遊戯王GX 天上院明日香がオベリスクフォースに狙われています。守ったらおっぱい揉nーー   作:SOD

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※この作品は原作キャラクターのイメージを損なうおそれが出てきました。


来ちゃった♡

 

 実技の授業が終わり、学生としての本分の内半分を終えて昼休み。

 数学の授業で返された小テストに阿鼻叫喚しているクラスメート達を他所に、朝田朕は普通に満点で返されて来たテストで折り紙『乱交する男女の群れ』を折り終えて暇していた。

 

 そこにやってきたのは、天上院明日香。

 

 「朝田くん!! お昼休みね。さあ、学食へ行きましょう!」

 

 「よう天上院。悪いけど俺、今月の所持金が157円しかねえんだわ。食事なんて贅沢とてもとても……」

 

 せっかくの食事の誘いだと言うのに、朝田はやれやれと首を横に振りながらお断りする。

 態度はウザいが、所持金157円の男の返事としては何も間違ってはいない。

 

 「奇遇ね、私も149円しか持ってないわ! じゃあせっかくだからデッキ構築について教えて貰えないかしら!」

 

 

 直後、朝田に電流走る。

 

 

 「ーーねえ!! ねえっ!!!! 

 せめて……せめて人としてのダメさ加減で俺を超えそうになるのはやめてくれないかな!」

 

 「え? 何? どういう意味……?」

 

 「149円って……149円って!! ソレお前、絶対に所持金ギリギリまでカードパック買うのに使った小遣いの成れの果てだろ!!」

 

 「ええ、そうよ?」

 

 「否定してくれよ!! そこは否定してくれよ!!

 なんかこう……自分へのご褒美にブランド品買っちゃった☆てへっ。

 みたいなさぁ!!

 

 お前、所持金149円って!! オベリスクブルーの女王としてそれでいいのか!?」

 

 

 「何言ってるのよ朝田くん。私は藤原さんに負けたのよ? もう女王でも何でも無いわ。今の私は、ただの天上院明日香よ」

 

 

 「ただの……天上院明日香……??」

 

 

 その言葉を聞いた瞬間、明日香と距離を取るように立ち上がった朝田の脳裏に、あの言葉が浮かんだ。

 

 

 『キングは一人。このオレだ!』

 

 

 (まさか……『女王(クィーン)』の称号と一緒に、凛々しさとか男らしさとかも一緒に捨て去ったと言うのか……!?

 あの元ジャックのように!!)

 

 

 

 「あああああああああああああああああああ………………!!!!」

 

 

 

 自分の仮説、そして目の前の凛々しさを失った天上院明日香。点と点が引き千切りたくても繋がっていく。

 それを否定した過ぎて、朝田はバックドロップの要領でブリッジをしてそのまま頭を床に叩きつける。

 

 「わっ!? 凄いわね朝田くん。立った状態から頭だけでブリッジしてる」

 

 「こんなの天上院じゃねえええええー…………!!!!」

 

 足と頭だけでカラダを支えながら、腕立て伏せのように背中を床ギリギリまで沈めては朝●ちのように股間を天に突き出す動きを繰り返す。その奇行は、敢えて必要性を語るなら貧乏ゆすりのようなものだろうか。 

 

 「楽しそうにしているわね……」

 

 そんな、マトモな神経をしていれば絶対に近付きたくない妖怪のようなサマの朝田に、敢えて近付く変人が一人。

 

 美しさと若さとエロさを兼ね備える美少女。藤原雪乃だ。

 

 アカデミアのミニスカートを履いているにも関わらず、ブリッジ状態の朝田の頭部の方向から歩み寄ってきているのは何故なのか……?

