ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜 作:そらまめ24
過去最高に書くの難しかった、そらまめです。
やばい…頭がパンクしそう…書くの難しかったです汗。ですが、なんとか纏められたのかな、と…駄文になってないことを願います…
では、今話も楽しんでくださいね!
ましろ「出久くぅ〜ん!!…出久くぅ〜ん!!」
ツバサ「出久さぁ〜ん!!…僕、あっちを探して来ます!」
私達は街を囲む塀の外側で、消えてしまった…出久くんを探してます。昨日は街の中を探したんだけど…どこにもいなくて…今日は街の外を探そうってことになりました。今探しに来てるのは、私と怪我が治ってきたツバサくん、お城にいた無事な兵士数名、治療でなんとか動けるようになった青の護衛隊数名。青の護衛隊さん達には休んでて欲しいって思ったんだけど…正直、こんな広い範囲をたった数名で見つけられるのかな、って心配だったからとても嬉しかった…これで、出久くんが見つけられれば…心配だよ…
ましろ「…ソラちゃん…」
出久くんが心配、それはもちろん…なんだけど、他にも心配しなきゃいけないことがあって…王様と王妃様はバッタモンダーのせいで目覚めない…私達を助けてくれたシャララさんも、今も目覚めてない。ただ、お医者さんはシャララさんはもうすぐで目を覚ますって言ってたから、少し安心はした…でも、ソラちゃんは…
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ソラ「………」
ベリィベリー「…ソ、ソラ」
ソラ「…ベリィベリーさん…ましろさんも…」
私とベリィベリーさんは今日の捜索が終わった後…ソラちゃんがいる部屋にやって来た…
ましろ「ソラちゃん…あのね_」
ソラ「出久さんは…?」
ベリィベリー「…すまない…今日も見つけられなかった…」
ソラ「…そうですか…ありがとうございました」
私がソラちゃんに話そうとすると、食い気味に聞かれた…ベリィベリーさんが代わりに話してくれた…出久くんを見つけられなかったこと…だけど、ソラちゃんはまるで何も感じていないような生返事だった…
二日前から…出久くんがいなくなってしまった日からこうなっちゃった…部屋から一歩も出ようとしなくて、ただベッドの上で横になって、持ってきた食事もあんまり食べてなくて…ソラちゃんは、あの日から無気力になっちゃった…
それに、ソラちゃんがいる部屋の前を通ると、中から泣いてる声も聞こえてくる時がある…前と同じように、悪い夢をまた見始めたって…それはそうだよ、だって…好きな人が目の前で消えてしまったんだもん…
ましろ「…ソラちゃん、明日はもっと範囲を広げて探そうって話になったの…」
ソラ「そうですか…」
ましろ「…それで…」
ソラちゃんに元気になってほしい…それなのに…なんて声を掛ければいいか、わからないよ…
ベリィベリー「ましろ…」
ましろ「ッ…」
ベリィベリー「…また来るぞ、ソラ」
私が思い悩んでると、ベリィベリーさんの手が私の肩に置かれて、部屋から出るように促された。私とベリィベリーさんは部屋から出て、扉をゆっくりと閉じた。
ましろ「…ベリィベリーさん…ソラちゃんに、なんて声を掛ければ…」
ベリィベリー「ましろ…落ち込んでる相手に無理に色々言っても、相手には届かない…腕を怪我をした時、私は周りの心配の声が…聞こえなかった」
私が思ってたことを言うと、ベリィベリーさんは過去の経験を話してくれた。ベリィベリーさんは昔腕を怪我して、そのせいで青の護衛隊に入るのに三年間努力したって…
ベリィベリー「諦められなかったから、なりふり構わずに努力し続けた…ソラは、私とは別の意味で諦められないのかもしれない」
ましろ「諦め、られない…?」
ベリィベリー「…出久という奴が、いなくなってしまったことを…認めたくないのかもしれない」
ましろ「ッ!?」
ベリィベリーさんの話に驚きを隠せなかった…だって、ソラちゃんは目の前で、出久くんを…私も、もし目の前でおばあちゃんがいなくなっちゃったら…認めたく、ないって思うかもしれない…
ソラちゃんに、現実を受け入れて欲しいとは思う…だけど…それが正しいのか…私には、わからないよ…そんな時、私達の元に一人の女性が
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ソラ「………」
私は…糸が切れた人形のように、ベッドの上で横になったまま、ただ時間が過ぎるのを感じてるだけでした…ですが、それはさっきまでのことです…
ソラ「…認めたく、ないですよ…!」
微かですが、ましろさんとベリィベリーさんの話が聞こえてました…そして、話が終わったのか聞こえなくなった時、私は数日ぶりに体に力を入れて、体を縮ませながら手を握り締めて…目から涙を溢しました…
ソラ「…出久さん…いずく、さん…!」
