車椅子少女の何処に萌えを感じろと……   作:変態紳士と幼女

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第玖話 はやて、心、重ねて

覚醒?主人公視点

 

人形は身体強化の魔法を使い距離を詰める。

人形が、剣を青年の胸に刺そうとした瞬間、

人形の胸に剣が刺さった。

人形は完全に機能を停止した。

「そこまでだ。

これで一通りやれることは終わった。

これで外の人間達に少しは通用するだろう…」

青年は少年に戻った…

「クィーンデキム。今の外の時間は?」

「12月23日だ。」

「は?なんだって?」

「12月23日だ。」

「ここの時間でじゃなくて?」

「外の時間でだ。」

「ここの世界って三倍に時間を伸ばせるんだよな?」

「あぁ。」

「俺らがこんなこと始めたのは?」

「八月に入ってからだ。」

「なのに、四ヶ月もかかったの?」

「いや、此方の世界でいえば約一年の時間を過ごした。

それと外でやらなくてはならないことがある。」

え?なんなのお前?

約一年かけてまだやることがあるとか頭終わってんじゃねぇの?

だいたい八神を助ける為に此処に来たのに外にでたら、八神のお葬式とかやってたらどうしてくれるわけだ?

「むぅ、文句を言うな。

私は汝の一部になっているので心が読めるのだぞ。

だいたい汝の能力が元々低いのにも問題はある。

それを私だけの責任にするとは…」

なんだよそれプライバシーの侵害だ!

「で?何だよやり残したことって?」

「露骨に話しを逸らしおって…

この世界での経験は向こうに引き継がれるが、体力面は変わらない。

だから、あとは外の世界で基礎体力をつける。」

絶対にそれ疲れるよね?

「それってクィーンデキムがなんとかしてくれるんじゃないの?」

「無理だな。」

「なら、俺の願いとして叶えろ!」

「私の意識が出てきたのでジュエルシードとしての役割を果たせなくなっている。」

「お前使えねな…」

「失礼だぞ!

そんなに願いを叶えて欲しいのならば今すぐ此処に残りのジュエルシードを全て持って来い!

そうすれば、私は現界することができ、十全にジュエルシードの力を使える。

時間だろうが、空間だろうが超えてやる!」

時間?空間こいつ馬鹿じゃねえの?

いや、待てよ?

「 今なんて言った?」

「私は馬鹿ではない。馬鹿呼ばわりする汝に言うことはない。」

「悪かった…俺はクィーンデキムのことが好きだぞ?

だから好きな奴には少しキツくあたっちゃうんだよ。」

「な、なにをいきなり言い出すのだ。」

「俺はクィーンデキムが好きだぞ!」

「そんなに大きな声で言うな照れるだろう…」

「それでさっき空間も越えられるって言ったよな?」

「あぁ。」

「つまり、二次元の世界に行ける!」

「汝は変な性癖を持っているのだな…

図形が好きなのか?」

「違う!二次元は二次元でもそっちじゃない。」

俺はクィーンデキムに外の世界での常識を説明した。

「なるほど、外の世界にはいろいろな物がたくさんあるのだな。

ならば、早く外にでよう。そして、私をいろんなとこに連れていけ。

私とデートに行けるなんて光栄だろう?」

「いやだよ…野郎とデートなんて…」

俺は可愛い女の子を希望する。

アリサたんとか、アリサたんとか…

「失礼な汝だ!私は凄い美貌を持つ女だぞ?」

コイツハナニヲイッテルノダロウ?

「嘘だ‼」

「嘘ではない、だいたい渡しのどこが男らしいのだ?」

「喋り方…なんかジジ臭い…

声も低いし…」

きっと百人中九十人以上がそう思うと思う。

「確かに声が低いのは認める。

だが、ジジ臭いだと⁈

私が?超絶美人の私が?」

「うん。」

「汝、私は怒ったぞ!

