこそありがとう、ましろん達と一緒にいてくれて」

 

僕は二人に挨拶を終えると、僕はソラさんの時のようにミラーパッドのボタンを今度は三回押した…すると、トンネルが閉じた瞬間に全体的に緑色身がかったモヤが現れた…これが、超常の世界へのトンネル、この先に…って、

 

出久「ヨヨさん、スカイランドへのトンネルの出口は城に繋がってるって言ってましたけど、こっちのトンネルはどこに繋がってるんですか?」

ヨヨ「一先ずは、私の知り合いの所へ繋げといたわ。今後もお世話になるかしれないしね」

出久「知り合い?ヨヨさん、僕がいた世界にも行ったことがあったんですね?」

ヨヨ「言ってなかったかしら?いくつかの世界を調べに行ったって」

 

そういえば、エルちゃんがホームシックになった時に言ってた…ヨヨさんの知り合いって、どんな人なんだろう?

 

出久「…それじゃ、行ってきます!」

あげは「頑張ってね!」

ヨヨ「気をつけて」

 

僕はゆっくりと、トンネルの中に足を踏み入れて行った…

 

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?「………」

 

火傷跡だらけの男は、今目の前で実験をする五十嵐をジッと見守る…

 

五十嵐「膨大なエネルギー、操作可能なエネルギー…」

 

五十嵐は目の前にいるフュージョンにスカイジュエルを取り込ませ、左手のひらから渦を巻くように出てくるアンダーグ・エナジーをフュージョンに注ぎ込む…

 

五十嵐「世界を繋ぐ鏡…そして、世界間の強い繋がり…!」

 

空いてる手で何かしらの鏡の破片をフュージョンの目の前に置き、さらに以前男が回収した青色と緑色が渦巻く宝石をフュージョンに取り込ませた…すると、フュージョンが虹色に、または黒色に光り輝きながら破片に体の一部を伸ばした。すると、破片の形が整われ枠が着き、手鏡のように変わった。

 

五十嵐「…出来た…!」

 

五十嵐は新たなに生まれた手鏡を手に取った…すると、手鏡にアンダーグ・エナジーを流すと、鏡面に風景が映し出された。そこには普通の人も見えれば、異形の人も見れた。

 

五十嵐「これで、ディープパッドで不可能だった“未確認地点への移動”が間接的に可能になった…これで、元の世界にも行ける…!」

フュージョン「フー!」

?「そうか…よく頑張ったな、風磨」

 

男は後ろから五十嵐の頭に手を置き、撫でながら褒めた。

 

?「…これで、俺の目的が達成出来るのか…」

五十嵐「…うん。だけど念のため、試験的に俺が先に行く。兄さんはその間に準備してて」

?「あぁ…待ってる」

 

男は五十嵐に背を向けると歩き出し、その場を後にした。

 

五十嵐「さて、手鏡…ディープフォンでいいか、これであっちに向かったかもしれない、あいつを探すか…」

 

五十嵐はディープフォンで、しばらく鏡面に映る風景を見続けた…

 

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出久「…あ、あれは…!」

 

僕は少しの間、淡い緑色の光が輝くトンネルを歩いてると、光が強く輝いてる部分、出口が見えてきた…!

 

出久「…もうすぐで、元の世界に…!」

 

僕は少し歩みを早めてすぐに出口を通り抜けた…すると、目の前に壁に立った小さなコスチュームを着てるお爺さんが立って、た…

 

出久「え?」

?「ん?」

 

これって、もしかしなくても…壁だと思ってたのは床で、僕の目の前にあったってことは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドーッン!

 

 

 

 

出久「うわッ!?」

?「ゴフッ!?」

 

案の定、僕はお爺さんの上に落ちてしまった…

 

出久「いてて…ハッ!お爺さん、大丈夫、で…」

 

僕は急いで下敷きにしてしまったお爺さんから降りて安否を確認しようとした時、僕は…見てしまった…うつ伏せになりながら、床を赤くしてるお爺さんを…

 

出久「うわァァァッ!!?ぼ、僕はなんてことをォォォッ!!?」

?「ヒョイ、生きとる!」

出久「うわァァァッ!!よかったァァァッ!!」

 

僕は大絶叫した後、お爺さんの手を取ってゆっくり起き上がらせて、近くに落ちてあった杖を渡した…よかったぁ…

 

?「いやぁ、まさか切ってないソーセージにケッチャプぶっ掛けたやつ運んでたら、上から人が落っこちてくるとは…プルプル」

出久「本当にごめんなさい!!」

?「誰だ君は?プルプル」

出久「えっと、緑谷出久です!」

?「なんて?プルプル」

出久「緑谷出久です!!」

?「………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰だ君は?」

 

やっやばい…かなりお年を召している…!ヨヨさんの知り合いってことは、昔からの友人なのかな…?

