Fateの世界に転生したからには頑張るしかない 作:あの時のアゾット剣
「自分の属性は「無」の魔力かです、多分」
「無属性だって!?」
「はぁ!?なんでそんな事黙ってたのよ!!」
この世界においての無属性の魔力は記録が存在しない、
幻想的な属性ではある。
ただ、情報が無いため確かめる方法も無いため。本当に実在するのか分からない名前だけの属性。
「まぁ、無属性なら確証も無いことは頷けるし」
「秘匿にする理由も分かるわ、何処から漏れたら封印指定されるから」
「そんな所もあります。」
他の理由とかは単純に信じて貰えない所等があったが、まぁ蛇足になるから言わなくても問題ないか。
「まさか、幻の属性を研究させてくれるだなんて!!」
「後でお礼にキスしてあげよう!」
「えっ!ちょッ!?」
その時、目の前に居る少女から明らかな殺気がこちらへ向かってくる。
向けられているのが俺だけなのか、ダヴィンチちゃんは特に気にしていない様子だった。
ギュッ!!!
い、痛った!マリーさん!?掴む力がどんどん強くなってません!?
マジでヤバいって!背骨が!☆SE☆BO☆NE☆が!?
ダヴィンチちゃんさん!助けて!!
「ん?」ニコニコ
こっちの意図を感じ取れていないのかニコニコした顔でウィンクして返してくる。クッソ、可愛いじゃねぇか。
アダッ!?もっと強くなって来た!?そうだったね!マリーさんは思考が読めるんだった!油断した!!
「...............」ブツブツ
目の前にいるはずなのに言ってることが聞き取れない、ヤバい怖い。
後でとかじゃなくて現在進行形で何かが起ころうとしてるのがヤバい!
「それじゃあ早速研究に手伝ってくれたまえ!」
「あっはい、分かりました」
ダヴィンチちゃんが忙しなく俺の手を引っ張ってくる。
やめて!これ以上マリーさんを刺激しちゃったら今のままでも何されるのか分からないのに!後がもっと怖くなっちゃう!!
「実際に使用する事は今出来るかい?」
「出来ないことは無いですけど、ここならある程度威力が出ちゃうのでも良いんですか?」
「そんな事は気にしなくても良いよ!ちゃんと私物は奥の方に下げているからね」
「分かりました。マリーさん?ちょっと降りててくれませんか?魔術使うから危ないです」
マリーさんに降りるように頼み込むと、ムスーっとした顔で
「分かったわよ」と言ってズルズルと降りていった。
諦めは悪かったみたい。
「予めに言っておきますが、無属性で何が出てくるかは自分でも理解できていないから危険です」
「ある程度はイメージで方向性は持たせることができますがそれでも完全に制御できてはいないので」
「OK!」
「──有り得ざるはずの理、されど否定は在らず。
見えぬ線は描かれ、触れぬ形は息づく。
星の記憶に刻まれぬ可能、名もなき方程。
虚より来たれ、実に至るまでの未完の夢!!──」
その時、ダヴィンチちゃんの工房内に光が充満してくる。部屋中の光が俺の前に集まっていき集約していく。
「なんて魔力反応なの!?」
「凄ーい!なんだかフェイト・システムと似ているんだね」
まぁ、既視感の正体としてはこの魔術で何かを生み出す時のイメージはFGOの召喚システムをイメージしているせいなのかかなり似ている。
その為、自分でも何が出るか分からない確率に左右される魔術になってしまった訳だ。
せっかくの珍しい属性なのに勿体ない感が感じれて悲しくなってくる。
まぁ、これを起点にして頑張っていけばイメージ通りに呼び出せたりするかもしれない。
いつかやってみたいな、
最強マスターの引くガチャは何時も必然!何を引くかもマスターが創造する!!
的なやつを、夢を己の中の目標にしていたら目の前の魔力の光が安定してきた。一体何が呼び出せたんだろ?
アサシンの冠位戦、初見の行動前即死にびっくりしました。