遊戯王GX 天上院明日香がオベリスクフォースに狙われています。守ったらおっぱい揉nーー   作:SOD

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今、オリ主VS原作主人公(覇王)の熱いデュエルが決着する!!

デュエル完成前のプロットは全部死んだ!


本当はもう少し上手いことやりたかったが、カードが足りなかった!!


悔しい……でも投稿しちゃう!!(ビクンビクン)








あくびが出るほど分かりやすいダブル主人公のデュエルスタイル解説


朝田朕 
毎ターン殴ってチマチマ削る


覇王十代
毎ターン殴って常に致死量ダメを狙う
 



【VS覇王十代】最強の力【決着】

 

 

 

 

 ついに現れた朝田の『嘗て』の切り札。

 これが前世を意味するのか、或いは別の何かなのか。

 

 そんなことを気にする者もこの場にはおらず、デュエルは進行する。

 

 

 「ターンエンドだ」

 

 

 E-HERO ヘル・ライダー ATK2100

 

 覇王十代のターンが終了すると同時に、下がっていたヘル・ライダーの攻撃力がもとに戻り、朝田にターンが渡った。

 

 「俺のターン。ドロー」

 

 

 

 「このデュエル。初めてMr.朝田に勝ち筋の見える状況デース。

 

 これまで攻めていた十代ボーイがどのように対応するのか、真価を試される番になりましたねェ……」

 

 「そのようですね、ペガサス様。

 朝田さんのこれまでのデュエルは、十代さんの致命傷となる攻撃を最低限躱し続けた守りのデュエルでした。

 

 しかし、パシフィスが発動してからは攻撃の際に生まれる隙を突いて反撃するカウンタースタイルに変化しました。

 

 戦略と緩急がシームレスに変動する自由の剣が攻撃に変換されるとどうなるか。楽しみです」

 

 

 「………………チッ!!!!」

 

 

 

 

 覇王十代 LP2900

 手札0枚  

 

 E-HERO ヘル・ライダー ATK2100

 

 伏せ1

 

 覇王城

 

 

 朝田朕 LP1200

 手札3枚

 

 パシフィス

 

 ダイ・グレファー ATK1700

 幻煌龍トークン ATK2000

 幻煌龍スパイラル ATK3400(螺旋絞装備)

 

 

 

 

 「………………」

 (攻撃力が戻ったヘル・ライダーの攻撃力は2100。そして覇王城の効果により攻撃力を1600上昇して3700まで上がる。

 

 ヤツの幻煌龍スパイラルの攻撃力3400に勝る。

 

 

 だがもし、奴がそれを更に上回るならば……)

 

 

 

 「………………行くか、()()()()()

 

 「もう一振り……?」

 

 「ああ。

 

 なあ、十代。この都の建物、何で出来てると思う?」

 

 「…………石か?」

 

 「そう。『石』だ。

 

 幻煌龍スパイラルが戦う力そのものなら。この『石』は、味方を守り、補助するもの。

 ()()から斬り出した、地球(ほし)の『石』」

 

 

 「…………お前の言う、地球(ほし)の剣のもう一つが、石……か」

 

 

 「ああ、その力の一端がコレだ!!

 

 速攻魔法『原石の穿光』を発動。

 

 このカードは、手札から『原石』カードか通常モンスターを相手に見せることで発動出来る。

 ただし、場にレベル5以上の『原石』モンスターか、トークン以外の通常モンスターが存在する場合、手札を見せずに発動出来る。

 場の表側表示のカード一枚を対象に。

 

 対象の効果を無効して、除外する! 覇王城を除外する!」

 

 

 「ーー!!」

 

 

 “なら俺は、その『上』をしれっと煙に巻いて…………背後から頸動脈でも掻っ切るさ“

 

 

 「…………朝田……朕!」

 

 

 「さあ、幻煌龍スパイラルで、ヘル・ライダーに攻撃だ!」

 

 

 「…………来い!!」

 

 

 幻煌龍スパイラル ATK 3400 VS E-HERO ヘル・ライダー ATK2100

 

