Muv-luv Alternative -Right Stuff-   作:レイテンシー

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非常に長いので読み飛ばして1話から読んでいただいても結構です。
気になる点があったら設定をお読みください。




日本語
作品設定


 

 

[コンセプト]

 

本作は戦術機についての架空の小話、ウンチクを垂れ流したい、そのためには原作設定を捻じ曲げることを辞さない、という本末転倒なコンセプトを元にしています。

 

タグにもある通り独自設定、独自展開の強い作品になっておりますのでご了承ください。

 

また、主人公であるユウヤ・ブリッジスのアメリカ人としての視点からマブラヴ世界を描画したい、と考えていますので、日本人的にそんな言い方ないだろ、という表現が出てきます。そのため、アンチ・ヘイト注意です。

 

またマブラヴといえば、微妙に違う企業の名前なのですが、ChatGPTに校閲してもらう時に死ぬほど引っかかるので、現実世界通りの名前になっています。ご了承ください。

 

 

[時代背景]

 

原作をマブラヴ オルタネイティブ、並びに関連作品であるトータル・イクリプスとしますが、時代設定は原作の2001年ではなく2014年としています。

 

ただ大きな意味があるわけでなく、作者含めて読む際に2001年が舞台の話を想像しにくいのではないかと思い変更しました。なら2024年でもいいじゃない、となるのですが、原作から20年以上離れたら流石に色々と厳しいので間をとりました。

 

設定変更に特に意図がないため、どの段階で原作世界からどう分岐したのかは投稿開始時点で想定しておらず、話が進むにあたって決めていきたいと思います。

 

今のところ、原作との大きな違いは以下です。

 

・ユウヤがアルゴス試験小隊に配属されたのが2001年から2014年に変更

・オルタネイティブ計画の概念が元から大きく違う

・2001年時点で桜花作戦は行われていない

・日本の国産戦術機の開発開始が10年遅くなっている

 

オルタ本編の登場人物が登場するのか、何歳なのか、なども未定です。

 

 

[基本設定]

 

○オルタネイティブ宣言

 

国連が提唱した人類の代替的な目標を示す。つまりBETAが人類の正道を逸せる全地球的脅威であることを認める宣言である。

 

1973年を境に激変を余儀なくされた人類社会において、従来の人類発展を目的とした競走ではなく、互いに協力して苦難を乗り越えようとする、人類の共通意識を芽生えさせるための呼びかけでもある。

 

正式名称を Alternative Global Environment goals - Adaptive Coordinated Strategies 略してAGEs-ACSという。単にAGEsと呼ばれることが多い。直訳すると「新しい地球環境目標 - 柔軟な人類の協調戦略」となる。元ネタはSDGs。

 

その内容は13の代替的な目標に分類され、実際としては、1979年以降の国連施策ごとに、これはこのオルタネイティブによるものです、と説明するために使われる。

 

ー オルタネイティブ1 ー

「問題の棚上げ」

 

オルタネイティブ宣言を成立させるために絶対に必要であったことが、既存の人類間の揉め事をどう処理するか、であった。

 

オルタネイティブ1は、その棚上げを目的として宣言策定時の1979年1月1日時点であらゆる問題を記録・固定し、その70年後の2049年1月1日まで棚上げすることを呼びかけている。

 

ただ、そもそも多くの問題は記録するかどうか、の次元で揉めている。また、BETA侵攻により国家が崩壊する直前に、とりあえず問題を吹っかけて爪痕を残す、という闇の外交戦術まで登場した。

そのため会合は毎回、紛糾している。

 

ー オルタネイティブ2 ー

「BETA駆除」

 

バンクーバー協定とも呼ばれる対BETA戦争を国連主導で執り行う枠組みのこと。各国軍に対して国を超えた協力を呼びかけるものでもある。

 

ただオルタネイティブ宣言そのものにも言えるが、現状、そうでないから呼びかけよう、となっているのである。

 

またオルタネイティブ宣言が創案されるきっかけにもなったが、バンクーバーでの予備会合がテロの標的となり、多数の死者を出す悲劇が起きた。

 

ー オルタネイティブ3 ー

「対BETA外交」

 

BETAと意思疎通を図ろう、停戦を呼びかけよう、あわよくば賠償を求めよう、という人によっては狂気に感じる呼びかけ。

 

人類は比較的、早期にBETAとの通常の意思疎通は不可能であることを悟っていたが、諦めの悪い人間はそれなりにいた。

 

