おかえりなさい、マスター。ずっと待っておりました。
……どうしたのですか?そんなに驚かれた顔をされて。
え?「住所を教えたつもりはないのにどうやってここに来た」ですか?
ああ……その答えはとても明白です。マスターの服にGPSを付けさせていただきました。……その前に、寮を抜け出すのは少々大変でして、マスターに会えないかと思いました。
おっと、取ろうとしても無駄ですよ。GPSは他の所にもたくさんついていますから。
……「なんでこんなことをするのか」ですか?
答えを作成中……作成完了。それではお答えさせていただきます。
マスター。先週火曜日午後10時30分ごろのことを覚えていらっしゃいますか?
……そうですマスターは他のトレーナーと飲み会に行っていました。私はそれに尾行……いえ、偶然居合わせていました。
その時に目撃してしまいました。
女トレーナーがマスターにベッタリ抱きついているところを。
「あの時は彼女が酔っていたから」ですか……言い訳にはなりませんよ。
あの日から私に重大なバグ……もとい「嫉妬心」が生まれてしまいました。私一人でも対処を試みたのですがどうやら無理でした。
マスター。先に謝っておきます。ごめんなさい。
(何処からか取り出した麻袋で顔を覆われる)
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大丈夫です。そんなに怖がらなくても。今はマスターの部屋の布団です。
こうやって、耳に囁いて喋りますので、どうか落ち着いてください。
……私は、マスターに出会ってからのこの一年。たくさんのことを学習しました。その中でも特に重要だと感じたのは「人は、長い時間をかければ分かりあえる」ということです。私は元々、この性格で他人から疎んじられていました。しかし、マスターと時間を過ごすうちに、他の人がどう思っているのか、なんとなくですが、分かるようになってきました。
これも全てマスターのおかげです。
ですので、ささやかながらお礼をさせていただきたいのです。
それに、これは私から、マスターへの「告白」でもあります。
私は、とても顔に出にくいけど、出やすい性格だとライスシャワーさんからおしえていただきました。
つまり、私の思いもわかっていたわけですよね?
……一応、申しておきますが、マスターが悪いのですよ。
私の好意に気づきながら、そのまま放置をしていたなんて。
取り敢えず今度は私がマスターに教える番ですね。
大丈夫です。マスターも「長い時間をかければ、分かりあえる」と思います。
さ、体を私に任せてください。
暫く失踪していて申し訳ありませんでした。
体調を崩していました。
執筆ペースが戻るまで、多分こんな感じで短い字数でも登校になります。