大体は妖怪のせいにできる世界に転生したんだがとりあえず冒険する   作:単眼駄猪介

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うーむ、更新ペースが明らかに遅れてるなぁ……
まあ、俺でも更新ペース掴めてないからその時次第でございます。許して

尚、次回で無印編は終わるので今回はちょっと短い。

それではほんへをどうぞ




本音を言うと勢いとノリでやってる。でも後悔はない

 

 

 

先陣を切ったのはカゲローとジバニャン。

指示厨みたいだが、先陣を切る彼らにも指示を出していく。

 

「カゲロー!ジバニャンの影に隠れて攻撃だ!ジバニャンはカゲローの盾になって致命の一撃を作るチャンスを作ってくれ!」

 

「分かったニャン!ボクはちにましぇん!!」

 

「す、凄い震えてる…」

 

すまん、ジバニャン。

尊い犠牲という訳じゃないが、ジバニャンのその俊敏さはカゲロー程ではないがトラックに轢かれても耐えるその頑健さを信じる!

 

「木端如きが私に勝てると思うんじゃなイカ!」

 

「るっせぇわ!一人でなんか勝手に語り出して挙げ句トチ狂った話なんて聞いていられるか!炙りイカにしてやる!」

 

「ケータ君、君も君で色々混乱してるんじゃない…?」

 

キュン太郎が突っ込むが気にしない気にしない。

 

「ニャベェェェ!?」

 

ジバニャンがやられたが、その後ろからカゲローが手裏剣を投げてイカカモネの目を傷付ける。

キュウビや他の妖怪達は妖術で援護する中、炎を揺らす一匹の獅子。

 

「ぐわっ!?」

 

「メラメライオン!」

 

「メラァァァァ!!」

 

目を傷つけられ体勢を崩した所に、メラメライオンの強烈な正拳突き。

狙うは男の急所【金的】ッ!!

 

「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!???」

 

そのデカい図体もあって妖魔界全体に響いているんじゃないかってくらい大音量の悲鳴が俺達の耳を壊そうとする。

 

「んにゃろう!」

 

「ウィ?またですかぁぁぁ!!??」

 

気絶してたウィスパーの尻尾……いや頭だわ!

まあもう俺を止めるやつはいない!

 

「へぇぇるぷ!ヘルプミィィィ!!」

 

ウィスパーが助けを求めるが周囲は気にしない。

 

「ヨシ!」

 

「なにがヨシ!じゃごらぁぁ!?」

 

しょうがないじゃん、ウィスパーを振り回してたらいつの間にか手に馴染んてコレ以外の武器が思いつかないもん。

 

「滅殺!!」

 

「ぐぇー!?」

 

尻餅ついてるイカカモネの顔面をウィスパーでぶっ叩く。

今更だが俺も中々に妖怪ウォッチに染まってしまったなぁ。

 

「人間がぁ……私の顔を殴るだとぉ?」

 

「そーだよ、オメーが改心するまで皆でボコ殴りにするだけだよ!」

 

「ケータ君、口悪すぎません?」

 

意外と堪忍袋の緒が切れてるのかな。

いや、モモカの涙を見たから俺も冷静じゃないのか。

自分のせいで泣かせてしまったと、俺がそう自責の念に駆られているから。

 

「こんなこと……こんなこと認められなイカぁぁぁ!!」

 

「うわっ!?」

 

「ウィスッ!?ケータ君!」

 

体が大きく変色するイカカモネ。

これは第二形態か?そう思っていたら、身を張って俺を庇うウィスパー。

その彼は、イカの触手によって吹き飛ばされ壁にめり込む。

 

「ウィスパーッ!」

 

「イーカッカッカ……絆などより、この私の野望()が上回っている!私の()!それが私の全てッ!」

 

そう言い残して空高く舞うイカカモネ。

そして消えたと思えば重苦しい雰囲気が上から漂う。

妖気を感じ取れるようになったとはいえ、所詮は目覚めたばかりの雑魚だ。

感知に関しては鈍いと言える。

そんな俺でもハッキリ感じれるのは……明らかに異常だ。

だが、その前にウィスパーの無事を確認しなければ。

 

「ウィスパー!」

 

