ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜   作:そらまめ24

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やっと試験が終わりました、そらまめです。
投稿頻度、上げていこう!!(三日坊主にならなければいいんだけど…)ただ、実家に帰ったり合宿に行ったりするので、投稿タイミングを遅らせることがあるのはご了承ください…
では、今話も楽しんでくださいね!



第61話 母

 

 

グラントリノ「いやぁ、助かるわい!」

出久「い、いえ…」

 

僕とグラントリノは戦いが終わった後、荒れてしまった部屋の掃除をしてる…

 

グラントリノ「なんでか椅子とか机とか倒れてたからのぉ!」

 

これ、素なのかな…?さっき僕達が飛び回ってたせいで、ぶつかったり足場にして倒しちゃってたけど…

僕がそんな風に考えながら、壁に着いた時の衝撃で落ちた棚の上の埃を拭いてると、さっき僕が当たりそうになった鏡と写真立てが目に入った。

 

出久(この鏡…よく見たら、ヨヨさんが持ってるミラーパッドと同じだ)

 

ここにもミラーパッドが…って思ったけど、さっきヨヨさんと連絡取ったって言ってたから、これで連絡してたんだろう…そう思いながら鏡から視線を外すと、ふと写真立てが視界に入った。人の写真を見るのは失礼だけど…古い写真に写ってる人が気になってしまった…

 

グラントリノ「どうした、手が止まっとるぞ」

出久「あっごめんなさい!その…写真が気になって…」

グラントリノ「写真?」

出久「…ここに写ってる人って…グラントリノと…ヨヨさん?」

 

僕が指差した人物、多分四十代くらいの時の二人と小さな子供が二人、写ってた…

 

グラントリノ「そうじゃが?」

出久「えっと、二人の関係ってもしかしなくても_」

グラントリノ「夫婦じゃが?」

出久「早ッ!?ってか、やっぱり!」

 

グラントリノの方に向き直しながらそう叫んだ時、ふと思ったことがある…どうして別々で暮らしてるんだろう…いや、家族関係の話は聞いちゃダメだ…僕は写真立てを拭いて元の位置に戻した。

 

グラントリノ「…ヨヨは、元気だったか?」

出久「…え?連絡してたんじゃ_」

グラントリノ「鏡越しじゃわからないこともあるだろ…」

出久「…とても元気でしたよ。僕達をよく気遣ってくれて…用意周到すぎだなぁって思うぐらいで…」

グラントリノ「…そうか」

 

グラントリノがそうボソッと呟いた…その時の表情は、とても安心したものになってた…

 

グラントリノ「ボサッとせんで、早よ掃除せんか!」

出久「はっはい!」

 

僕は慌てて、急ぎながらも丁寧に掃除してった…

 

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五十嵐「………」

 

出久が部屋の中を掃除している間、建物の外から中を眺める五十嵐がいた…

 

五十嵐「…爺さん、元気そうだな…」

 

ただし、眺めていたのは今まで戦ってきた相手ではなかった…

 

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出久「すみません、ここまで送ってもらって…」

グラントリノ「いいんじゃよ、ヨヨに頼まれてたしのぉ」

 

掃除を終わらせた後、グラントリノと一緒に新幹線を経由して、僕の家がある住宅街まで戻ってきた。ソラシド市を出たのが夕方だったから、夏近くなのにもう辺りは暗くなってる…

 

グラントリノ「お前さんの母親に、詳しい事情を説明せんとダメじゃからなぁ」

出久「ありがとうございます…あ、ここです」

 

僕達は家があるアパートに着いた…久しぶりの家だ…

 

グラントリノ「ほれ、お前さんの家はわしはわからんぞ?」

出久「あ、そうですね…こっちです」

 

僕はグラントリノを案内しながら、もうすぐで自分の家だ、と思いを馳せていた…それと同時に、今お母さんは大丈夫だろうか、と心配してならない…そう思ってると、もう僕の家の前だ…

 

グラントリノ「…開けんのか?」

出久「え、えっと…心の準備が_」

グラントリノ「焦ったいのぉ!!」

 

グラントリノは僕が動かないから、勝手にインターホンを押された!?

 

出久「グっグラントリノ!?」

?「はーい…」

出久「ッ!」

 

扉の先から、聞き覚えがある声が聞こえてきた…心臓の音がどんどん大きくなるのを感じてると、扉がゆっくり開いた…

 

?「こんな夜遅くに、どちらさ…ま…」

出久「……お母さん」

 

僕の目の前に…会いたかった、僕の母親がいる…

 

引子「…ッ、出久!!」

出久「ッ!?」

引子「今までどこに行ってたの!!?心配したんだから…!!」

出久「…ごめん」

引子「……グス…おかえり、なさい…!」

出久「ッ…ただいま…お母さん!」

 

僕を抱きしめてくれてるのは、間違いなくお母さんだ…帰って、来れたんだ…!