情けないと分かりながらも、涙を止めることも…現実を受け止めることも…私には、出来ませんでした…
私がこうして何も出来ずにいると、また私がいる部屋の扉が開きました…ですが、私は先ほどと同じように何の反応も示しませんでした…ですが、
?「ソラ」
ソラ「ッ…!?」
私は横になっていた体を腕でプルプルと震えながら、体を起こして入ってきた人を…シャララ隊長を見ながら驚きました…
ソラ「シャララ、隊長…起きたんですか!」
シャララ「あぁ、ついさっきだが…隣、いいか?」
ソラ「あ、はい…どうぞ」
シャララ隊長は扉をまだ包帯で固定してる右腕の代わりに、左腕でゆっくりと閉めながら私の隣の空いてるスペースに腰を降ろしました…
ソラ「…怪我の方は、どうですか…?」
シャララ「しばらく安静にしているようにと言われた。今後しばらくの任務は、副隊長のアリリに任せた…出久の捜索も含めて」
ソラ「…そう…ですか…」
シャララ「あぁ…」
シャララ隊長の返事の後、しばらくの間…無音が続きました。シャララ隊長はただ静かに私の隣にいるだけ…私は、さっきまで何も考えないようにしながら過ごしてたから、急に考えを巡らそうとしても混乱して、自分から話に行けませんでした…ですが、そんな無音の状況を打開したのは、シャララ隊長でした…
シャララ「…出久という男は、どういう人間だったんだ?」
ソラ「…え?」
シャララ「聞かせてくれないか…君が好きになった、ヒーローのことを…」
ソラ「…出久さんは、私と同じように…別の世界から来た、男の子でした_」
さっきまで頭が回らなかったのに、シャララ隊長に出久さんについて教えようと…知ってもらおうと思うと、なぜか自然と考えが纏まり出して、さっきまでとは大違いに私はどんどん話せました…普段の彼の行動、変身の時の言葉の由来、彼が憧れるヒーロー…今まで一緒にいた間の全てを…
ソラ「出久さんは、必ず私達を助けようとしてくれます。それは体だけではなく、心の方も助けてくれるんです」
シャララ「心を…」
ソラ「私がヒーローを諦めてしまいそうになっても、自分の辛い過去を話してでも私を応援してくれて…私だけではなく、ましろさんもツバサくんも…それどころか、私達と同じプリキュアも助けたんです…少し、思うところはありますが…」
シャララ「思うところ?」
ソラ「…私以外にも、彼を好きになってしまった女の子が…」
シャララ「フフ、出久という男は、中々の人たらしのようだな」
ソラ「えぇ、それも狙ってるわけではないのに…」
シャララ「それに、君は引っ掛かってしまった訳か」
ソラ「ッ、そっそうですね…//」
しばらく話し続けてると、だんだんシャララ隊長の言葉に反応出来てきてる気がします…
シャララ「…そんな男がいなくなってしまったとは、私には思えない」
すると、シャララ隊長から突然…そんなことを言われました…
ソラ「…どういう、ことですか?」
シャララ「君が今話してくれた出久という男は、決して悪に屈しず、他者を思いやる正義感溢れる男…そんな男が、君を残していなくなるとは思えない」
ソラ「…私も…そう、信じたいです…」
シャララ「なら、そう信じればいい」
ソラ「…無理、です…」
シャララ「どうしてだ?君から聞いた彼を考えれば_」
ソラ「無理ですよッ!!」
私は思わず、シャララ隊長の言葉を遮って、ベッドから勢いよく立ちながらシャララ隊長の方へ向き直しました。立つのが久しぶりだったせいか、一瞬振らつきましたが、そんなこと考えることもないままシャララ隊長に私の気持ちを伝えます…
ソラ「もし彼がまだ生きてると信じ続けて、これから戦い続けたとして…もし彼が…もういなくなっていたとわかってしまったら…きっと、私の心は壊れてしまいます…」
シャララ「………」
ソラ「出久さんは生きてる…私だってそう信じたいです!!信じて、今すぐにでも探しに行きたいです!!…ですが…もし、私の目の前に…出久さんが…力無く倒れてたら…私の声に、何も反応してくれなかったら…彼の体が…冷たかったら…」
私の体は、徐々に体に力が入らなくなってきて、立ってた体はいつの間にか床に座り込んでました…そんな私の頭に、ポンッと手が置かれました…
シャララ「…ましろから聞いた、君が見てる悪夢について」
ソラ「…?」
シャララ「ましろが目の前なのに対し、出久は闇に消え…目に見えなくなった…ソラ、君は…彼がいなくなるとは思ってないんじゃないか?」
ソラ「………」
シャララ「もし君が、彼がいなくなると思っていたのなら…ましろと同じように、君の目の前で倒れたはずだ…」
…シャララ隊長に言われてみれば…私は、出久さんがカバトン達にやられるとは思ってませんでした…ですが、
ソラ「…シャララ隊長の、言う通りかもしれません…ですが、今見る夢は…違います」
私は、今見てる夢をシャララ隊長に伝えました…
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スカイ「グッ、ウゥッ…!!」
