Fateの世界に転生したからには頑張るしかない 作:あの時のアゾット剣
ランスロットside
暇だ、
とても暇だ。
やぁ、私はランスロット
今は街の方で少し広い家を借り、そこでのんびり暮らしている者だ
王からの命令により、この様な事になってしまった訳なのだが、
暇だ、その一言に限る。剣を握ることを許可されて居ないために、
その辺の木の棒でワイバーンを打ち倒すしかない、それ自体は面倒では無いのだがな、何故かは知らないが仕事をしまくってたのでなんて言うか落ち着かない。これがワーカホリック?ってやつか。
「そして、問題がもう1つあるのだ。それは円卓の騎士って料理出来る人って居たっけ?遠征時に料理をしたのが私しかいなかったような?そして今は王とガヴェインは遠征へ、なるほどなにが起こるか読めた。」
ベディヴィエール卿も一緒ならまだマシだったろうに、妄信的なガヴェインは面倒くさい所がある、
なんでもかんでも王の言う事に従う奴だからな。そして王の何気ない発言を覚えていてポティトゥのマッシュしか出さないと思われる。
「王が好きと仰っていたため大量にご用意致しました!」って笑顔で言いそうだもん、そう思うとガヴェインが崇拝型のヤンデレに思えてきたな。
まぁ、帰ってきたアルトリアを慰めるように何か作っておくか。
一応、補足として言っておく。私は今騎士では無いけれど仕事が無いわけでは無い。その仕事は至って単純だ、城へ出向いて飯を作ってアグラヴェインと共に資料とにらめっこ、という訳だ。
正直に言うとアグラヴェインと2人で資料とにらめっこはなかなかメンタルが削られてしまう、料理ならば楽なのだが。
ちなみに、食事を出す相手は円卓の騎士共だ。
そのせいなのか何故か、この借りている家に円卓の騎士が集まるのだ。
主に夜の場合は、通常の昼では城の方へ食堂的な所があるからそこで食べて貰っている。
そして、最近奇妙な噂を聞いてしまったのである。ブリテンの海岸近くで「ランスロット!!!」っと言う女性の叫び声が聞こえてくるらしい、あらヤダ!何それ?怖い、そして近くの魔獣どもは槍と思わしき武器によって刺し貫かれてしまっていた。
ん?なんかその女性に既視感があるな?
気の所為かな?うん!そうだな!
気の所為に決まっている!なんかケルトみたいな気がするけど、
気の所為にしておこう。その方が多分幸せだな
***
トリスタンside
「ランスロットよ、話を聞いてくださいませんか?」
「どうしたのだ?トリスタン卿」
「少し前にここ近くの森で魔獣退治をしていたわけなのですが、」
***
「...」ポロロン
グシャッと音を立て息絶える魔獣、
「ふぅ、これで良いでしょう」
そう思って居た時でした、突然後ろの方から声がしたのです。
「そこのお前!」
「!!?」
「珍しい武器を使っているのだな」
そうして振り向いて見るとここブリテンでは見られない顔立ちの女性が朱槍を持ち、こちらの方を見ていました。
***
「な、なるほど。ではその後は?」
「その槍を構え、私の方へと殺気を出して突っ込んできました。」
「初めてでしたよ、あのような恐ろしい女性に出会うなんて。」
「なるほど、あとトリスタン卿」
「なんですか?」
「その女性なのですが何か言っていませんでした?」
「あぁ、言っていましたよ。私はダーリンを探している、ダーリンを知らんか、など戦いの最中でしたがその女性は当たり前かのように話していました。」
「あれほどの強さを持った女性にも男がいるなんて、その男が本当に人間なのかを疑いましたよ。」
「ん?おや、ランスロットどうしたのですか?」
「いえ、なんでもありませんよ。ただ未来の自分を憂いているだけなので」
***
アルトリアside
1日目
遠征に来ました。ここ最近、この場所で魔獣の死体が増加しているようです。この様な事はアグラヴェイン卿にも通したのですが、そのような報告書はありませんでした。これは強力な魔獣がそこらを住処にしようとしているのではないかと仮説を立てました。今回の遠征はその調査みたいなものです、早く帰還できるように努めていきます。
2日目
昨日の夜のご飯は、とても雑でした。
調査を進めていく中で近隣住民にも話を聞いた、どうやら数日に1回夜中に女性の声が聞こえてくるらしいのです。相当な声量でかなりはっきり聞こえたらしい、住民が言うには「ランスロット!!!」っと叫んでいるように聞こえたらしいのですが、
何故!?彼の名前が出てきてしまうのでしょうか!?
***
おまけ
「何故、ランスロットはこんなにも美味しい料理が作れるのでしょう?」
「ベディヴィエール卿、それは私も賛同しましょう」ポロロン
「けどよ、もうちょっと味濃いめにした方が美味いんじゃねぇか?」
「何故、お前らは急に来たと思ったら。ゲイザーを下げて、「料理お願いします!」と言ってくるような事になるのだ?」
「それがですね、私がトリスタン卿と話していた時にゲイザーは見た目こそダメですが栄養は摂れると話していたら、モードレッド卿が「ランスロットなら何とかできるんじゃねぇか?」っとなってしまった訳です。」
「モードレッド!!」
「やべっ!!」
ランスロットに追いつかれてしまったモードレッドは頭をグリグリされていた。
「痛え!痛えから!わかった!謝るからやめてくれ!」
今日も円卓は平和でした。
今回も短くなったと思われる、すまない...
次回も頑張って文章綴って行きたいと思います!