 

出久「あ、あの_」

?「ん?どうした俊典?プルプル」

出久「違います!えっと…ヨヨさんから、お話は聞いてませんか?」

?「…話は聞いておるぞ…あっちでヒーロー、やってたんだってなぁ?」

出久「ッ!?」

 

なんだ…さっきまでと、雰囲気が違う…!さっきまでプルプルしてたのに…!

 

?「前にヨヨから連絡が来たと思っとったら、世界レベルの迷子が来よったって聞いて、盛大に笑っちまったぞ!」

出久「迷子…そう、言えなくもないです_」

?「そして、仲間と共に赤ん坊一人を守った、ヒーローだとも聞いた…」

出久「ッ!」

?「お前さんが本当にヒーローかどうか、見てみたくなった…なってみなさいなぁ、プリキュアに…!」

出久「ッ…あなたは、いったい…!?」

 

僕に急にプリキュアになれなんて…さっきから気にはなっていたんだ…お爺さんの服装…ヒーローコスチュームが…

 

?「そういやぁ、名乗ってなかったなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラントリノだ…ボサッとせんで、なってみんか!受精卵小僧!」

 

 

 

 

お爺さん…いや、グラントリノ…!僕が知らない、プロヒーロー…!

僕はグラントリノの催促に従って、ミラージュペンを取り出した。

 

出久「…いきます…ヒーローが来た!」

 

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五十嵐「…ここは…」

 

いつも通りに、今回は少し長めのトンネルを抜けると、そこはどこかの路地裏だった…

 

五十嵐「…どこだ、ここ?」

 

路地裏から人が通る道に出てみると、微かに昔の記憶を思い出しそうになった…だけど、昔過ぎて中々思い出せない…

 

五十嵐「…懐かしい感じはするんだけどなぁ…」

 

俺はディープフォンを除いて、先ずは辺りにいるはずのあいつを探した…

 

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クラウディ「覆いひろがる途切れない希望!キュアクラウディ!」

 

僕はプリキュアに変身して、グラントリノを見据えながら身構えた…!

 

グラントリノ「ヒーローが来た、か…まるでオールマイトみてぇだな…」

クラウディ「あぁ、実はオールマイトリスペクトで…」

グラントリノ「…フッ、今のお前さんがオールマイトのようなヒーローか、試させてもらうとするかのぉ…」

 

グラントリノがそう言い終わった瞬間、息を少し吸った瞬間…その場からものすごいスピードで壁に移動した!

グラントリノを目で追おうとすると、一瞬の内に視界から外される…そして、次の瞬間、

 

クラウディ「ガッ!?」

グラントリノ「ほらほらどしたぁ!!まだ始まったばかりだぞ!!」

 

僕の背中に衝撃が走ると同時に、グラントリノの声が…僕は、後ろから蹴られたのか…振り向いても、既にそこからいなくなってた…僕はすぐに部屋の真ん中まで一蹴りで移動して、次の攻撃を警戒する…

 

グラントリノ「どうした?真ん中じゃ、格好の的だぞ?」

 

いや、この速度で動かれてたら、壁際で攻撃する方向を制限しようとしても、グラントリノの壁から壁への移動速度を考えると、壁に近い方が逆にマズい…!それなら、全方位から攻撃される代わりに攻撃されるまでの時間がほんの少しでもある真ん中で_

 

グラントリノ「ただの小僧じゃないようだな」

クラウディ「ガハッ…!?」

 

また背中を蹴られた…目で追えない速度で動かれたら、壁際でも真ん中でも意味がない…なら、先ずはその速度を封じる…さっきの二回の攻撃は全部背中、なら!

 

クラウディ「フッ!」

グラントリノ「分析と予測か」

 

振り向きざまにグラントリノに横蹴りをした…だけど、空中で横に躱された…ただ早く動くだけじゃない、僕と同じように空中を移動出来る…!だけど、それが出来るのはグラントリノだけじゃない…!

