アレンジ(元チラ裏)   作:ロン毛リオン

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C案 クロノの逮捕劇について大臣の正体がヤクラだった場合

千年祭行事の件で大臣が忙しくしていたところ、誘拐されて成り済まされた。このヤクラは権力者に成り済ましたのが初めてであり、大臣としての立ち振るまいに調子こいていた。マールのプチ家出な問題に王家や担当役員は忙しく働いていて、自分が挨拶しても相手をしてくれない事に嫉妬したヤクラはマールが見つかったとき、隣にいたクロノを悪戯心にテロリスト容疑に逮捕し、処刑台に送ろうとした。

 

ヤクラな先祖は権力者に成り済ましても演技が難しくてボロが出やすいからと教育していたのだが、それができなかった。現代は情報化社会で情報の海に人々も魔族も溺れやすく、また娯楽の種類も沢山あり、価値観が多様化していた為に、親が子に教育しなければならない事をうっかり忘れてしまう事も良くあることだった。

 

こうして教育されなかったヤクラの子孫は、クロノを牢獄送りにしたのだが…

 

あまりにも証拠不十分なテロリスト容疑だった為、クロノは起訴される事もなく、釈放されようとしていた。納得いかないヤクラは不起訴処分にしようとする担当検事に強く迫った。検事は大臣の異常性を問題視し、検事上層部に電話で問い合わせると、上層部に呼び出されて担当検事が交代した。

 

その担当検事は大臣に成り済ました者(魔族)の存在に気付いた。日々退屈と刺激に飢えていたその検事と魔族で構成された配下の警察署では、鑑識を利用してクロノをテロリストにする証拠を捏造し、その証拠と検察官としての資格を臨時代行として大臣に渡した。

 

捏造された爆発物の証拠と自宅から押収したパソコンにマール誘拐計画のデータを入れられ、証拠とされる。

 

通常の刑事裁判であれば逮捕勾留から裁判が始まるまで最低でも二週間はかかる。被疑者が弁護士と接見し、無実かどうかの情報を共有し合い、アリバイ等の証拠を準備するのにそれくらい時間が必要になるのだが、弁護士ピエールが警察から提示された数々の犯行を示す証拠物から、クロノの無実を勝ち取ることは早々に諦め、減刑を求める弁護方針へと切り替えた。

 

通称、【国家転覆罪】

テロリストに関する罪状はとても重く、量刑は最低でも無期懲役か死刑しかない。

 

クロノは人を三人殺した事にもなっていた。王家の邸宅の庭師とガードマン二人をナイフで殺害していて、それらの証拠はクロノ逮捕の後日から用意したものであるのだが、死亡推定時刻や王家の防犯カメラの映像も書き換えられて、クロノのアリバイを示す証拠はなかった。唯一の証言者であるマールは言葉巧みに洗脳された者であること。また過去に精神科に通院した経験等があり、妄想等の虚言癖があるとされ、証言が認められなかった。

 

裁判で死刑が求刑されたクロノは拘置所へ移送されるのだが、通常の拘置所とは違った。大昔に使われた宮殿内に存在する施設であり、公式的はそこは200年以上使われていない事になっている。そこは魔族達の遊び場として罪人達は玩具として利用されている。

 

遊ぶ為だからして、通常の罪人のように扱われない。クロノは武器を所持することが許されていた。

 

ルッカはクロノの脱獄計画を早い段階進めていて、ドローン等を使ってクロノの行方を監視していた。移送先が本来の拘置所ではない事を知り、むしろ脱獄に際しては古いセキュリティシステムの王宮の方が都合良い条件が整っていると気付いた。

 

本来、クロノが移送されるはずだった拘置所ではクロノと面会することができるのだが、そのクロノは魔族が擬態して成り済ましていた為、クロノの家族はそこにクロノがいるものと思い込んでいた。

 

ルッカももし魔族の存在を中世で知らなかったら、勘違いして魔族に成り済ましたクロノの方を脱獄させたかもしれない。

 

マールは中世でヤクラの気配を知ってからというもの魔族に対する気配のアンテナに敏感になっていた。王族の親族や、従者の中にも魔族が紛れ込んでいることに気付いた。

 

ルッカと連絡先を交換していたマールはルッカに助けを求め、一緒にクロノを脱獄させようする。しかし王族特有の天然記念物的な扱いから事前にスケジュールにない方向へ外出するには細かい手続きが必要になる。外出先の調査(護衛の警備計画を作ること)から最低でも一週間かかる為、いてもたってもいれられないマールは宅配荷物の中に潜むしろことでルッカ宅へ配送された。

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

※この後のシナリオは過去のnoteを参照

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