 

 「ぐぅっ……!」

 

 覇王十代 LP1600

 

 

 「ヘル・ライダーを破壊したことで、螺旋絞の効果を発動。

 

 デッキから二体目の幻煌龍スパイラルを特殊召喚!」

 

 

 幻煌龍スパイラル ATK2900

 

 

 「二体目の幻煌龍スパイラル……!」

 

 

 「特殊召喚に成功したことで装備を移して、十代に1000ポイントのダメージだ!」

 

 

 「ぐああああ……っ!!」

 

 

 覇王十代 LP600

 

 

 「朝田さんの攻撃が通った!」

 

 「このまま押し切ればご主人サマの勝ちンガ!! いっけー!!」

 

 

 「通常モンスターである幻煌龍スパイラルを特殊召喚したことで、パシフィスの効果が発動。

 罠カード『幻煌龍の戦禍』を手札に加える。

 

 そして、二体目の幻煌龍スパイラルで、十代に直接攻撃(ダイレクトアタック)だ!!」

 

 

 

 幻煌龍スパイラル ATK3400

 

 

 『ーーガアアアアアアアアァァァァァァァアアアアアアアアァァァアアアアアアアアーーーー!!!!!』

 

 

 

 「くっ……!! まだだ! 負けるな遊城十代!!

 そのような男に負けるなど許さんーー!!!!」

 

 

 他の三人が決着を見守る中、アンチ朝田の夜行だけが声を上げる。

 

 しかし、外野の声に価値など無く。デュエルはただ、デュエリスト二人の意志にのみ姿を変える……。

 

 

 「リバースカードオープン。

 『クリボーを喚ぶ笛』。

 

 デッキから『ハネクリボー』を守備表示で特殊召喚!」

 

 

 ハネクリボー DEF200

 

 『クリクリ〜』

 

 

 『ーーガアアアアアアアアァァァァァァァアアアアアアアアァァァアアアアアアアアーーーー!!!!!』

 

 『クリィーー』

 

 

 『…………ア??』

 

 

 

 

 あれ、今なにか轢いたか? といった様子で侵攻を止めるスパイラル。

 

 小さな毛玉の相棒が、暴虐の煌を身を挺して止めたことでこのバトルは終了する。

 

 

 「ハネクリボーの効果発動。

 破壊され墓地へ送られた場合。オレがこのターン受ける戦闘ダメージはゼロとなる!」

  

 

 「Great(グレイト)!! Fantastic(ファンタスティック)!! 

 

 Mr.朝田が防御も攻撃もcomplex(複合的)efficient(効率的)なスタイルであるように!

 十代ボーイは攻撃も防御もSmart(洗練)Solid(堅実)デース!

 

 

 御業(ワザ)のMr.朝田と、覇道(パワー)の十代ボーイ。

 秘匿する者と、威光を示す者。

 

 コインの表と裏のような好敵手の二人に、ワタシは『あの二人』のデュエリストの影を幻視せずにいられまセーン!!」

 

 

 

 「俺はカードを一枚伏せて、ターンエンドだ!」

 

 

 「行くぞ朝田!

 

 オレのターン、ドロー!!」

 

 

 覇王が吠える。ここまでのターンで積み重なってきた高揚が、あの鉄面皮を喰い破る勢いで身体に宿っていく。

 

 己を追い詰める眼の前の決闘者(デュエリスト)は、憎むべきでも怨敵、討ち倒すべき外敵でも無い者。

 

 ただ、強き者。

 

 ただ……好敵手(とも)

 

 

 「ーー覇王たるオレが、正義の為の覇道が。今。

 純粋な強者との力比べに興じよう。

 

 破滅の光を滅する我が『正しき闇の力』を、捌き切れるか朝田朕!!

 

 

 魔法カード『ヒーローの遺産』を発動! 

 墓地のHEROモンスターを融合素材とする融合モンスター二体をEXデッキへ戻して発動。

 カードを3枚ドローする!