次のオルタネイティブ4との違いが微妙なところがあるが、いわゆるプロジェクションなどを用いた紳士的な呼びかけが外交に相当する。というのも、もしBETAの創造主なるものが存在して来訪した時に、コッチは平和的にやろうとなんとか手は尽くしたんですよ、と説明するためである。

 

一応、各国軍が鹵獲したBETAはオルタネイティブ3職員が話をして意思疎通できるかを確認する手筈になっている。

 

ー オルタネイティブ4 ー

「対BETA諜報」

 

 

BETAがなんらかの異星人の機械なのだろう、という予測はBETAが地球に到達する前から成されていた。であれば、外から話しかけるよりも、BETA社会の中に潜り込んで内側から停止命令を出してしまう方が成立する可能性が高い、という算定を元にした戦略である。

 

BETAが味方撃ちをしない社会性を持つ生物であることは判明しているので、人間をBETAの仲間だと認識させることができれば、攻撃は止むわけである。

 

呼びかけというより理解を求める、というのがオルタネイティブ4の真意で、日々、鹵獲したBETAを切り刻んだり、巨大なミキサーで粉砕したりしているが、憎くてやっているわけではない、という建前である。

 

ー オルタネイティブ5 ー

「新天地開拓」

 

例え大陸をBETAに席巻されたとしも、人類にはまだ住む場所があるのだから、希望を捨てないでおこうという呼びかけ。

 

主に海上都市や(BETAは泳げないため)、スペースコロニーの建設を本気で検討しており、その設計や検証を行なっている。

 

実際にラグランジェポイントに大規模な構造物を建造しているという噂がある。

 

実はオルタネイティブ1-5は、それまでの国連施作を無理やり目標と呼んで整理したものである。オルタネイティブ6以降の目標は代替案に相応しい目標が並んでいるのであるが、ハビタットほにゃららで、BETAに喰われても幸せでいられる心を持とうとか、理解に苦しむものが多い。

なので8以外の詳細は省略する。

 

 

ー オルタネイティブ8 ー

「BETAを食べよう!」

 

代替案の中でも、代替案らしい代替案として挙げられるのがオルタネイティブ8である。

 

BETAの何が問題かというと、地球の生態系に致命的に合っていないことである。支配地域では土が汚染されることにより草一つ生えなくなり、死骸も分解するものがいないので、そのまま残る。

 

これを裏返して、BETAを地球生態系に組み込むことができれば、共生が可能になるのではないか、という問いかけであった。

 

この目標の到達点は人間がBETAの捕食者になることである。当然だが、BETAをそのまま食べたら死ぬ。これをミキサーにかけて分解、物質レベルに分けてから合成肉として再構築して年単位で糠漬けにする。

 

アメリカ合衆国を含む、いくつかの勢力で毛嫌いされているが、日本帝国が謎のリーダーシップをとって進めている分野であり、国連の食堂にBETA由来の合成食料が並ぶ日は近いと言われる。

 

食べれなくなるから砲弾に劣化ウランや重金属を使うのをやめようという運動を起こしていて、ある程度成功している。

 

○BETA

 

人類に敵対的な地球外起源種。

 

名前の由来は火星探査の際に、事前の調査で3つに絞られた地球外生命の痕跡の2つ目であったことにある。後に、αが火星ハイブのモニュメント、βがヴァイキング1号を襲った戦車級、γがスタブの穴だったことが判明したため、全部BETA由来ではあった。

 

正式名称は国連が敵対的な勢力と認める際に付けられた物で、当て字である。

 

写真を見ただけで苦手な人は吐き気を催す、という異星生物具合で、屈強な成人男性でも直接対面すると10分で正気を失う、とされている。これを食べようとする国がどこかにあるらしい。

 

 

[登場機体]

 

作品上で特に説明がない機体について記述しています。

 

 

〇Type-04 不知火

 

原作ではType-94。設定上、日本の国産戦術機開発が10年遅くなったため、型式だけ変わっているが、外見などは同じ。

 

BETAの日本本土侵攻にギリギリ間に合った名機ではあるが、同時に中京の基盤開発拠点が壊滅したため稼働率が大幅に低下している。

 

この問題の解決策として、部品仕入れ元の国際化が挙げられ、その一環として最も複雑な部品である跳躍ユニットに、アメリカ製主機であるGE F110をコンパーチブルで使用できるように改修が行われることとなった。

 

不知火の改修計画自体は、運用10年目に入った機体のアップデートも兼ねており、アメリカ製主機への対応以外にもいろいろと行われる予定である。

 

ついでに既存のF-15JもF-15E相当へ改修する豪勢な計画でもある。

 