 

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五十嵐「………」

 

新幹線に乗ったあいつと爺さんを追いかけるため、ディープフォンで行き先を見て、ディープパッドでこの住宅街に来た…そして、少し離れた建物の屋根の上から、抱きしめ合ってるあいつとあいつの母親を眺めた…

 

五十嵐「…母さん、か…よかったな…」

 

俺は…目の前であいつが家族に再会出来たことを嬉しい、そう思った…それとは別に、兄さんの目的を進めるためにどうすればいいか、と悩んだ…

 

五十嵐「…スカイランドに来させる理由作りでもしてくるか…」

 

俺はディープパッドで現地にいる虫に会おうと思い、トンネルを作ってくぐって行った…

 

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引子「…えっと、つまり…出久は別の世界に行ってしまって、その間ずっと一人の赤ちゃんをぷりきゅあ?達と一緒になって守ってた、と…?」

グラントリノ「まぁそんなところじゃ」

 

今目の前で、グラントリノが説明した内容を頭を痛ませながら必死で理解しようとしてるお母さんがいる…

 

出久「えっと…本当に、別の世界に行っちゃって…そこで、エルちゃんって子を友達と一緒に守ったんだ!」

引子「…出久、大丈夫よ…お母さん、疑ったりしてないから」

出久「ッ!」

引子「…別の世界とか、プリキュアとか…私にはよくわからないけど…ヒーローに、なれたんだね?」

出久「…うん!!」

 

お母さんは僕の頭を優しく撫でながら、そう言ってくれた…ヒーローって…!

 

引子「…お母さんね、出久がいなくなって、すごく悲しかった…でも、それ以上に…出久が夢を諦めずに、別の世界に行っても頑張って…すごくすごく、嬉しいよ…!」

出久「…お母さん…!」

引子「…でも、心配してなかったわけじゃないのよ…遺書が書かれてて、それなのに出久の姿がなくて…私、本当にどうすればいいかって…!」

出久「あぁっ泣かないで!お母さん…」

 

お母さんは、本当に昔から心配性だ…

 

五十嵐『親の幸せは子供が長生きすること、親の不幸は子供が先にいなくなること、これは子供の幸せと不幸も同じだ。家族の顔が見れなくなったら、声を聞けなくなったら…会えなくなったら寂しいだろ』

 

でも…それは僕も同じかもしれない…お母さんに会えなくて心配になった…お母さんに会えてホッとした…五十嵐の言う通りだ…

 

出久「…僕も、お母さんに会えなくて…寂しかった…」

引子「出久…」

出久「…これからは、お母さんを心配させないような…そんなヒーローになるよ!」

引子「…うん!これからも…応援したいって思わせるヒーローになってね!」

出久「ッ…うん!!」

 

僕は…お母さんの息子でよかった…そう思えた瞬間だった…

 

グラントリノ「…それじゃ俺は、ボチボチ帰らせてもらうとするかのぉ」

引子「あ、せっかくですし一緒に晩ご飯でも_」

グラントリノ「折角の家族水入らずじゃ、部外者はさっさと立ち去るわ…おい、小僧」

出久「は、はい!」

グラントリノ「俺はしばらく駅近くのホテルに泊まる、何かあったら来い」

出久「ッ…はい!」

 

僕とお母さんはグラントリノを玄関まで見送った…

 

引子「…よし!出久、今日の晩ご飯は何がいい?」

出久「…じゃ、カツ丼!」

引子「うん!すぐに作るから待ってて!」

出久「お母さん、僕も手伝うよ!」

 

僕は…会えなかった二ヶ月間を埋めるように、お母さんと一緒に過ごした…

 

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五十嵐「…あの虫、どこにいるんだ…?」

 

俺は今、スカイランドの人が普段から少なく、今の深夜帯では誰もいない路地を歩いてた…すると、遠くの方から爆発音が聞こえた。おそらくあの虫がランボーグを作って暴れさせてるんだろう…計画の準備のために…

 

五十嵐「さっさと虫に計画修正させねぇと_」

?「計画修正って?」

 

俺はどこかで聞いたことがあるような声が聞こえ、声のした方を向いてみたが…人の姿は()()()()()()…だが、

 

五十嵐「…おい、虫がどこに_」

?「えっなんで場所わかるの!?」

五十嵐「…アンダーグ・エナジーが丸見えだ」

?「へぇ、それで見えちゃうんだ…()()()()含めると四人目かも!」

 

何も無い空間から聞こえた言葉…リーダー…

 

五十嵐「…兄さんの手下か、どうしてスカイランドにいる?」

?「もう一度忍び込めって言われたの!バッタモンダーさんの手伝いをしろって!」

五十嵐「…手間が省けた…虫にこう伝えろ…『獲物を連れて来る』と…」

 

俺はそう言って、準備をするために念のため置いてきたフュージョンに会いに行った…

 

 




口調が合ってるか少し心配…ヒロアカの方をリアクション動画と一緒に見ながら、復習しておりますが…ちょっと心配…汗。ハァ〜、どこかのヒロアカが詳しい読者の方が、コメントしてくれたらなぁ…コメント待ってます!
では、また次回!
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