そのJ、外れし者につき   作:むすけ

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再びバトルモードです。
敵が弱い?本当に申し訳ない。

※誤字修正 田吾作Bが表れた様のご報告に感謝いたします。


4話 出航・会敵・ジェイアーク

「全砲門一斉斉射と同時にジェイアーク発進せよ!今が出航の時!」

 

 

 一斉射撃の衝撃で前方のジェイアークを突き抜けてドックに巨大な穴が開く。機関部にもいいダメージが入ったようで少なくともそのジェイアークは使い物になるまい。照準も合わせない射撃だがドック全体に被害が広がる。

 

 

「主砲で空けた大穴から脱出を敢行するぞ!トモロ、ダメージに備えろ!」

 

『了解。ジュエルジェネレーター最大稼働、ジェネレイティングアーマー展開!』

 

 

 半壊したジェイアーク達を押しのけ、艦体のあちこちをぶつけながら我等は大空へと飛び出した。予想以上の衝撃に疑問を覚えていると見透かされた様なタイミングでトモロより報告が入る。

 

 

『現在 本艦はシステムノ把握不足ニヨリ ジェネレーター出力85%デ固定、ソレニ伴イエネルギー武器ノ威力減少、ミサイル系積載量ゼロ 先程ノ ジェネレイティングアーマー負荷率38%』

 

 

 想定よりも多い負荷に驚くが未完成状態であった事を思い出す。本体にダメージは通っていないようなので安心するが、早い内に補給を・・・恒星にさえ辿り着けば補給も可能になるのだが・・・

 

 

「まずはジェネレイティングアーマーを後方に集中、大気圏外へ脱出を最優先。急ぎギャレオリアロードを探し出し、その先で艦の修復とシステム掌握に努めて欲しい」

 

『否定、最優先任務ハ原種殲滅、放棄スル コトハ 許可デキ・・・マテ、ギャレオリアロード?何故ダ 現状ト何ノ 関係ガアル? ソモソモ 存在シテイル ハズガ ナイ』

 

「未完成の本体、未だアルマが使えない現状での交戦はリスクが高い。ギャレオリアロードはある。緑の星指導者カインが己が子をギャレオンに託し、脱出したギャレオリアロードがな」

 

『提案ノ根拠ガ不明。疑問、未ダ アルマ ガ使エヌ トハ イカナル意味カ?ギャレオリアロード存在断定ノ根拠ヲ示セ』

 

「アルマに関しては見せたい物と相談したい事がある。ギャレオリアロードについては・・・何だ!?」

 

『Unknown approaching at fast!後方ヨリ接近スル物体アリ!』

 

 

 空間モニターに映し出されたのは一隻のジェイアーク。しかし白亜に輝くはずのその姿は漆黒に染まり、こちらに武装を向けていた。ドックから追撃をかけて来たのは乗っ取られたジェイアークか!

 

 

「ここだとこちらが不利だ。トモロ、最大船速で大気圏を脱出!宇宙に出てしまえば増援までの時間も稼げるやも知れん。こちらはジェイダーでの足止めを行うのでギャレオリアロードの捜索を頼む!」

 

『・・・条件付キデ承認。説明ハ果タシテ貰ウゾ』

 

 

 

 脱出にリソースを傾けている為、後方から撃たれ放題だ。幸いジェネレイティングアーマーは正常稼働しているが、主砲の直撃を貰うとマズイかもしれない。アーマー越しの衝撃の中、いつでもフュージョン出来るように準備して待つ。

 

 

『成層圏突破!ジェイ!』

 

「了解!フュージョン!」

 

 

 掛け声とともに私はジェイアークと一体化する。ジェイアークから艦橋部と主砲台がプラグアウト、変形を行い

 

 

「ジェイダー!」

 

「プラズマウィング!プラズマソード!」

 

 

 翼を広げ、ゾンダージェイアーク・・・ゾンダーアークと呼称すべきか・・・に挑みかかる。対空砲火を巧みに避け砲台や機関部を狙い切りつける。

 トモロ無きゾンダーアークの攻撃なぞ掠りもしないが切りつけたダメージは瞬く間に修復されてしまう。逆に艦体のありえない場所から砲台を生成しこちらを狙ってくる。

 だが倒すことが目的では無いので最後に重い一発を食らわせ上手く退避できれば良いのだ、そんな希望的観測を打ち砕く報告が飛び込んでくる。

 

 

『ジェイ!別方向カラノ 接近物ヲ確認!コノ反応ハ・・・原種ト断定!』

 

 

 何だと!?原種は赤の星で今頃・・・いや、直接攻め込んできたのは機界最強7原種だけで、その他は宇宙空間で待機していたとでも言うのか!キャリアーモードのジェイアークの方を見ると柱状態の航行形態から元の姿に戻る原種を発見、あの形状は・・・確か鉄髪原種、だったか?一点集中の毛針?攻撃は直接食らうとアーマーが危ういかも知れない。

 チィッ、ゾンダーアークも健在だというのに挟み撃ちの形になってしまったか。こうなったら・・・やるしかない!

