遊戯王GX 天上院明日香がオベリスクフォースに狙われています。守ったらおっぱい揉nーー 作:SOD
カオスソルジャー
朝田がブラマジガール目当てに買いまくった『遊戯パック』から出てきたカードの精霊。
儀式と通常、開闢と、全てのカオスソルジャーに宿っており、全て朝田が所持している。
自分を手に入れたデュエリストが尽く、カオスソルジャーを持っているから最強とか言っちゃうやつらばかりの中で、本気で売っぱらおうか検討している朝田が新鮮に映り姿を表したが、割と後悔している。
『ブラマジガールが欲しいんだよおおおおーー!!!!』
(…………我らの力にまるで興味のない態度。この者ならもしや……)
夢の終わりは、現実での目覚め。希望的観測が終わりを告げれば、残っているのは絶望と現実。変えようのない真実だけ。
「ハッ!! セイヤー!!」
「…………!」
今は夢だ。現実の入る隙間もないほどに。
そうでなければ、俺が斬り結び合っている目の前の『カオスソルジャー』は、世界の異物。違法。有り得てはならない者として、そもそも俺の前に立ちはしない。
「はっ!!」
原作遊戯王の段階から持ち合わせている愛剣が、俺に向けて振るわれる。手加減は無い。チャンスがあれば、その剣は今すぐにでも俺の首を落とすだろう。
「…………シッ!」
俺は呼吸を合わせて、カオスソルジャーの剣の腹に添わせて軌道を変えた。力に逆らわずに流れを身に纏いながら、片足を軸にして一回転。そのままカオスソルジャーの首元に得物を運んだ。
「くっ……!!」
ソレを被っていた兜で防ぐと、今度は盾を打撃武器として俺の身体を突き飛ばしに来た。
俺は無理矢理に跳んで、盾に飛び蹴りを入れる。
だが、向こうはモンスター。こちらは人間。力の差は如何ともし難いので、盾は主が振るった通りの軌道で俺に迫る。
「フッ……!!」
押してダメなら諦めろ。エッチなこと以外の俺の諦めは早い。
一瞬息を吸って一気に吐き出し、盾を足場に飛び退いた。
「ーー勝機!
時空突破・開闢走破斬!!!!」
俺の無理矢理の離脱は、カオスソルジャーにとっては充分過ぎる隙を生む。
俺の命を狩り取るべく、全霊の踏み込みをもって突進してくる。空気抵抗の対策として、盾まで捨てての特攻だ。
「覚悟!!」
「寧ろお前がな」
得物を左手に持ち替えて、鞭を取り出し足元に放った。
「この程度で足止めにはならぬ!! セイヤァ!!」
鞭に足を取られぬように、スピードを些かも落とさずに剣で斬り捨てて見せた。
「ここでパンツ花吹雪!!」
「なっ!?」
女子のパンツを結んで繋いだ物を鞭の要領で振り抜く。それはパァンと音を鳴らしてカオスソルジャーに降り注ぐ。
「視界を塞いだつもりか!? この程度、何の問題も…………ーーフワックション!?」
突然のくしゃみ。
人形の生物として、隙なく行うことが不可能なくしゃみを、この肉薄した距離でしてしまった。
どれだけの達人であろうとも、この隙を修正することは出来ない。よって。
「何故突然くしゃみが……なっ!?」
俺の得物は、カオスソルジャーの首元にしっかりとあてがわれた。
「チェックメイトだ」
「くっ……ぐうっ……!!」
「朝田朕……っ!
我らは貴殿の心技体の内、技と体に関しては心から感服している!」
戦い……と言うか模擬戦? が終わり、イマジナリーお茶で一息付いていると、突然カオスソルジャーが苦虫を口いっぱいに頬張ったような顔で口を開いた。
「何よ突然?」
「貴殿はっっ!!
我ら全員に対して……ッッ!! 真剣相手に30センチ定規で切り結び、挙げ句切り合いの最中に我らの剣を定規で斬り裂いて見せたこともある程の剣聖!! 今も私の殺す気の剣を華麗に捌いて見せた。 更には、パンツを放ったと見せかけて実は胡椒が舞うようにしていたなどの事前の準備と視野の広さ。それを実現して見せる技術と身体。
ここまでは、貴殿が我らの主であることを胸を張って誇れる!!!!
なんなら少し自慢したことすらある!!!!」
「仮にも剣士が負けたこと自慢すんなよ……」
「しかああああああーーーしっ!!
あまりにも……あまりにも心が整ってなさ過ぎるゥーー!!!!!(血涙)」
「泣くなよ……」
「貴殿に分かるかぁ!? 先日の騎士道の誉れのようなデュエルを見た時の我らの気持ちがッッ!!
