この辺は結構重要な話なので削るトコが無さ過ぎて原作垂れ流し気味になってますが許してくださいorz
9月16日
冗談抜きで死に掛けた
あれから何の問題もなく無事アンディ達と合流し風子が
その後は入れ替わりで来た調査員達に沈んだ船の残骸からUMAや
その際、問題なく生活が出来るようにユニオンの
そして今日がその約束の一週間。タチアナを除く俺達三人はチカラの答えを聞くため、彼の通う学校にやって来ていた。
「……人の少ない夕方に来て正解だったな。もっと早い時間帯に来てたら悪目立ちしてたぞ、この面子」
「はは……そうですね」
風子はまだいいとして、俺とアンディは自分で言うのもアレだがガタイが良すぎて威圧感がヤバい。そんな連中が校門前で待機しているのだ、最悪不審者に見られかねん。
そうなっても最悪記憶を改竄すればいいのだが、そんなくだらない理由でそれを利用するのは流石に憚られる。
「んなモン気にすんな。堂々としてりゃいいんだよ」
「日本の治安を舐めるな、通報されれば即座に飛んでくるレベルだぞ。まあこの時間帯なら呼ばれる事は早々ないだろうが……」
現在の時刻は4時48分。チカラにはアンディからユニオンに入るなら5時に校門に来いと伝えてある。
逆に言えばそれで来なければ、一般人としてこれまで通り生きて行くと決めたと言う事だ。そうなれば否定者探しは振り出しに戻る。
「来るかな、チカラくん」
「さあな……
「チカラの選択は尊重したいが、来るなら確固たる覚悟はして欲しい所だ……生半可な覚悟ではすぐ死ぬだけだからな」
ビビり癖があるのが弱点だが、少し前まで日常に身を置いていたただの少年だった事を考えれば十分過ぎる。個人的には是非ユニオンに入って欲しい所だが……最終的な判断は彼に委ねられる。
「そうですよね、命は一つだけ……死んだらそれで終わりなんですよね」
「―――案外、そうでもなかったよ」
「あっ……!?」
風子の言葉に対し俺でもアンディでもない第三者の声が言葉を返す。声のした方へ振り向くと、そこには10歳前後の少年が立っていた。
だが俺、いや俺達はその少年に見覚えがある。正確には目の前の少年の成長した姿に覚えがあると言うべきか。
俺達の前に、死んだはずの
「
「お前……アンディ達にやられた筈じゃ……」
「確かに死んだよ。心臓を貫かれて……完敗だったよ」
目の前のリップは何の恥ずかし気もなくパーカーをめくり、肌を見せる。
アンディ達の話では胸元に大きな穴を空け、それが致命傷になったと聞いていたが、傷どころか痕すら残っていない。まさか向こうの連中は死人を蘇らせる類の
「まぁ色々あってね、こうなっちゃった。すぐ戻れるみたいだし気にしてないけど」
「な、何の用だ! や、やんのかこのヤロー!」
「風子、悪いが全く凄みがないぞ」
「違うよ、今日はプレ」
そうリップが言いかけた所でアンディが無言で殴りつける。アンディからすれば風子に傷を負わせた相手、ブチ切れる事は容易に想像出来るが……傍から見れば通報案件だ。
リップ自体は頬が腫れているが特に気にしてないようで、抜けた歯を吐き出す。
「丁度良かったぜ……心臓抉った位じゃ気が済まなかったんでな」
「ん? 何……ああ、あの子刺したの怒ってんのか! 悪かった悪かった!」
「気持ちは分かるが落ち着け。学校の前だぞ」
リップの胸倉を掴むアンディの肩を掴み、嗜める。裏でならともかく公共の場で見た目だけとは言え子供への暴行は絵面的に洒落にならん。
「ありがとね、大男くん」
「お前のためじゃない、アンディのためだ。戦いに来たんじゃないなら一体何の用で来た?」
「キミと
「おかげさまでな。もう完治した」
「えっ、あっ……ニ、えっと、ドクターがキレイに治してくれたよ」
あれから
リップはそれを聞いて笑顔を見せる。
「そう、それは良かった! ごめんね!! それとキミに伝言があるよ」
「伝言だと?」
「『オレはまだ死んでねえ、次会ったら覚えてやがれ』ってさ。誰かは言わなくても分かるよね?」
「……ああ」
……嘘だろ。アレを食らってまだ生きてたのか。
向こうもムイの持つ丸薬と似た回復タイプの
おそらく俺の気配察知で分からないレベルで吹っ飛ばされ九死に一生を得たのだろう。結局否定者狩りの連中は誰も倒せていないという訳か……
「はい、じゃあこれで仲直り! 後は
「プレゼント……?」
そう言ってリップが右ポケットからリボルバー銃を取り出し、それを風子に向かって投げる。コイツ、もしかして
すぐに俺とアンディが風子に向かって走り出すが、時既に遅し。そのリボルバー銃は風子の手元に行ってしまう。
「持った事ないだろ?