私が現界して私の美貌をみてから汝がデートに行きたいって言ってもしてやらんからな!」

「別に行かねぇよ…」

「わ、私の凄い美貌をみても同じことが言えるのか?」

「多分…」

「巫山戯るな!

汝は女にきっと興味がないのだ!

だから私の魅力が1ミリも理解できないのだ!」

「失礼な奴だ俺は女の子が好きだぞ。

だいたいお前の美貌(笑)まだみたことないもん…」

「絶対に驚かしてやる…」

そんなことを言い合いなが外の世界に戻って行った。

そういえば、俺は四ヶ月程意識がなかったんだよね?

みんな心配してるよね?

特に父が、あの過保護な父親が…

これ俺死ぬんじゃねぇの?

 

 

目が覚めると俺はカーテンで囲まれた真っ白なベットの上にいた。

カーテンを開けると窓が見え、外はまだ朝日が登っていなかった。

「今何時で?此処はどこだクィーンデキム?」

「4時28分36秒だ。

それと此処は病院だ。」

どうやら此処は病室のようだ。

隣にもベットがあるようだがカーテンがしまっていて、中は見えない。

「なんだよその時間…中途半端すぎるだろ…

そこは空気をよんで4時30分とかビッタリにしようぜ。」

「そんなもの知らん。

だいたい私がなぜそこまで考えてやらんといけないのだ!」

「もしかしてまださっきのこと怒ってる?」

「別に、気にしてなどいない。」

「嘘だな…」

「嘘ではない!」

俺達が言い争っていると、隣のベットのカーテンが突然開いた。

 

「朝からうるさいんやけど!

なんなんよ、こんな朝っぱらから…」

八神がそこにいた。

「へ?」「あれ?」

お互い顔を見合う、現場を把握、そして…

「八神なんでお前入院してるんだ⁈」「目が覚めたん⁈」

二人で驚く。

「どこか悪いのか⁈」「どこも異常はあらへん⁈」

二人でお互いを心配する。

「え?」「え?」

『落ち着け汝…』

そうだ、一旦落ち着こう。

そして、ナースコールだ!

 

数分後、ナースと共に美人な女の先生が来た。

 

「良かったわ。目が覚めて…

どこか身体に異常はあるかしら?」

彼女は石田先生、八神の担当医。

綺麗だなぁ~

『私のほうがきっと綺麗だ。』

クィーンデキムの念話は無視しよう。

「特にありません。」

「そう、それなら良かったわ。

今四季君のご両親に連絡したのよ。

すぐにこっちに来てくれるらしいわ。

良かったわね?」

父さんがやってくる?

「嘘ですよね?」

「嘘じゃないわ。」

いやだ、いやだよ…

俺が小さいころ泥だらけにされて帰ってくるとその子の家に乗り込んで家族を半殺しにしようとした

あの父親が帰ってくる⁈

絶対に俺の胃がストレスでマッハになるよ!

「石田先生頼みがあります。」

こんなことになるならヤケクソだ!

「どうしたの、急に?」

先生が戸惑っているがそんなの関係ない!

「面会謝絶にしてくださ「そんなこと頼むんやないわ!」い?」

八神に怒られた。

「はぁ~、なんにも変わっとらへんな四季君は…」

そして呆れられた。

解せぬ…

その後石田先生と少し話して石田先生は病室から出て行った。

 

 

「八神はなんで病院に入院してるんだよ?」

さっき聞きそびれたことを聞く。

「わ、私は特に身体の異常はないんやけど、検査の為に入院してるんよ?」

「本当に?」

疑う俺。

「う、うん。」

「そっか…」

八神は俺を頼らない。

多分八神の身体はあまり長くはない…

「そうや、さっきシグナム達に連絡したんよ、

皆今すぐ来てくれるんやって。」

「そっか。」

その後は特に何も話さなかった。

シグ姉達が来たのは、30分後だった。

 

