『全
クエストの失敗により
だがコイツを見るのはコレが初めてではない気がする。謎の既視感を感じるのは……何故だ?
「これが……」
「
風子とアンディが
やがて
今までもそうだったが、
「ムーブ、我々を地上へ」
『……あぁ』
ジュイスがムーブを呼び出し、俺達を地上へと移動させる。途中一心だけ体制を崩しかけていたので、俺が先程と同じように背負い、着地する。
……俺じゃなかったら絶対体に大きな負荷掛かる奴だなコレ。すぐに否定されたから何の問題もないのだが。
「平気か?」
『感謝』
俺の言葉にすぐに達筆で返してくる。さっきよりはマシそうだな。
さて、確かここはエアーズロックの近くか……相も変わらず月以外なにもない空だ。
『ジュイス……移動させてやったんだ。面白い
「ああ……わかっているよ、ムーブ。私の―――正義を見せてやる」
そう言い、ジュイスは俺達から少し離れる。ジュイスのいる方を見ると、空高く浮く
そうしてその姿は完全に見えなくなるが、少しして空の様子がおかしい事に気が付く。
「空が、明るくなっていく……」
夜空には月以外の光が次々と生まれ、それが広まっていく。やがて空には
「―――ニコ、
「今やってる。ボケ共、俺だ! たった今
『了解、Dr.ニコ!!』
ジュイスの言葉にニコがすぐ娘であるミコを始めとするラボメンバー達に指示を出し、サイコポットを通して情報共有が行われた。
それによって
結論から言えば
――――そして、今現在進行形でその宇宙人とやらに侵略されているらしい。
「オイオイ、冗談にしても笑えん状況だぞ……」
俺が知る限り、今までのUMAの中で一番ヤバい改変を起こしてやがるぞ
無論影響もそうだが、改変の規模が今までの比じゃない。
「何アレ、船が飛んで……!?」
「敵か」
「あぁ。
世界改変はその名の通り世界規模で作り変えられ、最初からそうであると言う前提に作り変えられる。従ってその
だが俺達否定者はその世界改変の影響を一切受けない。改変の度に世界から置いてけぼりにされているのだ。
あくまで否定者に
今回の改変の場合、極めて広範囲に改変が発生している事から地球とは全く別の文明まで生まれてしまい、結果としてこのような侵略が起こってしまっている。この状況だけを見れば、確実にヴィクトルの時よりマズい状況だろう。
だが幸いこのタイプなら
そうして降り立った宇宙人に向かってジュイスが近づいていく。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
「そうか……なら私は、その正義を―――否定しよう」
結論から言ってしまえば、侵略してきた宇宙人はジュイスの
俺も未だ全容を理解しているわけではないが相手の正義を否定し、その正義とは真逆の行動を取らせる。それがジュイスの否定能力だ。
こう言えばシェンの
次々と墜落していく艦隊を背に、彼女は入って間もないアンディと風子に対し、もう後がない事、次に
故にこれ以上クエストを失敗する訳には行かないが、円卓を埋めなければ三か月先にある次の課題を受ける事すら出来ず
そのために最優先すべき事項は―――12人目の否定者の確保。
「今回の報酬で
「
「いや、俺は
俺の意見にアンディがこっちを向くが、これに関しては俺も譲れない。おそらくだが失踪の方に関しては十中八九
それに
「二人とも助かる。
「ちょっ……私も!?」
ジュイスの突然の指名にタチアナが驚く。確かに彼女の
足場の確保に関しても風子以外はあまり問題なく戦えるし、その風子もアンディが守るから安心出来る。
もっとも風子の指名に関してはそれ以外の思惑もあるんだろうが……何にしろ経験を積ませるのは悪くない。
「了解だ、助けてもらった借りは返さねえとな! よろしく頼むぜ、レイ」
「こちらこそよろしく、アンディ」
アンディが手を差し出して来たので俺も手を出し、握手する。
力強い握手だな。余程鍛えてなければここまでにはならん。
「
「気にするな、メンバーを助けるのは当然の事だ」
……そういえばアンディときちんと話すのはコレが初めてだったま。あれからなんだかんだゴタゴタ続きで、二人だけで話す機会なんて全くなかったからな。
加入当初こそとんでもない事をするヤツだなと思っていたが、ここまでの彼の行動を見る限り、案外理性的な所もあるんだなと認識を改めた。今回を機に親睦は深めておきたいトコだな……
「こちらこそ、話に割って入って悪かった。個人的に
「それこそ気にすんな。今はまだ相手が敵か味方かハッキリわからねえんだ、状況次第ではそれこそ
「それもそうか……何はともあれ、この仕事は絶対成功させよう。次の課題に挑むためにもな」
「ああ」
何も起こらなければそれはそれでいいが、その線はほぼないだろう。確実に何かは起こる筈だ。
どちらにせよ、次の仕事までに四人で連係が取れるよう戦闘訓練は行わないとな……特に風子は。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
その後四人、主に風子には暇を見ては基本的な身体能力を鍛えるための訓練を、休息を挟みながら行った。
流石に俺がやってるのと同じ内容は鍛える以前に壊れるので、彼女の体力に合った効率の良い鍛錬メニューを出し、少しずつ慣らす形にしていった。
それから一週間が過ぎた頃。ジュイスから
それを聞いた俺達はすぐさま準備を始めユニオン専用のジェット機に乗り、目的地に向かって飛んだ。
―――行き先はブラジル、リオデジャネイロ。そこに
歴代不労を見たい?(先代は確定で出します)
-
見たい
-
見たくない