大体は妖怪のせいにできる世界に転生したんだがとりあえず冒険する   作:単眼駄猪介

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少し前にFREEDOMを観てきた後に見た、アンケートの欲望に素直な方々が多くて笑い転げておりました(笑)

さて、今回は妖怪ではなく軽く人間との関係を描いていきます。
え?なんで一年経ってるんだって?
そりゃサ◯エさん方式じゃないし、ムゲン地獄も開いていないし……

それではほんへをどうぞ

ステラがその……凄かったです……(ある意味)




妖怪体操第一!ウィス!
あれから一年、俺は今も待っている


 

 

妖怪達との関係が絶たれて1年の月日が経った。

妖怪ウォッチは戻らないし、マオ君も妖怪エレベーター復活に訴えかけているらしいがまだいつになるかは分からないという。

 

「あ、ケータ。今日もすまんがこれ運んでくれないか?」

 

「良いですよ」

 

担任の先生(未だに姓名不詳)に頼まれて答案用紙を運びながら、俺は今日の予定を振り返る。

 

「ミカちゃんの宿題の手伝いにフミさんに未提出の書類関連を聞いたり……いやこれ一介の小学生に任せることじゃないだろ」

 

フミさんこと木霊フミカはゲームをプレイ、もしくはアニメをよく見てた人なら知っているだろう。

ポニテで白い服来てる可憐な女の子である。

ミカは褐色肌のボーイッシュな女の子だ。

ひょんな事から彼女とは仲が良いが、ちょっと距離が近すぎる気もしなくはない。

まあ子供だし距離感がバグることなんてよくあるからもう慣れたものだ。

そんな俺は、声も低くなったし体も男性的な硬さを得た。

あの戦いの傷跡はまだ背中にあるが、まあ別に気にしてない。

今も欠かさず筋トレとかはしてる。

 

「あ、マオ君」

 

「こんにちは、ケータ君」

 

廊下ではち会ったのは日影マオ。

こんな事を言ってはただの悪口だが、相変わらず陰キャのイメージのまんまな彼。

だが彼も色々と成長している。

まず、俺とは友達になった。

無論、妖怪関係でむしろ関係を持たない方がおかしくもある。

そこ繋がりで皆とも仲良くなって少しは明るくなったと思う。

挨拶や世間話はそこそこに俺は答案用紙を職員室に届け、無償労働から解放された俺は先程の残っている予定を消化するためにあちこち走り回るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小学生の終わりが近づき、俺は中学生になろうとしている。

あの夏から1年半以上も経過して俺は本当は俺は幻を見ていたのではと思うようになっていた。

やはりというか、ああいう怪奇の存在は身近にいなければ感じようがない。

ただでさえ普通の人間には見えない存在だというのに、それらから離れれば尚更、彼らと一緒にいたんだという感覚というか記憶というか、それらが消えていく。

本当の一般人の日常というもので上書きされているのだ。

 

『護りたい世界があるんだ!』

 

『お、オレヴァ……』

 

PS4を引っ張り出してプレイする家庭版ガンダムVS(バーサス)の画面を見ながら糖分補充にヨカコーラを飲む。

コカ・コーラではない。ヨカコーラだ。

 

「うわっ、またファンメかよ」

 

余っ程の短気なのか、『もうやめろよ』、『とっとと消えろ雑魚』などと暴言を送ってくる先程までの相方。

こういう奴は無視するか実力で黙らせるのが一番だが、俺は別にガンダムVSが上手い訳じゃない。

実力も並くらいだし、せいぜいプロに一矢報いえるかどうかな実力。

ゲームというか物事に集中しちゃうから状況報告とか上手くできないから、基本ソロでやってる。

でもまあ、このゲームはな……

 

「相方ゲーでもあるからなぁ」

 

『ええい!ままよ!』

 

『俺が……負ける…!?』

 

乗り換えた百式のゲロビに突っ込んだ脳筋ファンメ野郎のバエルがミリのくせして前に出て撃墜されゲームセット。

相方のアトラスが上手くて助かる〜

 

楽しい。ゲームは楽しい。

けれど、なにか物足りない。

 

「……………」

 

そう感じるといつも俺は左腕を見る。

何度も何度もやってしまっていて、最早癖とも言っていい。

 

「元気かなぁ……」

 

どこか、虚しさが俺の中を支配していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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春になった。