「久しぶりだな、四季」

シグ姉。

「あぁ、久しぶり。」

「四季君、少し大人ぽくなったんじゃないですか?」

シャマルさん。

「俺はいつも通りなにも変わってないよ?」

「お前いつから魔法が使えるようになった?」

ヴィータちゃん。

「魔法なんて使えないよ?」

「そうだぞヴィータ、

デバイスもないのに魔法なんて初心者に使えるものか。」

ザフィー。

「でもこいつから魔力反応が…」

納得のいかないヴィータちゃん。

「よくわからないけど、皆来てくれてありがとう。」

その後は最近あった事を話したりなどして過ごした…

「なぁ皆は明日どうすんよ?」

「明日ですか?

私達は秘密です。」

シグ姉が微笑んでいるだと…⁈

明日は雨でも降るんじゃないのか?

「四季?私の剣の錆びになりたいのか?」

「滅相もございませぬ。」

ベットの上でDO☆GE☆ZAする俺。

「大人ぽく見えたのは一瞬でしたね…」

呆れ顔のシャマルさん。

周りの皆は笑っている。

こんな日々が続けばいいなぁと思った一日だった。

『後で私に彼等のらことを教えろ…』

「おk」

 

 

 

翌日のクリスマスイブ。

やったよ!母さん、父さん今年は1人じゃない女の子がいっぱいの勝ち組だ!

朝からアリサ達が訪ねてきた。

何故かそこにフェイトちゃんが増えていたのは驚きだった。

話しを聞くと俺のいない間に転校してきたらしい、

とりあえずフェイトちゃんのあだ名どうしよう…

髪の色はアリサと被ってるし…

「四季君が目が覚めたって聞いてアリサちゃんが暴れて大変だったんだよ?」

え?すずか嬢なんって言ったの?

「な、なにを言ってんのよ⁉

すずかそんなこと言ったらこいつすぐ調子にのるんだから…」

ツンツンしてるといくことは、なんか俺に聞かれると恥ずかしいことを言ったのだろう…

「ありがとう、アリサ。」

取り敢えずお礼を言おう。

因みに八神は今病室にいない。

シグ姉達とどこかに出かけている。

八神はどうしても外に出たかったようで、石田先生に頼みまくった。

石田先生もついて行くなら良いと言うことで、許可を貰った。

まさかあそこまで頼み込むとは、

「べ、別にいいのよ

でも、もう目が覚めないんじゃないのかと思ったりしたんだから !

し、心配かけんじゃないわよ…」

アリサは俺に泣きながら抱きついてきた。

俺は優しくアリサを抱きしめる。

『ねぇ、なのは?アリサと四季は付き合ってるの?』

『そんなことはなかった筈だったけど…』

おい、お前等念話聞こえてるぞ!

折角いい雰囲気だったのに…

そんなことを思っていると、病室の扉が開いた。

そこには驚いた顔の八神家のメンツがいらっしゃった。

 

久しぶりの現場説明だ。

 

俺アリサと抱き合ってる。

八神にめっちゃ見られる。

何故かシグ姉達を見てフェイトちゃんと栗が呆然としてる。

同じくシグ姉達もフェイトちゃんと栗を見て呆然としている。

アリサは周りの状況に気づいてない。さらに俺に強く抱きついてくる。

すずか嬢が周りの様子に珍しく呆然としている。

なんだこのカオス…

 

 

その後は、アリサが正気に戻り俺のことと周りを見て顔を真っ赤にして俯むいた。

こんな時にも不覚にもアリサに萌えてしまった…

『私のほうが可愛いぞ!』

クィーンデキムはうざい。

「あんたは四季君のなんなんよ?」

何故かアリサに絡む八神。

「匠、誰よコイツ?」

何故か喧嘩口調のアリサ。

修羅場?修羅場なのか?

