遊戯王GX 天上院明日香がオベリスクフォースに狙われています。守ったらおっぱい揉nーー 作:SOD
グッドおっぱい。
『ー良いですか? 朝田さん。
くれぐれも誤解してはいけませんよ?ー』
『誤解って、何をさ? 俺に迫ってくる美女はみんなマルチ商法とか美人局って話してる?』
『今真面目な話をしているのでお静かに。
オホン。貴方は今から閻魔界の選定基準に則って、遊戯王GXの世界に転生します。
けれど、主人公補正だとかそういったものは全く。一切合切。微塵もありません』
『……そんなに俺って主人公向いてない?』
『そういう話じゃありませんよ。
人は死ぬ時はガッツリ死にます。それはもう酷く死にます。
飢え死にとか無駄死にとか犬死にとかも平然とします。
以前転生した人の中には、物語本編前の時間軸で遊戯王AVのアカデミアが現れて、カード化システムの実験に巻き込まれてそのまま死んだなんて最悪のバッドエンドに行っちゃったような人もいるんです。
アレは過去最悪で、私も未だに再審要求をし続けているぐらい酷いものでした。
だから、朝田朕さん。閻魔の私に身体の関係を要求するような無茶苦茶な性格とか、矯正しとかないと。ヤクザにコンクリ詰めにされて死んだりしても、私は助けてあげられませんからね?
くれぐれも…………』
「命は大切にしてください……か」
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RB LP4000
手札6枚(月読命 1)
『時を裂く魔瞳』適応中
場
ガーディアン・キマイラ ATK3300(墓地に融合有)
マスター・オブ・HAM(裏) DEF1850
メタモルポット ATK2200
永続魔法 亜空間物質転送装置
地中界の厄災
伏せ二枚
朝田朕 LP800
手札4枚
場 無し
RBのターンが終了し、朝田にターンが回った。
本来ならここで、相手の布陣を崩しておくなり、或いはライフを削り切るなりをしたい場面である。
だが……。
『超戦士カオス・ソルジャー』 『カオス・ソルジャーー開闢の使者ー』 『死者蘇生』 『切り裂かれし闇』
これが現在の朝田朕の手札。
どうにか出来そうな気もするが、相手がリバースモンスターを使って
つまり……。
(生半可な攻撃では、届かない。ライフを削ることも出来ない……)
ならばやるしかない。生半可ではない攻撃。
手札全てを使い切ってでも。
「方針は決まった。
俺のターン、ドロー」
朝田は平時そうしているように、冷静にカードを引いていく。
ドローの方法など、力いっぱい引こうが坊主めくりしようがトップは変わらない。と言うのが彼の考え方。
彼は運否天賦を信じない。アニメのような、デッキの一番上のカードが突然変わるなんて妄想を信じない。
ただ、その時配られた手札で最善を尽くすのみ。
「先ずは、永続魔法『切り裂かれし闇』を発動!
