ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜 作:そらまめ24
最近ちょっとしんどくなってきている、そらまめです。
不眠と鬱っぽい感じで、疲れが半端ないです…次の投稿も4日空きそうです…すみません…
では、今話も楽しんでくださいね!
?「感動の再会じゃないか…もっと喜べよ、お前ら…!」
五十嵐の兄はローブを着ていた人物…出久の頭に手を置きながら、口角を上げる…しかし、口角を上げているのは五十嵐の兄だけだった…
バタフライ「いずくんが、生きてて…でも、えぇ…?」
勝己「さっきまで、戦ってたのが…デク…!?」
ウィング「出久さんを、ランボーグにして…操ってたなんて…」
プリズム「ひ、ひどいよ…」
スカイ「………」
スカイは皆んなが動揺して思っていることを呟く中、ただ一人足をゆっくり動かし、一歩ずつ出久に近づいて行った。それを見た五十嵐の兄は後ろに下がる瞬間、出久の耳元で何かを囁いた…すると、出久は歩いてくるスカイに向かって歩き始めた。
スカイ「ッ、いずく、さん…」
ウィング「…ッ!?待ってください、スカイ!!」
ウィングは何かを察したのか、向かい合おうとするスカイの元へ飛んで行った。スカイと出久があと一歩で触れ合える…そんな距離感になった瞬間…
ヒュッ!!
スカイ「ッ!?」
ウィング「ま、間に合った…」
スカイ「………え?」
ウィングがスカイを後ろに引いて出久から離すと、風切り音が聞こえた…スカイは引かれた際にバランスを崩して倒れて、顔は下を向いていたからこの音がどうやって起こったのかわからない…だから、顔を上げて音の発生源を見た…そこには、スカイがいた場所に出久の拳が重なっていた…
スカイ「…いず、く…さん…?」
出久「………」
スカイは拳を私目掛けて振った…出久の顔を見ようとした。どうしてこんなことを、と思いながら…スカイは拳を見ていた顔を横にゆっくりと回し、出久の顔を…出久の目を見た…
スカイ「…ア、アァ…」
スカイからそんな漏れる声が聞こえる…出久の
ウィング「お前、出久さんに何を命令した!?」
ウィングはすぐに動けそうにないスカイを避難させれられるように準備をしながら、五十嵐の兄に向けて叫んだ。
?「ん?俺が言ったのは確か…“キュアスカイを捕まえろ”だったかな?」
ウィング「ッ!?_」
プリズム「ウィング!!逃げて!!」
ウィングが五十嵐の兄の言葉に反応した瞬間、プリズムが光弾を放った…ウィングの左真横に一瞬で移動した出久目掛けて…
ウィング「出久さ、グッ!!?」
バタフライ「ウィング!!」
勝己「デク…!!」
ウィングが出久を視界に入れようと顔を向けた瞬間…ウィングには出久の左拳しか見えなかった。出久から真っ直ぐに迫ってきた拳を避けることは出来ず、顔に拳がめり込むと後ろに大きく吹き飛ばされた。バタフライは木を根本からへし折りながら気を失うウィングの元へ向かい、勝己は出久の元へ走った。
プリズム「勝己くん!?」
勝己「目を覚せや!!」
勝己は爆発で空中を移動して出久に近づき、
勝己「デクゥッ!!」
近くにいるスカイに当たらないようにしながら、出久目掛けて腕を振りながら爆発を起こす…瞬間、勝己は出久に懐に入られ、振った腕を掴まれプリズム目掛けて放り投げられた。
プリズム「勝己くん!」
プリズムは投げ飛ばされた勝己をキャッチし、勢いを無くしながら後ろに下がった。
勝己「…クソがァ…!!」
プリズム「少し落ち着いて勝己くん!!…ッ!?スカイ!!」
プリズムは今にもまた特攻しそうな勝己を抑えている時、視界に未だ動けないスカイに向き直り、近付く出久を見た。
スカイ「…ど…どうし、て…?」
