バーンの体の上
内容はユニオンのUMAを凍結保管している装置へ侵入し、バーンを強奪。その上で奴らの持つ円卓と
今回はボスも参加予定らしく、ボスが行動を起こすのを合図にバーンをフェーズ2に移行させ、俺達も動くようにと言われている。
結果から言えば一悶着あったものの、作戦は順調に進み円卓と
「結構楽勝だったね。秘密結社っていうからもっと凄いのかとおもったけど」
「んな訳ねーだろ。ボスが不意を突いたからここまでスムーズに行ったんだ。特に
「彼女の言う通り、奴らを甘く見ない事だ」
「ハハッ、評価してるんだね。まあ俺もこれで終わるとは思ってないけどさ」
仮にも神を殺すために長年世界で暗躍してた連中だ。そう簡単に明け渡す訳がねえ。逆の立場ならオレでもそうする。
加えて
リップはライフイズストレンジの影響で蘇生は出来たものの、子供の姿になり弱体化。ラトラは能力による弾除けが主で戦闘面は言わずもがな。バーンは円卓と
無論来るなら抵抗はするが、先程言った精神的な問題に加え、この場所では以前のようにフルには使えない。結果として、今この場にいる連中で十全に戦えるのはボスしかいねえ。
「にしても、ボスが
「オレも初めてだな。まさかこんな中枢にまで潜り込んでるとは」
基本表に出て来なかったからな。大抵直接面識のあるテラーやクリードを経由して伝えられる事が多かった。
何かしらの理由で別行動しているのは分かっていたが……ここまで高い地位にいるとは思わなかった。
「ひとまず再確認させてもらうぞ。アンタとは利害が一致してるから協力してんだ、それを反故にするマネだけはしてくれんなよ?」
「……言おうとした事先に言われちゃったよ。俺とラトラも
「わかっている。俺達は正義なんて漠然な動機では動かない。
「オーケー。気楽で助かるよ」
「その言葉が聞きたかった。いいぜ、改めて神殺しを手伝ってやる。その後は約束通り、オレの目的を手伝うと誓いな」
「いいだろう。誓おう」
毅然とした態度でボスはそう言う。流石円卓で長い間スパイとして行動していた男なだけはあるな……否定能力を得る以前オレはこの審美眼を買われ、一時色んな人間と関わる事があった。おかげでそいつの人となりはある程度見抜けるようになったと自負している。
その経験談から言わせて貰えば、この男は信頼するに値する。約束を違える事はないと。
さて、ユニオンの連中はどう来るか……
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少し時間を遡り―――
ビリーの裏切りによって円卓と
ニコは負傷者である一心、トップ二人の治療の専念。シェン、フィルは
そして俺達は今、ビリー達を追っている。
「とりあえずバーンを止めて話を聞こう!」
「話って、お前ビリーにいきなり銃ぶっ放してただろ」
「あれはその、つい!」
「イチャ付くのはいいが後にしておけ……俺達は円卓と
この役割をしくじる事は許されない。そのためには二人ときちんと連係する事は勿論、他の連中にも協力してもらう必要がある。そのための切っ掛けは風子にしてもらう。
「……まあ確かに聞きたい事はある。アイツ等はそれぞれ目的が違うようだし、神殺しをするなら俺達と協力した方が建設的だ」
「それには俺も同意見だ。わざわざこのタイミングで裏切るなんて何のメリットもない。アイツの真意はハッキリわからんが……一つ分かる事はある」
「タチアナを泣かせた事だな。話は一発殴ってからでいいだろ?」
「そういう事だ。どんな理由があろうとそれを許してはいけない。そうだろう、風子?」
「はい、勿論です!!」
いい返事だ。これなら不運に関しては問題ないだろう。問題はビリーの否定能力だ。
現状確認出来ているのは
一つだけでも面倒な否定能力を三つも持っているという時点で厄介極まりない。しかもまだ全て見せていない可能性もあるし、いくらなんでもイレギュラーが過ぎる。
ひとまずそれ以外の否定能力は使えないという前提の上で話を進めるべきか……
「この作戦の要はお前達二人だ。俺はそのサポートをする。念の為俺、アンディと風子の二手に分かれた方がいいだろう」
「だな。少なくとも全員が
現状一番食らうとマズいのは
なら一人は視界外から行動を起こした方がいい。その方がビリーを無力化出来る可能性はある。
懸念があるとすれば、
そうして少しするとバーンの姿が見えて来る。
「……見えて来たぞ、バーンだ。ジュイス、準備は出来てるか!」
『今終わった! 後は頼む!』
「了解!」
ジュイスに通信を取り、アンディが事前に用意した不運の種の用意が出来た事を確認する。
バーンに接近しその寸前でアンディとは真逆、バーンの背中に飛び乗り移る。
接触した手が瞬く間に焼けるが、能力をフルに活用し火傷そのものを否定しながら軽いステップで奴らに気付かれないよう気配を殺す。
すぐに動けば不運の発動が悪い方向に働く可能性がある。だから大きな不運が起きるまではここに留まる。
「くるよ……バーンの中のアンディに向かって……不運が!!」
向こう側にいる風子がそういうと同時に付近にある電磁ケーブルが暴発し、バーンに感電する。
当然俺も感電するが
『もういっちょ、ダメ元―――! 凍っちゃえー!!』
そこから操作権限を一時的に渡されたミコによってバーンを凍結。火傷は軽減されたが体が凍り付く。
バーンを止めるためとは言え無茶をしてくれるな……俺でなければただじゃ済んでないぞ。
だがこれで終わりじゃない。本当の大きな不運は……これからだ。
「―――また来るよ。みんなで集めた、大きい不運が!!」
そう風子が大声で言うとほぼ同時に、一心謹製の
「バーンは止めた―――逃がさねえぜ、ビリー!!」
その声と同時に凍った体を否定し、バーンを飛び越える。
バーンの足止めは出来た。次はビリーだ!
歴代不労を見たい?(先代は確定で出します)
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