 

 「何だよまた来たのか藤原……何か用?」

 

 「ウフフ……イケナイ人。その釣れない態度が、私のナカを熱くさせていくのに。

 

 まだまだ私のカラダをイジメ足りないの……?」

 

 「人体発火なら他所でやってくれ」

 

 せっかく見せつけて来ている黒レースのパンツの絶景にも関わらず、朝田は腹筋の力だけでカラダを立ち上がらせると教室から出た。

 

 「あ、待ってよ朝田くん! デッキ構築教えて!」

 

 「へえ? 朝田くんのデッキ構築論? それは私も気になるわね。

 

 私もお昼ごはんご一緒させてもらえるかしら?」

 

 「いや俺金無いからお昼ごはんも無しなんだよ」

 

 「私もよ。カードパックに可能な限り使い込んだから」

 

 

 「………………………………」

 

 絶句。

 まつ毛の長いツリ目をパチクリさせることしか出来ない雪乃。

 

 

 「……………………二人とも。計画性と言うものは無いの? それじゃあ本当に子どもと同じよ?」

 

 数秒間のフリーズから開放されて、再び雪乃が口を開く。

 しかし、彼女の正論に対しての両者の解答は……。

 

 「今日楽しければそれが全て。寝ている間に心臓が止まればそこまで。ゆえに、明日は明日の風が吹く」

 「今日欲しいカードを手に入れられたら、明日手に入れるより一日分幸せが増えるでしょう? だから私は、今日一歩前に進むのよ」

 

 

 「………………………………」

 

 

 

 再び絶句。

 美人の顔が物凄く複雑そうな顔をしている。

 

 

 

 

 

 

 「………………………………………………………………学食、ごちそうしてあげましょうか?」

 

 くぅ〜。

 

 雪乃の申し出に真っ先に返事をしたのは、明日香の腹だった。

 

 「お言葉に甘えていいかしら?」

 

 そう口にした彼女の表情に、一切の羞恥は無い。目を輝かせて、ただ口元から涎が垂れるだけ。

 

 

 「俺はパス。

 天上院から飯奢ってもらったことはあるけど、アンタ怪しすぎるんだよ。信用ならねえ奴から金と飯は受け取るな。ってな」

 

 朝田の方はまるで関心がない。振り向くことすらせずに前進するのみ。

 

 そんな朝田の制服の裾を、雪乃が掴んだ。

 

 「ねえ……私も女の子なのよ、朝田くん」

 

 「知ってるけど」

 

 「なら……分かってくれるでしょう? あんまり恥をかかせないでちょうだい」

 

 

 「何度も言うけど、怪しい相手からの申し出なんか……」

 

 

 

 「お願い。()()天上院さんと比べて信用が無いって言われると。私、もう…………」

 

 

 そう言う雪乃の表情は、涙腺が崩壊する寸前のところを取り繕って笑う痛々しいものだった。

 

 「…………ごめんなさい」

 

 朝田もこの表情には罪悪感を覚えたのか。謝罪する。

 

 

 「????」

 

 

 分かっていないのは、当の本人だけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結局、あの後朝田は手を引いてくる雪乃と、後ろから押してくる明日香の美人列車に連れられて学食にやってくることになった。

 

 

 「お待たせ、二人とも。

 さあ、召し上がれ」

 

 

 携帯端末を眺めながら項垂れている朝田と、両手にフォークとスプーンを持った明日香の前に次々と料理が運ばれてくる。

 

 ラーメン。カツ丼。オムライス。うどんにソバ。カレーライス。パスタ。肉まん。

 唐揚げにハンバーグ。エビフライに焼き魚。ムニエル。

 サラダに煮物。などなど。

 

 「殺す気か?」

 

 質量の暴力に思わずそうつぶやく朝田。

 

 「そんなつもりはないわよ。食べたいだけどうぞ」

 

 「食べたいだけって……残した食い物の末路を考えたらもう、食い切る以外の選択肢がねえだろうがよ!!」

 

 お残し

 お残し

 お残し

 お残し

 お残し

  →食い切る

 お残し

 お残し

 お残し

 お残し

 お残し

 

 「これは呪いだ……俺を苦しめるための」

 「それでも燃え上がってくる覇気と気概。素敵よ……♡」

 

 「こいつほんま……」

 (保健室って、胃薬貰えるんだっけか……?)

