車椅子少女の何処に萌えを感じろと……   作:変態紳士と幼女

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第伍話 主人公ツンデレの心の向こうに

猫の可愛さに最近気づいた主人公視点

 

さてどうしようか…

俺は今日、金に呼び出しをくらっている。

何をされるか分からないが、とりあえずお金が必要だと思う。

諭吉さんが二枚程あれば許してくれると思う。

これ以上は出せません。

 

 

 

八神には前日に金髪の呼び出しのことを相談しました。

 

「八神さん…

俺は明日死ぬかもしれません…

今までありがとう。」

俺は少し泣きそうになりながら八神にお別れを告げました。

「き、急になんやねん⁈

しかも泣きそうになってるし!

いったい何があったんよ?」

八神はやっぱり優しいです。

「八神はいいお嫁さんになるよね。

料理も出来て、掃除もできて、優しくて、

俺八神に会えて幸せだったよ…」

俺はもう泣いています。

「あかん⁉ それフラグや!」

八神は何か言ってるけど自分の嗚咽以外聞こえません。

「と、とりあえず

どうしたん?」

八神はとっても心配した顔で俺を見ています。

「俺さ…

明日休日なのにバーニングファイヤーに呼び出されてるんだよ。

何か知らないけどネズミの国に行く事になるし。

多分海が近いからコンクリート詰めされて沈められるんだ…

多分俺殺されるよね?

だって他の理由で呼びたされる訳が分からないもん…

あいつさ金曜日の昼休みにいきなり俺の所にきて、

顔を真っ赤にしてさ何故か怒鳴って俺に言うんだぜ?

 

「あ、あんた明日ネズミの国に行くからね?

遅刻したり来なかったりしたら許さないんだから!

それと行くのはSEAのほうだから

お、お昼は私が作って持っていくから

持ってくるんじゃないわよ!」

 

なんて言うんだよ俺怖いよ…

ただでさえ海が近いのに、

さらに海に近いSEAのほうに行くんだぜ?

昼飯は持ってくるなって言うし

きっと俺の弁当には大量の睡眠薬が入ってて、

眠らされて、俺が気づいた時にはもう俺は海の底…

なんて計画なんだよ。きっと…

怖いんだよ。八神…

でも行かなくても結局殺られる。

もう俺には殺される運命しかないんだ…」

俺が絶望してると、

「それって、ただのノロケ話しやろ?」

八神が何故か俺をゴミでも見るような目で見てきます。

「ノロケだったらどれ程良かったか…

大体今の何処にそんな要素が?」

純粋に疑問に思った。

「あんた一回死んだほうがいいんやないの?」

何故か呆れられた。

それっきり何故か八神は話しを聞いてくれなかった。

何故か機嫌は悪くなるし…

もう本当に三次元女の子は何考えてるか分からない。

 

 

好感度とか見えないの?

女心やイベントの攻略サイトとか、

女心で困った時の選択肢とか、

今回の件で本当に欲しくなった。

別に八神にフラグを建てたい訳ではないが、

バーニングや八神の機嫌が悪い時や会話中に

困ったら使いたい。

なぜなら、

リアルは何が起きるか分からないクソゲーだから、欲しいのだ。

 

 

そんなことがあったな~

と思いつつ目の前の現実から逃避しております。

だってさ?

集合場所の学校に来たら黒ずくめの男達が30人位いるんだぜ?

そんな人達の中心にバーニングファイヤーがいるし…

 

やっぱり俺は殺られるのだろう…

遺書は書いて来た。

リビングの机の上に置いて来たからきっと誰かが見つけてくれるだろう…

 

バーニングファイヤーは俺に気づくと近づいて来た。

「あんた来るのが遅いのよ!

こっちはもう30分も待ってたんだからね⁉」

バーニングファイヤーは俺を見るなり怒鳴って来ました。

周りに怖い人達がいるのでとりあえず丁寧な対応をしなければ…

「でも、まだ集合時間の30分前ですが…」

そんなことを言った瞬間

黒ずくめ男達が一斉に俺を見て来ます。

まるで何か文句あんのか⁈

と目で言っているようです。

滅茶苦茶怖いです。

 

主人公視点終了。

 

 

黒ずくめ男の一人SA☆ME☆ZI☆MA視点

 

今日は朝からお嬢様のお世話をしていると、

急に遊びに行くから車を出せなんて言って来た。

先日

お嬢様は気づいてなかったが誘拐もどきの事件が遭った。

だから護衛として30人程連れて来たが、

まさか遊びに行く相手が男だとは…

 

お嬢様と遊びに行ったのが当主様に知られたら、

この子殺されるのでは?