僕は横蹴りしてる足前に雲を出して、それを今の勢いのまま蹴って後ろに滑るように回避した。

 

グラントリノ「お!」

クラウディ「まだ!」

 

後ろに滑ってる途中で身を翻すようにジャンプして、空中に雲を出してそれを踏んで…一気にグラントリノに蹴る体勢を取りながら近づく!

 

グラントリノ「動きは悪くない…だが_」

 

グラントリノはすぐその場から移動されて、僕の攻撃は入らなかった…

 

クラウディ「ッ!」

グラントリノ「雲を足場にして、それを踏む…その二手間がある限り、スピードじゃ追いつけないぞ」

 

グラントリノのそう指摘されてしまった…空中だと、どうしてもグラントリノに追いつけない…なら!

 

クラウディ「フッ!!」

グラントリノ「追いかけっこか?なら、追いついてみろ!」

 

僕は雲を出して足場にして、それを踏んでグラントリノを追う。もちろん、グラントリノにはそれだけじゃ追いつけない…だけど、僕はひたすらに壁や床を飛んで、雲を出して足場にして、それを繰り返す…

 

グラントリノ「俺の体力切れ狙いか?まだ喋ってられるぞ?」

クラウディ「…グラントリノ、余所見してていいんですか…?」

グラントリノ「?、おっと…」

 

グラントリノは僕の掛け声があったおかげか、目の前に雲にぶつからずにすんだ…だけど、グラントリノは少し驚いたような表情になった。

 

グラントリノ「ほぉ、雲を出しっぱに出来るのか!」

クラウディ「これで、一手間省きました…!」

グラントリノ「…なら、さっさと追いついてみんか!!」

クラウディ「はい!!」

 

その後も僕はグラントリノを追いかけ続けた…経験の差があるからか、すぐに追いつけないけど…今までの動きから、次に何処へ移動するかを予測して…グラントリノが部屋の真ん中の雲を踏んで移動しようとした瞬間…部屋の中にある雲を全部消した!

 

グラントリノ「おっと、こりゃやられた!」

クラウディ「今!」

 

グラントリノの隙を逃さず、壁を踏んで飛んだ勢いを乗せて、飛び蹴りを決める…!

 

グラントリノ「ッ!!」

クラウディ「なッ!?」

 

グラントリノは一瞬の焦りも見せずに、その場を横に避けて僕の蹴りは空振りになった…それどころか、僕の蹴りは壁際にある写真立てとか鏡に当たりそうになった…!

 

クラウディ「あ、ッ!!…グハッ!?」

 

飛び蹴りの先に慌てて雲を出して、ぶつかるのを防いだ…だけど、そのせいで空中で転けるように体勢が崩れて、壁に背中から勢いよくぶつかってしまった…

 

クラウディ「いてて…」

グラントリノ「惜しかったのぉ…じゃが、見させてもらった、お前さんのヒーローとしての実力を…」

クラウディ「ど、どうでした…?」

グラントリノ「…及第点じゃな…だが、たった二ヶ月でここまで動けてる点を含めば、伸び代があるのぉ」

クラウディ「ッ!…ありがとうございました!!」

 

…今、プロヒーローの方に、褒められた…これで満足しないで、これからもっと頑張っていこう!

 

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グラントリノ(たく…ヨヨの言う通りになっちまったなぁ…)

 

グラントリノは、二ヶ月前に連絡した時の会話を思い出してた。

 

グラントリノ『ブワッハハハッ!!久しぶりに連絡してきたと思ったら、こっちの世界から迷ってきた奴がおるのか!!』

ヨヨ『えぇ、すぐには難しいと思うのだけど、元の世界に返す時にあなたの元に一度送ろうと思うの』

グラントリノ『それはどうしてじゃ?帰る場所の近くでもいいんじゃないのか?』

ヨヨ『…その子、ヒーローを目指しているの』

グラントリノ『…なるほど…なら、こっちに来た時に軽く手解きしてやろうかのぉ』

ヨヨ『えぇ、そうしてちょうだい…最も、必要が無くなるかもしれないけどね』

 

グラントリノは、会話内容に苦笑しながら…頬に出来た擦り傷から流れる赤い血を、手で拭った…

 

 




グラントリノとの腕試し…大変だったぁ…以前から投稿日がテスト当日とよく被るので、勉強そっちのけで執筆頑張らないといけなかったので、今週が終われば投稿頻度を早く出来る…早く終われぇ〜!!
長期休暇に入りましたら…投稿頻度をすごく早く出来ないだろうか…毎日投稿とか(うん、すぐに力尽きそう…)
では、また次回!
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