 

 墓地の『E-HERO インフェルノ・ウィング』と『E-HERO インフェルノ・ウィングーヘルバック・ファイア』をデッキに戻す。

 

 

 ドロー!!!!」

 

 

 デッキの上のカード三枚を指で捉えて腕を振り抜く。

 その衝撃が周囲に巻き散らかされ、スパイラルの咆哮でヒビ割れていた壁や窓ガラスが壊れて崩れた。

 

 

 「ーーワッツ!?」

 

 「ドローの衝撃で、部屋の壁が壊れた……??」

 

 

 

 「墓地のシニスター・ネクロムの効果発動。

 

 デッキからE-HERO ヘル・プリズンを特殊召喚!!」

 

 

 E-HERO ヘル・プリズン ATK1700

 

 

 「…………コストでデッキからHEROを墓地へ送ることで、このターン固有名詞の融合素材として使用出来るモンスター……か」

 

 朝田がソリッドビジョンで現れたヘル・プリズンのテキストを人外じみた視力で読み取り、一瞬手札に視線を移してそのまま前に戻した。

 

 「ヘル・プリズンの効果発動!

 デッキから『E・HERO シャドー・ミスト』を墓地へ送る。

 

 このターン、このモンスターは融合モンスターに記された融合素材モンスターとして使用出来る。

 

 

 

 更に、墓地へ送ったシャドー・ミストの効果発動!

 デッキからHEROモンスターを手札に加える。

 

 E・HERO オネスティ・ネオスを手札に!」

 

  

 「ここで来たか、歴代最強クラスの手札誘発コンバット・トリック!」

 

 

 「更に、墓地の魔法カード『イービル・アサルト』の効果発動。

 このカードを除外。

 墓地の『ダーク・フュージョン』を手札に戻す!」

 

 「イービル・アサルト…………?

 そうか、『ツイン・ツイスター』のコストで送ったヤツか。

 

 ったく、手札一枚だったやつがもう手札五枚に回復しやがった。

 だから遊城十代に気軽にドローソース持たすなってのよ……」

 

 「ダーク・フュージョン発動!

 場のデス・プリズンをフェザーマンとして扱い、手札のマリシャス・エッジと融合。

 

 再び現れよ! E-HERO インフェルノ・ウィングーヘルバック・ファイア!!」

 

 

 E-HERO インフェルノ・ウィングーヘルバック・ファイア ATK2100

 

 「ここでもう一度ヘルバック・ファイア……普通ならピンポイントに欲しいカードをサーチするところ……だが。

 

 相手が『遊城十代』ってなるとな……」

 

 

 「ヘルバックの効果発動。デッキか墓地から『ダーク・フュージョン』と名の付いた融合でないカードを手札に加える。

 オレは墓地のトキシック・バブルを加える!」

 

 「やっぱりそうくるか! 強化型強欲なバブルマン!」

 (ヘルバックさえ除去出来ればドローは防げるが、ダーク・フュージョンの効果で『幻煌龍の戦禍』の対象に取れない。

 しっかり対策していやがるぜ)

 

 「来い、トキシック・バブル! そして2枚ドロー!」

 

 E-HERO トキシック・バブル DEF1200

 

 (これで十代の手札は変わらず5枚で、場にはモンスターが増えた。

 まあ、なんということでしょう。現代遊戯王かよ……) 

 

 「……………………」

 

 覇王十代が、朝田の場のモンスターで最も攻撃力の低いモンスター。ついでに本体のインフェルノ・ウィングを斬り倒した張本人である『戦士ダイ・グレファー』に意識を向ける。

 

 (ヘルバック・ファイアでダイ・グレファーを攻撃すれば、効果ダメージと合わせて朝田のライフを0に出来る。

 今度はダメージステップで攻撃力を上昇させるオネスティ・ネオスも手札にいる。その時の攻撃力は4600。攻撃力で競り負けはするまい。

 更に、ヘルバック・ファイアはダーク・フュージョンの効果でこのターン、相手によって対象に取られない。

 

