遊戯王GX 天上院明日香がオベリスクフォースに狙われています。守ったらおっぱい揉nーー   作:SOD

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 なんか段々ラヴコメみたいになってきたような気がする……。

 天上院明日香と藤原雪乃の男を取り合う様相って、ハーメルン的にはありきたりだったかな……。



 やはり参戦させるべきか……枕田ジュンコ。


やめて! 俺のために争わないで!!

 

 

 「やあ天上院。キミの蟠桃(かじつ)に僕の如意棒(ムスコ)を包み込んで天竺(エクスタシー)にまで寄り添ってくれないかい?」

 

 「せめて最後まで言語に統一感を持たせなさいよ」

 

 学校に登校すると、いつものように天上院に会ったので朝の挨拶をした。

 最初の方は困惑したり拒絶されてる感があったのに、今となっては呆れた声ながらも表情は僅かに笑いの感情が含まれるようになってきた。

 

 「キミ、段々と俺のセクハラに慣れてきたフシがあるよね。そろそろカラダの関係にステップアップしない?」

 

 「イヤよ」

 

 言葉は全否定。されども声には優しさ。まるでバファリン。

 

 「半分が『優しさ』なら、もう半分は『嫌よ嫌よも好きのうち』になるのでは?」

 

 「そんな都合のいいこと言ってると、自分に返ってくるわよ? ほら……()()

 

 イタズラな笑みを滲ませながら、人差し指で俺の右頬から左頬までを撫でながら後ろを指差した。

 

 言われた通りに俺が後ろを振り向くと……。

 

 

 「おはよう。朝田くん。噂通りの好色ぶりね」

 

 

 藤原雪乃が現れた。

 

 

 「ああ、おはようございます。

 

 じゃあ、そういうことで」

 

 くるりと回れ右して直進。このまま真っすぐ行けば丁度天上院のおっぱいぱいにダイレクトアタックすることだろう。良しイこうすぐ行こう。

 

 「あら、天上院さんにはアレだけ情欲的に言葉を尽くしていたのに、私にはお預けするの?」

 

 しかし、後ろから抱き止められた。しっかりと胸まで当ててきて。

 

 「バックドロップでもしようってのか? どうせなら天上院の胸に顔が埋まるように調整してほしいね」

 

 「ーーっ……」

 

 俺の言葉に反応して、天上院が両腕で胸を隠すようにして遠ざかる。

 そんなにおっぱいの柔らかさを強調されると興奮しますね。

 

 「ここまでしてるのに、全然振り向こうとしないのね?

 でも、ここまで釣れない態度を取られると、返って燃えてくるわ。これが焦らしプレイって言うものかしら。

 

 いけない人……この私に、まだまだ先までイかせようって言うの?」

 

 

 「いやそんなつもりは全然無いんで離してもらっていいですか?

 目の前の天竺が俺を待っているんで」

 

 「私の胸を天竺って言うのは止めてもらえる?」

 

 「嫌よ嫌よも好きのうちってな!」

 

 「あら……だったら私を拒絶する貴方の態度も、私を求める裏返しなのね?」

 

 「今の発言は無しの方向で。良いからとっとと離せ!」

 

 「嫌よ……逃さないわ。私の好意(じょうねつ)は、何処までも真っすぐ直情的なの」

 

 蠱惑的な声音が、背中から全身に響き渡るように発声される。更に背中から前に伸ばされている手が俺の胸筋やら腹筋やらをなぞるように這ってくる。

 

 「おかしい……絶対におかしい。

 

 そもそもアンタ何で初対面の俺にそんな構ってくるわけ!? 俺よりイケメンな男がそこらにゴロゴロとして」

 

 「「ーーいないわよ」」

 

 天上院と藤原の声が同時にハモる。

 ってか、天上院さん……??

 

 「天上院さん!? 今の発言は俺への今晩オッケーのサインと言うことなのでは!!」

 

 「ち、違うわよ! 違うけど……貴方は少し自分の見た目に対する自己評価を改めるべきだわ」

 

 「でも俺モテないんですけど!???」

 

 

 「「それは行動の問題よ(ね)」」

 

 

 「どうして二人してそんな仲良くハモるの!? ナマカに入れてよ!!」

 

 「…………本当に不思議ね。朝田くん、貴方どうしてそれだけ美しさを兼ね備えていてそんな自己評価になっているの?」

 

 「藤原さんじゃないけれど、朝田くんの見た目に対する自己評価の低さは、女子寮の中ではデュエルアカデミアの七不思議の一つに入っているのよね」 

 

 「しょーもな!? 現代アカデミアの七不思議しょーもな!!」

 

 俺がどうして見た目の自己評価が低いかって?

 自分の見た目かっこいい! 素敵! とか思ってる変態がいたらそれはもう存在がホラーだろ!! 寧ろ変態としては正常だよ俺は!

 

 「まあ、今はそれはいいわね。少しずつ、知り合ってイきましょう? 

 貴方、顔だけでなく身体もしっかりしているのね……服の上からじゃなくて、(じか)に触れてみたくなったわ。

 

 ほら……少し素直になってごらんなさい? 直はもっと温かいわよ」

 

 そう言いながら藤原は、俺の服の裾を撫で上げて、僅かに露出する腹部の肌をくすぐった。

 

 「ちょ、ちょっと藤原さん!? 貴方こんなところでどこまで……」 

  

 

 「ーー朝田!!」

 

 

 「「「ーー!!」」」

 

 

 このまま放っておいたらどこまで行くつもりだったのか? 何て考えていると、いつもの声がした。

 

 親友ポジ(枕田ジュンコ)閑話休題(お気持ち表明)タイムだ。

 

 

 「……貴女、また来たのね。枕田さん」

 

 「ジュンコ……?」

 

 

 「藤原さん。貴女どういうつもりなの? こんな廊下のど真ん中でナニするつもり!?」

 

 

 

 珍しいことに、今回は俺に対するお気持ちでは無いらしい。まあ、天上院が被害受けてないからね。

 ……いや、受けてないことあるか??

