さらさらと風が流れる中、
1人の男がキャリーケースを転がしつつとある廃神社へと向かっていた。
長野の山奥にあるその寂れた村は、近くの村から歩いて15分程度の距離にあった、
長い石段の上にあるその神社は、誰にも見向きもされなかったのだろう、酷くボロボロであり、
屋根もところどころ落ちている……そんな神社にたどり着いた時、
ふわりと風がたなびき男の髪を優しく揺らす……、
そんな中、ふと視界の端に1人の女性が居た、その女性を目にした瞬間、
ブツリと音を立てて男の意識が闇に落ちていく……
『幻想郷へようこそ、幻想郷は、全てを受け入れますわ』
そんな女性の声が……男の頭に響きながら……
ーーーーーーーーーーー
2020年 7月14日 晴れ ??神社内
その日幻想郷はなんともまぁ蒸し暑い晴れ模様だった、
「……はぁぁ……あっついわねぇ……魔理沙、なんか氷バァァ!って出す魔法か何かないの?」
丸いちゃぶ台に上半身を預けて溶けかけている
割と涼しそうな脇の空いた巫女服の女がそうぼやき、
「無茶言うなよ霊夢、私の魔法だってんな万能じゃないんだぜ?……そりゃ神社の損害さえ考えなければ……って言ってもパチュリーに頼むほうがまだ早いだろ」
そうポツポツと言葉を返すはこちらはまた暑そうな重ね着をし、
黒い帽子を被った魔女風雨の装いの女が、2人揃ってとある神社にいた、
『
この幻想郷の博麗大結界の管理を担う当代の博麗の巫女、名を博麗霊夢、
そんな割と頭脳筋な巫女の幼馴染拳相棒枠の魔法使い、名を霧雨魔理沙、
2人は数々の異変を解決し、この幻想郷のバランスを保っていた……そんな2人の悩みの種は……
「……で、魔理沙、アンタの方は何か判ったの?」
「…んにゃ、それがてんで……里の連中も同じことばっかり……なぁ、霊夢これ本当に異変なのか?」
「異変に決まってるでしょ……『里で夜中羽音がする』ってのと……」
「『里の人間が何人か行方不明になる』……だろ?……そこの関係性がわかんねぇんだよ……妖怪連中なら里の中の連中には手出ししないだろ?」
「えぇ、実際妖怪の山連中もぶちのめして聞いたけど心当たりなさそうだったわ」
そうさらりと霊夢は言って見せ、そんな様子に魔理沙ははぁとため息を吐く、
「霊夢お前なぁ……」
「何よ仕方ないじゃない……馬鹿正直に聞いた所で真実言わないでしょ?……全く……」
「……まぁ、羽音つったら妖怪連中が上がるのはそうだけどなぁ……」
と一切進展しない会話を続けつつ、魔理沙が頭を抑えている最中……
ズドン、と激しい音が聞こえる、
「なっ!?」
「ここから近い!森の中だ!おい霊夢!」
「分かってるわよ!いくわよ魔理沙!」
そう言って、片方は箒を手にして縁側へと駆け出し宙に飛び上がり……
そして箒にまたがり勢いよく飛翔をした、
もう片方はと言えば片手にお祓い棒を手にし、縁側から宙へと飛び上がり、
そのまま物理法則を無視して飛翔しその彼女の後を追い縋った
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幸運ロール(幸運:58)
1D100->95 失敗
高度決定ロール
1D100->85 85m
落下ダメージ(ルルブ記載の沼参照)
28D3->53 53ダメージ
??ロール
⁇D6->72
HP変動
??→??
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同日同時刻 幻想郷森
とある神社の近くの森、そんな森の中にある一つの沼、そんな沼に1人の男が浮かんでいた。
その男は今ようやく意識を取り戻したのか、深いため息交じりに岸へと泳ぐ、
ざぱりと水音を立て、岸に上がると、ふと風が移ろう気配がし、そちらへと視線を向ける、
そこには箒に乗った少女と巫女服の少女がいた…………。
「……そこのアンタ、大丈夫?」
「おい、大丈夫か!?ったく、アンタも災難だよな〜、大空から落下って……」
「………えぇ、本当……全く大空から落ちるとは」
一瞬少女2人を見て男は驚いたが、すぐに笑顔を見せてそう彼女達に言って見せる、
「………」
「ん?霊夢どうしたんだ?」
そんな男の様子を見て少女の1人、霊夢は不機嫌そうな顔になり、
そんな様子を不思議そうにもう1人の少女、魔理沙が見てそう尋ねた。
「………アンタ、人間?外見は人に取り繕ってるけど……妙に嫌な感じがするんだけど」
「おいおい霊夢、初対面の人間に何を言ってるんだ!?悪いな兄さん、霊夢……あぁ、この巫女のやつが霊夢って言うんだ……まぁ普段はこんなこと言うやつじゃないんだが……」
「いえいえ、大丈夫ですよ……私も実際人かどうか危うい存在ですから……」
そう男は笑って言って見せ、それを見て霊夢は更に顔を歪め、魔理沙は少し不思議そうに見る、
「危うい?ってどう言う意味なんだ?」
「……あぁ……私は……
「……つまり……半人半妖?……ふぅん……服装からして……外来人っぽそうなのに、珍しいわね……まぁいいわ、ようこそ幻想郷へ、幻想郷は全てを受け入れるわ」
「お前がどんなやつであろうとな!」
彼が笑顔でそう言ったのを2人はさらりと流し、
片やお祓い棒を肩に掛け、片や箒を手に帽子を深く被り直して、
慣れた様にそう言って見せた
解説
主人公が元々使用されていたシステムは新クトゥルフ神話TRPG、俗に言う『7版』や『新版』と称されるもの、
有名なクトゥルフ神話TRPGは『6版』もしくは『旧版』と称される。
6版と7版の際はシステム面が多い、システムに関しては随時解説予定。
1d100
基本的にクトゥルフ神話trpgに使用されるダイス、技能などの判定は主にこれを使用される
食屍鬼
クトゥルフ神話TRPGに存在する神話存在、人を喰らい生きながらえる人でなし、
本来は人と動物の間の様な姿をしているが……