遊戯王GX 天上院明日香がオベリスクフォースに狙われています。守ったらおっぱい揉nーー 作:SOD
遊戯王GX20周年おめでとうございます。
どうせ出すならちゃんとカードとして世に出てから。そう思うでしょう?
だからデュエルは先延ばす。
べ、別にデュエルばっかり書いてて飽きたから言い訳に使ってるんじゃないんだからね!
また急にネタを思いついたポケモンとか書きたくなったわけじゃないんだからね!
VIP待機ルーム。
そこは空調と湿度の完備はマスト。世界最速の回線と尻から根が生えるタイプの人ダメ椅子と、アレクサの容量で使用人を呼びつけてドリンクからイケナイ接待まで幅広く請け負うサービス等、ここに住みたい理由が満載の夢の国。ここでは逆ギレパンダからマジギレパンダまでみんな笑顔で腑抜けた顔になってしまうと評判だ。試したことはない。
そんな笑顔などどこ吹く風で、今この場の主として君臨しているのが、先んじてペガサスから新カード達を受け取ってデッキ構築に奔走している遊城十代だ。
ペガサスから受け取ったカードの効果とステータスを把握し、自前で持ってきていた数千枚のカードと共に机に広げて40枚のデッキにすること。それが彼の至上目的。
ああ、それにしてもこやつ。顔面が怖い。
ふと手に取った一枚のカードを見て一瞬表情が変わった以外は、原作の一年生遊城十代の面影が無い。金色の瞳と張り詰めた空気は、武器を整備する戦士のもの。
この覇気のヤバさたるや、ドリンクを持って現れた若いOLがノックと共に入室した際には、悲鳴を上げて失禁した挙げ句に『ごめんなさい』と『許してください』を繰り返すだけがその日のお仕事になってしまった可哀想な被害者を三人くらい量産してしまうレベル。
なまじ覇王がデッキ構築に集中していて入ってきた人に気付かなかったが為に、気絶すら出来ない程度の覇気だったのが更に被害者達の不幸だろう。
(強力な力を持ったカードばかりだが……一番驚いたのは、やはりこのカードだな)
覇王が一枚の融合モンスターを手に取った。
『E-HERO インフェルノ・ウィングーヘルバック・ファイア』
レベル6 炎属性/悪魔族/融合
『E・HERO フェザーマン』か『E・HERO バーストレディ』+ 『HERO』モンスター
このカードは、『ダーク・フュージョン』の効果でのみ特殊召喚出来る。
このカード名の①②の効果はそれぞれが一ターンに一度しか使用出来ない。
①【条件】このカードが特殊召喚した場合。
『ダーク・フュージョン』か、そのカード名が記された融合モンスターでないカードをデッキか墓地から1枚手札に加える。
②【強制】自軍のHEROモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合。
相手に2100ポイントのダメージを与える。
このカードは、十代が覇王となってから幾度となく召喚してきた『E-HERO インフェルノ・ウィング』のカードを、異次元のデュエリスト達との戦いに使用出来るように更に調整した一枚だ。
この次元には存在しない『E・HERO フレイム・ウィングマンーフレイム・シュート』のダーク版とでも言える存在だが、本来のカードが失った攻撃性もそのまま残しているところが【覇王】たる主の下僕としての矜持なのだろう。
(以前戦ったセブンスターズのダークネス。
ヤツとのデュエルは賭けに勝ったがゆえのギリギリの勝利だった…………)
あの日、手札にあったカードは2枚。
1枚はドローした『ダーク・コーリング』。これがなければそもそもの勝利の駆け引きも何も無かった。
ドローしているのが【遊城十代】である以上。これを運勝ちと言うのも何処か首を傾げる。
問題なのは、残りの1枚。覇王がデッキから手に取った。
「『原始生命体ニビル』」
岩石族モンスターの中で、『攻撃力が高く雑にデッキに入れておける』モンスターカード。
「あの時に奴が判断を間違えたがゆえに、勝利の核となったカード。
そして……」
(
覇王は眉間に寄せていたシワを緩めて、カードをデッキの束から外す。
「……………………キミは怒るだろうか。
……フフッ」
見るものが見れば信じられない現象。覇王十代の笑みが溢れる。
ニビルのカードを大切にスリーブに入れて、新たなカードを投入した。
「オレは……負けるわけにはいかない。
楽しいデュエルは……闇には、要らない」
『E-HERO デス・プリズン』
(これまで無かった岩石族のHEROモンスター。ペガサス・J・クロフォードは実に的確なカードを産み出してくれた)
このカードは、今まで出てきたどのHEROよりも優秀かつ素晴らしい力がある。
それは
効果で送るのではない。効果を発動するために必要な
しかも、効果本体は融合素材とするための名称変更。
