自分の未熟さに嘆きつつ何とか形になったかも。
本当は1話に纏まりそうだったのですが長いと自分でも目が滑るので結局分けました。
ギリギリまで悩んだんですが。
トモロによる自動操縦によりジェイキャリアーに戻る中、私は床に座り込みぼぅっとしています。トモロがくれたバイザーから通信が入っていますが何も答えられない。
上手く考えがまとまらない。ひとつの場面が、ひとつの言葉が頭の中でぐるぐるぐるぐると。
「お前が今成すべき事は!一刻も早くトモロと合流し敵を打ち倒す事!目標を違えるな!」
「何よりお前を、お前達を・・・」
信じているぞ
「あぁじぇい・・・ごめ、ごめんなさい・・・わたしが、わたしがあんなことをいったから!」
いなくなってしまった。いつもとなりにいてくれた、おおきくてあたたかいそんざいが。わたしのせいで。
うあ、あぁぁ
元より賛成は出来なかった作戦が強行された。いざと言う時の判断は任せる、と言って貰えるのは誇らしい事だが、そのような事態が想定されるなら避けなければいけない、いや避けるべきであるというのに。
通信子機から逐次流れて来る情報に異変を察知するも既に遅し。Jは向こうに取り残され通信も途中で途絶したものの、アルマは無事の様だ。アルマが乗り込み次第ジェイバードを急発進させる。発進と時を同じくして大破したジェイアークが起動を開始、素粒子Z0を確認。現時点をもって友軍認証を破棄、ゾンダーロボに更新。ゾンダーに侵食されたジェイアーク、赤の星脱出時とよくよく縁がある、と言うヤツか。
戻ってからのアルマだが様子がおかしい。床にへたり込んだまま動こうとしない。簡易スキャンでは体力面の疲労のは認められず、精神面での疲労が原因と推測。そういえば実戦と言えるものは今回が初めてになるのか。
肉体的な成長のみに目を向けて精神面を考慮していなかった、と言う点は認めざるを得ない。先に訪れた惑星での現地民との接触は悪くない結果であったと評価には値する。が我々の本質は戦士であり今回のようなケースは避けられない。今後精神面での教育を優先するべきだろうか?保留案件とする。
『現時点ヲ モッテ 敵機Z=アーク ト認定、戦闘態勢ニ入ル。アルマ、席ニ ツケ。不安定ナ 体勢デハ 無駄ナ怪我 ヲ負イカネナイ』
トモロが席につけ、というけれどうごけない。私のからだはうごいてくれない。Jはどこ?どこにいったの?
あの損壊したジェイアークの中に。
どうして?
私を逃がす為でしょ。
なんでこうなっちゃったの?
私があの中を探そうなんてと言ったからに決まってるじゃない。
全部
「何よりお前を、お前達を・・・」
信じているぞ
* * *
『オオォ!見ロジェイ!アベルノノコセシワザワイガアアワレニモ抵抗シハジメタZOォ!オ前ト二人デ殲滅Daァァ!』
『O前トナラバコワワワiモノナドナナナNイ!イザユカン!!我等ニ敵ウ者ナド無シ!!』
「喧しい、見えんし黙ってられんのか」
相変わらず身動きの取れない状態で喧しく騒ぐゾンダリアンを眺める事しか出来ない。Jジュエルのパワーを全身に巡らせ脱出の機会をうかがうが、右手以外異物を無理やり接続されたような違和感を感じる。外の状況が不明だが・・・アルマは無事に脱出してくれただろうか?トモロの指示があれば脱出の機会は必ず訪れる筈だ。今は神経を研ぎ澄まし
「うおっ!何・・・ガァッ!攻撃を受けている!?」
左手に鈍い衝撃と両脚に鋭い痛みが走る。スペルヴィアとの本格的な戦闘に入ったか、トモロなら上手くやってくれると信じている。
が!操縦系はこちらに寄こさんのに神経系のリンクをこちらに押し付けるな!貴様との合意の上にメガフュージョンに及んだ訳では無いのだ!クソッ、勝手に動くな!
