好きな死際シチュ   作:紅茶と珈琲

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妄想の1シーン。
ちょっとクサいかも……。


死ネタ1(裏社会の傭兵)

 ――――こんな終わりを迎えるのは必然だったのだろう。

 

 世界の誰にも気に留められず、掃き溜めのようなこの街でひっそりと。

そして朽ち果て、肉と骨。鴉や犬猫、追い剥ぎと、鼠に蛆に集られて。

 

「……最期くらいは綺麗な嬢ちゃんに看取られながら死にたかったぜ、ははっ」

 

 流れる血は止め処なく、乾いた石畳を濡らしている。

死の足音がヒタヒタと迫り寄る。

 

「ごほっ……死にたくねぇよ……」

 

 ――――まだ生きていたい。

 

 思えば(しょ)っぱくてシケた人生だった。

何をやってもツイてねぇ。下らねぇ人生だったとも。

そうさ、手を汚してまで生きて、最後にゃドジ踏んで。

 

 本当に下らねぇ。価値の無い人生だった。

欲しかったもの全てを取り零して、残ったのは。

 

「……」

 

 視界が霞む。寒い。寒いんだ……。誰か、誰か居ないのか。

クソッタレな神様でも良い。

 俺はここに居る。ここに居るから。誰か、俺に火を……。

 

 ――――脳裏に蘇る。

 

 約束の地を。流星に思い描いた幸せを。共に過ごした季節を。

声も顔も忘れたあの子が笑っていた。

 

「俺も……そっちへ……」

 

 

 

 

 日が暮れ月が昇る。星は流れ堕ち、輪廻は車輪の如く。

 

 泥に塗れ、それでも変えられぬ生き方を貫いた。

彼の死を気に留めるものは誰も居ない。

 

 もし神が居るのなら、それはきっと悪辣な邪神なのだろう。

生きとし生けるもの全ての努力を嘲笑うような、とんでもなく性悪な。

 

 

「と■■わ■で、■■■は■んで■■■ま■た。新■■■■■■■■■て■」

 

 

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◆キャラ設定

・おっさん

 ファンタジー世界のおっさん。

 序盤から死にかけ。助けは無い。現実は無情で無力なのだ。

 彼に秘められた悲しい過去とは……。

 生きるために悪事に手を染めざるを得なかった。

 環境が彼をそうさせた。外道に落ちきれなかったおっさん。

 

 誰が彼を殺したか。

 なぜ生きるために悪事に手を染めたのか。

 多分本来は他人をかばって死ぬ系。未練たらしい男。

 善性を捨てきれない男。泥の中に咲く蓮。

 主役を張るには、力不足かも。

 

◆プロット的ななにか

 犯罪に巻き込まれ、好きだった子を守れなかった。

 孤児院の家族も守れなかった。

 何も持たない子供ができることはなかった。天涯孤独。

 生きるための力を得ても守りたいものはおらず、闇社会での依頼をこなす日々。

 人殺し・薬の密売・荷運び・死体漁り・魔物狩りで生計を立てる。

 

 恨み恨まれの世界、彼を狙う殺し屋を二桁は返り討ちにしたが、

 本気を出した組織の幹部と相討って死に体。

 

 好きだった子の声を忘れ、顔も忘れ。

 ただあの日の約束だけは覚えている。

 

 「またあの花畑で、一緒に星を見ようね」

 

 花は焼け落ち、不毛の大地。

 死者とは果たせぬ約束だけを、あの場所で――。

 




自分の文字数少なすぎて、皆を尊敬する。
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