ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜 作:そらまめ24
次回は私が書く、そらまめです。
この話の続きを私が…未熟な私がいいのだろうか…?だが、竜魅さんから書きましょうと言われたら、ここで書かずして何が小説投稿者だ!!(カッコいいこと言ってるつもりのダサ男)
私の戯言はこのぐらいにして、竜魅さんの作品をお楽しみください!!(毎度のことながら頭が上がらない…大汗)
では、if作品も楽しんでくださいね!
出久「力を、受け継ぐ…?」
オールマイト「HAHAHAHA!! なんて顔をしているんだ!? 提案だよ。本番はここからさ…いいかい少年……」
オールマイトは手を一度上げてから、出久さんに指を指しました。
オールマイト「私の
ソラ「ものすごく吐血してますが大丈夫なんですか!?」
オールマイトは吐血しながらそう言いましたが、私は吐血の勢いがすごくて思わずそっちの心配をしてしまいました。
オールマイト「大丈夫さ少女。それと少年、これは私の力の話さ」
出久「力って、もしかして"個性"…?」
オールマイト「そうさ…写真週刊誌には、幾度も『怪力』だの『ブースト』だのと書かれ、インタビューでは爆笑ジョークで茶を濁してきた。
「——私の"個性"は聖火の如く引き継がれてきたものなんだ」
その内容は、あまりにも突拍子もないことでした。
ソラ「待ってくださいオールマイト! 受け継がれてきたって、"個性"をですか!? 確かにオールマイトの"個性"については世界七不思議の1つとして議論されていますが……"個性"を他人に引き継がせる"個性"なんて、そんな"個性"は聞いたこともありません!!!」
出久「ソラさんの言う通りだ。有史以来そんな"個性"は確認されていないはず。そもそも"個性"というのは生まれつきの固有の身体的特徴であってそれを譲渡できるなんて"個性"そのものを否定することになってしまって……ブツブツブツブツブツブツブツ」
オールマイト「君はとりあえず否定から入るな…ナンセンス!!!」
オールマイトは出久さんのブツブツを否定と認識し、ナンセンスとか言いましたが、確かに否定から入ってしまうかもしれません。
何故なら"個性"はその人の特徴、形あるものが力へと変わっている物だとも出久さんと読んだ本で書いてありましたし……。
オールマイト「私は隠し事は多いが嘘はつかん! "
「——『ワン・フォー・オール』」
出久「『ワン・フォー・オール』……」
ソラ「『一人はみんなのために』……?」
出久さんはオールマイトが言った"個性"の名前を繰り返し、私はその意味を呟きました。
オールマイト「そうだ! 1人が力を培い、その力を1人へ譲渡。その1人が更に力を培い、また新たな1人へ譲渡。この繰り返しにより極限まで磨き上げられた…まさに力の結晶!!」
オールマイトの話を聞けば、恐らくそれは前からとかじゃない…おそらく、何世代も前から、今に至るまで受け継がれてきたって意味だと思いました。
出久「そんな大層なものを、なんで…なんで僕にそこまで…」
オールマイト「元々…後継は探していたんだ。そして、君になら渡してもいいと思ったのさ。"無個性"でただのヒーロー好きな君は、あの場の…あの時の誰よりも…"ヒーローだった"!!!」
出久「ッッッッ!!!!」
ソラ「…!」
オールマイトの出久さんへの言葉は、私にとっては救いのような言葉でした。
幼いころ、都会に慣れなくていじめられていた私を助けてくれたり、ましろさんやツバサくんにも手を差し伸ばして……自分がいじめられてもめげず、必死に頑張って来た彼が…出久さんが…私たちのヒーローが今…憧れに認められてる…!私は、自分のことのように、嬉しくなりました…。
オールマイト「まぁしかし、君次第なんだけどさ。どうする?」
出久「(ここまで言ってもらえて…僕なんかに大事な秘密を晒してくれて…あるか? いや、ないだろ…! あるわけない! 断る理由なんて!!)」