出久「………」
スカイはきっと答えは返ってこないと、薄々理解しながらも聞いてしまう…スカイの思った通り、出久からは何も返って来ないどころか、今にもスカイに拳が振るわれそうになっていた…
プリズム「スカイッ!!」
スカイ「…ン…!!」
プリズムの言葉を合図と言わんばかりに、出久はスカイ目掛けて拳を振り下ろした。スカイは次に来るだろう衝撃と痛みに恐怖し、思わず目を瞑った…しかし、来るはずの衝撃も痛みも、スカイは何も感じなかった…スカイはゆっくり目を開けると、
バタフライ「ウゥ…!い、いつの間にこんなに悪い子になっちゃったのかな、いずくん?」
プリズム「バタフライ!」
バタフライは蝶の形のバリアで出久の拳を受け止めていた…しかし、余裕を思わせるような言葉に対し、バリアは徐々にヒビが入り始めていた。
バタフライ「ちょっと、マズいかも…スカイ!」
スカイ「ッ!?」
バタフライ「いずくんは今、ランボーグになってるってことは…浄化しちゃえば、助けられるかも!!」
スカイ「ッ!!」
バタフライ「私達で隙を作ってみるから…スカイがいずくんを助けてあげて!!」
スカイ「えッ!?少し待って_」
スカイがバタフライの急な提案に驚愕した瞬間には、もう動き始めていた。
バタフライ「プリズム!!かっちゃん!!_」
勝己「命令すんじゃねェッ!!」
バタフライは勝己が真後ろまで飛んできたのを確認した瞬間、わざとバリアを割れる直前で解除して出久のバランスを崩させた。勝己はそれを確認した瞬間、バタフライを飛び越えるように出久の真上に移動し、爆発で地面に叩きつけた。
勝己「やれェ!!」
プリズム「うん!!」
プリズムは出久が起き上がる前にいくつか光弾を放った。出久が起き上がったタイミングで光弾が命中し、出久の体を浮かせた。
バタフライ「今!」
プリズム「スカイ!」
スカイ「ッ…」
________________
________
____
私は……この戦いを見てる中、あの時の…あの時以上の絶望を感じていたと思います…出久さんが消え、私は信じるということが出来なくなりました…シャララ隊長の激励のおかげで、出久さんが生きてるということを信じるために動けました…ですが…
出久「………」
今、私は…何を信じればいいのでしょうか…?
出久さんが生きてる…信じるために動いてたおかげで、それを信じることが出来たと思いました…ですが…出久さんが私に攻撃しようとしてきたこと…出久さんがウィングに大怪我を負わせたこと…皆さんが出久さんを止めようと攻撃したこと…
…今、目の前で宙に浮いてるのは、本物の出久さん…?
本当はもう出久さんはいなくて、ただの同じ姿をした人…?
それとも、もう動かない出久さんの体を、アンダーグ・エナジーで操ってる…?
実はこれは私が見てる夢や幻、妄想って可能性も…?
もう、ダメです…何を信じればいいのか…わかりません…信じたいのに…信じられません…私はいったい、何を_
シャララ『…ソラ…君は本当に、彼が好きなんだな』
…たった一つだけ…
シャララ『…その気持ちは、自信を持って…自分を信じて言えるものか?』
…ありました…いえ、あったんです…私が、出久さんのことが…好きだということ…シャララ隊長に問われた時、私は「はい」と言った…その時から、変わってませんでした…
出久さんが生きてることを、未だ信じられてませんが…私の好きな人である出久さんが生きてることは、信じられる気がします…!
単なる言い換えだとしても、こじつけだとしてもいい…
シャララ『信じられると思うには、先ずは動いてみないことには始まらない…』
信じたいことを信じるために動けるなら!そんなことどうでもいいです!
