大体は妖怪のせいにできる世界に転生したんだがとりあえず冒険する 作:単眼駄猪介
遂に3DSのオンラインサービス終了………
うおぉぉぉん……!(汚い泣き声)
身内なんかでやる事しかできなくなるの、悲しい……カナシイ……
そんな悲しみを乗り越えるためにほんへをどうぞ
「いってらっしゃーい!」
「行ってきまーす!」
ガシャどくろを倒してさくらニュータウンに一時の平穏をもたらした俺は、ミカと共に祖父母の家のあるケマモト村に行くべくリュックサックを背負って歩き始める。
そして駅に到着し、1日乗車券を買って俺達は駅のホームで福ノ宮駅に直通の中央快速線を待つ。
「ふぅ……緊張するな…」
「あんまり気張るもんじゃありゃせんよ、ケータ君」
「リラックスニャ~ン」
「……そうだな」
二人のほんわかな雰囲気に俺も緊張を和らげる。
過去に行ったり来たりする事を考えていたりしたら、自然と気張ってたらしい。
ちなみにモモカとミカは何やらジバニャンとウィスパーに嫉妬してる。…え?
「電車乗ってる間はこれでも見るか…」
とりあえず気を取り直して俺はスマホを開いて暇潰し用に映画でも見ようかとアプリを開く。
「まもなく、1番線に中央快速線が参ります」
と、そんなところで目的の列車が来たのでストップ。
続きは乗り込んでからにしよう。
さて、列車に乗り込めたのは良いものの、俺は両隣で俺を挟むモモカとミカから発せられる女の子の香りに俺は気まずくなっていた。
股間に来るものがあるから、本当に辛いです。
しかもわざわざ人間態に変身してるし、モモカの服装が何故か緑色のジャージ。
あれ、このジャージはどっかで見覚えが……そう、例えばなんかこう、善良でクズな佐藤的な……
「おお、サノスを倒したの!」
「音楽すっげぇ」
そんな思考を遮る二人の声。
某ヒーロー映画のエンドゲームを見ているのだが、これから未来で作られるだろう駄作や雑念まみれのドラマを想うとガチでエンドゲームの存在が……いや、この時点でもあんまり変わらないか?
「仮面ライダーとサノスだったらどっちが勝つんだろう?」
子供らしい質問。
ミカのその問いかけにモモカは「サノスのインフィニティストーンが強すぎじゃし……」と、考察し始める。
だが、ぶっちゃけ答えは簡単とも言える。
「苦戦はするだろうけど、多分ライダーの勝ちだよ。ジオウがクソ強いし、ディケイドも時空間移動するし電王は時間移動できるし」
「ううむ……だが、インフィニティストーンの力の前では無力では?」
「サノスにはインフィニティストーン使う資格があるだけで、その負荷はデカい。それはアイアンマンやハルクの腕や苦悶の表情を見れば分かるだろ?」
「確かに…」
「一方、ライダーは個々にそういった能力があるし、なくてもシンプルに強い。なんならBLACKかBLACK RXがいれば例のアレで倒されても復活するし」
「その時、不思議な事が起こった!ってやつだよな!」
「そうそれ」
クソ、その台詞出るだけで笑っちまう。
ミカも同じなのか笑ってる。
「そもそもアレだね。生身とパワードスーツの違いがあるし少なくともサノスの攻撃は効かないわけじゃないけど、四肢切断はできないし逆にサノスはそれが通る。無論、その隙を晒すほどサノスは馬鹿じゃないけど」
「ふむ……そう考えるとライダーが優勢に見えるの」
「俺も個人的な解釈があるからなんとも言えないけど、少なくともアベンジャーズは不意打ち気味にサノスへ攻撃してるから、真正面でも戦えるライダーは強いし数十トンのパワーを出せるライダー達のパンチをくらえばサノスもかなり痛いしダメージ入るよ。インフィニティストーン使えば、なんて意見もディケイドやジオウがいるし、最悪の場合でもイナズマンとか戦隊ヒーローとか来るしサノス軍ボコボコだと思う」
MCUのサノスなら、の話ではあるだろうが。
インフィニティストーンに頼らない戦いならサノスは多分、ライダーにとっては中ボスくらいの敵ではなかろうか。
インフィニティストーンに頼ったとしても指パッチンで消されたとしてもディケイドやディエンド、ジオウ……オーマジオウが召喚できるしそもそもオーマジオウの存在自体が彼らの存在の証的な感じでもあるだろうから、多分消えないのではないだろうか。
あとそもそもインフィニティストーンの負荷がデカいだろうし、負荷からして連発はできないだろう。
「さて、この話はおしまい!次は何見るか…」
「まもなく〜福ノ宮〜終点でございます」
「あ」
なんかタイミングが良いのか悪いのか、よくわかんないね。
ーー
で、ケマモト行きのやまびこ線に乗り換えて俺達は腹を空かしたので弁当を開いて食べ始める。
うん、おにぎり3個にタコウィンナーに振りかけ付きのご飯。
その他諸々の如何にも男子が食ってそうな弁当である。
ちなみによく運動するミカもそれくらい食うので、俺とそんなに変わらない。
「オレっちはチョコボーニャン♪」
「け、ケータ君。私にも何かお恵みを……!?」
「お主は氷でも食べておけ」
モモカ、流石に氷を食べさせるのは哀れ過ぎるからやめなさい。
そんでウィスパーはバリボリ食べるんかい!!