 オレに有利な条件は、大いに整っている)

 

 

 しかし、そんなことは些事。有利な条件が揃っているのは、あくまでも()()()()()()()だけ。

 

 なにせあるのだ。朝田には『秘剣』足りうる未定のカードが。

 

 伏せカードが一枚に、不明の手札が一枚。

 更に一枚は、確定で銀の弾丸になりうる『幻煌龍の戦禍』。

 

 覇王十代はこれまでの全ての攻撃に、朝田のライフを消し炭にするだけの火力を込めている。

 しかし、その全ては躱されていて。だけならまだしも、漏れ無く何らかの痛手を負わされているのだ。

 

 ここまでの状況をその身で味わって、なお敵を軽んじるようならば、覇王と言えど鼻で笑われても仕方ない。

 

 

 

 ー認め。かつ、警戒するのが正しいー

 

 朝田朕は、覇王十代が全力で組んだ新デッキの全開の攻撃に完全に対応し切れている。

 という事実を。

 

 

 

 (危険を犯すにしても、伏せカードは無視出来ない。

 

 奴は以前、罠カード『アームズ・コール』を使っていた。アレはデッキから装備魔法カードを手札に加える……或いは、場のモンスターに装備出来るカード。

 

 もし、ダイ・グレファーにヘルバック・ファイアで攻撃して、本当にアームズ・コールが伏せられていた場合…………)

  

 

 覇王の脳裏にこれまで朝田が使用したカードが思い浮かぶ。

 

 装備魔法『諸刃の剣』が。『巨大化』が。『団結の力』が。

 

 思い浮かぶ限り、ヘルバック・ファイアとオネスティ・ネオスで出せる攻撃力4200を戦士ダイ・グレファーが越える可能性のあるカードを夢想する。

 

 しかし思い浮かばない。ダイ・グレファーの攻撃力を4600以上にするようなカードは。

 

 ならばいけるか? 笑止。そもそも朝田は一枚のカードパワーに頼ったデュエルはしていない。

 常にコンボファイター。二の矢はある……!

 

 

 (そこに対処するためのドロー。奴の二撃目を封殺するための。

 

 万全を期す。最良に最善を重ねる。

 

 

 もう疑う余地もない。

 朝田朕。ヤツはオレが、限界を越えて戦うべき好敵手だ!!)

 

 

 思考は纏まった。後は実行するのみ!

 

 

 「魔法カード『ダーク・コーリング』を発動!

 手札・墓地からモンスターを除外し、『ダーク・フュージョン』で融合するモンスターを融合召喚する。

 

 墓地のマリシャス・エッジとワイルド・サイクロンを融合!

 

 

 現れよ、力無き軍を滅する間引きの悪魔(えいゆう)

 

 融合召喚、レベル8。E-HERO マリシャス・ベイン!!」

 

 

 

 E-HERO マリシャス・ベイン ATK3000

 

 

 『フハハハハ……!!!!』

 

 

 「E-HERO マリシャス・ベイン……あのカードは確か……」

 

 

 E-HERO マリシャス・ベイン 星8

 闇属性 悪魔族

 

 ①フィールドのこのカードは戦闘・効果で破壊されない。

 

 ②発動条件:自分メインフェイズ

 

 効果:このカードの攻撃力以下の相手フィールドのモンスターを全て破壊する。

 同時に破壊したモンスター×200ポイント攻撃力を上げる。

 

 誓約:この効果発動後。発動ターン中、自分はHEROモンスター以外で攻撃宣言出来ない。

 

 

 

 (効果で破壊出来ない……。

 『幻煌龍の戦禍』がまたも使えないと来た。

 

 しかも……)

 

 

 朝田のモンスター

 

 

 幻煌龍スパイラル ATK3400(螺旋絞装備) 幻煌龍スパイラル ATK2900 幻煌龍トークン ATK2000 戦士ダイ・グレファー ATK1700

 

 

 「マリシャス・ベインの効果発動。

 自身の攻撃力以下の相手モンスターを殲滅する!!」

 

 

 「この効果で、螺旋絞装備のスパイラル以外は全滅する……!!」

 

 「生温い!! 我が覇道の跡に残る物無し!

