Fateの世界に転生したからには頑張るしかない 作:あの時のアゾット剣
*荒らしなどはおやめください。
「せっかく励まそうとしてくれたのはありがたかったけど、ごめんね」
「ノブ~、」
ドライノッブに悲しい現実を教えてしまって、明らかにテンションが落ちてしまっている。
見た感じ、赤い車の座席にうつ伏せになっていた。シートに何かが染み込んでいる、泣いちゃった。
「でもさ!スノーモービルとかも使えばさ風を感じられるんじゃない?」
「違うノブ、ドライノッブは風を感じたいから走るノブ。」
「だったらそれはモービルでも、」
「モービルは風じゃないノブ、ただの吹雪を感じ取るだけノブ!」
「それは試してみないと分からないと思うよ」
「わかったノブ、じゃあ今度一緒にやるノブ」
「分かったよ」
うんうん、なんとなくだけど普通に会話を終えることができた。
サーヴァントとのいざこざで問題が起こるマスターにはならないように気を付けなければ。
そういえば、このままだとまたマリーに叱られてしまうな。早くドライノッブを隠してしまわないと。
「ところでノッブ、」
「何ノブ?」
「霊体化してほしいんだけどできる?」
霊体化さえしてしまえばバレることなんてない、なんて完璧な作戦なんだろう」
「ええ、そうね」
えっ??
「霊体化してしまえばよほど感覚の鋭い魔術師か戦闘能力が高いサーヴァントくらいしか分からないものね?」
「でもそれは見られていては意味ないでしょう?」
こめかみに筋が浮かんでいるオルガマリーがいた、なんで起きてるんだろう?
いや!それよりも早く言い訳を!
「言い訳は聞きませんからね、このことは後でもう一度ダヴィンチに報告します」
終わった、こっちの言い分を聞いてくれる気はないだろうなぁ。
「またなのかい!!?こっちのほうも暇ってわけじゃないんだけど!?」
「はぁ、ホントにごめんなさいね。そっちが忙しいことは分かっているのよ」?
「分かってるならちゃんと彼の手網を握っててくれないと」
なんか、俺がペットみたいな扱い受けてないか?問題を起こす度に評価が下がっているのは分かるけど、人間の評価をくれてもいいんじゃないかな?
「それで、一体今度は何を引き起こしたんだい?」
今さっきの状態をダヴィンチちゃんがオルガマリーに説明を受けている。聞いている方はどんどん険しくなったと思ったら呆れた表情をこっちに向けてきた。
「はぁ、君は相変わらずだと思っていたけど。隠そうとした事は頂けないよ?それは前の謹慎がかなりキツかったから隠そうとしたんだろうけどね」
俺が思っていた事を完璧に当ててくる、この人は俺の理解者なのか?これが天才と馬鹿は紙一重ってやつなのか。
書類仕事もいいけど、技術仕事もしたいな。今度オルガマリーに打診してみよう。多分、ダヴィンチちゃんなら完璧にこの無意識問題起こしを制御できそうな気がする。
ゾクッ!!
「……」ジー
オルガマリーがとてつもない視線でこっちを見てる、まさか思考がバレている!?そんな訳無いよな。頼むからそうであってくれ!
「……ふふっ…」
こりァ、ダメですわ。バリバリにバレていらっしゃる、こっちを見て明らかに分かってますよみたいな顔されてた。
「……っーい、おーい!聞いてるのかい?」
「あっ、いや聞いてます」
「そうか、それなら良かった」
「今さっきも言った通り君の担当を一時的にこっち側に移すから引き継ぎ作業とかあったらやっておいてね」
また、アイツが問題を起こした。何時も何処かで問題を起こして笑顔にも見える申し訳なさそうな顔で謝ってくる。
今度は私の目の前で問題が起こってきた、本当にコイツは大丈夫なのかしら?やっぱり私が居なかったら魔術の世界で干されるじゃないかしら。
ダヴィンチの説教を聴きながらアイツがこっちを見てくる。何を考えているのかしら?するとダヴィンチと私の方を交互に見て一人で頷いていた。
コイツ、また変な事企んでいるんじゃないでしょうね。私の視線に気づいたのかビクッと身体を震わせている、おそらく何か私に言いにくいことでも考えていたんでしょう。
「まぁ、今回はこのくらいの罰で良いかな?所長?おーい?」
あっ、やっちゃった。話の半分聞いてなかったわ
アイツの処分の話だったかしら?ダヴィンチなら美味いこと回すでしょうし。
「えぇ、それで問題無いわ」
「じゃあ、言った通り君の担当を一時的にこっち側に移すから、引き継ぎ作業とかあったらやっておいてね」
は?
今日も書けたことに乾杯