ショタきゅーぶ!   作:ムムムム

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血液型

学校を休んだ次の日。

月曜日より少し早い時間に登校したボクを待っていたのはみんなの心配そうな顔と夏陽君の丁寧な土下座だった。

「雪っ。一昨日はすまなかった」

「え、いいよ夏陽君。そんな土下座なんて……。大丈夫だから」

「それでも俺から誘っておいて、そのあと雪をほっておいて……」

と言うやり取りを朝のホームルームまで続けた。

でもバスケ部に入るのはやめる。そう伝えると夏陽君は残念そうにうなずいた。

 

 

 

そして木曜日の昼休み。夏陽君との会話であることを知った。

「試合?」

「そう、俺たち男バスと真帆たち女バスのな」

「それって普通の事なんじゃあ……」

聞いた限りじゃあ同じ学校の男女対抗試合なんて普通の事だと思っていた。

でも思い当たる節はある。

明らかに夏陽君は『女バス』というときに口が尖がる。

「いや、これは体育館を賭けた戦争なんだ」

「体育館?」

「ああ、あいつらが勝てばお互い三日ずつ。俺たちが勝てば六日使えるんだ」

「それじゃあ女バスは負けたら練習できないんじゃあ……」

「ああ、女バスは負けたら廃部だ」

「だから夏陽君も篁先生もボクを誘ってたの?」

「まあお前のジャンプ力は相当な戦力になるだろうしな。しかし美星もお前を誘ってたの……、まさかお前、女バスに入る気か?」

「いやいや、ボクは男の子だよ?無理だって」

「ああ、よかった。この前の入部テストでレギュラー全員倒したお前が敵になるのは困るからな。俺らもあいつらも高さがないからな、お前があっちに入るだけで負ける可能性があるし……」

「高さ?あれ?愛莉ちゃんって女バスなんだよね?」

「ああ、そうだけど。あいつに背の話題は禁止だからな?」

「え?うん、わかったけど。……でも愛莉ちゃんなら高さあるよね?」

「あいつ臆病だからな。ゴール下に入ってこれないんだよ」

「へー。でも確かに怪我しそうなプレーされたら怖くてプレーなんてできないもんね、女の子だとなおさらだし」

「え?」

「どうしたの?」

「いや、そうか。もし香椎が普通にプレーできたとしても……」

「どうしたの?」

「いや、でも…………」

「ねえ雪ちゃん、ちょっといいかな?」

クラスの女の子、たしか山田さん。が話しかけてきた。

「なあに?」

「ちょっと美星先生が呼んで来てって」

「うん、わかった。今いくよ」

とりあえず夏陽君を置いて廊下に出た。

でもなんで「ちゃん」付けで呼ばれてるんだろう?

 

 

「悪いな、雪。ちょっと聞きたいんだけど」

廊下に出るとそこには篁先生がいた。

「はい、なんでしょう?篁先生」

「一昨日言っておいた書類。持ってきてる?」

「あ!」

そういえば一昨日、先生が帰るときに保護者にサインしてもらってと渡された封筒があったことに気付く。

「ごめんなさい、机の上に忘れてきてました」

ボクは先生に頭を下げる。

「いや、まだ来週までいいんだけど、明日から三連休だからさ、一応確認な?」

「すいません、先生、明日学校にいますか?」

「うんにゃ、残念ながら明日と明後日は用事があってな、日曜日に持ってきてくれないか?」

「え?日曜日?」

確か日曜日は男子バスケ部と女子バスケ部の試合の日だったような………。

「できれば体育館に持ってきてほしいんだけど」

「わかりました」

「ついでに見ていけよ、お前を泣かせたカマキリの悔しがる姿を」

そっか、明日から先生女子バスケ部の練習につきっきりなんだ。

「はい、じゃあ試合。見に行きます」

「ついでに入部してってもいいぞ?」

「いくらなんでも女子バスケ部はむりですよ~」

先生の冗談を軽く流してボクは教室に戻る。

次の授業はなんだっけ?

 

 

 

体育でした。

男子、女子それぞれ更衣室があるらしいのだが基本的に男子は更衣室まで行くのが面倒、なので教室で着替えるらしい。

そのため女もう子はほとんどいなくなっていた。

ボクは日光に弱い身体なので校庭での体育はいつも見学しているんだけど今日は体育館なので着替える。

「雪、美星の話終わったのか?」

「うん、書類を忘れちゃったから今度持ってきてくれって」

「なんだ、おまえ結構しっかりしてると思ったのにな」

「ううん、全然そんなんじゃないよ」

「まあいいか、次体育だから着替え。急げよ?」

そういって制服の上着を脱ぎ始める夏陽君。

ボクもカバンから体操服を取り出して制服の上着を脱ぎ始める。

「もう、真帆のせいでまた怒られたじゃない。いい加減やめなさい?廊下を走るの」

「あたしだけじゃないだろ。サキだって走ってたじゃんか」

「なっ、そもそもあんたがプリント出し忘れるか………ら………」

「あれ………、ゆきのん…………?」

「真帆ちゃん、紗希ちゃん。次体育なのに着替えなくていいの?」

「なななな、なんて格好してるの?」

「ゆきのん、なんでナツヒの目の前で着替えてんの?」

「夏陽も夏陽よ、なんで止めないのよ」

二人とも、何を言ってるの?

別に夏陽君は悪くないのに………。

「ナツヒの変態!ひなだけじゃあきたらずゆきのんにまでてをだすとは」

「雪、早くこっちに来なさい。って違うわ、まずちゃんと服着て」

とりあえず体操服を着る。

まだ下は制服のままだけど。

「いや、ちょっとまておまえら。雪は男だろ?」

「バカナツヒ、ゆきのんは家庭のじじょ―ってやつで男子のふりしてるだけなんだろ」

「ま、真帆ちゃん。それちが……」

「雪、まだ間に合うから早く更衣室に」

紗希ちゃんがボクの手を取る。

キーンコーンカーン

「あ、チャイムなっちゃった」

「ちょっと、まだ私と真帆、着替えてないわ」

「早く着替えないと、ゆきのんはやく」

ボクは真帆ちゃんに手を引っ張られて教室から連れ出された。

「じょ、女子更衣室はいやぁ~~~」

 

 

なぜか着替えていたクラスの女子に怒られてこれからは教室で男子と着替えるのを禁止されてしまい、この日から雪はトイレで着替えることになった。

 




どうでもいいことけども。
DDや大淫らーの主人公のような親戚の子(高校生)が女子に土下座させられたらしいがその時にチラッとスカート覗いていたらしい。・・・・・・たくましいなぁ(遠い目)。
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