 

 

 「昨日言ってなかったかしら? 彼を止めるのは何も貴方である必要は無い。

 もう貴女はお役御免なのよ」

 

 

 「何がお役御免よ! 藤原さん、止めるどころか加速させてるじゃない!!」

 

 

 「あら、同意の上の情事なら。イクところまでイク方が後で止まるじゃない。

 

 中途半端ほど燻って消えない熱は無いわ」

 

 「一方的なセクハラのこと、同意って言うの止めてもらって良いですか? いち変態としてちょっと譲れない誇りの部分なんですけど」

  

 「変態であることに誇りを持たないでよ……朝田くん」

 

 

 

 「見なさいよ。こんな変態が味を覚えたら、調子に乗って襲われる子が出てくるに決まってるでしょう!?」

 

 

 「クマか俺は」

 

 

 「随分軽く見られたものね。私を知ってなお、彼が他の女に現を抜かすって言っているのかしら?」

 

 

 「その自己評価どっから来てんの?」

 

 

 「ちょっとくらい美人だからって、調子に乗らないでよ!

 デュエルアカデミアには、明日香さんってクィーンがいるんだからね!!」

 

 

 「私に飛び火させるの!?」

 

 

 天上院のツッコミが入った瞬間。藤原の周りの温度が下がった感じがした。

 

 僕これ知ってる。『殺気』だ。

 

 

 

 「………………そう言われてみれば、さっきからずっと彼が見ているのはこの女だったわね」

 

 

 「…………ふ、藤原さん……??」

 

 

 キーンコーンカーンコーン。

 

 

 ここで、一触即発(一方的)な空気を掻き消す救いの鐘の音がなった。

 

 「あ〜〜っと!! 授業の時間ですねえ〜〜!!

 色々白熱した感じだけども、今から俺たちは学生としての義務を果たさなければなりませんねぇ〜〜!!

 

 さぁーって! 1時間目の授業はなっにかなぁ〜!!」

 

 

 

 「ーー実技よ」

 

 

 ピシン。

 突然、窓ガラスにヒビが入った。物理的に。老朽化かな。

 

 

 「…………ねえ、天上院さん。貴女は、朝田朕(かれ)のこと、どう思っているのかしら?」

 

 「ねえ止めて!? 俺のために争わないで!?」

 

 「静かにしていて朝田くん。でないとその口塞ぐわよ?」

 

 「………………」

 

 「本当に黙らないでよ朝田くん!?」

 

 

 だって……この人めっちゃ怖い。

 

 

 「どうなの? 彼に好意はあるの?」

 

 

 いや、自分で言うのも何やけどある訳ねえだろ。

 覗き、盗撮、下着ドロの常習犯だって言ってるじゃん。変態制迷惑防止条例違反の大三元揃ってんだよこっちとら。

 

 

 「………………私は」

 

 

 「明日香さん……?」

 

 

 何故か。天上院が言い淀んでいる。

 これもしかして、今までのセクハラの仕返しにいかに俺に被害がいく返しが出来るか考えているのでは……!?

 

 

 「私は……朝田くんに恩がある」

 

  

 「…………それで?」

 

 

 「…………恩……??」

 

 

 何だこの緊張感……空気が、重い。

 

 

 「だから、恩人として好意はあるわ」

 

 

 「……そう」

 

 

 

 天上院の返事を聞くと、それまでずっと俺の胴体に回していた腕が離れた。ヤッター自由だー!

 お祝いにめちゃくちゃ屈伸しよー!

 

 

 

 「一限目の実技授業、実戦の授業だったわね。

 

 天上院さん。貴女の実力、見せてもらうわ……」

 

 

 「……!

 

 ええ、良いわよ。私もこんな時期に編入して来た貴女の実力は気になっていたの」

 

 

 「フフフ……じゃあ、後でね」

 

 「ええ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 何かそんな感じで、急にバトル漫画みたいな空気を醸し出して睨み合う二人が決戦の約束をして。この場は収まったのだった。

 

 

 

 「行きましょう、ジュンコ。授業に遅れるわ」

 

 「え……あ、はい……」

 

 

 凛々しい。表情が無茶苦茶凛々しい。戦場に向かう侍のようだ。

 その表情でおっぱいが揺れてると、普段とは別の趣きで興奮しますね。

 

 

 

 

 

 「…………朝田くん」

 

 「うん? 何?」

 

 「最近、儀式を使ったデッキも大分仕上がって来たの」

 

 「お、おう。おめでとう」

 

 何で突然の経過報告?

 

 

 

 「今日のデュエル、良かったら見ておいて貰えるかしら? 儀式使いの感想を聞きたいわ」

 

 

 「うん、分かった……」

 

 

 俺の返事を聞くと、ピンとした背筋で壇上に赴くようなキビキビとした姿勢で去っていく天上院だった。

 

 

 

 

 

 

 「………………俺、全然儀式使いとかじゃないんだけどな。言ったほうがいいのかなこれ?」

 

 





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