大体は妖怪のせいにできる世界に転生したんだがとりあえず冒険する 作:単眼駄猪介
サブタイはちょっとふざけすぎたけど、事実だから反省はしない。
今考えると歴史修正する為の冒険って、まんまバック・トゥー・ザ・フューチャーよね……
石で過去に戻ったり鏡の妖怪の力で時間旅行できるの、ドクが絶対に目を輝かせると思うの
……待って、ドク!止まれ!(某ネタ)
それはさておき、ほんへをどうぞ
何やってんだミカァァァァ!?
「おはよう、ケータ」
「うん、おはよう」
しかし、いつになったらこの甘え癖も直ることやら……
彼女は山口ミカ、日焼けした褐色肌のボーイッシュな女の子だ。
色々あって彼女はうちに居候しているのだが、俺としては妹みたいに思っている。
同年齢だけどね……
流石に中学生になってまで一緒に寝ようとするのは色々アカンでしょう……
こら、笑うな親父に母さん。
「あたしはケータとずっと一緒がいい……」
外に出ると年相応の元気っ娘なのに家にいると小動物みたいに怯えるミカは、前の家での出来事はまだ薄れていないようだ。
というか完全に依存してる。
妖怪ウォッチの世界によく似た、ちょっと特殊な展開の世界の妖怪ウォッチだとはいえ、中学生にしてヤンデレになられるのはちょっと………
「あ、そうだ。今日はヨロズマートでガンダムコラボの商品があるんだっけ……ミカも来る?」
「……!うん!」
目をキラキラさせるミカ。
駄目、可愛すぎる。
夏休みに入って、早速セミ達の大合唱。
一方で俺の身体は体内の温度を調整する為に発汗する。
結果、歩いているだけなのにメチャクソ汗をかいて歩く俺とミカは早くヨロズマートに辿り着いたいわけだ。
「あっついなぁ…」
「そうだな……」
家と外で性格が切り替わるミカさん、ガチで最初はギャップに萌えるどころか困惑したが今は可愛いと同時に悲しくもある。
だって、元の家での虐待やらトラウマやらが未だに彼女を蝕んでいる証拠なのだから。
ヨロズマートに到着したのは良いのだが、ふと路地裏に繋がる脇道を見るといつの間にか店があった。
あれ?あそこって何もない空き地だったと思うんだけど…
「なあ、ミカ。ちょっと見に行ってみないか?」
「うおお!?なんだあれ!?」
ミカは好奇心一杯のようで何よりです、ハイ。
でもこの展開、何か引っ掛るな……
そう思いつつも店内に入ると、なんともまあガラクタのようなものや古そうな本の山。
どの商品にも埃を被ってそうだが、特に店主らしき姿が見える。
「いらっしゃい。君にちょうどいい品があるが見ていかないかね?」
「え?」
その商品、妖怪ウォッチが店主の手にあった。
「お代はいらないから、あげるよ」
「ケータ?どうしたの?」
まさか、まさか2から始まるのぉぉ!?
「どうした、受け取らないのかね?」
「あ、いえ!ありかまたく貰います!」
「なんか変な時計」
ミカちゃん、辛辣な評価やね。
まあ、カッコいいとは言い難い……か?
「そうだ、店の前にあるガチャをやってみなさい。良い物が手に入るはずだ」
確か、なんか白い妖怪執事さんが出てくるんやっけ。
やべぇ、平穏過ぎて何も覚えてないかも。
「百円入れてと……」
「何が出んだろ」
ガチャを回すと、排出口から出てきた石みたいなガチャ玉。
「石?」
ミカは不思議に思うのは致し方ない。
俺は……感動とか悲しいとか、色々あって複雑だった。
だって、2があるということは今の俺が生きてきた世界は過去が改竄された世界という事実でしかないのだから。
「……開けるぞ」
とりあえず、開けよう。
今は、そんな辛い事を考えていたくないから。
で、ウィスパーと再会したわけだが……彼の判定的にミカも対象になったらしい。
ちなみにちゃんとどういう原理か分からんが、無印の俺の記憶は戻ったし今日までの思い出もちゃんと蘇った。
「となると、アイツも思い出すよな」
「ですねぇ…あと、彼女も」
イマイチ、記憶がキッチリ収まっていると言うか、頭の回転が妙というか。
変な感じを感じつつ、俺はあの交差点に行くことにした。
「ウィスパー、アンタってどんな妖怪なんだ?」
「そりゃあ私は誇り高き妖怪執事!
「という誇張なだけだぞ。まあ俺にとって最高の執事なのは確かだけど」
「け、ケータ君!」
「へぇ……」
アッアッアッ……なんかミカの目が怖い。
ヤバい、これは刺されそうだ!?