出久さんは自分の涙を袖で拭き、立ち上がって、オールマイトをしっかり見て答えました。
出久「お願い…します!!」
オールマイト「即答。そう来てくれると思ったぜ…!」
私の目の前では今、奇跡のような…いいえ、ここから始まる物語のような…そういう場面を見ている気がしました。
——◆——
あの後、オールマイトと連絡先を交換し、私と出久さんは別れて家に帰りました。
ソラ「ただいま」
家に着き、扉を開けて入れば、ドダドダと足音が聞こえました。
するとリビングの扉が勢いよく開き、ましろさんとツバサくんが駆け寄ってきました。
ましろ「ソラちゃん!」
ツバサ「無事だったんですね!」
ソラ「ましろさん、ツバサくん…」
2人はとても心配してそうな顔をしていました。
その理由を聞けば、あの事件は既にニュースになっていたみたいです。
ましろ「出久くんは大丈夫なの!? 2人ともあの後連絡したのに全然出なかったから…!」
ソラ「そ、そうだったんですか!? ごめんなさい! でも大丈夫です!」
ツバサ「良かった……にしてもソラさん」
ソラ「はい?」
ツバサ「何かいいことありました?」
ソラ「はい! 実は出久さんがオーr……ッ!!」
私は先ほどのことを話そうとしましたが、すぐに止まりました。その理由はオールマイトに言われたからです。
オールマイト『このことは家族にも他言で頼むぞ』
他者に"個性"を受け継がせる"個性"。それは簡単に言えることではない。
オールマイトはそれを世間に公開していませんでした。それに、オールマイトの代まで引き継がれ、それを知る者はいません……。
ましろ「ソラちゃん…? 出久くんがどうかしたの?」
ソラ「な、何でもありません! 私、手を洗ってきます!」
ましろ「あっ……」
私は駆け足で洗面所に向かいました。
——◆——
海浜公園。
出久「ぐぅぅぅッ! ぐっ!」
オールマイト「へいへいへ~い! なんて座り心地のいいい冷蔵庫だよ! だけど君、意外と鍛えているね」
出久はオールマイトが体操座りで乗っている冷蔵庫に紐を結んで必死に引っ張っていたが、ピクりとだけ動きかけたが、動くことはなかった。
出久「ギャっ!! そりゃあだって……オールマイト270kgあるんでしょ……」
オールマイト「いーや、痩せちゃって今は255kg」
オールマイトオタクである出久は体重を言うも、オールマイトは瘦せたと言い、的確な体重を自ら暴露する。
それに対して出久は「その差はもはやただの誤差では」と心の中で思った。
出久「ていうか僕、なんで海浜公園でごみ引っ張っているんですか……?」
オールマイト「それはアレさ! 君まだ器じゃないもの」
出久「え!? 仰ってることが前と真逆!! うわぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!」
オールマイト「身体だよ身体。それとまだとも言ったよ」
出久はゴミのことなどをオールマイトに聞けば、オールマイトのまさかの言葉に絶望し地面に向かって叫ぶ。
だがオールマイトは出久に向けてスマホをかざし写真を撮りながら訂正した。
出久「から、だ…?」
オールマイト「そう、『
出久「四肢が!? …あっそれじゃあつまり、ゴミ掃除で体を作り上げるためのトレーニングをする。ですか?」
オールマイト「YES! だがそれだけじゃない。昨日ネットで調べたらこの海浜公園、一部の沿岸は何年もこの様の様だね」
出久「え、えぇ…海流的なアレで漂着物も多くて、それにつけ込んで不法投棄もまかり通っていて地元の人間も寄り付かないです」
オールマイト「最近のヒーローは派手さばかり追い求めるけどね、本来ヒーローとは奉仕活動! 地味だなんだと言われてもそこがブレちゃいかんのさ!」
オールマイトは先ほど出久が引っ張っていた冷蔵庫を片手でいとも簡単にぺしゃんこにしていき、完璧に潰し、その力の風圧でオールマイトの周りにあるゴミは上へと吹き飛んでいった。
