着任翌日
「長官おはようございます、実は鎮守府裏手に売りに出ている中規模ホテルがありまして…私の投資で得た個人資産で購入して…はい…はい…そうです、現在の居住施設はかなりの老朽化が進行していまして、補修するよりはと考え…はい…そうですか、ありがとうございます」
僕は長官に鎮守府裏手にある中規模のホテルを艦娘や職員の居住施設として使う為に購入したことを伝えた。
「あら提督どうかしたの?」
その時執務室に入ってきた陸奥が聞いてきた。
「ちょうど良い所に来た、明石と夕張、間宮、伊良湖を呼んでもらえる」
陸奥が直ぐに放送で呼び出した。
「明石以下4名揃いました」
明石が敬礼をすると揃った事を報告した。
「陸奥と大淀も同行するように…長門は執務室待機とし何かあったら連絡を」
「了解」
全員からの返事を受けると、
「これより、鎮守府裏手の観光ホテルの内検を行う、理由は鎮守府の居住施設並びに司令部施設として利用する為だ…前経営者から貰った資料によると、4人部屋15部屋、2人部屋65部屋、スイートルームが4部屋、大型イベントホール3部屋、大浴場2つとなっているそうだ、それ以外にも従業員用の部屋が38部屋あるそうだよ」
僕達は途中で警備兵詰め所に顔を出すと隊長を連れ出すとホテルへと向かった。
「提督…裏のあのホテルよね中規模のというか結構大きいわよ…確かリゾートホテルって云う宣伝だったわよ」
陸奥が呆れていた。
「今の寮って床はギシギシいうは抜けそうだし、照明は暗い…改修工事するよりはとオーナーに連絡したら1億8000万円で購入できちゃったんだよね、施設維持の職員は前オーナーから紹介してもらって軍との委託契約を交わしてある………」
僕は歩きながら詳細を説明すると、ホテルの従業員出入り口の鍵を開けた。
「売りに出て直ぐだから設備もそのまま残されていますね…居抜きなので助かります」
明石が設備を確認しながら安堵の声を出した。
「フロント裏の事務室は我々の詰め所に丁度良さそうです、机や棚が残されているのは助かりますね」
警備隊長が什器の残された事務室を見渡しながら僕に話し掛けた。
「そうだね…そうなると事務室裏の部屋は警備兵の部屋として使えるね」
僕は執務室裏にある個室を覗きながら隊長に告げた。
「私達に個室を!ありがとうございます」
隊長が嬉しそうにお礼を言ってきた。
「ホテル内の案内パンフです」
夕張が一枚のチラシを僕に寄越した。
「なになに…1階に大浴場が2つあるみたいだね、2階にイベントホールと本館最上階にバイキング形式のブュッフェがあるようだね、へえー別館にもイベントホールが2部屋あるって」
僕達はパンフを見ながらホテル内の部屋を配置を確認した。
「提督、2階にも従業員用の個室があるみたいですね…2階が宴会場だけとは思えませんから」
明石と夕張がパンフを見ながら残りの従業員部屋の位置を推察していた、
「最大宿泊人数は206人と従業員38名みたいですね、うちの鎮守府は艦娘75名警備兵36名ですから余裕かなりあります」
大淀が部屋数と鎮守府所属人員を比べていた。
「各客室も綺麗なものね…私達の部屋として本当に使っても良いの?殆どの部屋がスイートルームみたいな豪華な内装だったわよ」
上層階の客室を確認していた陸奥と伊良湖が戻ってきた、そして陸奥は不安なのか少し疑ったいた。
「我々の居住施設として購入したから、大丈夫だよ」
僕は陸奥にそう返事をすると、伊良湖からの報告を聞いた。
「各部屋リネンを交換すればいけます、あと最上階のブュッフェも問題ありません、機材の再洗浄と消毒をすれば食堂として再営業可能でした…それとバーカウンターも有って、そのお酒類も未開封品が残されていました」
「未開封のアルコール類…誰かと誰かが喜んで入り浸りそうだね」
僕は伊良湖と笑いながらその誰かと誰かを想像した、まぁ千歳と隼鷹と那智の事なのだが。
主人公は株式投資でそれなりの資産を所有しています。