 

 マリシャス・ベインの効果にチェーンして、手札の『E・HERO オネスティ・ネオス』の効果を発動する!

 

 マリシャス・ベインの攻撃力を2500ポイントアップさせる!」

 

 

 E-HERO マリシャス・ベイン ATK5500

 

 

 「お前の戦術は、モンスターの攻撃力を変動させるもの。

 ならば全て葬るのみ!!」

 

 

 「この脳筋が……!」

 

 

 「我が正しき闇の力を解放(リベレイト)せよ、マリシャス・ベイン。

 

 悪意の害敵よ、根から絶えよ(マリス・オブ・アナイアレイト)!!!!」

 

 

 

 

 

 『ウオオオオオオオオオーーーー!!!!!!!』

 

 

 

 

 「うわっ……!」

 

 

 

 マリシャス・ベインを中心に力が解放され、バキバキと部屋のあちらこちらが破壊されていく。

 壁は仕切りの役目をもはや果たさず、天井などいつでも墜ちてこれるほど粉砕されていく。

 

 

 

 「な!? お!? ちょ!? ま……!!!!」

 

 「十代さんの持つカードも、邪神以上の破壊力を!?」

 

 

 「部屋が!? 会社が!? ビルがあああああああーーー!!?!!?!!!? NOOOOOOOOOOOーー!!!?!?」

 

 

 

 夜行は人の言語を失い、月行は辛うじて自分を保ち。

 そして、お金にケチなペガサスの会社の一室が、周囲の部屋を巻き込んで粉砕されていく。

 

 

 その後、力を解放仕切ったマリシャス・ベインとヘルバック・ファイア。トキシック・バブルだけが残り。朝田はモンスターは全てと、ついでに被っていたパンツが破壊されて全てを失った……筈だった。

 

 

 「………………」

 

 

 E-HERO マリシャス・ベイン ATK6300

 

 

 間違いなく、マリシャス・ベインの効果は朝田のモンスターを全て破壊した。

 だと言うのに……。

 

 

 朝田の場

 

 幻煌龍トークン DEF2000

 

 

 「パシフィスの効果により、相手の効果解決後。俺の場にはトークンが特殊召喚される……。

 

 ついでに、『幻煌龍の螺旋波』をサーチする」

 

 「……ヘルバック・ファイアがいる限り。HEROが戦闘で相手モンスターを破壊すれば、相手に2100ポイントのダメージを与えることが出来る。

 

 墓地へ送る必要が無い以上、先のように効果をすり抜けることなど出来ない」

 

 

 「ああ。

 ()()()()()()……な」

 

 

 「これだけ殲滅し尽くして、まだ手があると言うのか」

 

 

 「尽きないものさ、地獄を戦い抜いた剣士の奥の手は。

 

 この(ライフ)ある限り……俺自身が切札(ひけん)だ」

 

 

 「…………いいだろう。もはやオレには行くしか無い。

 ならば、戦士としてその誘いに乗ってやる!

 

 バトルフェイズだ!!」

 

 「来い」

 

 

 「E-HERO マリシャス・ベインで、幻煌龍トークンに攻撃!!」

 

 

 E-HERO マリシャス・ベイン ATK6300

 

 

 「我が覇道、退く道も無し!!」

 

 

 「ああ、覇王……。

 結局のところ。その実直なまでの王道さが、汝のキズとなりけり」

 

 「エネミーズ・ボーダー・ブレイカーー!!!!」

 

 

 マリシャス・ベインが掌に超巨大な闇のエネルギーを収束させ、幻煌龍トークン目掛けて投げぬいた。

 

 

 「俺とお前に、実力の差は無い。それがはっきり分かったよ。

 

 だがまあ……そこにジャイアントキリングかますのが、俺の『本当の秘剣』なもんでよ」

 

