No.001 不■の否定者
「―――殺っちまおうぜ!」
円卓に響く男の声。
それと同時に彼の手から弾丸のように指が勢いよく発射される。
メンバー達は指をそれぞれのやり方で防いでいく。
――――彼らが、
そう思案に耽りながらオレもまた指を裏拳で破壊する。
「チッ、死んでくれたら早かったのになあ」
「報告通りの二人だね。
特に
「ようこそ、
「いいね、最高d」
彼女はジーナを慕っていたから分かるが、
「やめろ、タチアナ。メンバー内での喧嘩はご法度だ」
「でも、アイツは
「それでもだ。これ以上やればジュイスが強硬手段に出るぞ」
そう言ってタチアナをジュイスの方に視線を向かせる。ジュイスは
「ご、ごめんなさい、ボス」
「わかってくれればいい。
さっきの一瞬で
「参った、もうしない。止めてくれ」
「潔し」
彼らの座る席はⅩと―――Ⅺ席。
円卓にはそれぞれ別々の否定能力を持った連中が座っている。
Ⅰ席
Ⅱ席
Ⅲ席
Ⅴ席
Ⅵ席
Ⅶ席
Ⅷ席
Ⅸ席
Ⅹ席
Ⅺ席
そして、俺はⅣ席のレイ―――
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「全員席についたな。いいぞ、
11人の否定者が円卓に座った事で
『―――新入りか』
「ヒッ!?」
まあアレを見たらそら驚くだろうな。
彼女の驚きをよそに
『今回の
UMAバーンの捕獲 報酬 12人目の席の追加
UMAイートの捕獲 報酬
UMAランゲージの討伐 報酬 全世界言語統一
否定者
UMAパストの捕獲 報酬
UMAスポイルの捕獲 報酬
そして―――
『―――UMAウェザリングの捕獲 参加人数1人 報酬
今回の課題は7つか。かなり多い上に6つ目、報酬は悪くないがかなりヤバそうだな……これは今回捨てか?
課題内容を聞いたジュイスがニコに
そしてニコがサイコポットを額に接続し、データを探す。
「―――こなせそうなのは最初の三つだな。調査員のおかげで生息地や対策もある。最優先はバーンだな、報酬が良い。スポイルはやめとけ。データがなさ過ぎる、面子が減るだけだ」
やはりな。俺が知る限りそんな名前のUMAは聞いた事がないし、どういうタイプのUMAか予想が付きづらい。こういうUMAの情報収集は普通、調査員がするものだが……データがないって事はそういう事だろう。
ニコの返答にジュイスがすぐに結論を出す。
「そうか、ならまずは①②③のクリアに向け動いてくれ。
俺の予想通りジュイスが捨て、
仕方がないとは言え、オレが加入してから大分
とりあえず今回はどれに参加するかだg「おい、ガキ本」
「こん中で難易度一番たけークエストはどれだ? 答えろ」
……は? アイツなにやってんだ?
気付けば
「あ、アンディ!?」
「
トップの言う事ももっともだ。今まで何人かの加入を見届けて来たが、あそこまでクレイジーな否定者は見た事がない。
数十年前に実験体としてここにいたらしいが、俺はまだその頃生まれてもいなかったからな……
「いいね、最高だ。参加すんのは
「ボク!? ちょっ、聞いてな…」
『受注した……』
「えっ本当に!? ウソでしょ!?」
『
そのままトントン拍子にシェンを巻き込みクエストが受注され、開始された。
初っ端からとんでもねえ事をしやがる……クリア出来れば儲けものだが、本当に大丈夫かコイツらで……
シェンがいるなら大体はどうにか出来そうだが、相性次第だな。
そんな俺の懸念をよそにジュイスは何もなかったかのように話を再開する。
「さて……他のクエストの参加者を決めてしまおう」
「ちょっといいかジュイス」
「なんだい、レイ?」
「俺が最後のクエストを受ける。その代わり、今回の他のクエストはパスしたい」
「……理由を聞こうか」
「俺の否定能力と相性がいいってのと報酬がいい。だが万が一と言う事もあるしれん。だからこそこのクエストに尽力したい」
それも発動条件次第だが個人的には
そのためにはこのクエストを俺自身がクリアしておきたい。幸い今回のクエストの中には席の追加がある。直接見ない事には断言できないが12人目としては打ってつけだ。
何よりスポイルとウェザリングを除けば他のメンバーでもクリアは十分可能だ。それとは別にやりたい事もあるしな……
「わかった。君にウェザリングのクエスト参加を許可する」
「そういう事だ
参加宣言を聞いた
『受注した……
「どうも
「了解。ウェザリングの情報はスポイルよりかはあるし、お前の
その後はいつものようにそのクエストに誰が参加するかを順調に決まっていき、円卓はお開きとなった。俺はニコのラボへと行き、ウェザリングの情報を貰い対処方を頭の中で構築する。
「レイ、これがUMAウェザリングの現在の生息地と対策だ。ただ情報量が不十分だ。何かしら予測外の行動をしてくる可能性がある、気を付けろ」
「分かってる。これでもここに所属する前から奴らとは戦って来てる、慢心はしないさ」
「念の為、ウェザリングの付近にいる調査員をある村に集結させている。現地に飛び次第、そいつらと合流してくれ」
「ああ、わかった。それじゃあ行ってくる」
さて、いつも通り行くとしようか。神と言う名のクズが作った、UMAという存在を叩き潰しに。
歴代不労を見たい?(先代は確定で出します)
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