大体は妖怪のせいにできる世界に転生したんだがとりあえず冒険する   作:単眼駄猪介

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オリ回&オリコラ妖怪でございます。

シリアスはシリアルになってるのでコメディ全開です(笑)

ちなみにカゲローちゃんのイラストは大歓迎です。

それではほんへをどうぞ



帰ってきたウル◯ラマン(違うだるぉ!)

 

 

「フフ……春のコミケ祭り、参上ッ!」

 

「あはは……」

 

突然だが、今日はコミケに来ている。

あの日、モモカはウィスパー達よりも先に帰ってきた。

現在は一部の妖怪のみ限定的に人間界に滞在することが許されているらしく、何事もなければ全ての妖怪が人間界に行き来することができるようになるらしい。

で、彼らが帰ってくる前に二人だけで色々としたいらしい。

 

「それにしても、まさか家出って……」

 

「ぶっちゃけると本当の事でもあるのじゃよ?父上もいい加減、子離れというのをな……」

 

だが俺は知っている。

なんだかんだ彼女もお父さん大好きなのを。

まあ今の俺が知ってたら怪しまれるので言いはしないが……

 

「それにしても人化、大丈夫なのか?」

 

「何度も練習しておる。妖力が尽きるか変な事でも起きなければ一ヶ月くらいはこの姿でいられるのじゃ」

 

「はえー…」

 

「だがしかし、お主も変わってるのじゃぞ?特に声とかな」

 

「え?」

 

「完全に声が勇者王なのじゃ。それとも盟主王がお好みかな?」

 

「ポッチャマ……」

 

自分で思ってる声と相手に聞こえる声は違うというが、まさか俺が勇者王の声になるとは……

まあそれっぽくは感じるから違和感はあんまりないが、これだと俺はガチで勇者王するしかないじゃないか。

今度来る時、獅子王凱のコスプレでもしようか…?

 

「この姿の時はなるべく標準語にするから、あんまり笑ってくれないでおくれよ?」

 

「笑う要因がイマイチ分からないけど、うん分かった」

 

しかし、うんがい鏡が一部とはいえ各地にまた復帰してくれるのはありがたい。

運賃なしでコミケ会場に来れるのは便利過ぎる。

 

「おお!懐かしのコミケ!」

 

会場の中に入れば二次創作やら何やらの薄い本なんかが売られ、そして蒸し暑い空気。

俺も少し懐かしく感じるが、同時にモモカは何を買うのか不思議に思った。

ベターなら恐らく……

 

「BLかなぁ…」

 

「ん?私はノーマルじゃぞ」

 

「あっ、はい」

 

そっかぁ……まあ変にアブノーマルを拗らせてないだけありがたいと思う。

例えそうだったとしても、彼女の事が嫌いになるわけじゃないが流石にBLを強要してくるとか嫌じゃん?

押し付けは良くない。聞いてるか?海外の害虫たるポリコレ共。

どうせアニメもゲームもやらない、観ない癖してさぁ!

 

「ほう、せっさんとエクシアの◯◯◯(ピー)か……」

 

「わ、わぁ……」

 

やっぱコミケすげぇわ。

普通に薄い本もあればハードなやつ、そして普通に楽しいだろう健全な二次創作やオリジナル創作が一杯である。

現に、モモカが手に取ったせっさんとエクシア(擬人化)のなんか凄そうな薄い本とか表紙からしてもうね……?

 

「あ、愛の戦士さんや」

 

「制裁神ピクルスのアクリルキーホルダー、一個くだせぇ!」

 

「差し入れどうぞ!これからも頑張ってください!」

 

……賑やかですなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後、普通に年齢制限で購入を泣く泣く見送ったモモカの頭を撫でながら昔のゲームセンターに置かれていたゲーム機の近くで一休みすることにした。

 

「喉が渇いたのう」

 

「それを予想して既にこれを持ってきてるぜ」

 

「おぉ!ヨカコーラ!それにカビルス!」

 

「どっちにする?」

 

「ヨカコーラで!」

 

カビルス、ぶっちゃけあの白いアレです。

カビ生えてそうな容器のラベルに初めて見た時は苦笑いしたな。

 

「ぷはぁ…」

 

大袈裟な感じだけど、うん可愛いな、ヨシ!