そして、魔法カード『死者蘇生』を発動。
墓地から『カオス・ソルジャー(通常)』を特殊召喚!」
カオス・ソルジャー ATK3000
「頑張るねえw」
「切り裂かれし闇の効果発動。通常モンスターを特殊召喚したため、1枚ドロー出来る。ドロー」
「はいはい。頑張れ頑張れーwww」
「更に、墓地から『ブラッド・ヴォルス』と『デュミナス・ヴァルキリア』を除外して、手札から『カオス・ソルジャーー開闢の使者ー』を特殊召喚!」
カオス・ソルジャーー開闢の使者ー ATK3000
「へえ〜伝説の剣士が2体揃い踏みねえ。見た目だけなら最高じゃん」
「墓地の『超戦士の儀式』の効果発動。このカードと、墓地から『カオス・ソルジャーー宵闇の騎士ー』と『聖戦士カオス・ソルジャー』を除外して、手札から儀式モンスター『超戦士カオス・ソルジャー』を特殊召喚!!」
「ぬ……ッ!?? メタモルポットで捨てたカード達か」
超戦士カオス・ソルジャー ATK3000
ヘラヘラと笑っていたRBの表情が僅かに曇る。
カオス・ソルジャー ATK3000
カオス・ソルジャーー開闢の使者ー ATK3000
超戦士カオス・ソルジャー ATK3000
「凄いわ朝田くん!! 1ターンで伝説の騎士『カオス・ソルジャー』を三体も特殊召喚するなんて!!」
「……………………こんなこと、起こるんだ……」
カオス・ソルジャー三騎士が降臨したことで、不安そうにしていた明日香は目を輝かせ、そして瑠璃は静かに感動していた。
「カードを二枚伏せる。
バトルだ! 『超戦士カオス・ソルジャー』で、メタモルポットを攻撃!!」
超戦士カオス・ソルジャー ATK3000 VS メタモルポット ATK2200
「バトルフェイズ前にカードを伏せるか……やっぱりお前、出来るな。
速攻魔法『サン・アンド・ムーン』! 超戦士とメタモルポットを裏側守備表示に変更!」
「次だ! 開闢の使者で、メタモルポットを攻撃!」
「そのまま受けるぞ!
メタモルポットの効果発動!」
「チェーンで開闢の使者の効果発動。連続攻撃の権利獲得!
そして」
「「ーー手札を捨てて五枚ドロー!!」」
「良し、速攻魔法『武装再生』を発動!
墓地の『流星の弓ーシール』を開闢の使者に装備する!」
カオス・ソルジャーー開闢の使者ー ATK2000
「な、何ですかあの装備魔法!? 装備したのに攻撃力が下るなんて!!」
「流星の弓を装備したモンスターは、ダイレクトアタックが出来る!
開闢の使者の攻撃! 時空突破・開闢
カオス・ソルジャー ATK2000
「くっ……!!」
RB LP2000
「ーー!?? 嘘、RBにダメージが入った!?
4対1でも全然だったのに!」
「これが通れば……っ! 『カオス・ソルジャー』で、『ガーディアン・キマイラ』に攻撃!!
カオス・ブレード!!!」
カオス・ソルジャー ATK3000 VS ガーディアン・キマイラ ATK3300
「攻撃宣言時、切り裂かれし闇の効果発動!
カオス・ソルジャーの攻撃力を戦闘する相手モンスターの攻撃力分上昇する!!」
カオス・ソルジャー ATK6300
「「攻撃力6300!!」」
「行け!! カオス・ソルジャー!!!!」
カオス・ソルジャーが地を蹴り、ツギハギだらけの守護獣に突撃する。
主と罪なき者の愛と自由を守るため。騎士道の剣、魔獣を討つ!!
『ハアアアアアアアァァァーー!!!!』
『ガアアアアアアアアアアアアアアーー!!!!
自らの強大な力すら利用された剣に斬り伏せられ、ガーディアン・キマイラは爆発四散。
攻撃は、無事に通ったのだ…………。
「やった!! ガーディアン・キマイラを倒した!
朝田くんの勝ちだわ!!」
「凄い……勝っちゃった! あのカイブツに!!」
「…………………………」
「…………朝田くん……?」
朝田の勝利を喜んだ少女達。
だが、肝心の勝者の顔は険しいままだった。
「フッフッフッフッフ…………!!」
「え? RB……どうしーーっっ!!???」
倒した筈の敵の声が耳に届き、思わず振り向いた瑠璃は、目を疑った。
RB LP5000
「どう……して?