 

 

「トモロ、メガフュージョンだ!キングジェイダーでこの場を乗り切り、生き残るしか手は無い!」

 

『確カニ メガフュージョンハ 可能ダガ・・・イケルカ、ジェイ?』

 

「行く行かぬの話ではない、やるしかないのだ!この身が動く限り足掻いて見せる!信頼しているぞ、トモロ!」

 

『!任セロ、ジェイ!』 「行くぞ!」 

 

 

「メガ・フュージョン!!」

 

 

 ジェイダーより脚部が分離、ジェイキャリアーが垂直に折れ曲がる。分離した脚部が巨大な腕部となりジェイキャリアーの左右に接続される!艦橋部が本体とドッキング、顔となりその瞳が見開かれる!七色のプラズマを放ちながら完成したその巨体の名は!

 

 

「キング!ジェイダー!」

 

 

 メガフュージョンしてみて良く分かる装甲部分の不完全さ。増援や己のダメージも考慮すると時間は掛けていられない。纏めて叩ければいいのだが、まずはこちらに向かってくる鉄髪原種へ攻撃を仕掛ける。

 

 

「対空レーザー砲・五連メーザー砲、発射!」

 

 

 対空レーザーを避ける原種だがそこにメーザー砲が命中し、体勢を崩すことに成功。反撃の毛針を回避しつつゾンダーアークを見てみれば

 

 

“ゾォンダァァァァーー!”

 

 

 あちらも変形しキングジェイダー?になろうとしている。が、我等に比べはるかに緩慢で遅い動作だ。隙だらけなその姿にメーザー砲を撃ち込み、少しでも変形を遅らせようとするが機体に衝撃が走る。

 

 

『原種ノ攻撃、ジェネレイティングアーマー展開!負荷率82%!次ニ直撃ヲ食ラウト アーマーガ突破サレル可能性大!』

 

 

 脚部に毛針を貰った。内部機関が露出している場所故ダメージも余計に多いのだろう。だが・・・ゾンダーアークも変形を終えてしまえば戦艦よりも小回りの利く敵2体同時は今のキングジェイダーには荷が勝ちすぎる。何か方法は・・・一か八か、だ。それにトモロにやるしかない、生き延びる!と言った手前私が折れる訳には行かん。

 

 

「トモロ、呼称ゾンダーアークへと接近し牽引ビームを打ち込め!ブン回して原種にぶつけてくれる!」

 

『!?大胆ダナ、J。ダガ 任サレタ!最適ナ タイミングデ 実行シテ見セヨウ!』

 

 

原種との距離を調整しつつ変形途中のゾンダーアークに接近する。徐々に迫る黒い巨体、タイミングは・・・今!

 

 

『牽引ビーム、発射!』

 

「タイミング、距離共に申し分なし!流石だなトモロ!あとはコイツを・・・ぉぉどぉりゃぁぁぁ!!!」

 

 

 漸く変形を終えた黒い巨体に牽引ビームが突き刺さる。キングジェイダーの体をひねり大きく振り回す!大きな負荷がキングジェイダー各部に掛かるが、遠心力が十分に乗ったゾンダージェイダー?と鉄髪原種が激突する。巨大な質量同士が激突する確かな手応えを感じ牽引ビームを解除、すかさず

 

 

「反中間子砲・10連メーザー砲、斉射!」

 

 

 両手の砲台を絡まり合った原種・ソンダーに向け一斉射撃をお見舞いしてやる。回避も取れないまま、両者に攻撃が直撃し、核を確認。止めだ!

 

 

「ジェイクォース!」

 

 

 左腕部に装備されたJクォースがエネルギーをまとい、火の鳥と化して2体に襲い掛かり巨体を粉砕。Jクォースが戻った手にはそれぞれの核が収まっていた。

 

 

『J、核ヲ ドウスル ツモリダ?ゾンダー核ハ トモカク、原種核ヲ破壊スルノハ賛同デキナイ』

 

 

 そうなのだ。原種核31個を集め組み合わせ、初めてZマスタープログラムたるゾンダークリスタルが完成する。その浄解を持って原種殲滅となるのだから核の破壊も出来ない、かといってこのまま放置すれば再び活動を開始してしまう。アルマがいない今、どうするかと言えば・・・

 

 

「紫の星の方角は?ふむ、方角、角度良し。ぬぅぉりゃぁ!」

 

 

 2つ纏めて紫の星に向かい蹴り飛ばす。他の原種を巻き込んでくれれば御の字だが、少しでも侵攻を遅らせる事は出来るだろう。ゾンダー核も・・・まぁその時はその時だ。

 

 

『片付イタナ。Jクォース使用ニヨリ エネルギーノ消耗が大キイ。』

 

「そうだな。早い所ギャレオリアロードを探してその先の宇宙へ、青の星へと向かうとしよう」

 

『ソノ説明ガ未ダ サレテ イナイ。シッカリ トシタ説明 ヲ求メル』

 

 

 一旦の脅威は去った。フュージョンアウトしジェイアークに変形した艦橋に戻ったが、溜まった疲労につい膝をついてしまう。こちらを気にするトモロに心配は不要と伝え、捜索に専念するよう改めて依頼をした。

 

 まだまだすべき事が山積している。やれやれだ・・・




Gダラのピーヨピーヨ警告音も好きですが、ダラ外のハァン♪ハァン♪警告音も好きです。

ジェイアークの初登場時の衝撃は忘れられません。
え、何ピッツァ?ペンチノン?デザイン違・・・歌渋っ!

すごくデカイ!すごく強い!すごく白い!すごいロボットだ!
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