 

 覚悟を決めて、朝田が箸に手を伸ばす。

 

 隣では既にパスタに手を付けている明日香が満面の笑みで一言。

 

 

 

 「ああっ! 美味しい。一週間ぶりのお昼ごはん〜♪」

 

 

 

 ーーガンッッッ!!!!(朝田が顔面をテーブルに打ち付ける音)

 

 ーービクッ!?(天上院明日香が小動物ちっくにビビった音)

 

 …………………なでなで(雪乃が朝田を慰めて頭を撫でる音)

 

 

 

 「俺の……俺の知ってる天上院明日香のキャラクター性の居場所を知りませんか……? 彼女、迷子になってるんですっっ!!!!」

 

 

 「よしよし……大丈夫よ、朝田くん。私がいるわ」

 

 「くそっ、悔しい……でも感じちゃう!!(優しさを)」

 

 

 「………………?(もぐもぐ)」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 そして昼休みが終わった頃。

 

 

 

 

 「食い切ったア……ッッッ!!!!」

 

 

 意識がブツブツと途切れそうな音が頭の中で鳴り響く。胃袋は他の内臓を押し退けて我が物顔で内臓の王座に腰を掛け、口は異物と化した食い物を今にもゲロとして放出しようとしているのを根性で耐える。

 

 俺は、根性論は嫌いだ。だが……結局人間って不便な生き物は、時に限界に喧嘩を売る気概を見せなきゃならん時があるものだ。

 嘗ての仲間たちは、それを命懸けの戦争で発揮してみせた。

 

 そんなあいつらの仲間として、俺が気概を発揮する場所はここだったらしい。

 えへへ。ちっぽけ過ぎて泣けて来ますね……。

 

 

 

 「まさか本当に食べ切っちゃうなんてね……本当に面白い人」

 

 「私、ちょっと鮎川先生のところに胃薬を貰いに行って来るわね」

 

 天上院が席を立つ。正直藤原とふたりきりってところに不安が無いでもないが…………胃薬の誘惑には抗えない。

  

 

 

 「本当に、私を楽しませてくれるのね。朝田くんは。流石は私が見込んだ男性(ひと)だわ……」

 

 

 

 俺がグロッキーなのを見て満足そうな笑みを向けてくる藤原。腹立つわ……。

 

 「見込む要素が一体どこにあったってんだよ? 限りなく初対面に近い顔見知りの他人じゃねえか」

  

 「フフフ。貴方にとってはそうね。

 でも、私は貴方に会うまで色々調べたのよ」

 

 「………………」

 

 「貴方が知りたがってたこと、教えてあげるわ」

 

 「………………………………………………………」

 

 

 ……………………え? ちょっと待って? 

 まさかお姉さん、このタイミングで正体とか語る感じになってるの? 俺食い過ぎで虫の息だよ? 絵面ゴミだけど大丈夫そう?

 なんかシリアスな展開行ったりしない?

 

 「朝田くん……私はね」

 

 「あ、あの……ちょっとタイムをーー」

 

 

 「私はね、貴方がフルヌードで学園中を駆け回った映像を観て、貴方に会いに来たのよ」

  

 

 「…………え?」

 

 「本当なら、別の()が貴方にとって都合のいい世話係をしてくれるはずだったのだけれどね?」

 

 「…………え??」

 

 

 

 「ーー…………来ちゃった♡」

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 





 ユーリ「1つ目の転送先にやってきたと思ったら、周囲は砂だらけか。

 もしかしてこの次元、既に滅んでるんじゃないの?


 まあ良いや。取り敢えず適当に歩けば街くらいあるでしょ……」


 この後サハラ砂漠のど真ん中で3日彷徨って、緊急帰還装置が作動した。

この作品に期待するもの

  • デュエル
  • 下ネタ
  • 暴走するセクハラ
  • 変態の制裁
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