 「長い前置きはそのくらいにしておけ。

 貴様の秘剣、見せてもらう」

 

 「ああ、行くぜ。超絶ウルトラハイパースーパーにシャレオツなカードを見せてやる。

 

 バトルステップ時、リバースカードオープン。『アームズ・コール』」

 

 「やはりそのカードか。さあ、何を装備する」

 

 

 「俺が選ぶ装備魔法は、覇王(おまえ)と戦うにあたって特別に採用した銀の弾丸(シルバー)

 

 その名は『ヴィシャス・クロー』だ!!」

 

 「ヴィシャス・クローだと!?」

 

 

 ヴィシャス・クロー。それは、原作遊戯王GXにおいて、覇王十代がデッキに採用していた装備魔法。

 オブライエンとの決戦の際、マリシャス・エッジを戦闘破壊から守り、ヴィシャス・トークンを生み出し、更に超融合のコストにもなった影の立役者。

 

 だが、今回において最も重要。刮目すべき点は、このカードの効果で最も適当視されているオマケ効果。

 

 

 

 E-HERO マリシャス・ベイン ATK6300 VS 幻煌龍 トークンDEF2000

 

 

 

 『オオオオオオオオーー!!!!』

 

 『ギャアアアアアーース!!!!』

 

 

 圧倒的闇の力の塊を受けたトークンが咆哮を上げる。

 

 「ヴィシャス・クローの効果発動。

 装備モンスターが戦闘破壊される場合、ヴィシャス・クローを手札に戻すことで破壊を無効にする!!」

 

 

 

 

 「おいおい。大仰に語るからどんなカードかと思えば、戦闘破壊を無効にするだけか?

 

 それでは次のヘルバック・ファイアの攻撃を防げないじゃないか!」

 

 「……………………いいえ。夜行。

 この勝負。朝田さんの勝ちです」

 

 「何だと!? 何を言っているんだ月行ーー」

 

 

 

 「………………Beautiful」

 

 

 「なっ!? ペガサス様!?!?」

 

 

 月行とペガサスの反応が分からない夜行が、一人置いていかれている中。

 最後の宣言が行われる。

 

 

 「更に、ヴィシャス・クローを手札に戻した同タイミングで、バトルしたモンスター以外を破壊する」

 

 

 「ーーっっ!?!?」

 

 

 驚く夜行の視界で、対象耐性を得たヘルバック・ファイアが爆発四散。

 

 

 

 「そして、相手に600ポイントのダメージを与える」

 

 「……………………」

 

 

 

 「………………………………………………………………バカな」

 

 

 

 発生する600ポイントのダメージ。そして現在の覇王十代のライフは…………。

 

 

 覇王十代 LP600

 

 

 「オウ……Mr.朝田……真の決闘者よ。

 ワタシは貴方に、決闘王の幻影を視ずにいられナイ……」

 

 

 

 

 

 「……………………全く。見事に煙に巻いて、頸動脈を斬ってくれたものだ」

 

 「言ったろ? 俺の秘剣(ひけん)は、目じゃ追えねえ……ってよ」

 

 

 

 「フン……」

 

 

 覇王の口の端が僅かに上がる。

 そして……。

 

 

 

 

 覇王十代 LP0

 

 

 秘剣と覇道の最初の激突に、決着が付いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふう……」

 

 「ふん……」

 

 吹き抜ける風が心地よい。

 全開で脳を酷使した決闘者達を癒やす。

 

 それまでの熱を冷まして、眉間に寄せた皺が戻り。眼光が収まる。

 

 

 最高に楽しい時間だった。

 力を極めたデュエリスト達が、遠慮の要らない全力の解放を楽しめるひと時だった。

 

 好敵手の存在。戦う者たちにとって、これ以上に得難い宝は無し。

 

 

 

 さあ、今はまた決闘者から人に戻って日常へ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「………………さてと(デッキシャッフル)」

 

 「………………フム(デッキシャッフル)」

 

 

 

 

 日常へ…………。

 

 

 

 

 

 「「ーーそろそろ本気出すか!!(2回戦行くぞの意)」」

 

 

 

 剣士と覇王が、デッキをディスクへ収めてカードを引き抜く!!

