独自解釈入っていきます。
ちなみに明言する予定はありません()
あくまで私がひっそりと妄想している程度ですので...
ウイさんを見送ったあと、お姉ちゃんとまたゆっくりしたかったんだけど...結局は既に来ていた依頼を片付ける羽目になった。
今現在は、もう一つの依頼主の元へと向かっていた。
不良グループのアジトはすぐ突き止めることが出来た。
こっちは地図に書き留めて依頼主に送ったから完了。
ほんの数十分だった。
「当たり前のように大通りに建ってたのは何かの冗談かと思ったよ...灯台もと暗しとはこの事か...」
愚痴を零しながら扉を叩く。
「今行きますー!」
小さな返事が聞こえてから、間が空く。
手持ち無沙汰になってから、ふと手に持っていた
中では一匹の黒い文鳥が、目を細めて揺られていた。
「...鳥も可愛いね。」
船を漕ぎ始めた文鳥を眺めていると、不意に扉が開かれた。
「はーい!おまたせしまし「うわっひゃぁっ!!」そんなに驚きましたか!?」
心底不安そうにこちらに顔を向ける依頼主さん。
黒髪を伸ばしているせいで目が見えない...
「い、いや、私の肝が特別小さいだけだから......はい。小鳥ちゃん連れ戻したよ。」
「わ、ありがとうございます!その子を置いて少し待っていてください!籠を取ってきます!」
「え、籠ならここに......行っちゃった。」
バタバタと階段を駆け上がる音。
開きっぱなしの扉から降る暖かい光の中でもう一度小鳥を覗き込んだ。
「...君のご主人、慌ただしいね。毎日飽きないでしょ。......んいや、飽きたから逃げたのかな...あ、来た。」
「本当にお待たせしましたっ!!」
「ピーッ!チチチチ!」
ようやく来た依頼主さんは、もう一つ籠を持ってきて、置いた。 同じような黒い文鳥が中で動き回っている。
「もう一匹...?」
「うん、こっちの子は紫のリボンが足についてるでしょ?そっちには赤のリボンが。」
「...あぁ、そうだね。特徴にあった。」
「赤はお姉ちゃん。紫は妹ちゃん。少し前にお姉ちゃんの方が逃げ出しちゃって。いつも一緒だったから妹の落ち着きが無くって困ってたの〜...」
姉妹...
「......そう、良かったね。」
心のこもっていない世辞だと思う。
それでも、開かれた籠の戸を通じて二匹が再び寄り添っている様子から、目を離すことが出来なかった。
「ふぇあぁぁ......つかれたぁぁ...」
夜の10時を回った頃、ようやく我が家に辿り着き、あわや玄関先に泥のように倒れる所だった。
「おかえり。こんな遅くまでお疲れ様。」
「んえ...?...あ、お姉ちゃん......わらひ、もう、ちかれたぁ...」
「...先にお風呂入りましょうか。」
「うごけないぃ...もうむりぃ...」
「...全く、仕方の無い子ね。」
この揺れ、気持ちいい...
「よい、しょっ...ちゃんと立って。ほら、ばんざーい」
「ん...」
なんか体、軽くなって......あ、あったかい...
「熱くない?」
「ん...」
「なら良かった。痒いところはございませんかー?なんて」
「だいろうぶ...」
なんだかまた、眠たく...
...いい匂いする...
「じゃあ手を合わせて?...いただきます。」
「んふぁ...あ、いたらき、まふ...」
「口開けて?はいあーん。」
「んあー...むぐむぐ...」
「ハンバーグ、美味しい?」
「おいひい...」
「良かった。あーん。」
「んあー...ごくんっ......ふあっ!なんか至れり尽くせりな状態になってる!?」
「あ、戻っちゃったか。残念。」
おかしいな...家に帰ってきてからの記憶が曖昧だな...
確か、倒れたところをお姉ちゃんが抱っこして、お風呂に...
「......あ...」
「顔が赤いよ?どこか悪いの?」
「......た...」
「うん?」
「私の体...見た...?」
まだ痣は沢山残っているはず...そんな醜い体を見せちゃったのは...
「あぁ大丈夫。可愛かったから。」
「かわっ...何が!?ねぇ!?」
「さあ、冷めちゃう前に食べましょう。」
「お姉ちゃん聞いてるの!?ねえちょっと話そらさ「あーん」あー......おいふぃいっ...!」
ほんの少しの恥と疑問は、口の中の美味しいものと共に飲み込んだ。
騒ぎ立てていた夕食とは打って変わって、暗い部屋。
私は一人ベッドの中で天井を見つめていた。
「...」
やがて、黙ったまま目を閉じては今日の思い出を反芻する。
脳裏にチラつく二匹の黒い文鳥。
仲睦まじく寄り添い、共に揺られている姉妹。
居なくなった姉と、それに恐慌する妹。
まるで...
......
「っ...!?...」
ビクリと跳ね起き、何も言わずにベッドから這い出る。
背中が微妙に濡れていて不快だった。
疲れたから足を組み直すみたいな、ごく自然な感情のまま、気付いたらソファで眠っているお姉ちゃんの側に来ていた。
薄い毛布を掛けて固いソファに背中を預けて...
寝息が聞こえるくらい近くで、膝を抱えて座っていると音が途切れる。
「...タマヨ...?どうしたの...眠れない、の...?」
「.........うん。一緒にいたい。」
「じゃあ、寝るまで一緒にいる、から...ベッドに行こう?」
起こされて多少なりとも気分を害しただろうに、優しく言い聞かせるようにしてから、私の手を引いて歩き出した。
そして私をベッドに寝かせると、優しく手を握って私の側に座り込んでいた。
「...お姉ちゃん。」
「どうしたの。」
「また、どこか行っちゃうんだよね...?」
「...」
「なんとなく、そんな気がするの。朝起きた時にはもう居なくなってるんじゃないかって。」
何も答えないまま、握る力だけが強くなる。
そこに居る、という安心感が私のまぶたを重くする。
「......また会えるよね?なら、私は大丈夫だよ。待つから。だからさ、再会した、時は......もっと、ゆっくり、おはなし...しよ、う、ね......」
「...『再会した時は』、か...」
重ね合っていた手は溢れ、それでも私の指を、縋り付くように掴んでいる小さな手を見つめる。
産まれたての赤ん坊のような動作を微笑ましく思うと同時に、腹の奥底で黒いものがとぐろを巻き始める。
「違う、違う...この子は大事な...」
頭を振って黒いものを振り払い、穏やかに呼吸を繰り返すタマヨを再び見つめる。
幼い顔立ちと、小さな体は確かに小さな子供のままだと訴えているのに、至る所にある痣が異常だと警鐘を鳴らす。
それでも、たった今、眼下で体を休めているのは愛しい妹。
それ以上でも、それ以下でもない世界にたった一人だけの。
.........
指が沈み、反発するような柔らかい頬。
無防備にさらけ出された首。
いとも簡単に折れてしまいそうな、細い手足。
微妙に空いた隙間から、掴まれていた指を引き抜く。
引き止めるように小さく宙を掻くのを横目に、体に触れる。
頭に手を置くと、撫でやすいようにか耳が倒れて一度撫でる度に、ピクピク動いて嬉しそうに顔が歪む。
一通り撫でたあとは首に触れる。
片手ですっぽりと覆えてしまう程小さくか細い首。
両の手で愛おしそうに、完全に包み込む。
そしてそのまま、握り絞めた。
この作品に足りないものとは...
-
このままでいいんじゃね知らんけど
-
銃撃戦が少ねぇ!
-
タマ虐
-
ガチ百合回
-
R-じゅうはt(銃声)