催眠をかけられたクロノは思考がぼんやりし。何も考えられなくなっていた。クロノは修道女に手を引かれて連れていかれる。
後をついていくカエル。修道院の裏口から入る2人
もしやマノリア修道院がリーネ誘拐に関係しているのかと疑ったカエルは2階の窓から中を覗く
マノリア修道院は100年前(1500年)に建造された全長100mの大型施設であり、中央の大聖堂には高さ8mのパイプオルガンがある。裏口からは修道者の50名が滞在する住居へと繋がる仕組みなっている。
2階の窓から中を覗く。長い廊下にはいくつもの扉と、コウモリが複数の飛んでいておよそ人間とは思えない鎧まとった巨漢がいた。
カエルは一旦屋根まで登り反対側の窓から中の様子を見た。
窓からは足に鉄球をつけられ逃げられなくなっている兵士が二人、別の部屋では同じく鉄球を付けられたシスターが4人。それぞれが叫べないように猿ぐつわをされている。
廊下に飛んでいるコウモリは見張り役で巨漢の男は魔族だろう。
カエルは外壁を移動し中央の大きな部屋を覗く。
リーネと大臣が監禁されている部屋を見つける。どちらも鉄球が足に嵌められている。
魔族に占拠されている修道院。敵の数は40以上
応援を呼ぶべく林を上を駆け抜ける。そこにヤクラが現れる。
カエルの動きは常にヤクラ配下のコウモリに監視されていた。
カエルのジャンプ力は背丈の10倍を越える。人でいうならその為に必要な筋力は数十倍必要であり、カエルは時速100kmを越えて動けた。
カエルの口封じの為に親玉ヤクラが出動した。
ヤクラ目的は口封じだが、最悪それが成功しそうにない場合には、部下達を逃がす為の時間稼ぎに切り替わる。
超人カエルとの戦いは想定外に森を盛大に巻き込んだ激しさを伴った。近隣住民が気付いて通報されてしまうとマスケット銃(火縄銃)を持った軍隊が出動してくる可能性があった。
コウモリからの報告で銃撃の軍隊の動きを知ったヤクラはやむなく、 院内の魔族を逃がすプランへと変更した。
とはいえヤクラの目的の多くは達成されていた。大臣以外にも擬態は可能で、長らくスパイ活動によって得られたガルディアの内政情報及び、議員と主要な役人に擬態する魔法の開発には成功した。リーネの存在が邪魔だったとはいえ、王家と関わることなくガルディアの政治に深く入り込む事も可能であり、この成果だけでも十分だった。
【設定】
擬態して成り済ます魔法は魔王が伝えた。
声色、見た目、服装までもコピーすることができるが、喋り方や癖はコピーする相手を観察し、真似る練習をしなければならない。
魔族達は擬態する相手を捕らえる。成り済ましを成功させる為には相手を生かしてあらゆる情報を聞き出す必要があった。その為、自由を奪いながらも生活の面倒も観る。
1日二度の食事の提供、定期的に排泄物(おまる)の回収と処理。監禁部屋は必然的に匂いがこもる。尋問の際は別の取調室へと移動する。
ヤクラは幼少期からガルディア言語を学びスパイとしての英才教育を受けていた。努力家で思慮深い者でもあり、無意味にデロデロ言う事の欠点を除けば主人公以上に魅力あふれるキャラクターである。