Fateの世界に転生したからには頑張るしかない 作:あの時のアゾット剣
私には幼馴染がいる、アイツは何時も何か問題を起こすために生まれたのってくらいに私や周りに迷惑を掛けてる。
でも、なんだか嫌な気持ちにはなった事は無い。アイツは真っ先にして私を頼ってくれる。
アイツが意図して私に来るのか、偶然私を頼るのか正直どっちでも良い話ではある。
ただ私のことを考えてくれている、ただそれだけでも心が落ち着いていく、逆にアイツが私以外の誰かを頼るところを考えるだけでいつもの自分じゃないみたいな気持ちになる。
私が幼い頃のアイツは、私だけを頼る生活を送っていた。この情報はセイヴァードを監視していた使用人に教えてもらった、
いけないことだと頭では理解しているのに実際は停めようとも思っていない。けど今はこんな事は止めた、もうその必要は無いから。
そう思っていたのに、私がリセルに夢中になっていた時にやらかしてしまった。
「君の担当を一時的にこっち側に移すから引き継ぎ作業とかあったらやっておいてね」
担当を移す?誰から?何処から?誰に?アイツの立場は一応一般職員として書類作業はあるけど、ほぼ私の専属みたいに扱ってる。それなのに?
なんで私から離そうとするのかしら?ダヴィンチ、貴方は私からリセルを奪う気なの?
なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?
なんでなの、ダヴィンチ?それになんで貴方も嬉しそうなの?
どうして?なんで?また私を1人にするの?貴方が私に教えたのよ、私に独りじゃないって、私のことをここまでにしておいてなんでなの?
嫌っ!嫌っ!いやっ!いやぁ!なんで離れるの!?嫌よ!
「すこし、席をはなれるわ」
マリーが不気味な表情でこの場を離れていく、なんだかその後ろ姿にとてつもない不安感を覚えた。
「わ、分かった」
ダヴィンチちゃんもそれを感じたのか、何か言いたげな顔をしながらマリーを見送った。
「今日はこれで終わるけど、明日からは私の方に来るようにしてね」
「分かりました」
今日の説教は終わったらしい。あの雰囲気でやり続けるのもかなり無理があったからね。
早くマリーに会わないと、
真っ暗な自室、私は言葉に出来なかった事を吐き出す...
「なんでなのよ、なんで嬉しそうな顔をしてんのよ!馬鹿馬鹿馬鹿!!」
こんな事をしてる場合じゃない、カルデアの所長として成すべきことがある。それをしなくてはいけないだけど、今は何もやろうとも思えない。
アイツは私の...私の?アイツって何なのかしら?
私にとってアイツの存在は、友達で幼馴染で...
だけどアイツにとっては?友達?幼馴染?それとも他人?アイツがお人好しなのは分かってる知ってる。
私にこれだけ手を貸すのだってなんとも思ってないのかもしれない。
嫌よッ!!!
だってアイツは私の友達で幼馴染で、好きな...人
特別で、在りたいの...アイツの...
なのになんで?なんでなのよ、あれ?なんで?なんで涙なんか出るの?なんで立てないの?私はアイツの...だけど、カルデアの所長。
そう、所長なのよ!ちゃんと最後まで責任を果たさないとっ、お父様から受け継いだお父様が積み上げてきた組織、それなのに...ダメよ。
責務を果たす前に楽になろうとするなんて、アニムスフィアの者として。ダメなのに...
なんで身体が動かないんだろう?まだやる事があるのよ。ちゃんと果たさないと。
その時真っ暗の部屋に少しだけ光が漏れた...と思う。
なんで、光が?ドアが開いてるのかしら...分からないから確かめようにも前も見えない。
「マリー」
けど聴こえた。私が好きな人の声が、その方向に誘われるように膝で少しずつ進む、小さいけど着実に距離を縮めて。
ギュッ、
自分が心の底で求めていた彼がそこにいる、それだけは分かった。
それが分かった途端、声が漏れ出す。
「あっ..うっ....ぇっ...っ...」
無意識に抱き着いた、離さない、離したくない、ずっとずっと私の近くで私と一緒にいて欲しい。そんな思いを込めて彼の胸の中で泣き続けた。
オルガマリーのことを考えると重圧で精神がおかしくなるのは確定みたいに考えてるせいでこうなるんですよね。頑張って続きを書いていきます。