そのJ、外れし者につき   作:むすけ

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妄想書き殴り第二段。
気を付けたつもりでもネタ被りとかしてるんかなぁ。

不安だ・・・ご友人。


1話 目覚めた記憶と今後の目標


ネットワークを通じ、各地の惨状がリアルタイムに更新されて行く。

紫の星と周辺宙域の機界昇華を果たしたZマスタープログラムの侵攻速度は創造主アベルの予想を超えており、赤の星全域に配備されたトモロタイプコンピュータも通信の途絶した個体が増加している。この中央都市に至ってはネットワークが生きている数を数えた方が早いほどの被害状況であり、残念ながら全てのトモロタイプコンピュータが陥落するのも時間の問題と、シミュレーション結果は変わらない。

創造主アベルを始めとした首脳部のいるタワーに攻撃が集中しているようだが、ワタシが配備されている中央-極圏部との中継基地も防衛線の真っ最中である。迎撃の指示を出しながらネットワークのファイアウォールを強化するが足止めがいつまで続けられるか。他の個体と同様、ワタシもゾンダーメタルに侵食されゾンダリアンとなり果ててしまうのだろうか。その時がワタシにとっての-死-となるのだろうか?最悪の事態を想定しながらマルチタスクで作業を続けている時、何者かがルームに入ってきた。この反応はソルダート・・・

 

「これは・・・01型。間に合ったか。悪いが協力してもらう」

 

・・・師団のサイボーグ?と意識を割いた瞬間、思考プログラムが激しいノイズに襲われる。ワタシは何をされた?状況はどうなっている?必死に考えるがノイズと警告に塗れて考えが着いてこない。

 

   ▼▲▼▲WARNING! WARNING! 制御コンピュータ強制終了 基地機能停止▼▲▼▲

 

どうやら制御ユニットから物理的に取り外されたらしい。基地内のシステム全てがダウンする。非常灯のみの薄暗闇の中、運ばれる。まさかこのソルダートJは既にゾンダリアンと化してワタシを利用するつもりなのだろうか。

「後 ェイアーク な。ドッ 間に うと信じ 。全て 艦 ダー化 ないと うが・・・」

「 ボ 奪 して コレの事 あ 急 ば」

何事かを呟くソルダートJだがワタシの意識は静かに落ちていった・・・


 

 

何故、何故思い出してしまったのだろう。思い出さなければ、仲間と共に何の疑問も無く戦えたのに。

 

 

「まさかソルダートJとして生を受けるとは・・・」

 

 

ソルダートJ №-28として生まれ、他の戦士達と短くも濃い研鑽を積んだ。

クローンサイボーグである我々にそこまで実力の差が存在する訳では無い筈なのだが、002の動きは明らかに違って見えた。短期ならともかく長期戦になればその差が顕著になる感じか。これが天与の才、と言う奴なのだろうか?

その他は実力の差がほぼ無いとは言え性格と言うか個性の差は存在する。アルマと違って女性型は存在してはいないのだが・・・

 

無論、戦士としての矜持や勇気は皆が持ち合わせている(もしくはインプットされている?)のだが私は知っている。

009、瞬間的な速度だけで言えば002を凌駕する(時もある)

013、隙があると狙撃の如き一撃を入れて来る。心なしか眉も濃い気がする。

019、後の悲劇を思うと気の毒だがもう少し我を抑えろ。突っかかるな。

026、実は少し腹が出てる。

あと031、サボろうとするな。いやサボりたいから真面目なのか?

 

そんな中始まったゾンダー・・・機界31原種の奇襲によって戦いは始まった。先兵と思わしきゾンダー共を駆逐している中、頭の中に湧き上がる古い記憶。ゾンダー・ギャレオン・Gストーン・Jジュエル・キングジェイダー・・・情報の量に足を止めた瞬間を狙われ良い一発を貰ってしまったが一帯の掃討を終える。

何もこんな時にと言うべきか、それとも攻撃が本格化してない状況で記憶が蘇ったのは僥倖と言うべきか?

 

どうする?このまま戦い続けても全滅の憂き目は避けられない。その時私は敗死しているか名も無き一匹のゾンダリアンと化して仲間・兄弟達に処分されるのかもしれない。原作に沿うのであれば私はここで果てるのが正しいのであろう。だがそれはあくまで物語の中での話。

 

 

私は、自分は今ここに実際に存在している、生きている!

 

 

戦いに敗れ、死する事に恐れは無い。だが自分の敗北が結局何の意味も持たず、果てには原種の犬に成り下がってしまう可能性には言い知れぬ恐怖と憤りを覚える。

 

赤の星は滅ぶ、それは決定事項であり青の星・地球に攻め込んだ原種共はカインの遺産ことガオガイガー、アベルの残せし災いたるジェイアークにより滅ぼされる。さらには暴走したソール11遊星主により引き起こされる宇宙収縮現象、レプリ地球での一大決戦・・・

 

ソール11遊星主との戦いに介入し後の悲劇を、トリプルゼロに侵食された勇者同士の戦いを事前に止める事は出来ないだろうか?遊星主の横っ面を思い切り殴りつける!これだな、新たな目標はこれだ。しかし目標を達成するにはここから脱出しなくてはならない。

 

そうと決まれば力が必要だ。幸い心当たりは、と言うか我々ソルダート師団本来の使命である原種殲滅の力であるジェイアーク。メインコンピュータであるトモロが早々に原種の手に落ちてしまい真の力を発揮する前に撃破・鹵獲されてしまったという超弩級戦艦ジェイアーク。

 

今ならまだ間に合う筈だ。それに急がねばトモロも全て失われてしまう。アルマに至っては連れ出せるかも謎であるが・・・報告ついでに一度戻ろう。私の目的の為にも。例え皆を見捨てて逃げる事になったとしても。

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