俺たちは今日も胃薬を飲む   作:ヤンデレパイスキー

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ヤンデレを描きたかったのと性欲を抑えられなかった。

頭を空っぽにしてご覧下さい


高町なのはの悩み

 

 高町なのはは今日の教導を終えて報告書を作成していた。

 JS事件から数年、娘との時間を大切にするために最前線からは退き後進の育成に力を入れている彼女には一つ悩みがあった。

 自分たちが手塩にかけて育てた新人達が管理局から一般企業に引き抜かれているという事。

 せっかく形になってきた新人達をごっそりと引き抜かれるのは元々人員不足の管理局にとっては死活問題だ。

 やはり魔導師を目指す人間の大半は人を守りたいという志よりも高い給金が目当て、魔法の腕を高く買ってくれるところに行くのは当然のことなのかもしれない。

 それは分かっているがこう、複雑な気持ちになる。

 

「失礼します」

「あっ、レイズ君っ」

 

 そんな時事務所に入ってきたのはレイズ・ストレイド一尉。

 なのは達と同期で機動六課にも所属していた男性だ。

 彼は地上部隊勤務で時々仕事で教導隊へとやってくるのだ。

 なのはは先ほどの悩ましい表情が打って変わって満面の笑みになる。

 

「お疲れ様です。高町一尉」

「あはは、真面目だねレイズ君は」

「公式の場ですので」

 

 レイズとなのは達は話が合いすぐに仲良くなることができた。

 彼もなのは達ほどではないがそれなりに有能な魔導師だ。

 

「確かに受領しました。失礼します」

「あっ、待ってレイズ君!」

 

 レイズが帰ろうとした時なのはが呼び止める。

 

「何か御用ですか」

「あの、えっと、えっとね」

 

 なのはが口に出そうとしているのは簡単な話だ。

 今日予定が空いているので一緒に夕食でもどう?それだけの事だ。

 それだけの事なのになぜか口から言葉が出ていかない。

 顔が熱くなっていくのを感じる。ああ、変じゃないだろうか?

 高町なのははレイズに恋をしていると自覚したのはいつのことだっただろうか。

 気がついたら彼を目で追ってしまっていて、彼から指摘された時は顔から火が出るのではないかと思うほどだった。

 正直に言うと彼の容姿は普通だ。イケメンでもブサイクでもない。

 女性職員からの人気があるわけでもない。

 それも彼の魅力を分かっているのは自分だけと言う特別感があって嬉しいのだが。

 

「…何もないなら失礼しますが」

「あ、あの、あのね!ご、ごはん行かないかなーって」

「申し訳ないですが昼食は済ませて来ました」

「そうじゃなくてね!?」

(気づいてよぉぉぉぉ!そう言う天然なところも可愛いけどぉ!)

 

 その様子を遠巻きから見ている職員達は人知れずなのはにそれぞれエールを送っていた。

 もう少しですよ、なぜそこで押さないんですか、押し倒せば良いのでは?

 などなど一部アウトな人間もいるが。

 

「ゆ、夕食食べに行かないかな!?」

 

 おい高町教官が言ったぞ!言えたじゃねぇか…そのままへべれげにしてホテルで押し倒せ!あぁー^ ^いいっすねー

 などなど教導隊の面々は一喜一憂の様相を呈していた。

 

「すみません今日は予定があるので」

 

 なのははその場で真っ白になる。

 勇気を振り絞った誘いは無表情で拒否されてしまった。

 そのまま事務所から出て行ってしまう彼の背中を半泣きで見守るしかないなのはだった。

 ダメかぁー、ガード固いなぁあの人、押し倒さないから…、もしかしてもう彼女いるんじゃね?

 などなど周囲は哀れみの様相を呈していた。

 ちなみに最後のやつは訓練でなのはに吹っ飛ばされた。

 彼女など断じてない、断じてないのだ。

 彼の魅力を分かっているのは自分だけなのだ。

 なのははため息を吐きながら自分のデスクに崩れ去り彼の隠し撮りを眺める。

 前はこんなに付き合い悪くなかったのになぁ…としみじみ思うなのはだった。

 私が撃墜された時も毎日毎日お見舞いに来てくれた。

 何度も何度も勇気づけてくれた。頑張らなくて良いよって言ってくれた。

 機動六課にいた時も自分を支えてくれた。

 それなのに…どうして?