こんな事を思いたくなかったが刺されて死ぬよりはマシだ!
早く過去を修正しなければッ!
「ありゃ、見えないか」
「まあ全部1からでウィスからねぇ…そう、ゼロかr」
「ウィスパー、それ以上はいけない」
青い髪のカツラをわざわざ被ってまで申し訳ないが
次やったら辛味噌をお前の口に突っ込むと脅しつつ、俺は妖怪ウォッチのサーチライトを展開。
意外とアッサリ、目的の妖怪は見つかった。
「あれは……猫?」
ミカがサーチした妖怪が見える理由がよく分からんが、まあご都合主義という奴だろう。
なんだかんだゲーム本編でもそんなのが多いし。苦笑いなのは許してくれ。
「んニャ?オレっちが見えるニャン?」
「よっ、ジバニャン」
「ニャ……」
一瞬、宇宙猫みたいな顔をするジバニャン。
そして瞬きして次にはジバニャンは俺に抱き着いてきた。
「ケータァァァ!」
「うわっぷ!?」
嬉しさのあまりなのだろう。
飛びかかるように抱き着いたジバニャンをキャッチする俺だったが、割と威力高めで尻餅ついちまった。
尚、絶対零度の視線をミカから送られているのはこの際無視するとする。
ヤンデレコワイ
「オレっち!オレっちぃぃ…!」
「そんなに寂しかったのか?」
「二度とチョコボーを食べられない生活なんか嫌ニャーン!」
「
メタ的ツッコミだがまあ気にするな。
気にしたら負けだ。
俺も大分染まってしまったが、気にしちゃ駄目だ。
多分、紫色のロボットモドキに乗ってる1個上の先輩もそう言うはずだ。
「ケータ、ケータはこの二人?を知ってたの…?」
「あー、まあそうとも言えるし言えないとも…」
ミカの目が死んでる!?
説明したくても彼女は妖怪ウォッチのストーリーに深く関わらない人物だから、前の世界の記憶があるはずもないし、説明に困るのだがこれじゃアカン!
この場で刺される可能性がッ!
「ケータくーん!」
あ、俺死んだわ。
ボンッ、と今度はマンホールの蓋を空高く吹き飛ばして現れた一つの影。
百人中百人が美少女と認めるだろう、スレンダーな黒髪の少女。
巻物をモチーフにしたような忍者姿でソシャゲみたいに露出が多めである。
「良かったッ!思い出せて良かったよおぉぉぉ!」
恐らく、一番繋がりが深い為に彼女は俺が妖怪ウォッチを手に入れた事で記憶が戻ったんだろう。
それはいい。それはいいんだ。
「その女、誰……?」
湿度が凄いミカの目が怖いんだよ!?
しかもカゲローちゃんに抱き着かれて色々、センシティブなアレがしっかり触れてるから……あ、アカン!モタヘン!
「相変わらず、ギャグみたいな事をしとるのぉケータ」
アッ、スゥ~……
親父、母さん、先立つ俺の不幸をお許しください。
なんか素晴らしそうな世界で祝福できそうだったら手紙を書くので許しt…………………
<ウィスパー&ジバニャン
出会うことで記憶が蘇る。一番仲の良い友達だし、当たり前だよなぁ!?
<主人公
修☆羅☆場
誰かー!助けてー!仲居さぁーん!
<モモカ&カゲローちゃん
ケータへの想いは最早【愛】なので、主人公が妖怪ウォッチを取り戻すことによって彼女達の記憶も蘇った。
ただし、そのタイミングは最悪だった模様()
<ミカ
本作では人間ポジのヒロインとして設定するつもりだった少女。
無論、モモカが正ヒロインなので彼女は悲しいかな、負けヒロインである。
あと、改竄された世界では家族関係で色々あったので後に明かされる設定はかなりエグい事になる。
<おもいで屋の店主
正体は……今は良いな、ヨシ!
コイツが動かない、もしくは存在しなかったら後述する世界になって詰んでた可能性が高い。
無論、独自解釈マシマシだけどね!
凄くどうでもいい事なのだけど、お気に入り登録して解除する人達ってなんなんだろうと思うゾ。
まあ、明確に趣向とかが合わないからとかだとは思うけど、わりぃ、やっぱ(ちょっと)つれぇわ
ちなみに今話の前半の世界線だった場合、ミカと結婚するんやけれども、怪魔達によって世界が大混乱になってゾンビ映画のごとくになるゾ。
で、それらに対抗する為に妖怪、人間関係なく組織された【怪魔バスターズ】に入隊。
怪魔と一つになっちまった人間達を
読了感謝!