つまり、上記のインフェルノ・ウィングを召喚するために
『あ、自分フェザーマンッス。又はバーストレディッス。
特にこだわりとかないんでどっちでもイイっすわw』
と自己申告して融合素材に出来るのだ。捨てるところが無い。
(デス・プリズンの効果で『シニスター・ネクロム』を墓地へ送れば瞬時にシニスター・ネクロムの効果を発動してデッキからE-HEROを特殊召喚出来る。
そして、特殊召喚するべきカードは……)
『E-HERO ヘル・ライダー』
上級モンスターゆえに手札事故を起こす可能性が付き纏うという欠点があるものの、遊城十代にとっては無いも同然のカードだ。
(召喚・特殊召喚時に『ダーク・フュージョン』をデッキから手札に加える効果。
更に、墓地からモンスター4体と自身を除外することで『超融合』のカードをセットする。その上『ダーク・フュージョン』でしか特殊召喚出来ない制約まで打ち消すと言うのだから、これを作ったペガサス会長には感謝しか無い。
『…………………………ところで、『超融合』って何でショウか??』
と聞かれた時は、あの男の運命の奴隷としての役割に戦慄してしまったが…………。
まあ、良いか)
臭いものに蓋をする気持ちで、覇王はデッキを組み続ける。
さて、デッキの骨組み。即ち【初動】と呼ばれるものの構成は出来た。
ここからは肉付け。
●『ダーク・コンタクト』や『イービル・アサルト』を採用することで初動を補強する【再現性】の向上。
●相手からの妨害によってプランが途切れないようにする【安定性】の補強。例えば相手がマクロコスモスを発動してきたら墓地へカードが送れないのでサイクロンを採用しておく。等がそれだ。
この時に【安定性】の為に投入したカードが多すぎると、手札事故を起こしやすくなるため。最初の【初動】【再現性】が土台から崩壊することになる。そのため実力あるデュエリストは、なるべく様々な状況に対して対処出来る『役割の多いカード』を採用するのだ。
基本的にデュエルモンスターズのデッキ構築は、この【初動】→【再現性】→【安定性】の順番で進行していく。
ここまでの肉付けが終わると、次はデッキスロットの枠を確認ーーつまり、40枚になるまであと何枚必要なのか数えること。
ここで40枚より多くカードが入っていると、無駄なカードが入っているか、そもそもデッキが実戦向きではないかもしれない。例外は【GS】。
無事にスロットが余っていたデッキは、ここから
この場合の、覇王十代がこのデッキで戦う仮想敵ーー否。想定された対戦相手とは……。
(…………朝田朕。
このデッキは、ヤツと戦う為のオレの力そのものとなる。)
露出・盗撮・下着ドロの擬人化。ドコに出しても恥ずかしい男。朝田朕に他ならない。
(朝田……)
『オレと戦え』
『ああ』
(普段の振る舞いは、目も当てられないの一言。
それでも、ヤツのデュエルはこの
ヤツは確実に『ある』。命を賭けた決闘の経験が。それも一度や二度ではない)
『俺の剣は二度刺す』
(あの言葉の真意は『敵の死体を損壊させて確実な死を確認する』ということなのだろう。ゾンビ映画で言う、死体の頭を念の為撃っておくような。
たとえ遊びであっても、己は決して油断はするまいと言う、自身を律する言葉だ)
「オレなら死体も生体も構わず灰にする火力を選ぶが、ヤツは的確に敵だけを狩り取る手段を選んだ。
恐らくは、仲間が居たのかもしれない。
目に映るもの総てが敵か障害物だった
必殺の核弾頭か、敵だけを刺し貫く剣撃か。
(見せてもらうぞ。お前の本当の力を。
対価として、オレの力を全て注ごう)
朝田のこれまでのデッキは、通常モンスターと装備カードを中心に構築したもの。それがペガサス会長によってどのようなカードが生み出されて強化されるのかは未知数。つまり、仮想敵の立てようがない。
そうなれば、進むべき道はただ1つ。己の
どれだけ理論を積み上げようど、最後に頼れるのは己の
「ーー出来た。オレの最強のデッキ」
覇王のデッキは今、完成した。気力・体力。共に充実している。
自らの最強と朝田の最強が激突する時。勝利の女神はどちらに微笑むのか。
戦場へ赴くべく、覇王は部屋を後にするのだった…………。
その後、偶然廊下で女性社員の下着を擦り抜いて爆走していた朝田を見つけた覇王は、まだ長くなるなと悟ると、下のカフェで暫くオレンジジュースを飲みながら朝田が捕まってシバかれてデュエルの準備が出来るのを待ちぼうけするのだった……。
「ふぅ……」
多分次の更新は早くても26日だと思います。多分。きっと
俺は名探偵ピカチュウがトレンドに上がってたから、ちょっとポケモンでも書く旅に出ようかと思います。
朝田のデッキの正体
-
分かった
-
分かんないッピ……