何て心配をしているとお嬢様が彼に気づいたようです。

「あんた来るのが遅いのよ!

こっちはもう30分も待ってたんだからね⁉」

お嬢様は彼を見るなり怒鳴ってました。

「でも、まだ集合時間の30分前ですが…」

彼はそんなことを言いました。

それを聞いて私達は彼を一斉に見ました。

そして思いました。

 

『彼もお嬢様に苦労しているんだ』

 

彼は私達が一斉に見たので少し驚いて怖がってしまいました。

可哀想なことをしました。

 

SA☆ME☆ZI☆MA視点終了。

 

 

 

生命の危機しか感じていない主人公視点

 

ヤバイよ!ヤバイ!

今リムジンに乗っていますが、すごく生命の危機を感じています。

だって、乗る前に金色が行き先を運転手に伝えた瞬間…

運転手以外の人達が一瞬で目の前から消えたんだぜ?

しかも運転手は何所かに電話してるし…

きっとカタカナのヤが頭文字の職業に連絡してるんだよ…

でも今更逃げ出せないだろうし…

腹を括るしかないのか…

しょうがない…

四季 匠 逝ってきます‼

 

 

移動中のリムジンの中では何故か金が此方をチラチラ見てきます。

こっちをチラッと見て目が合うと顔を真っ赤にして俯く。

何秒かして落ち着いてまたこっちをチラチラ見る。

そして目が合うと顔を真っ赤にして俯く。

以下無限ループ…

 

何あの生き物すんごい可愛いいんだけど…

何であんなに可愛いのさ…

抱きしめたい…

もふもふしたい…

 

は⁈まさか俺を悶え殺す気なのか…

 

何て恐ろしいのだアリサ・バニングス‼

でも悶え死ねるならいいんじゃないのかな?

何て事を考えていると何時の間にかネズミの国についていました。

結局リムジンの中では殆ど無言でした。

 

 

今日は休日と言う事もあり、たくさん人がいました。

取り敢えず入場券を買おうと思い人の列に並ぼうとする。

すると、

「あんた何処いくの?」

アリサたんがそんな事を言って来ました。

「え?どこって入場券買おうと…」

俺は戸惑っています。

そんな俺の手を掴むとそのまま入場ゲートへ向かうアリサたん。

「ちょっとまて下さいバーニングスさん⁈

入場券も何も持ってないよ俺達?」

「うるさいわよ?

あんたは黙って私について来なさい。」

あぁなるほど、俺はもう殺されるのですね?

 

「ちょっとすいません。」

入場ゲートに着くといきなり係りの人を呼ぶアリサたん。

「どうされましたか?」

「これ」

アリサたんは何か券のようなものを係りの人に見せてます。

「二名様でよろしいですか?」

何て係りの人が言ってきた。

「後ろにいる鮫島も」

「分かりました。三名様ですね?」

何が起きてるか俺は訳が分からない…

 

何故かそのままあっさり入場…

「すいませんがバニングスさんその券何ですか?」

疑問に思ったので聞いて見る。

「これはこのテーマパークで半永久的に遊べるチケットよ?

優先的にアトラクションに乗れるしね。

パパがこのテーマパークの設計か何かに関わってもらったの。

まぁあんまり使いたくないんだけど、

今回はあんたとたくさん周りたいから…」

最後のほうが聞こえません。

「最後なんて言ったの?」

「別になにも言ってないわよ⁈」

何故か怒鳴られる俺。理不尽だ…

 

その後は色々なアトラクションに乗って楽しんだ。

途中はぐれそうになったので、アリサたんが俺の手を握ってきた。

「べ、別に他意はないんだからね⁈

ただはぐれたら面倒だから手を繋ぐだけなんだから、

う、嬉しくなんてないんだからね⁈」

何この可愛いの?

お持ち帰りいいですか?