こっちを見ながらニヤニヤしているすずか嬢。

うぜぇ~…

『取り敢えず四季にプレゼントを渡したら、私達に付き合って貰うぞ…』

『はい…』

なんかあっちはあっちで嫌悪な雰囲気だし、

デシタルなモンスターみたいな名前だけど、助けて~クィーンデキもん。

『私でも、無理だな。』

やっぱりこいつ使えねぇ…

『そういえば、俺達の念話シグ姉達に聞こえてないぞ?なんでよ?』

『私達は簡単にいえばオンラインではなく、オフラインで繋がっているのだ!

つまり私達はどこでも一緒なのだ!嬉しいだろ?』

あっそうですか。

 

「はい、匠。私達からのプレゼント。」

「あ、ありがとう。」

できれば笑顔で渡してほしいよ、アリサたん…

八神のほう睨んでないで。

「これは私達からのプレゼントなんやけど、もういらへんかな?」

何故か八神に俺が睨まれる。

「い、いや貰うよ。うん。」

すずか嬢もう笑うのやめれ…

「それじゃあもう私達は帰るから。」

アリサたんこの空気で俺を放置して帰るのか?

「それじゃはやてちゃん、私達彼女を見送ってくるから。」

え?この空気で俺と八神が二人っきり?

待ってよ、そんなのってないよ…

 

行ってしまった。

「むぅ…」

睨んでくる八神が怖い。

「ど、どうしたのでせうか?

八神殿?」

「別にな~んにもないんよ。四季君が女の子と抱き合ってたから怒ってるわけじゃないし、四季君と女の子が苗字じゃなくて名前で呼んでたのも関係ないんよ?

本当になんもないんやからね?」

「え?」

「もう四季君なんて知らへん…」

拗ねちゃった…

「 四季君に距離を置かれてるようやったから、少しでも元の関係に戻りたいと思って無理に石田先生に頼み込んだのになんて言えへんよ…」

「なんか言った?」

「………」

あっ無視ですか…

まぁ、拗ねたお姫様には少し言いたいことがあるし丁度いいや。

「八神、お前が困っているなら俺はどこにだって駆けつけてやる、いつだって助けてやる。

だからもっと頼ってくれよ?もっと弱い部分を俺に見せてくれ。

俺は別にそんな八神みても嫌いにならないし、離れていかないから。」

「そんなこと言って恥ずかしくあらへんの?」

凄い恥ずかしいので指摘しないでください。

「だったら私のことこれからは名前で呼んでくれへん?」

え?なんで?

いや、でもこれで八神の機嫌がよくなるなら!

「は、はやて。」

うぅぅ…恥ずかしい。

「私が助けて欲しくなったらちゃんと助けてくれるんやね?私の騎士様?」

やっと八神が笑顔になった。

「そしたら、あの女の子とはどういう関係な んよ?」

アリサとは、友達以上恋人未満かな?

う~ん、よく分からない…

「いえない関係なん?」

「いや、別にそういうわけでは…」

俺はアリサのことを八神になんて説明しようかと考えていると、

 

突然八神が消えた。

 

「クィーンデキム!はやてはどこに行った!」

「屋上だ!」

俺はベットを飛び出し屋上に走る。

久しぶりに身体を動かしたせいか、身体の節々が痛んだが、今はそんなことを気にしている場合ではない。

屋上の扉を開け、屋上にでた。

そこには本に吸収されていくシグ姉達とそれをみて泣き叫ぶはやて、それと見たことのない格好をしたフェイトちゃんと栗、そしてボロボロの俺(ニセモノ)がいた…

 

そして、はやての下に大きな魔法陣が展開し光を放った。

その時の衝撃波で俺は呆然としていた為に吹き飛ばされてしまった。

「クィーンデキム。セットアップ。」

取り敢えず今は落ち着こう。

俺は闇に包まれた。

 

光が収まりそこに立っていたのは、はやてではなく一人の騎士甲冑を纏った女性だった…

闇が払われそこに立っていたのは、少年ではなく一人の黒い騎士甲冑を纏った青年だった…

 

そして、青年と女性が戦闘を開始した。

 

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