天上院明日香を助ける前のデュエルの時は、いっそ葬られてくれれば新たな主を探せるのではないかと思い、誰もデュエルに出なかった!! 敗北を願って止まず!!」
「お前ら騎士道とかご存知ないん?」
「ーーにも関わらず、そもそも我らの力など当てにしていないと言わんばかりに巨大な機械の巨人と戦い、勝利して見せた時などはもう感無量!! 生涯お仕えしようと血迷った程なのですぞ!!!!」
「血迷ったのかよ」
「仮にも剣を預けた主の敗北を望む己の浅ましさを恥じて、貴殿の下僕であったことが誇らしくて誇らしくて!!!!
なのにぃ!!」
「顔が近い顔が近い」
「主ィ!! 何故、何故に貴殿はそこまで心の鍛えを置き去りにして技体の力を極めてしまわれたのかああああー!!!」
「そう言われてもなあ…………俺がリアルファイトに強いのは生前からの話だし。
生まれながらに生きていく世界が戦争中だった話する?
騎士道とかただのナルシズムだって結論に行き着くけど……」
「ぐう……っ、ぐうううう……っっ!!!!」
「……あ、そろそろ学校の時間だわ。
じゃあ俺起きるから」
「…………い、行ってらっしゃいませ…………っっ。主よ」
「心の底から不服そう」
全く、寝ている時に突然現れては殺し合いを挑んでくるような精霊にも寛大なSSRマスターを捕まえておいて、一体何が不満だと言うのやら。やれやれ。
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デュエルアカデミア、廊下。
「お〜い! みんな〜! 女の子のみんな〜〜!! 僕と一緒に裸の
「いやああああああーー!!」
「こっち来んなああああー!!」
「死ねよお前マジでええええーー!!」
あははは!! 女の子が黄色い悲鳴を上げているよ。俺はこの至福の時間を少しでも延長するべく走って追いかける。
ちなみに服装は紳士の嗜みとして素肌にネクタイを締めているよ。紳士とネクタイは切っても切り離せないからね。
見てくれ、この美しい疾走フォームを。キビっキビで、キレッキレだ。
首からはネクタイがブラブラ。股間からはムスコがブラブラ。している。実に男らしいと思わないかい? クイズ、男の真ん中でぶら下がってるものなーんだ? あははははは!
「俺は朝田朕! 性欲の擬人化!!
このリビドー! 誰も俺を止められねえぜええええええーーー!!!!」
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「以上が、我がデュエルアカデミアの汚点の中でも最新にして頂点。朝田朕の蛮行を録画した極々一部です!!
これだけでも充分にセクハラなのに、まだ序の口なんですよ!?
退学にするには充分じゃないですか!? このままじゃ私たち女子生徒は、まともに学生生活を送れませんよ!!」
デュエルアカデミア校長室。
オベリスクブルー女子生徒、枕田ジュンコは鮫島校長に直談判していた。
ご丁寧に映像証拠まで持って。
「ふむ……確かに制服を着ずに学内を彷徨くのは良くありませんね」
「そういうことを言ってるんじゃないんです!! セクハラ三昧すしざんまい! これを問題にしなくて何が教育機関だって言うんですか!?
しかもコイツ、オシリスレッドですよ!? 何かやらかしたらドロップアウトが決まっているオシリスレッド!
こんな時に退学にしなくていつ退学にするんですか!?」
「なるほど。キミの話はよくわかりました」
「分かってくれましたか!?」
「ええ。
ここは教育機関の長として、しっかりと再教育しましょう」
「…………はい?」
「彼の行いは確かに良いものではありませんからね。
と言うわけなので、クロノス先生。あとは頼みましたよ」
「トマトバジル!?
こ、校長!? ワタクシーの担当はオベリスクブルーの生徒ナノーネ!?
オシリスレッドの教育は、オシリスレッドの寮長でもある大徳寺先生のお仕事ナノーヨ!」
「大徳寺先生なら、親戚の方が危篤とのことで昨日から長期休暇に入っていますよ」
「嘘臭えノーネ!!」
「そんなわけですので、しっかり頼みましたよ。クロノス先生?」
「アバババババハ……!?」
「そんな……何でこんなに証拠があって再教育なのーー!??」
枕田ジュンコの訴えも虚しく、事実上のお咎めなしでこの件は終了してしまったのだった。
「…………………………これで良いのですね? 影丸理事長」
「ああ。
小娘遊び程度であの朝田朕をデュエルアカデミアに留めておけるなら安いものだ。
その内に、ヤツ専属の世話係でも送ろう」
「…………影丸理事長。一体何故そこまで一人の生徒に特別扱いをなさるのですか?」
「フフフフフ。特別扱いぐらいしたくもなるわ。
あれ程の『特別』。いや、例外と言うべきか」
「例外……ですか?」
「ああ……そうだとも…………!!」
(貴様には分かるまい、鮫島。己の命が明日消える恐怖もない貴様には。
あれ程の……原始に近しいチカラがあれば、もはや遊城十代など無用。
必ず手に入れてくれるぞ。朝田朕。
貴様のその、
前世覇王の十代(未覚醒)と比べれば、元悪霊スレスレの朝田の方が生贄として価値高そうに見えるよなそりゃ。