改修は当初、すべて日本国内で行われる予定であったが、東アジア諸国が賛同しているプロミネンス計画に対して、付き合いとして一部だけが国連に委託された。改修計画の責任者である巌谷としては、国内のリソースは復興に向けるべきであり、国連での開発が正しい形で順調に進めばその先も依頼するべきであると語っている。

 

アメリカでは、F-15Jで戦術機生産の技術を得た日本帝国が、斯衛軍に採用されたF-14J 瑞鶴とソビエトから少数輸入されたSu-27をベースに開発した機体だと信じられており、海軍機の系列だと分類されている。

 

第3世代戦術機であることを売り文句としているが、戦術機の世代分類はロッキードがF-22を勝たせるために作ったセールス用語だと、旧マクドネル・ダグラス勢では伝えられており、その一人であるユウヤ・ブリッジスは頑なに使用しない。

 

〇Type-10 武御雷

 

原作ではType-00。不知火の兄弟機で、開発段階では次期国産主力戦術機 TSF-Bであった(不知火はTSF-A)。

 

BETAの日本本土侵攻が本格化したことにより、開発リソースが不知火に重きを置かれたため、制式化が遅くなった。

ただ、2010年以前に前線で目撃された例がいくつかあり、量産前に出撃を繰り返していたことは周知の事実である。

 

性能は帝国陸軍と斯衛軍の立場を表したかのように、不知火が航続距離重視の長距離機であるのに対し、武御雷が戦闘能力重視の近距離機になっている。

つまり性能は武御雷の方が上だが、兵器としての扱いやすさは不知火の方が良い、といえる。

 

制式化が遅くなった分、不知火よりも細かいところで新しくなっており、そのため、改修計画が立つにはまだ早いと考えられている。特に斯衛軍が外国産部品の使用に反対している。

 

 

[登場人物]

 

○ユウヤ・ブリッジス

 

1988年生まれの26歳。

本作の主人公で、原作と異なり対人関係でトゲトゲしていない。

日系アメリカ人のアメリカ合衆国陸軍中尉。

 

工科大学を卒業して陸軍に戦術士官として入隊、その後、そのままボーイング社の中の旧マクドネル・ダグラス勢に出向した。

ボーイング社では戦術歩行戦闘機 F-15Eの跳躍ユニットを担当していた。

 

人類に対する高い志しはなく、自分が納得できる仕事をしたいと考える職人タイプである。

ルーツからか複雑な感情で日本帝国製戦術機について独自に情報収集しており、上司から前向きな姿勢と誤解されて推薦された結果、プロミネンス計画に配属となった。

 

戦術士官(衛士)ではあるが技術士官でもあり、士官学校も出ていないので実際の階級より下に扱われる。小隊でも階級相当の尊敬を得られておらず、専らなんかすごい詳しい人として扱われる。

 

堅物な雰囲気によらず性交渉が非常にうまく、エロゲ原作主人公の資格を持つ。出生の秘密は特に知らないし、気にしていない。

 

 

○篁 唯依

 

1989年生まれの25歳。

日本帝国斯衛軍中尉。

 

18歳で初めて出撃した戦闘が京都防衛戦で機体を失いながらも生存、その後も本土奪還まで最前線で生き残った大ベテラン。プロミネンス計画への転属は本土奪還の褒賞のようなものだが、本人は気に入っていない。

 

父を失った際に、抱えていた大きな秘密を知ってしまい極度の男性不信に陥っている。そのためか、武家の基準として非常に嫁ぎ遅れている。

 

不知火 改修計画における日本帝国側開発主任で、跳躍ユニットへのアメリカ製主機の導入に関する責任者。立場上は本来、帝国陸軍の戦術機とは関係がないが、兄弟機である武御雷にも一緒に対応した方が良い、という巌谷の企みによってねじ込まれた。

 

 

〇巌谷 榮二

 

日本帝国陸軍中佐。元、斯衛軍らしい。

不知火 改修計画の全体の責任者だが、主に日本にいるので出てこない。

 

不知火とF-15Eの改修計画のために結成されたアルゴス小隊にも関与しており、イケオジからイタリア人までやけに顔がいいのがそろっているのが、唯依の嫁ぎ先を案じた巌谷の差配だといわれている。

 

数多いるアメリカ人からジョーカーを引き当てたツキのある人物でもある。

 

 

〇タリサ・マナンダル

 

メスガキ

 

 

[勢力紹介]

 

※主人公の主観による物です

 

 

○国連

 

国際連合。アメリカが主導権を握っているかと思いきやそうでもない所。

 

国連に所属する人間には人類に対して、高い意識があるように思え、オープンアーキテクチャなんかを提案したのはこういう人たちなんだな、と思わせる。

 