 そう考えるなのはの目はどんどん光を失っていく。

 嫌われてしまったのだろうか?それならなぜ嫌われてしまったのか。

 考えても分からない。

 嫌な考えがグルグルと回ってしまう。

 

「まさか…」

 

 まさか…彼が…

 

 

◇◇◇

 

「グスグス…お腹痛いよぉ…」

 

 子どもが泣いてると思った人ごめんなさい。

 僕の名前はレイズ・ストレイド。今年20を超える成人男性です。

 男が腹痛くらいで泣くなって?

 じゃかぁしい!!泣かなきゃやってられるか!!

 いや違うんすよ。

 自分はあのぉ…なんて言うか言いにくいんすけど…簡単に言うとスパイでして。

 管理局の情報を企業とか敵対組織に売り払う仕事をしてるんですよ。

 それはもう何年も前から潜入して目立たずに騒がず真面目な管理局員としてね?

 まあそれでも?僕優秀なんで?10代で既にAランク取得するくらいには天才なんすよねぇ〜って思ってたんですね。

 高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、八神はやて。

 この三人なんなんマジで(ガチギレ)

 なんでお前ら歳一桁の段階でAAAオーバーなの?おかしくない?

 これじゃAランク程度でイキってた僕がバカみたいじゃない。

 

「ぐぅ…」

 

 噂に聞くこの天才達の情報を収集しろと命令を受けた俺はこいつらの懐に滑り込んだ。伊達にスパイやってないからね。仲良くなるなんて朝飯前ですよ。

 高町なのはが撃墜された時も俺は毎日見舞いに行った。

 もちろん身体データ目当てだよ?医者に何度も何度も容体を聞き、データを収集した。当時のスリーサイズまで把握したからな!

 正直僕はこいつが撃墜されたことにすごぉぉぉく気持ちが良かった。

 天才とか煽てられて撃墜されてるやつおるぅぅ?

 と思ってたんだけど実際に見ると笑えなかったよね。うん。

 あれ笑えるやつ人間の心持ってないよ。

 まあ正直復帰は絶望的だったから適当に慰めて元気付けてたんだけど…

 まさか復帰すると思わなかったよね。さらにそのあとSランク取るとか思わなかったよね。

 なんでこいつ死なんの?こわっ。

 

「あいつと飯とか食えんわ…」

 

 機動六課の時もそう。

 僕の組織はスカリエッティから雇われて彼に情報を流し、部隊構成、得意魔法、戦法、弱点全て情報を流した。

 これで機動六課は全滅。僕はお役御免。莫大な金でFIREの資金も貯まってあとはのんびり余生を過ごせば良いと思ってた。

 なんで死んでないねんお前ら!どないなっとんねんこれ!

 スカリエッティさんちゃんと仕留めてくれないと困りますよ!

 生きて帰って来た時僕と後輩戦慄したからね?えっ、こいつら生きてるやん…って。

 スカリエッティが捕まった時僕は終わったと思った。

 ピンクの砲撃と黄色い斬撃と白い魔力剣に貫かれて僕は死ぬんだ!

 やだ!やだ!小生やだ!爆乳美女と丸一週間種付けセッ◯スするまで死ねないんや!

 なんて思ってたんですけどねー

 僕がスパイってことはバレなかった。

 スカリエッティが喋らなかったのだろうか。

 まあなんにせよバレるのは時間の問題だと思った僕は組織にもう辞めたいってことを言ったのだが。

 

(すみません、管理局のスパイやめても良いですか?)

(ダメです)

 

 ああああああああああああああああああああああああああああ!!!

 と言うわけで管理局の情報を企業とかに売るために僕はいまだに管理局にいる。

 もう高町達と関わる必要もない、というか関わりたくないので距離を置いているのだが教導隊には定期的に行かないと新人の情報が手に入らないので高町なのはには会わなければならない。

 そしてあいつの顔を見るたびに胃がキリキリと締め付けられる。

 だってあいつが手塩にかけた新人の情報流して引き抜きさせてるの僕だからね?