「クッ、おい貴様!大人しくしろ、スペルヴィアが狙いを付けられんだろうが!」
『ソソソレハイイ考エダ、ジェイ!狙イヲ付ケテ大人シクサセテヤロウ!JジェジジZクォース、発射準備』
* * *
『敵機分析・・・右腕・脚部ハ 周囲ノ岩石・鉱物類 デ構成、ゾンダーバリアヲ 加味シテモ 耐久ニ劣ル ト推測』
『敵機下部方向ヘ 進路ヲ取リ 接近シツツ 攻撃開始、メーザーミサイル・各種対空兵装発射 及ビ 半中間子砲2門 目標両脚部 照準合ワセ』
『敵機急接近、ジェネレイティングアーマー展開、半中間子砲発射。・・・半中間子砲 命中ナルモ 敵機打撃 被弾、ダメージ軽減率82%』
トモロが淡々と戦闘を進めていますが敵の攻撃がスペルヴィアを捕らえた衝撃にその場から投げ出されてしまいました。受け身も取れず床に叩きつけられた私は痛みに呻く事しか出来ません。あぁ、じぇいはおこっているんだ。わたしがじぇいをみすててにげたことにおこっているんだ!わたしの、せい
『アルマ、無事カ?何ヲ シテイル、席ニ ツケト 言ッタロウ。怪我デハ 済マナ 高エネルギー反応感知、ジェイクォース ダト!?ジェイクォース ヲ制御可能・・・ソウイウ 事カ』
うごけない、こたえらえない。わたしの、わたしが、わたしに
『アルマ、作戦ヲ伝エル』
そうか、お前なのだな。Zの力に染まり、名を捨てた、かつての同胞よ。被弾を許した際感じた違和感。まだ赤の星のハブ基地配備の時にネットワークを通じ侵食せんと干渉して来た、あの感覚。お前ならばジェイクォースの発射・制御も可能だろうとも。
思えばネットワーク上でも性能の違いを競った事は無かったな。面白い、一勝負行くか同胞よ。
後はJの救出だがアルマに割り振るしかないが・・・あの様子では使い物にならない。何とかして精神面のケアをしなければならん。こんな役目はJ、お前の仕事だろうに。全く仕方の無い奴だ。
だがな、アイツが何と言ってお前を逃がしたのか、忘れた訳ではあるまいな?
『ワタシハ コレヨリ操艦ト ジェイクォース ノ制御ニ掛リ切リ トナル。ソコデ オ前ダ。オ前ガ 敵機ニ再潜入シ ジュエルジェネレーター ヲ暴走サセロ。ツイデニ
『ジェネレーター暴走ノ コードハ スグニ用意スル。オ前 ハESミサイルニテ 敵艦内ヘ潜入、ジェネレーター ヲ目指セ。 暴走ガ始マリ Jヲ回収次第 仕留メル。ヤツノ 居場所ハ オ前ナラ 感ジ取レル ダロウ』
わたしに・・・?ダメ、できない。だってじぇいは怒っているから・・・
信じているぞ
『ソンナザマ デドウシタ、オ前ハ ソレデイイ ノカ?Jガ オ前ヲ 脱出サセル際ノ 言葉ヲ忘レテ シマッタノカ?』
言葉?Jは怒って・・・私を投げて・・・
「何よりお前を、お前達を・・・」
信じているぞ
「わた、私たちを、信じてるって・・・」
目の前の霧が晴れた気がする、あの時の光景がよみがえる。そうだ、Jは信じてると言っていた。言ってくれていた!私がしょげて下を向いている間にもJは戦っている。それなのに私は何をしていたんだ。艦橋から見えるZ=アークをキッと睨み、全身に力を籠め立ち上がる。あの町で、皆で歌ったあの歌を思い出せば胸に勇気が、Jジュエルのパワーが高まるのを感じる。
『ヤット マシナ 顔ニ ナッタヨウダナ。コレハ オ前ニシカ デキナイ、オ前ニシカ 頼メナイ 任務ダ。ヤレルナ?』
「はい、トモロ。私もアルマの一員、赤の星の戦士です。私に・・・いえ、私がやります!」
『ソノ返答 ヤ良シ。デハ
体が燃え盛る、そう錯覚を覚える程に私の胸が熱くなる。これがゆうきの力、なのでしょうか?胸元で輝くJジュエルのペンダントを両手で包み、能力を解放。いつも安らぎを、安心を与えてくれるJ。今度は私が貴方を!
ESミサイル突撃は外伝とは言え公式の光と闇の翼・灼熱の不死鳥でやってるのできっと基本戦法。でもミサイルは直接ぶつけてナンボだから本来の使い方ではない戦法っぽいですよね。
アルマを幼く書きすぎたかなぁと反省。文章校正力の無さが恨めしい。