 

 

 

 「ーーンNOOOOOOOOOオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーウ!!!!!!」

 

 

 ペガサス、吠えた。

 

 

 

 「NOOOOOOOOOーーーー!!!!!」

 

 

 「応援ありがとうペガサス会長!! オーディエンスを盛り上げてくれてるんだね!!」

 

 「…………興奮し過ぎると、血圧が上がるぞ。会長さん」

 

 

 

 「何言ってやがんだ怨怒霊イイイイイーー!!! ウチのビルを瓦礫にする気かァ!!? オロロオオオーーーん!!!!」

 

 

 「いや、でもせっかく貰ったカードの力。半分も見せられてないんだが」

 

 「ああ。長いようで意外と早く終わってしまったからな。

 オレも召喚していないカードはまだまだある」

 

 

 「フン! 何を言っているんだ朝田朕。あんなギリギリの勝利を拾っておいて。

 もう既に限界いっぱいいっぱいだろうに。次やれば遊城十代にボロ負けするだけだ!」

 

 

 

 

 「……は??(ピキピキ……) まだ全然本気じゃないが?? ロードの1章目だが? まだ12章くらい残ってるんだが?」

 

 「命ある限り戦い続けるのが、真の戦士の姿だ。

 戦う意志のある両者が揃った。ならば戦うのみ。

 

 

 負けっぱなしなど性に合わん!!!!」

 

 

 

 

 「アアアアアアーー!!!! こいつら全然言う事聞かねぇぜええええええー!!!! ガッデムウウウウウウーーー!!!!」

 

 

 

 ペガサスの血管がブチブチ音を立てて千切れている。

 

 大穴が空いたこの部屋より先にペガサスが壊れるかもしれない。なので……。

 

 

 

 

 「「さあ、デュエルだ!!!!」」

 

 

 

 

 

 「…………お二人とも?

 これ以上続けると言うのならば、破壊された部屋の修理費を請求させて頂きますよ」

 

 

 

 パーフェクトデュエリスト、天馬月行が電卓を叩き始めた。

 

 

 そこでようやく両者が正気に戻った。

 

 そして横目に見えるは人の身長より絶対にデカい大穴と、お高かったはずのなんかよく分からない壺とかのサムシング…………。

 

 二人は顔を見合わせて……。

 

 

 

 

 

 「ーー今日はここまでにしておくか十代!!!!」

 「ーーガッチャ!!!! 楽しいデュエルだったぜ!!!!」

 

 

 「「ハハハハハハハハハハ〜!」」

 

 

 

 

 (さいきょう)の力に屈したのだった……。

 

 

 

 結局、最強の力とは金だったのである。







そんなわけで、朝田朕VS覇王十代のデュエルでした。


当初のプロットでは、引き分けにすることで両者の実力は拮抗しているze!感を出したかったんです。
でも覇王さんが脳筋で、す〜ぐ過剰に火力投入したり、攻撃力上げたりするからかっこよく引き分けにならなかったんです。



まあ、デュエル終わって速攻で次行くぞオラァ!してるのは、戦闘民族の覇王十代と行動理念がエロと男のロマンに振り切っている朝田のデュエルのエンディングとしては、割と綺麗に収まった気もいたします。

デュエルの決着の方も、コロコロ版ロックマンエグゼの

フォルテVSロックマン(サイトスタイル)

の決着みたいで愛せる結末になったのではないでしょうか。

 
狙ったのはどっちかって言うと、フォルテVSロックマン(ブルースソウル)みたいな力と力のぶつかり合いだったんですけどね……。

ま、そういうことで。これまで応援ありがとうございました。








って言うと最終回みたいだから不思議ですよね

 そう言えば朝田のデッキ予想は当たりましたか?

  • はい
  • いいえ
  • 天威原石パシフィス装備ートなんか分かるか
  • ばななあ
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