 

そんなことがあったりして、

俺は本来ここに連れて来られた意味を完全に忘れていた。

お昼のお弁当イベントでその意味を思い出した。

お弁当の中身は唐揚げや卵焼きなど、

THE弁当って感じだった。

「そ、そのお弁当作ってきたから、

でもむ、無理して食べなくていいからね…

あんまり美味しくないと思うし…」

今日のアリサたんは可愛いです。

何故か急に弱気になったアリサたん。

だが、そこがいい。

 

でもごめんねアリサたん。

俺はこの弁当を食べることが出来ない。

なぜならこの弁当には睡眠薬が入っているから、

俺が一人で葛藤していると、

「やっぱりおいしくなさそうだものね…」

なんてアリサたんの悲しそうな声…

そして後ろからの刺す様な鮫島さんの視線…

 

もう俺は耐えきれんとです。

いざ逝かん理想郷へ

俺はアリサたんお手製のお弁当に手を付ける。

「お、美味いよこの弁当

バニングスって料理美味いんだな。

俺びっくりしたよ。」

以外に美味い料理に驚く俺。

「ま、まぁ私が作ったんだし当たり前でしょ?」

さっきの弱気なアリサたんから何時ものアリサたんにジョブチェンジ。

でも俺に褒められてすごい嬉しそうです。

アリサたんの可愛い表情が見られて俺満足。

 

その後も色々なアトラクションに乗ってもうすぐ帰る時間です。

最後に何に乗ろうか考えていると、

 

遂に、遂にやってきた。

俺の死亡イベント…

いきなり周りにたくさんの黒ずくめ男達がやってきた。

周りは既に囲まれている。

どうしようこれ…

アリサたんの方を助けを求めるためにみると、

何故かアリサが変な男に抱きかかえられていた。

「へへへ、こんな所でバーニングス家のご息女と会えるとは…

俺の運も捨てたもんじゃない。」

何か言っているが、俺は現場をどうするか考えている。

「あ、あんた何なのよ⁈」

アリサたんが何か叫んでいます。

「俺か?

俺はお前の家に人生を滅茶苦茶にされた奴だ。

俺はある会社の幹部だったんだでも、

お前の家に俺の会社が吸収合併すると、

俺は無能と判断されて、いきなり首だよ。

俺は何のミスも何の不正もしていないのにだぞ⁈

巫山戯てんじゃねぇよ!

再就職も考えて色々な会社を回った。でもな?

あの時に首になった奴の殆どは不正かミスをした奴なんだよ。

俺は何処へ行ってもそんなレッテルを貼られ、

結局親の脛かじって生きてんだよ!

嫁だっていたのに何時の間にか夜逃げされるし、

全部お前の家のせいなんだよ‼

だから俺はおまうご…」

「うるさいんだよ!

俺は今生命のピンチなんだよ?

黙れよ‼」

ついカッとなってやってしまった。

あまりの五月蝿さに手が出た。

どうしよう知らない人殴っちゃたよ…

「てめぇ巫山戯んじゃねぇぞ

餓鬼だからって甘く見てねぇかんな!

思いっきりぶん殴ってやる!」

え⁈嘘でしょ?

ブチ切れてるよこの人…

恐ろしくなって身体を伏せた。

「な、てめぇよけんな!」

どうやら避けられたようだ。

しかし、ムキになってもう一度殴ってくる。

どうしよう…

めっちゃ怒ってる…

 

 

あれ?待てよ?

よーく見るとよけられそうじゃね?これ

相手の腕の動きをよくみて、身体を右に捻る。

頬を少し掠めたが避けられた。

 

どうやら動体視力が上がっているみたいです。

やったね!

 

俺は自分の動体視力が上がったことに感激していたが、

おっさんの存在を思い出しておっさんを見た。

何時の間にか目の前にいたおっさんが、黒ずくめの男達に抱えられて連れてかれた。

 

え?俺はの生命取りにきたんじゃないの⁈

よくわかんないけど生きてるよ?

俺生きてる。やった~。

 

「き、今日はありがとう

一応お礼は言っておくわよ。

そ、そのカッコ良かったわよ?」

何故かアリサたんは最後にデレて来ました。

 

そんなこんなでなんとか生き延びた俺。

はやえもんにお土産をたくさん買って帰りましたとさ。

 

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

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