大体は妖怪のせいにできる世界に転生したんだがとりあえず冒険する   作:単眼駄猪介

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デカニャンに埋もれてみたいと妄想した事がある人、素直に手を上げなさい。
俺はあります

しかし、デカニャンの生えてるキノコってまさかとは思うけど、おかしなキノコだったり……?

それはさておき、ほんへをどうぞ




ケマモト村に行く前に一仕事

 

 

「でっふぅ〜ん」

 

「うお…デッカ……」

 

さくらニュータウンの桜町駅上空に浮かぶデッカイ猫。

彼が吐く煙は浴びた物を大きくさせる。

現に、浴びた自転車が大きくなって歩行者の邪魔になり、帽子が大きくなって簡易的な牢獄になったりと大変である。

そして、そんなデカい猫こと【デカニャン】に目をつけられ、俺達は自転車で人気のいない河川敷に爆走してます。

 

「待ってデフー」

 

「ぎゃあぁぁぁ!?押し潰されるぅぅぅ!?」

 

「早く!ケータ君もっと早くッ!」

 

ウィスパーに急かされながら俺は自転車をこぎまくる。

超低空飛行で俺に近付いてくるデカニャン。

流石にこれにはビビるって。

これを受け止めたら肉体が虚無ゾ……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

必死こいてなんとか人気のない河川敷にやって来てデカニャンと改めて対峙する。

 

「でふ〜……やっと追いついたでふ〜……」

 

ゼーハーゼーハーと息を荒く呼吸するデカニャン。

これがあの主人公みたいな声の梶さんになるとか、初見では誰も思わんよな……

 

「少年ビート!チミの力を見せて欲しいでふ!」

 

「ファッ!?」

 

「急に追っかけて来て更には勝負を仕掛けるとか、アータなんなんでウィス!?あとケータ君でウィス!」

 

ウィスパーのそんな言葉を無視してデカニャンは攻撃を繰り出してきた。

体当たりや妖術で攻撃してくるデカニャンに、俺はジバニャンと連携して戦う。

 

「小石の術、十連弾ッ」

 

「いてっ」

 

「くらえぇ!ひゃくれつ肉球ー!ニャニャニャ!」

 

「へぶぇっ!?」

 

あれ?デカニャン弱い?

結果的に俺達は勝利を収めたが、ジバニャンと俺でボコボコにやられたデカニャンは結構痛々しい姿になっていた。

 

「さ、流石は少年ビート……でふ」

 

「あの、大丈夫?」

 

「け、ケマモト村……そこに…」

 

俺の心配も虚しくデカニャンはまるで最初からそこにいなかったかのように消える。

確か、さくらニュータウンまで来たデカニャンは生霊みたいな感じで意思だけが来たんだっけ。

うろ覚えで詳細は分からないが、ケマモト村に行くキッカケになったな、原作では。

 

「一体なんだったんでしょうか?」

 

「分からないが、皆に伝えてケマモト村に行くしかないな。ばあちゃんの家に」

 

今回、モモカ達はいないので戦力的にはかなり不安だったが、俺とジバニャンで倒せてしまったあたり、無印での経験がかなり活かされていると思われる。

いや、調子に乗るな。

敵は時間を操ってくる敵だ。

下手すると俺の誕生そのものが消されかねん。

 

 

考える事が多いが、とりあえずケマモト村に行くことを両親やモモカ達に話さなければならない。

妖怪ウォッチ2の思い出、電車移動の始まりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すぐにケマモト村へ、と思っていた俺を殴りたかった。

 

「お祖母ちゃんの家に行くのはいいけど、ちゃんと準備してからよ?お金はちゃんと用意してあげるんだから、準備は自分でしっかりやりなさい」

 

「はーい」

 

ばあちゃんちは何度か行ったことはあるが、一人で行くのはこれまで一度もない。

メンタルは大人とはいえ、身体は子供だ。

両親も独り立ちの一環として賛同してくれるのは良いんだけど、「お祖母ちゃんのところでハメを外し過ぎないでね?」と念を押されたのはなんなんだろうか。

 

とにかく、すぐにケマモト村に行けるわけではない。

というか、原作主人公がおかしいのだ。

バッグも背負わずいつもの衣服だけで電車を乗り継いでケマモト村まで行くのだ。

ゲームだからアリなのかもしれないが、ちょっと現実から離れ過ぎたせいで現実を忘れてたよ……

 

「ケータ、そういえば【あせっか鬼】と【かりパックン】から頼み事が来ているぞ」

 

「……学校のやばい奴?」

 

あせっか鬼とかりパックン。

コイツらはまあ、ほぼ原作通りに倒して友達契約した妖怪だ。

あせっか鬼とか友達になったらほとんどの人が序盤のレギュラーメンバーとして使ったと思うがどうだろう?