 

「良い所ですまないが、少し協力してほしい事がある」

 

「「ブッ!?」」

 

急にゲーム機から声がして俺とモモカは口に含んでいた各々のジュースを吹き出してしまう。

つーか、この声は……

 

「私はハイパーエージェント、グリッドニャンだ」

 

緑川さんだー!?

しかもロボニャンの姿やし!

無論、ロボニャンベースでそこにグリッドマンの装飾が追加されている。

しかし、こんな妖怪いたか……?(いないです)

 

「早速で悪いが頼まれ事を引き受けてほしい。実はとある物がこのコミケ内で売られているのだが、元々は私のものなのだ」

 

勝手に話進められてるけど、この世界妖怪ウォッチだからまあそうだよな。

久しぶりの感覚で戸惑ったけど基本的に諦観の構えでいかないと、メンタル持たないんだ。

 

「こういうものなのだが……」

 

そう言って画面に映し出したのは……うん、【アクセスフラッシュ!】で使うアレですね。ハイ。

 

「場所は裏コミケ界だ。どうか頼む」

 

「まあ、頼まれ事は良くあったし。にしても裏コミケってなんだよ……」

 

「妖怪達だけのコミケ会場だ。無論、まだ無名なので君達が知らないのも致し方ないだろう」

 

「ぺろ〜ん。ここは私にお任せくださ〜い」

 

「うむ、そういうことだ」

 

話がどんどん進んでいくが、俺は流されることにした。

異論は認めない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだかんだでうんがい鏡が裏コミケ会場に転送してくれたが、うーむ。

建物の装飾がゲームの妖魔界とかで見るようなデザインになってる以外はさっきまでいたコミケと変わらない。

が、しかし売りに出している人物達は人外である。

 

「ほらほら〜!買った買ったー!」

 

なんか骨董品とか道具とか売ってる人達もいるが、まあ勘違いはよくある事だ。

それにそれはそれで面白そうだしな。

 

「この中から探し出すのか……」

 

「ん、あったの」

 

「え?」

 

「ほらあそこ」

 

モモカの指差す方向に視線を向けると、確かに変身アイテムが……

 

「こんな簡単に見つかって良いのか…?」

 

「何やら一悶着ありそうじゃの……」

 

こういうときの嫌な予感は小5の時から何度も当たってるから、恐らくまた面倒くさいことになるのだろう。

そう思うと憂鬱になる。

だが頼まれ事はしっかり遂行しなければならない。

ヒーローに頼まれ事なんて中々ない体験だしな。

 

「あの、これっていくらです?」

 

とりあえず売ってる人に聞こう。

そう思って声をかければソイツは見覚えのある奴だった。

 

「「あっ」」

 

声がハモった。

し目の前の紫の鳥……【ヨコドリ】と【ぶんぶん鳥】の一派は驚愕故か目を見開き、多分俺もそんな感じだろう。

 

「お、お前は……」

 

「あ、赤い死神…!?」

 

「それはヤメテ」

 

また死神かよ!?

 

「またオレ達を殴りに来たのか!?」

 

「ヒィィ!?お助けぇ!?」

 

怯え許しを請うこの二匹。

以前、コマさんのソフトクリームを奪ったということでキツくお仕置きしたのだが、結構効いてるみたいだ。

え?どんな事をしたのかって?

ウィスパーをぶん投げて鳩尾に一撃食らわせたり、気絶したヨコドリの縄を奪ってぶんぶん鳥にぶん回して絞め上げたりしたけど、当然の報いだよなぁ?

まああの時はまだ身体も未成熟。

引っ張ったりするので精一杯だったりするが、まあそれはともかく。

 

「まさかこれ、盗難したのか……?」

 

「い、いや!それは黒い奴に渡されたんだ!あ、アレクなんとかって奴に!盗んでない!」

 

「他のもそう!全部家にある不要なやつばっかだから!どうかお許しを!」

 

怯える2匹に俺はそう言うのならと信じることにする。

 

「んじゃあ、これ元の持ち主に返してくるから良い商売しろよ」

 

「「イェッサー、ボスッ!」」

 

「ケータ、将来うちの会社に務めないかの?」

 

「そ、それはまだ早いと思う……」

 

意外と簡単に手に入った。

だがまだ何かあるな……さっき言ってたアレクなんとかが、恐らく邪魔しに来るだろう。

だが、今の妖怪ウォッチは制限がかけられている。

モモカと俺でなんとかなるのか…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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そんな予測を立ててたら当たっちまったよ!クソッタレ!

