あの後、俺達とリップの会話の一部始終を見たチカラは一度は拒否し、逃走を図ったがアンディにあっさり捕まり、学校に興味津々な風子を連れて教室へと移動し、流石に大男二人が学校内にいるのはマズいと考えたので俺は校門に残り、
そこで話したのは
加入に際し、チカラの関係者全てからチカラに対する情報統制、記憶改竄を行い、ユニオンの合流後は風子、チカラ共に訓練を希望。基礎体力は勿論それぞれに合った訓練プログラムを実施、これには俺が監修を勤めた。
途中、ユニオンメンバーを中心としたハロウィンパーティーやアンディが猫探しのために猫の仮装をしたり色々あったが、他にはこれと言った問題はなく、否定者狩り―――アンダーの連中の襲撃を受けてから三ヶ月後が経とうとしていた。
11月30日
俺はある程度余裕を持って円卓に到着していた。今回の
それは他のメンバーも同じで、全員覚悟を決めた表情で円卓に座っている。
そして日付が変わり、12月1日。今後の運命を決める
「揃ったな。いいぞ、
『―――
全員参加……これまでのように円卓のメンバーだけで対処する必要はないという事か。協力してくれる者がいれば負担は軽くなりそうだが……これまでの事を考えると、今まで以上に難易度の高い
『今回の
UMAスプリングの討伐 報酬
UMAサマーの討伐 報酬
UMAオータムの捕獲 報酬 UMAゴーストの追加
UMAウィンターの討伐 報酬
「……期限は12月31日。全ての
……今回の相手は四季のUMAか。これまで様々なUMAを捕獲、討伐してきたが、4体のうち3体を討伐というのはあまり例がない。しかもそうなった場合、秋以外の全ての季節がない世界になるという事であり、それらに対する改変は確実に計り知れないモノになる。
代用出来るUMAはいるだろうが、それで対処し切れるかと言われれば微妙だ。全く持ってふざけた事をしてくれる、あの
「全員参加って事はムイちゃんとかも……」
「そうだ。我々円卓メンバーでなくても参加出来る。それだけ大規模な相手という事だろう」
どちらにしろ、やらねば滅ぶ。ならやるしかないだろう。ユニオン以外の協力者も欲しい所だが、一か月という期間で得られるかどうか……
「円卓内外一丸となって挑まねば」
「ちょっといいかい?」
ジュイスの言葉にビリーが横槍を入れた。メンバーの視線はビリーに集中する。
「何だ? ビリー」
「
ビリーの言う事にも一理ある。今回の
この時点では俺もそれに同感していた。しかしその後のビリーの一言は、その印象が真逆に転じる程衝撃的なものだった。
「今回は4体中3体が討伐、つまり殺せればいい。ならさ―――核でも撃ち込めば済むんじゃないかい?」
ビリーの言葉に円卓が静まり返る。少しの静寂の後、沈黙を破ったのはタチアナだった。
「……何を言ってるの、ビリー様? それじゃ罪のない人々まで犠牲に」
「ああ、そうだね。でも、それだけじゃないか」
「えっ……?」
タチアナの言葉にそれだけの事と当たり前のように返すビリー。
……一体何を言ってるんだ。冗談にしても笑えないぞ。
「オイビリー……それは本気で言ってるのか?」
「本気も本気さ、レイ……甘いんだよ、ジュイス―――お前は常により良い結末を求めている。まるで
「……何が言いたい」
「お前では無理だと言ってるんだ。この先、何千何万と繰り返しても、お前では、お前達では―――」
そう言いかけた段階でビリーが銃を取り出し、構えを取る。コイツ、本気で俺達を……!
「―――神は殺せない」
直後、ビリーから超速連射による弾丸が俺達メンバー全員に向けて放たれる。
俺は即座に気で腕を硬化し弾丸を弾き返す。他のメンバーもそれぞれ防御したり庇い回避したりと対処したが、フィルを庇った一心が跳弾で喉元に直撃してしまう。
俺とアンディ、シェンはほぼ同時にビリーの席に突撃、警戒態勢を取る。
……思い返せば、心当たりはいくつかあった。本来ユニオンしか知り得ないはずの
何にせよコレでハッキリした……アンダーの元締めは、
「この
「……ッ」
加えて、ビリーはジュイスが
後方では一心にトップが寄りかかり、ニコが治療を試みている。即死は免れたようだが、当たり所が悪い。早急にどうにかしないとマズい。
ビリーはそこから更に煽るように言葉を続ける。
「不壊を殺れたか。上等だな」
「トップ、よせ!」
直後、俺達の反応スピードを越える速さでトップが
超スピードの蹴りを食らった以上、ただで済むわけがない。ビリーの首はあらぬ方向に曲がり、誰が見ても即死している事は明白だった。
「イ、イヤァァァァ!!! 何してるのよ、トップ!!」
「馬鹿野郎! 話も聞かずに殺るなんて何やってんだ!」
「バカはそっちだろ、レイ兄! コイツは俺達を……一心を撃ったんだぞ! どう考えたって裏切りモンだろーが!!」
トップの言い分は最もだが、
それを聞かずして殺したのは下策にも程がある。せめて話を聞いてから判断すべきだったんだ。
そう俺が思った直後、椅子からビリーの姿が消える。そして円卓の中心に移動していた。
コイツ……今
「光も無く否定の業を背負わされ、闘いを強いられた。何故能無し共の生を憂う―――」
ビリーの言葉とともに円卓が揺れ始める。いや、円卓そのものではなく、円卓の下から何かが来る……この気配はまさか!?
「奴らの命も使え。俺達はそうする。そうでなければ――――
そう言い終わると同時に、巨大な腕が地面を貫き、円卓そのものを掴む。気配の正体はやはりバーン……コイツまで従えたのか!
UMAは理由もなく協力するようなタチではない。前回の
「円卓は、
そう言うビリーの表情は、冷酷そのものと言えるものだった。だがその奥底にはかすかだがそれ以外のモノをこの場にいる者の中で俺だけが感じていた。
依然としてビリーの真意がハッキリ分かった訳ではない。だが円卓や
歴代不労を見たい?(先代は確定で出します)
-
見たい
-
見たくない