「おうおう!?俺らのナワバリで騒がしくしてんなぁ!?」
そんな俺達の元にパラリラと爆音を鳴らしながらやって来た奴は妖怪【爆音ならし】だった。
「えーと、あれは…妖怪【爆音ならし】でウィス!」
おや、ウィスパーが妖怪パッドを見ないで答えたぞ…!?
おじさん、感動です……
「なんで!?」
「ケータを泣かす奴は許さぬ……」
「ウ ィ ス パ ー ?」
「ヒイィィィィ!?」
憤怒のモモカと湿度のミカ。
ウィスパー、哀れなり。
元凶は俺だけど。
ガハハ………ふぅ…
「お前ら、なんで味方で攻撃しあってんだ……?」
「困惑するのは分かるが、これが俺達なんだ。許せ」
困惑する爆音ならしに、俺は肩を叩いて慰める。
多分、俺でもそうなる。
「お、おう……っていつの間に後ろに!?」
「爆音鳴らしちゃ駄目って訳じゃないけど、ちゃんとルールを守ろうな?あと電車がナワバリとかバトルフィールド4かよ」
素早くヘッドロックをかけて首を圧迫させる俺。
既に死んでるので気絶するだけなのもあって俺は割と力強めに首を絞めてる。
「ぎっ、ギブ!ギブギブ!?」
ダンダンッと電車の床を叩いて降参の意を示す。
それを見て俺はヘッドロックを外して離れる。
「………オレっち達、いるニャンかね?」
「わたしも少しそう思ってきた…」
「あ、あたしにはケータは必要だから」
「私、ハンマー扱いの方が良かったんでしょうか?」
いやいや、何言ってるの。
今回は君達が気を逸らしてくれたおかげだから!
そう言うとちょっとだけモモカ達の顔が明るくなる。
正直、真正面から妖怪と戦えるのは低ランク限定だと思うし、明確な実体を持たない妖怪に対しては俺はほとんど無力になるしさ。
「ケータ君、今日から私めをハンマーにしてくださいでウィス……」
「ウィスパーが壊れたニャン!?」
「おいおい、大丈夫かよ!?」
爆音ならしもなんか心配するくらいにウィスパーが壊れてるのは…流石にメンタルケアしないと。
サノスの話で思い出したが、これから対峙するあのババアは怪魔を引き連れている事もあって数でも質でも上である。
ある意味、俺達はアベンジャーズの状況に当てはまっているだろう。
俺達は仮面ライダーに化けれるだろうか?
それに、ミカの存在がどうにも引っかかる。
何か、とんでもないものを秘めているのではないか。
そんな予測がどうしても来てしまうのだが、それはやはり原作にないキャラ配置だからだろうか。
いやしかし、彼女を疑うような事はしたくないしな……
あ、ちなみにケマモト村に着く前に爆音ならしから妖怪メダルを貰った。
またルールを守らなかったら締めに行くぞ、と彼の帰り際に言ったら最敬礼して去っていった。
……これってやり過ぎた?
そうウィスパー達に聞くと、全員揃って首肯された。
モモカにも言われて、ちょっとカナシイ……
<爆音ならし
ナワバリに入ってきたケータ達を脅しに来たら逆に脅されて躾けられた。
まあ騒音問題やる方が悪いので残当。
尚、これの経験でねぼとけ駅周辺で一番の親分になるのは別の話。
<主人公
やろうと思えばシャイニングできる主人公はいかが?()
サノスVS仮面ライダーについて作者の代わりに語ってもらったが、客観的な視点って大事(自戒)
<ウィスパー
ウィスパーが壊れた!イカカモネの人でなし!
読了ありがとナス!
流石にMCUに主人公達を行かせると死ぬか原作よりも酷い事になりかねないかもなので、行かせないかなぁ……あとネタが湧かないかも(笑)
パラレルワールドが多すぎだよ、あの作品…