 

「さくら小学校にデカい骨の妖怪が夜な夜な、変な事をしてるみたいです。ボクも調査に行ってみたんですが、廊下に毎日ガシャ玉が転がってますね」

 

ちなみにガシャ玉にぶつかった教室にいた妖怪達はガシャ玉に取り込まれてそのまま校舎の出口に出されたらしい。

………でもどうやってガシャ玉は一階まで落ちるんだ?

 

「さぁ…」

 

カゲナも分からんか。

まあ、俺も妖怪の独自の妖術を理解できる気はしないので深くは聞かないでおこう。

役に立てなくて腹切り!なんて言われたら、俺は擦り切られ過ぎて逆につまらなくなったどこぞの小説達の台詞言わせた罪で俺が自死を選ぶぞ。

なんだよ、忠誠心高いですって見せつけてるようで見放されたくないが故に必死過ぎる様子を見せつけられるって。

そんなの最初は面白くみえても普通の人間は途中から飽きるし、登場人物に感情移入もクソもなくなる。

あーでも……妖怪ウォッチにも失態には腹切りなヤツがいたな……まあ、上手く調理できるかが問題な訳だけど。

 

「えーと、ガシャ玉のせいで学校で遊んだりする妖怪達が近寄れなくなってるので、退治をお願いします……いやそもそも学校に不法侵入するなよ……いや妖怪だから法律は無視して良いのか」

 

良くないが。多分。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで夜中の小学校にやって参りました。

 

「きゅ、急に呼び付けてなんだい?」

 

「いやはや、この母校たるこの小学校に毎夜ガシャ玉を廊下に転がして中にいる妖怪を困らせているらしいんですよ。避けて通るのも良いんだけど、キュウビの圧倒的なパワーならガシャ玉を破壊しながら進めるかなって」

 

「なるほど……そういうことなら、僕の威光を見せつけてあげようじゃないか」

 

「おー!」

 

キュウビを召喚して強行突破できないか試してみる価値はあった。

原作ではそういった妖怪達の事は忘れてるし、当人達も覚えていないだろうし【現実的な世界である】、という事実はやはりこういった検証ができるのは嬉しい。

で、結果なのだが……

 

「うわぁぁぁーー!?」

 

「何やってんだキュウビィィィ!」

 

「あのキツネ、所詮はその程度だったか」

 

真正面に立ち向かっていく勇気は認めないといけないけど、失敗したときのカバーを考えてないのはアカンて。

キュウビはガシャ玉に取り込まれて廊下の端まで運ばれて、校舎の外に追い出された。

ちなみに俺がどうやって校舎に入ったか。

それはかりパックンに鍵を借りパクしてもらったのだ。

あんまりこんな事に友達妖怪を使いたくないが、今回は屋上にいるだろう今回の事件の元凶を退治するためにも必要悪ということで許して欲しい。

 

「モモカ、毒舌ぅ…」

 

「けっ、ケータにはそんな事は言わんぞっ」

 

「ツンデレ……」

 

「ニャン…」

 

「凍らすぞっ!」

 

「逃げるニャ―!?」

 

「アタクシを盾にすんなッ!?このジバ野郎!?」

 

………無事に屋上に辿り、つけるよな?

毎度の事だが、心配になるぞ。

 

 

 

 

 

 

 





<主人公
キュウビの株を下げた張本人。
尚、アニメではハナホ人によって鼻ほじしてるので、今更()


<キュウビ
流石に大ボスのガシャ玉。それに火属性の妖術は石っぽいガシャ玉に通じにくいので、無念ながら敗北。
校舎の外に放置された。


<デカニャン
ぶっちゃけレベリングをしっかりやってれば余裕で勝てる。
なので前の世界を思い出したジバニャンと妖力に覚醒しているケータを前に敗北。
思念体なので本人にはあんまりダメージはいってない


<少年ビート
ガッツ仮面の助手。漫画のヒーローの助手的な立ち位置にケータを見定めているが、それが主人公達に伝わる筈もないわけで()



ちょっと短いけど今回はキリが良いのでここで。

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