ライフポイントが、増えて……る?」
「…………レインボーライフか」
朝田が呟いた。
「ン正解〜♪
『切り裂かれし闇』か……悪くないカードだね。
ン僕は知らなかったから、念の為泳がせて見たけど。開闢の使者のダイレクトアタックの時にレインボーライフを使わなくて良かったよ。
おかげで情報を得たからネ」
「…………お前、マジでちゃんと強いな。
敵じゃなかったら拍手を贈りたいぜ……」
「要らないよ。ン僕の賞品は瑠璃ちゃんだから……ンね♡」
「ひっ……!!」
「冗談じゃねえ。瑠璃ちゃんにえっちなことするのはこの俺だ!」
前門のロリコンに、後門の変態。
「敵しかいない!? わ、私にはちゃんと好きな人がいるんです!!」
「「メス堕ちNTRは嫌いじゃないぜ!!」」
「ーーだからどうしてそんなところばっかり息があってるの!??
朝田さん本当は負けてRBと私を分け合う算段とかしてるんじゃ無いですか!?」
「「ハーレムに二本の竿役は要らねえから!!!!」」
「もう私分かりませんっ!!」
「カードを二枚伏せて、ターンエンド!!」
RB LP5000
手札 4枚
場
マスター・オブ・HAM DEFーー
永続魔法『亜空間物質回送装置』
永続魔法『地中界の厄災』
朝田朕 LP800
手札2枚
場
カオス・ソルジャー ATK3000
カオス・ソルジャーー開闢の使者ー ATK2000(流星の弓シール)
超戦士カオス・ソルジャー DEFーー
永続魔法『切り裂かれし闇』
伏せ三枚
「ン僕のタァーン、時を裂く魔瞳の効果で二枚ドローだ」
(ヤツの手札は二枚。ここでHAMをリバースしてデッキの『デス・コアラ』を特殊召喚して即リバースすれば倒せる数値だが……対策されて無いとも思えないので、別プランを取るのが良いな。
『禁忌の壺』が有れば良かったけど、当然の帰結としてデッキには1枚しかないので、墓地の禁忌の壺をHAMは喚んで来れない。
禁忌の壺を二枚とか入れてるヤツは、きっと何処かが壊れてる。主に頭。
なら、流星の弓で攻撃の下がった『カオス・ソルジャーー開闢の使者ー』を狙うか?
だが……リバースが気になるところ。
…………だったら、答えは一つだ)
「ビビらなくて済むほどの勢力を叩き込む!」
「フン。お前、IQ低そうだな……!(歓喜)」
「デュフフフ……!!
まずはマスター・オブ・HAMを攻撃表示に変更」
マスター・オブ・HAM ATK3600
「マスター・オブ・HAMの効果。
デッキからリバースモンスターを裏側守備表示で特殊召喚。
ン僕が伏せるのはぁ……『幻想召喚師』だ!」
「幻想召喚士……?」
「この状況で選んだモンスター……いったいどんな特殊効果を持っていると言うのかしら?」
「自身以外の場のモンスターをコストに、『融合モンスターを融合デッキから特殊召喚するモンスター』か」
「その通り!
仕込みとしてモンスターをセットしてから、『亜空間物質回送装置』の効果発動。
幻想召喚師を除外してもとに戻す。
そしてリバース! セットモンスターをリリースしてぇ……特殊召喚!
レベル8 『デスピアン・クエリティス』!!」
デスピアン・クエリティス ATK2500
「デスピアン・クエリティス……! アレは、レベル8以上の融合モンスター以外の全てのモンスターの攻撃力を0にするモンスター!」
「ーーレベル8以上融合モンスター以外を全てですって!?
そんな融合モンスターがいたの!?」
「分からないです。あんなモンスター……私たちとのデュエルでは出てこなかったんだもの」
「早速効果発動だァ!!」
カオス・ソルジャー ATK0
カオス・ソルジャーー開闢の使者ー ATK0
マスター・オブ・HAM ATK0
幻想召喚師 ATK0
「けど、これでは敵の攻撃力も下がるわ!
まだ戦える!」
「戦えねえよBBA! 融合発動ォ!!
マスター・オブ・HAMと幻想召喚師。手札の『リグラス・リーパー』を融合!