「―――うああっ!! 何っ!?」
直後、俺とアンディが風子の元に駆け寄る。
「アンディ、レイさん……何、コレ……」
「……!」
混乱する風子を続いてアンディも
アンディが無言で俺にもその
「―――――!!」
接触と同時に俺にもその記憶が流れ込んで来る。
――――それは滅び。あらゆる全てのモノが燃え、溶けていく。
そんな中で一つだけ、何事もなくそこに君臨している黒い巨大な存在がいた。そいつは、太陽を背にしていた。記憶が終わり、俺は大きく動揺するがすぐに否定され、冷静さを取り戻す。
この記憶を見て断言出来る事は二つ。この君臨している存在こそ、俺達が殺すべき
「なんだこいつは……以前、別の
「
「ご名答。流石
今まで数多くの
「そいつだろ? アンタらが殺そうっていう神はさ。無理だろ、あんなもん? だからそいつが世界を壊すまで俺らが天下を盗るのさ」
「終わりが近いのにか? 随分と短い天下だな」
それが否定者狩り達の目的か。だがアンディの言う通りだ。半月前の
「何言ってんだよ? 俺達は
「……次だと? 一体何を」
リップの言葉に問い詰めようとしたその時、
通信の内容は世界各地に散らばる円卓メンバーの前に俺達と同じように否定者狩りの連中と遭遇、それぞれ交戦中との事だった。内容からして
「俺らが器として生きているから廻る世界だ。何故俺達だけ戦う、苦しむ―――逆だろ。でなきゃ
「アンダー……それがお前達否定者狩りの名前か」
俺の言葉に返す事なく、リップは
「どうだった? アレ見た感想は! 萎えただろ、あんなのに勝てるか? こっちに来るなら俺から話を通してやるよ!」
「はっ、馬鹿が―――いるなら、殺せるじゃねぇか」
「言えてるな。この記憶のお陰でより固まった―――この
正直見た時は動揺したが、存在すると確証が持てたのはデカい。むしろ感謝しているレベルだ。
この不条理に塗れた世界を作った
「ハハッ、ホント面白いな。アンタら―――ならやってみろよ、
そう言い残し、リップはその姿を消す。
ヴィクトルとの戦い、
しかしまだ判断材料が足りない。後一つ、確定的な要素があれば……俺の
「つー事だ。一緒に神様ぶっ殺そうぜ」
「えーと、すいません……その件は、初耳なんですけど……」
……後ろでこの事態をガッツリ見ていたチカラの答えを、聞く事にしよう。
次回以降は少し飛ばしてあの人が行動を起こす下りになると思います。
加えて感想でも書かれた、あの能力に対する説明も書く予定ですのでお楽しみに。
歴代不労を見たい?(先代は確定で出します)
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