小学校を卒業することになり俺は卒業式の後、校舎裏に呼ばれていた。

呼び出しの相手は彼女の事を考えてとりあえず知り合いの女子とだけ言っておこう。

俺が基本、大人な行動をするからかそれに魅力を感じる女子はいるもんで、時折俺に告白してくる女子達はいる。

正直、ズルした感じで俺は素直に喜べないし中身がオッサンと言っても良いだろう大人なので流石にガチロリと付き合うのは俺の罪悪感がマシマシになって駄目である。

つーか、最近の小学生・中学生が進んでいて性的行為をしたことがある人が多いと言われても俺が知るよしもない情報だ。

そして健全的な目線で言うのなら小中でそういうのを体験するのはあまりよろしくない訳で。

俺は据え膳は食べてしまうタイプ……なのかもしれないという身勝手な恐怖から彼女達からのお付き合いのお話はいつもお断りしている。

 

「ごめんね。俺には他に好きな人がいるから…」

 

「……ッ!!」

 

ああ、罪悪感が重なる。

本当に俺が小学生の精神であれば大喜びで彼女たちと付き合っただろう。

いや、それはそれで悲しみの向こうの末、ナイフで刺されそうだからコレで良かったのかもしれない。

検索欄で【ケータ】の次に【クズ】だの【タヒね】だの出たくないわ。

 

「はあ……憂鬱だ…」

 

なんか音楽でも聞いて気分を切り替えてみようか。

そう思い、俺は西川ニキの【INVOKE(インヴォーク)】をスマホの音楽アプリで聴く。

 

「次は中学生かぁ……」

 

結局、妖怪ウォッチ2は始まりそうにない。

今年の夏は特に祖父の家に行くこともなく、ウィスパー達に会うこともなかった。

中学生になれば、俺は隣町の中学校に通うことになるが流石に告白される事もなくなるだろうか?

ちなみに友人のクマ、カンチはやっぱりそれぞれ近い中学校に通うことにしたらしい。

俺の家はさくら住宅街なので、カンチかクマの中学校に通うことになるのだが無難に俺はクマの方を選んだ。

カンチのとこは英才教育でもするのかってくらい受験の難度が高いとかなんとか。

 

「ただいまぁ〜」

 

「おかえりなさい」

 

「おかえり、ケータ。卒業式お疲れ様」

 

父と母は既に帰宅して出迎えてくれる。

とりあえず制服を脱ぎ捨てたい一心で俺は2階に上がり、自室の部屋に入る。

 

「……」

 

いつもの静かな部屋。

あの煩い白い幽霊がなんか絡んでくることも、赤い猫がチョコボーを齧りながらダラケてたり、黒い少女が笑顔で出迎えてくれることも無い。

 

「………あと、どれくらい待てば良いんだよ」

 

そんな俺の思いとは裏腹に、春休みにて俺は衝撃を受ける事になる

 

 

 

 

暖かな風がさくらニュータウンを包む春休み。

朝から何やら煩いな、そう思っていたら下で何やら母が誰かと話している。

 

「いくらだって居たっていいんだから〜!」

 

それなりに朝が早い、春休みの最中。

眠気を我慢しながら俺は寝巻姿で階段を降りる。

 

「母さん、どうしたの?」

 

「貴方の知り合いが来てるわよ!ほら、顔洗って来なさい!」

 

「え?え?」

 

背中を押されて洗面台に立たされる俺。

まあ言われた通りに顔を洗いつつ寝ぼけた頭で俺は一体誰が来たのだろうかと考える。

クマか?カンチか?いや、彼らはそんな早起きするタイプじゃない。失礼だが。

じゃあ誰だろうか?本当に分からんぞ……

ウンウンと唸りながら疑問を解消すべくリビングに出ると、椅子に座る美少女に俺は思わず思考を停止させた。

 

「お久しぶりです、天野ケータ君。帰ってきたよ」

 

「あ……あぁ……」

 

ああ、彼女だ。

帰ってきたんだ、いや帰ってくるんだ、彼らが!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





読了ありがとナス!

アンケートに答えてくださった方々、ありがとうございました!
アリという意見が多かったのでオリジナル要素は付与する形となりますが、そう簡単に美少女が出ると思ったら大間違いなのだ(ゲス顔)

否定派な方々には本当に申し訳ないですがどうかお許しください……これも全てジュラル星人が悪いんだ……
一応、前書きで(忘れなければ)アナウンスするのでお許しください、ボルガ博士!

今回は例のアレ(相関図的なやつ)はないです。
次回から2に向けて物語が進みますが、アニメ回やオリ回が数話くらい混ざるかな。
趣味全開になるけど原作も大概だから……うん()

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