再び現われろ! ガーディアン・キマイラ!!」
ガーディアン・キマイラ ATK3300
「またあのモンスターが!?」
「ガーディアン・キマイラ…………!!」
『グオオオオオオオオオォォォォーーー!!!!』
「ガーディアン・キマイラの効果発動! カードを1枚ドローして、切り裂かれし闇とリバースカード一枚を破壊!」
「ぐっ……!!」
朝田の伏せカードが破壊され、姿を見せた。そのカードは『砂塵の大竜巻』だ。
それを見た瞬間、RBが険しい顔をする。
それは、何故ガーディアン・キマイラの効果にチェーンして発動しなかったのか? などと言う簡単な話などでは決してない。
「………………………………」
(コイツが砂塵の大竜巻をチェーンしなかった理由は二つ。
一つは、単純に本命のリバースカードを選ばれないようにするために囮に使うためだ。
ガーディアン・キマイラの破壊効果は、破壊するその瞬間まで破壊するカードを悩む事ができる。それはつまり、発動が決まった砂塵の大竜巻をわざわざ無駄に破壊するようなことが起こらないと言うこと。
つまり、他の2枚の伏せカードの中に破壊されたくないカードがあった場合。確率的にそれを守れる可能性が増えるから。
そして、もう一つ。これが一番肝心なこと。
それは、砂塵の大竜巻が生き残っていれば、エンドフェイズにその時一番ヤツにとって邪魔なカードを吟味して破壊出来ると言うこと)
「こんな状況でもお前……まだン僕に勝つことを、まるで諦めてないないな…………!!」
「手も足もまだ動く。頭も。そして心臓も。
諦めるだけなら、死んだ後にいくらでも出来る……!」
(やっぱり、ン僕の判断は正しかった。
コイツは、舐めてかかっていい相手じゃない。こういう奴は、最後の最後まで探す。逆転の一手。必殺の猛毒を盛る、スキの瞬間……!)
「ありとあらゆる勝機ーー!!
全てを摘み取らなければ、勝てぬ相手と言うのは居るものだ!!!!
魔法カード発動『召喚魔術』!!」
「ーー嘘だろオイ……!?」
「どうやらコレも知っているようだな!
今更お前が何者かなんて聞きはしないが、知っているのなら分かるよなぁ!?
メタモルポットの効果で墓地へ送っていた『召喚師アレイスター』と炎属性の『リグラス・リーパー』を墓地から除外して融合召喚!
生ける者を焼き尽くす三つ子の蒼炎魔、『召喚獣プルガトリオ』を融合召喚!!」
召喚獣プルガトリオ ATK 3300
「知っているよなぁコイツの力を!!?
相手の場のカード一枚につき攻撃力を200ポイント上昇させて!
相手のモンスター全てに攻撃出来て!
貫通能力があるゥゥゥーー!!!!」
「な、何よそのふざけたモンスターは!?」
「そんなのおかしいわよ!!」
「ンおかしいねぇ!! でもおかしくない!!
ン僕達からすれば『強いっちゃあ強い』って程度だからああああああああーー!!
墓地の『召喚魔術』の効果発動! 除外されている召喚師アレイスターを手札に戻して、召喚魔術はデッキに戻すぅ!!
うぅ〜〜ン! インチキ!!」
「…………自分で言うな」
テンションが壊れたRBに、朝田が半笑いでツッコんだ。
RB LP5000
手札4(召喚師アレイスター 1)
ガーディアン・キマイラ ATK3300
召喚獣プルガトリオ ATK3300
デスピアン・クエリティス ATK2500
・亜空間物質回送装置
・地中界の厄災
朝田 LP800
手札2
カオス・ソルジャー ATK0
カオス・ソルジャーー開闢の使者ー ATK0
超戦士カオス・ソルジャー(裏) DEF2500
伏せ×二
「グフフ……! それじゃあ、終わりにしようか」
「……………………」
RBの死刑宣告に、朝田は黙して敵を見据えるだけだった。
キャラクター紹介。
朝田朕。
明日死ぬとしたらやりたいこと。
・明後日まで生き抜くこと。