 

「それをグリッドマンに渡すわけにはいかないなぁ!」

 

アレクシス・ケリヴと自己紹介した黒い奴はなんかでっかくなって裏コミケ会場を形作る妖魔界に顕現した。

流石に巨人相手に戦うのは無謀過ぎる。

そんな時に、グリッドニャンが現れた。

 

「ケータ君。今回だけの特例だが君とアクセスフラッシュするぞ!」

 

「ファッ!?」

 

「大丈夫、ロボニャンの絆を信じるんだ!」

 

そう言って手渡されたプライマルアクセプターと呼ばれる変身アイテム。

こっちにすぐにでもビームを撃ちそうなアレクシアに、俺は「ええい、ままよ!」と半ば自棄になりつつ装着する。

 

「「アクセスフラッシュッ!!!」」

 

ゲームだったら、BGMに夢のヒーローが流れてそうだなぁ…

 

「遠い目をしている暇はないぞ、ケータ!」

 

「アッ、ハイ」

 

「ふふふ……精々楽しませてくれよ…」

 

この後、余裕で笑ってるアレクシスの首を締め上げたりジャーマン・スープレックスしたり、人間ミサイルしたりしてボコした。

最後はなんか情けない声でどこかに逃げていったアレクシスに、グリッドマン本編は大丈夫なのかと不安に思うが、まあデータの存在だし分体とかじゃないだろうか。

それに妖怪ウォッチの世界だから、割と本編と特に関係ないです、とか言われそうだわ。

ちなみにグリッドマン……ならぬグリッドニャンは俺と友達契約して、アレクシスを追いかけて元の世界に戻っていった。

 

「アイル・ビー・バック!」

 

と言って。

貴方、ロボニャンの口癖が移ってますよ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





<グリッドニャン
SSSSのグリッドマンとロボニャンがひょんな事でデータ上で融合した姿。
この姿の時はいつでもジャンクから飛び出れるが巨大化できないし、合体機能も失われている。
必殺技は味方に自然回復のバフをかけつつ全体攻撃する【ニャクサービーム】。
取り憑きは全ステアップバフ。
スキル【不屈の心】で一回だけダメージを10にする。


<モモカ
至ってノーマル。それはそうとして雑食。
とはいえ主人公の趣向と合わせれるようにそちら方面を重点を置いている良妻ムーヴ。


<主人公
まさかの妖怪に困惑を隠せない。
というか誰でも困惑するって!
妖怪ウォッチは機能制限を設けられているが、無事帰ってきた


<アレクシス・ケリヴ
ギャグ補正込みの攻撃を対策していないので敗北した。
理屈とか常識なんて考えてる方が悪いんだよ()
地味に主人公の事がトラウマと化したので、主人公が出張ってアレクシアと戦うと大体逃げようとする様になる。


<ロボニャン
グリッドマンと混ざっていた間のことはほとんど覚えていないらしい。
でもなんだか心が温かいんだとか。


<グリッドマン
アニメグリッドマンが、ひょんな事でロボニャンと混ざってしまったが気合で合体を解除できた。
主人公の戦い方にちょっとドン引きしつつ、協力してくれたお礼にロボニャンの記憶から得た妖怪メダルを主人公に与えた。
無論、異世界からのヒーローなので呼び出せる時とできない時がある。
あと、邪な気持ちで呼ぼうとするとグリッドナイト君が出張ってきて黒鬼並の理不尽火力でお仕置きに来る


読了ありがとナス!
グリッドマン側の時系列とかは特に意識してないので自由に妄想して頂けば…(他力本願)
他のオリ妖怪もこんな感じになるかも

追記
アレクシアってなんだよ()
アレクシス・ケリヴでした、誤字って大変申し訳ありません…
石をお投げください…

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