瓦礫まみれの中、ウィスパーを捜索するとすぐにウィスパーの白い体が見えた。

寝転がってるウィスパーを抱えて生きているか確認すると、しっかり呼吸も意識もあった。

が、衰弱している様子だった。

 

「け、ケータ君……」

 

「あんなにおざなりな扱いしたのに、よくもまあ…!」

 

おかしいな、目頭が熱いな。

 

「執事としての仕事をしただけでウィス」

 

「馬鹿野郎。執事の仕事の範囲を超えてるだろ」

 

「それでも、何があっても貴方についていくと決めたんでウィス。知ったかぶりだろうが、どんなに酷い扱いをされようが(ワタクシ)のかつての過ちだけは繰り返したくないでウィス…!」

 

「……俺はお前のかつての主よりも酷い主だろ?武器にして振り回してるんだからな」

 

「酷いでウィスよ?でも、それでケータ君の命が助かるのなら容易い事でウィス。これは胸を張って言います」

 

……やっぱり、天野ケータ(原作主人公)は普通じゃないよ。

普通なら、妖怪とも戦わないし、妖怪が見えることもない。

でも、それ以外が良くも悪くも普通だからこそ魅力的で、色んな妖怪と友達になり、あんな平和的な世界なんだろう。

それに比べ、俺は普通からかけ離れている。

そんな俺なのに付いてきてくれるウィスパーというお供は……いや、妖怪執事は間違いなく【最高の妖怪執事】だ。

 

「ごめんな、ウィスパー。今は、ゆっくり休んでくれ。今度は大事に使う」

 

抱えていた彼をゆっくり降ろして、俺は出口で待つ皆のところに歩く。

大丈夫、今は休んでくれるだけでいい。

ウィスパー、お前が起きる頃には全て終わって―――

 

「大事に使うってなんじゃそりゃあぁぁぁ!!??」

 

ウィスパーに殴られた。

至極当然のことなので素直に殴られる。

ハハッ、意外と痛いな、ウィスパーの拳。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、おおもり山の神木の前に現れた重苦しい妖気を放つ妖怪。

イカカモネは本来の姿から大きく変化した、悍ましい姿となっていた。

近辺の低ランクの妖怪、生物はこの異様な雰囲気も合わさった全てを敵と見るそのプレッシャーに逃げ出す。

 

「そうだ、これこそがワタシの本当の力!」

 

怒りと、悲しみと、狂気にまみれたイカカモネには既にこの状態が妖気の制御をできていない暴走状態であることなど分かるはずもない。

 

哀れ、錯覚した力によってさくらニュータウンに顕現したイカの妖怪は妖魔界から来るだろう憎き(自分に似た)人間を待つ。

 

 

 

今度こそ、完膚なきまで叩き潰す為に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





<イカカモネ議長
遂に第二形態になったが、今作では妖気の制御が効かなく暴走状態という事に。
溜めからの繰り出される一撃は原作の適性レベルではすぐ瀕死に追い込まれるレベルで強いが、代わりに味方の攻撃がミスる事はないし、妖術による攻撃が外れやすい。取り憑きも同じ。
完全に物理特化と化している。


<ジバニャン
トラックに轢かれても気絶(死亡判定)しないのなら盾にしても割と無事だろう、という鬼畜な主人公の考えの下、カゲローの盾に。
無論、キュウビ達の手厚い援護がなければすぐにやられてた。


<主人公
ごめんね、ウィスパー。次はもっと大事に(使用)するから……
妖怪達と触れ合うことによって、主人公もほぼ完全に漫画やアニメの妖怪ウォッチのノリになっている。


<ウィスパー
発売当初はすべての黒幕と疑われていた自称妖怪執事。
だが、彼の執事としての覚悟は伊達じゃないので身代わりになるくらいやってのける。
そう思うと、やっぱりウィスパーって誰よりも執事らしい。知ったかぶりによって減点されるけど(笑)


<キュウビ
急に口悪い主人公に内心ドン引きしてた。
でも気持ちは理解できたので何も言うまい。ラストバトルでオロチと活躍予定。


<オロチ
キリが良かったので今回の出番を取り消された哀れな妖怪(えぇ…)
次回で活躍させるといったな?あれは嘘だ


読了ありがとナス!

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