 

○アメリカ合衆国

 

この世界での唯一の超大国。移民の激増により人口が過剰な状態にあるため、国内の意思統一がもはや取れない状況にまで陥っている。

 

「正統なアメリカ市民の声」によると、BETAという未曾有の災いに対して一致団結できない世界にうんざりしており、仕方なく調整役を担っているアメリカが損をしていると感じている。

 

○アメリカ合衆国陸軍

 

曲者揃いのアメリカ軍の中で良心と言える存在。徴兵していないのに100万単位で増えた兵隊を食わせていくために頑張っている努力家。

 

戦術機甲部隊という新しい兵科の存在に対して、その要員として戦術士官という役割を作り出した。日本語訳での衛士である。従来の指揮官的な役割の士官はCommand Officerと分類される。

 

○アメリカ合衆国海軍

 

陸軍のやむを得ない軍拡に対して、ちゃっかり自分たちも軍拡した抜け目のない集団。600隻艦隊構想を叶えた。

 

パールハーバーの再演を恐れており、日本帝国の空母保有に反対している。(だが、なので戦艦を持てとは言っていないらしい)

 

○アメリカ合衆国空軍

 

SAC(戦略航空軍団)をまだ持っている危険集団。

 

○アメリカ合衆国海兵隊

 

なんでもありの独立愚連隊。

ベンチャー企業的な性質が強く、何にでもグイグイくるので少し怖い人たち。

 

○MAR-U.S.

 

アメリカ合衆国 火星自治領で、正式名称はMars Autonomous Regions of the United Statesである。通称マルスと呼ばれる。

 

これが出てくるところまで連載したい。

 

 

○日本帝国

 

極東の島国。世界大戦を経て閉鎖的な方針に変わったらしく、あまり国際情勢に対して積極的ではない。ただ、なぜかオルタネイティブ8だけすごいリーダーシップを発揮している。

 

○日本帝国陸軍

 

曲者揃い帝国軍の中で良心的な存在。終戦で大陸から引き上げたことで、かなり内省的になったと言われている。2014年現在では光州作戦での失敗もあって、ますますその傾向を強めている。

 

国外で失敗続きであったことから、国民からの支持を得られていなかったが、日本本土の半分をBETAに侵攻された状態から盛り返したことで評価され始めている。

 

○日本帝国海軍

 

空母の保有を禁止されたからと言って、戦艦を過剰に持ってる不思議な集団。BETA大戦が起きたからいいものの、終戦から1970年までの20年の間は、なんであれだけの戦艦を残していたのか理由が説明できない。

 

事前に協議されたやむを得ないことであったが、本土侵攻に際して、避難民ごと対地砲撃したため国民からの評価を落としている。

 

空母保有は諦めたが、軌道上から戦力展開すれば同等の効果を得られるのではないかと、ある島を対象に戦略を練る秘密の勉強会がある。

 

○日本帝国戦略空軍

 

陸軍と海軍から金のかかる戦略爆撃機を押し付けられた可哀想な集団。日本帝国は陸軍と海軍が今も航空隊を維持している。

 

ついでに輸送任務も押し付けられた。

 

○日本帝国斯衛軍

 

源流を辿ると明治維新における幕府軍の生き残りで、日本帝国軍と本質的に異なる集団。将軍の守護が目的であるが、主敵は日本帝国軍である。

 

武家の出身者やある地域の出身者だけで構成されており、過激な国粋主義者が集っている。日本国内で最大の国家を主体としない武装勢力でもある。

 

京都への距離の関係から琵琶湖運河の建設にも反対しており、琵琶湖に海軍の戦艦が入った時は、対艦ミサイルで取り囲んでいる。

 

BETAにより西日本が蹂躙された中、京都だけは避難まで間に合わせたので、嫌味で京都守護職と呼ばれる。

 

 

○ソビエト連邦

 

東側勢力。今はなき超大国のなれ果て。

 

2000年からソビエト租借の代金請求が始まり、常に経済的に困窮している。が、「武士はくわねど…」を実践している気高い人たち。

 

費用捻出のために文化財から最新鋭兵器まで何もかも売り払った。そのため東側兵器が世界中に流出している。

 

とっくに体制崩壊してもおかしくないのだが、代金の請求先がなくなったら困るのでアメリカが無理やり連邦制を維持させている。

 

 

○欧州連合

 

なんで無くなってないのか、よくわからない集団。人間のしぶとさを見た気分にさせる。

 

アフリカを新天地としているようだが、原住民のことはあまり考えていない。

 

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