私は、光が見えない黒く染まった空の下、建物の崩壊で出来た瓦礫の山の中に埋もれてました…体中怪我だらけ、力も入らず、私一人では抜けられそうにありませんでした…ですが、その時はまだ安心してました…
スカイ「ク、クラウディ…」
私の元に走って来るクラウディがいました…私はクラウディに一生懸命手を伸ばしました…ですが、その時…クラウディの真後ろに、何かが立ってました…辺りが暗いせいで形がわかりにくく、強いて人の形に似てることがわかります…
スカイ「うっ後ろです!!」
クラウディは私の言葉で反応出来たのか後ろを向き、その何かに地面を蹴って向かって行きました…すると、その何かはわかりにくい体をさらに不定形にして、クラウディに覆い被さりました…
スカイ「クラウ_」
私が叫んだ時にはもう…彼は何かに包み込まれ、何かが黒く光ると…何かが晴れると同時に…中にいたクラウディが…一緒に崩れて、いきました…
スカイ「クラウディ…
出久さァァァァァ〜ッ!!!」
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シャララ「………」
ソラ「…私は…今までは信じられました…ですが…強大な敵に飲み込まれたって聞いた時、爆発に巻き込まれて気を失った時…彼も、もしかしたらいなくなってしまうのかもって…」
私がここまで話を終えると、また目に涙が浮かんできました…ですが、その涙は人の指で拭われました…
ソラ「…シャララ、隊長…?」
シャララ「…ソラ…君は本当に、彼が好きなんだな」
ソラ「…そうです…そうですよ…」
シャララ「…その気持ちは、自信を持って…自分を信じて言えるものか?」
ソラ「…はい」
私がシャララ隊長の質問にそう答えると…シャララ隊長は私の頭に置いてる手を動かして、私を撫で始めました…
シャララ「…君は、私がここに来るまで、何も信じられていなかった…だが、今君はある一つのことを信じられている…今の君なら、もう一度立てるな」
ソラ「…ですが…出久さんを、信じられてません…」
シャララ「信じようとすることは大事だ…だが、私は君に伝えたな?」
ソラ「…『正しいとはなんなのか、ヒーローはずっと考え続けなければならない』?」
シャララ「あぁ…無理して信じようとしても、どこかで綻びるだろう…だから、今は信じられることだけを信じろ…そして、信じられると思ったら、それから信じていっても遅くはない…」
ソラ「………」
シャララ「だが、信じられると思うには、先ずは動いてみないことには始まらない…」
ソラ「………シャララ隊長…私…!」
私はゆっくりと、その場を立ち…シャララ隊長にあることを伝えました…
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ましろ「これをなんとかしないと…二人は眠りから覚めない…」
私とツバサくん、エルちゃんは今も眠り続ける王様と王妃様を見守ってる…でも、どんなに見守っても、二人の胸元に揺れる黒いエネルギーが、ユラユラと揺れるだけだった…
ましろ「まるで呪いだよ…これからどうすればいいのかな…」
エル「えるぅ…」
私達が不安でいっぱいになってると…
ソラ「帰りましょう…ソラシド市に」
ま,ツ,エ「「「ッ!?」」」
私達は声がした方へ振り向くと、そこには…ソラちゃんが立ってた!
ツバサ「ソラさん!?」
ましろ「もう、大丈夫…なの?」
ソラ「…いえ、正直…」
ソラちゃんはそう言いながら顔を歪ませて、言葉を詰まらせた…
ましろ「…ソラちゃん、無理しないで…出久くんなら私達が_」
ソラ「いえ」
ましろ「ッ…!」
ソラ「…私は…彼が無事だと、信じることが出来ませんでした…だから…信じるために、私も動かなきゃいけないんです!」
今のソラちゃんは…とても、覚悟を持った目で…力強い声で私達にそう言ってきた…今までのソラちゃんとは、ちょっと違うけど_
ソラ「先ず、出久さんの捜索は王様と王妃様の治し方を調べながら…_」
_お帰り…ソラちゃん!
ソラちゃんは、私達に今後の動きをどうすべきか説明してくれた…
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ソラ『出久さんを信じるために…迷惑かもしれませんが、青の護衛隊を…一時脱退しても、いいですか!?』
シャララ「…もちろん…いいに決まっているだろう」
一つのことを信じ始め、信じたいものを信じようと動く一人の少女を、扉から覗き見守る一人のヒーローがいた…
次回は…タイトル詐欺回避、出来る回を書けるのか…?もういっそ、話を飛ばすべきか…?次回以降も考えなければいけなさそうですね…
あと、今こんなにゆっくり目に投稿しているのですが…今週実家に帰る予定が出来まして…3,4日投稿になってしまうかもなので、予め伝えておきます、申し訳ございません<_◯_>
では、また次回!