 いつバレるかヒヤヒヤしてほんともう…逝くっ!二つの意味で。

 あいつ顔と身体と声はクソエロいからね…何回あいつでシコったか分からん。ハラオウンと八神を含めた三人は最高のオカズです。

 身体だけの関係になりてぇ〜童貞だから無理だけど。お腹痛いし。

 こんな妄想してるってわかったら速攻殺されそう。向こうは僕のこと普通の友達だと思ってるっぽいし。

 こうして僕と後輩はストレスでキリキリと痛む胃と格闘することになったのだった。

 さーて企業に情報も売ったし胃に優しいものを食べようかなぁ〜

 

「レイズ君」

 

 僕が上機嫌で企業から出て来た時声をかける人物がいた。

 この声は…高町なのはっ!

 後ろを振り向くと高町なのはがそこにいた。

 目に光がない。しかも俺は今取引先の企業から出て来た所っ!

 迂闊だった…たまたま今日は直接企業に出向かないといけなかったのにっ!

 …いや、そもそもなぜ高町がここにいる?つけて来たのか?

 まさかこれまでのことがバレたのか!?

 どうしようどうしよう!逃げる?いや僕の腕じゃ逃げる前に取っ捕まる!

 

「高町…さん…」

「なんで今会社から出て来たのかな」

 

 落ち着けまだ舞える!顔に動揺を出すなよ僕!

 

「それよりどうして君が?」

「今聞いてるのは私だよね?」

 

 なんとか責任転嫁してこの場を切り抜けなければ…死は免れない!

 

「君がもし私用で僕をつけてたとしたらそれは迷惑行為だ」

「今そんなこと聞いてないよ」

「君の疑問に答える前に僕のっ」

「うるさいっ!」

 

 僕は情けなくその気迫に押されて躓いて尻餅をついてしまう。

 それに畳み掛けるように彼女は僕に覆い被さり逃げ場を潰す。

 誰か!誰か助けて!お願いします死にたくないんです!

 

「君も…裏切るの?」

「うら…ぎる?」

「とぼけないでよ…」

 

 君も?もしかしてまさか後輩もバレていると言うのか!

 もしかして僕は泳がされていた…?じゃあ後輩はティアナ・ランスターに詰められて!

 最近他の面々からよく食事に誘われるのはそういうことだったのか!

 やらかした!さっさと逃げるべきだった!

 

「君も管理局から引き抜かれたんでしょ?」

 

 んんんんんん?どういうこと?

 

「えっと…」

「やっぱり!レイズ君も管理局をやめて他の場所に行っちゃう気なんだ!」

 

 ごめん状況が全く分からないんですけど。

 なんで泣いてるん?そんな子どもみたいにわんわん泣かないでもろて…

 

「あの…」

「最近付き合いが悪いのも素っ気ないのも、転職しようと思ってたからでしょ!最近新人達が引き抜かれてると思ったらレイズ君まで…そんなのやだよ!」

「あー」

 

 あーなるほどね完璧に理解した。

 つまり僕も新人みたいに企業に引き抜かれて転職しようとしてると高町は思ってるわけか。

 つまり僕がスパイということはバレてない。

 僕が殺されることはない!

 勝ったな…

 

「高町さん、誤解だよ」

「誤解?」

「最近付き合いが悪かったのは本当に忙しかったから。今会社から出て来たのは僕は管理局を辞めるつもりはないって直接伝えに行ったんだ」

「ほんとに?」

「本当だよ」

 

 僕のその言葉に高町は安心したのか僕に抱きついて来た。

 そんなに抱き付かないで怖いっ!いつでも殺せる間合いに居ないで!

 お腹が痛くなって来た痛い痛い痛い!落ち着け!他のこと考えろ。

 性欲!性欲に精神を集中させろ!

 あぁ…高町もハラオウン程じゃないけど中々のデカパイだよな…良い匂いもするし肉付きいいしおっぱいは柔らかいし…中出ししてぇ孕ませてぇ…

 僕がもうちょいクズで胃腸と魔力が強いイケメンスパイなら篭絡させて孕ませて好き放題するのになぁ…

 まあこのおっぱいの感触を楽しめるならスパイも悪くない…

 

「レイズ君…」

「なに?」

「……私、レイズ君のこと逃さないから」

 

 すみませんやっぱりスパイやめます。

 

 

 

 

 




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