_出久さんが好き…それが私が動くための原動力です!_
スカイ「“ひ〜ろ〜が〜る〜…_
私は地面に着き倒れそうな出久さん目掛けて、その場を蹴り向かった…
スカイ「スカイパンチ”!」
私は腕にエネルギーを詰め込んで…力いっぱい出久さん目掛けて振るった…
スカイ「…帰って、来て下さいッ!!」
「赫灼熱拳・獄」
私の拳は…私と出久さんの間に入り込んで来た五十嵐の兄の…黒く燃える炎とぶつかり合いました…
スカイ「グゥッ…ウゥッ!!」
?「…インフェルノ」
次の瞬間、黒い炎は左右上下に広がり、私を覆い尽くそうとしました…が、私は後ろに引っ張られ黒い炎を免れました…
ウィング「ハァ…ハァ…スカイ、大丈夫…ですか?」
スカイ「ウィング!?大丈夫なんですか!?」
私は急いでさっきまで気を失っていたウィングを抱き抱え、皆さんのところまで戻りました!
プリズム「ウィング!大丈夫なの?」
ウィング「はい…なんとか…」
バタフライ「無理しないでね?やれるよね、かっちゃん?_」
勝己「余裕だわ、殺すぞッ!?」
スカイ「………!」
皆さんと一緒にウィングを下がらせた後、私達は再び五十嵐の兄達に向き直りました…五十嵐の兄は燃え続けてる黒い炎を、腕を振るのと一緒に消すと…ミラーパッドのような物を取り出しました…
?「こいつを浄化されるのはマズいんでな、今回はここまでだ」
五十嵐の兄はそう言うと、ミラーパッドのような物を触ると、ミラーパッドで作れるトンネルが現れました…!
スカイ「ッ、待ってください!_」
?「こいつを取り返したかったんなら、二日後にまた遊ばせてやるよ…今度は、完璧な状態でな?…帰るぞ」
五十嵐「うん」
人使「了解、リーダー」
スカイ「行かせない!!」
私はまた地面を蹴って向かおうとした…ですが、体の力が急に入らなくなり、私は地面に倒れてしまいました…
プリズム「スカイ!?」
バタフライ「しっかりして!!」
?「体力の限界っぽいな…絶望してたのも相まって…じゃ、またな…次で終わりだ」
五十嵐の兄はそう言いながらトンネルに入ると、五十嵐や人使…そして、出久さんも後を着いて行くように入って行きました。
スカイ「…い、出久…さん…」
私は体力の限界だからなのか、出久さんに向けて伸ばした腕が力無く地面に落ち、同時に私の意識も落ちてしまいました…
________________
________
____
?「風磨、次の戦いに向けてそいつを完璧に仕上げろ」
俺達がアンダーグ帝国に帰った時、兄さんからの命令を聞いた。
五十嵐「わかってる、任せて」
人使「俺はどうすれば?」
五十嵐「お前はもう必要無いから戻っておけよ」
人使「お前には聞いてない」
俺はこいつといつも通りの会話をし始めた。
五十嵐「糸も使いこなせてないお前の力は必要ない」
人使「なら、今ここでやるか?」
五十嵐「あぁ…
?「やめろ」
俺達は兄さんの言葉で、俺は振ろうとしてた腕を戻し、こいつは黒い糸を指に戻した。
人使「…次の命令まで待機してます、リーダー」
?「あぁ」
こいつは兄さんにそう言うと、この場を離れた…
五十嵐「…次で、計画を?」
?「目的はもういつでも果たせられるように準備は終わった…あとは、あの人からお願いされた計画だけだ」
五十嵐「うん…」
兄さんは俺の返事を聞くと、どこかに歩いて行った…俺は後ろに立ってる出久を連れて、こいつを治療…もとい、改造を施してた場所に戻り始めた…
五十嵐「…さて、プリキュアの力とアンダーグ・エナジーを…フュージョン、仕上げるぞ」
フュージョン「フー!」
俺のポケットの中にいたフュージョンを取り出し、次の…おそらく、俺にとっては最後の戦いに備えた…
伏線回収、まだ出来なかったなぁ…張りまくって雁字搦めにならないようにしないと…!あと、そろそろ鬱展開を終わらせないと…私が鬱になる前に…!
では、また次回!