そしてその背後には本来あるべきはずの綺麗な海と太陽の姿があった。
オールマイト「この区画一帯の水平線を蘇らせる! それが君のヒーローへの、第一歩だ!」
出久「第一歩? これを掃除? 全部!!?」
そのとんでもなことに出久は思わず周りを見渡した。
あまりにも多すぎる、そして何トンで三桁は言ってるであろうゴミの山。
それらを全て掃除するとなると、いったいどれほどの時間と体力が必要なのか、否、あったとしても簡単にはいかないのは目に見えていた。
オールマイト「緑谷少年は雄英志望だろ?」
出久「は、はい! 雄英はオールマイトの出身校ですから…いくなら絶対雄英だと思ってます…! それに…みんなで雄英に行こうって、約束しましたから!」
オールマイト「この行動派オタクめ! クゥ~!! っと、そういえば青天少女は来なかったね。あの時に声をかけたんだが…遠慮したのかな?」
出久「いえ、ソラさん真面目ですし、朝もよく一緒に走り込みしてたんですが……」
オールマイトは昨日にトレーニングのことを出久と一緒におり、秘密の共有をしたソラにも声をかけていた。
出久も早朝、登校前にはよく走り込みなどと言ったトレーニングを一緒に心がけていた。だがそんな真面目なソラが来ていないのは意外と思っていた。
?「お待たせしました~!」
オ,出「「?」」
2人がそんな話をしていると、第三者の声が聞こえ、2人は振り返った。
そこにはトレーニング用のジャージを上下に着て、片手に風呂敷で包まれたものを持っているソラだった。
ソラ「おはようございますオールマイト、出久さん! それとすみません! 予定より遅れてしまって!」
オールマイト「おはよう青天少女! 気にすることないよ。と言ってもさっきまで君のことを話していたけどね!」
出久「おはようソラさん、それは?」
出久がソラの持っている物を指摘すれば、ソラはそれを出久に渡した。
ソラ「出久さんきっと朝食とか取らず行くと思ったので、軽食でおにぎりを作ってきました!」
出久「えぇ!? いいの!?」
ソラ「はい!」
オールマイト「緑谷少年、朝食を取っていないのかい?」
出久「あ、はい…その、お母さんにバレる可能性もあって…」
オールマイト「確かにそうだが、食事は大事だぞ! 体を鍛えるにもそれに必要なエネルギーが必要なんだ!」
出久は、母に自分がオールマイトに鍛えてもらうことを秘密にするためにも、朝食を取らずに来ていたのだ。
それに対しソラは気づいており、おにぎりを作ったために、遅れてしまったようなのだ。
オールマイト「とはいえ、これからのトレーニングでは食事にも気を使わなくちゃいけない。青天少女にもそれらの内容は共有しておこう」
ソラ「本当ですか!? というよりも、どんなトレーニングを…?」
オールマイト「それはコレ! 私考案の『目指せ合格アメリカンドリームプラン!』『
オールマイトはその内容が書かれている複数枚の紙を出し、出久に差し出した。
出久はそれを受け取り、内容を見ながら紙をめくっていく。
出久「寝る時間まで…!」
ソラ「入試まで残り10ヶ月…当日までこれをですか!?」
オールマイト「YES! でもこれね。ぶっちゃけ超ハードなの。ついてこれるかな!?」
出久「そりゃ……もう…! 僕は他の人より何倍も頑張らないといけないんですから…! やります!!」
オールマイト「ク~! いいね! 青天少女も協力頼むよ!」
ソラ「はい! 頑張りましょう出久さん!!」
出久「うん!!!」
オールマイト「(青春してるなぁ…十代って素晴らしい!!)」
顔こそ変わってないがオールマイトは2人を見て微笑んでいた。
私が次回を書くとしたら…イチャイチャ回?笑(竜魅さんに怒られてしまえ)う〜ん…原作との違いを出したいので、このif作品は“出久強化”タグが付く感じにしましょうかね♪
では、本編もよろしくお願いします!