大体は妖怪のせいにできる世界に転生したんだがとりあえず冒険する   作:単眼駄猪介

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サブタイは本編と全く関係ないし微妙な話題だけど、本当に当時からそう思ってたんです。

さて、本編のコラボ(幻覚)は【終末トレインどこへ行く?】になります。
遅くなって申し訳ありません。録画してた奴を見直してたのと、普通に難産でした。

個人的には妖怪ウォッチ2といえば列車が象徴的要素ですよね……無論、個人的な感想なので他の人は「えんえんトンネルだるぉん!?」とか「百鬼姫だるぉん!?(怒号)」とか「ブシニャンだろ!いい加減にしろ!」という人はいるでしょう。

それもいい!何がプレイヤーにとって象徴的なのは、その人の自由だッ!


てな訳でクソコラ感マシマシな本編、ガタンゴトンと発車いたしまぁす




ゲラゲラポー↑とゲラゲラポー↓の区別化って凄いよね

 

 

パッチリと目が覚めると、俺は草原に横たわっていた。

右左と見て立ち上がってもやはり草原。

いやしかし、眼前に線路があるのはやけに変な感じだ。

ふと、ジバニャン達は?と辺りを見回すと俺のすぐ隣に彼らがいた。

 

「おーい、ジバニャン、ウィスパー?起きろ―?」

 

「ンニャ…」

 

目を擦りながら起き始める二人に安心しつつ、赤い箱は一体どこに俺達を飛ばしたのか確認する為、辺りを確認する。

しかし、やはりというか草原だという事しか分からず俺たちは首を傾げる。

 

「一体ここはどこニャン?」

 

「うーん、駄目ですねぇ。妖怪パッドが圏外状態でマップを起動できませんでウィス」

 

ふと、ドロンボー一味だったらなんだかんだで元の世界に戻るべく奮闘(悪だくみ)するんだろうな、と関係ない事を考えつつ――――

 

「いや、今の俺達にはそれが必要だわ」

 

「「え?」」

 

不安になる時こそ、愉快に楽しく行かなければ。

瞬瞬必生、いや楽しんだモン勝ちか?この場合は。

 

「ウィスパー、ジバニャン。不安だからこそ、楽しく行こうぜ。ウィスパー!ミュージックスタートゥ!」

 

「ニャアァ……?」(宇宙猫)

 

「そうでウィスね!ケータ君の頼みとあらば、レディゴー!」

 

線路の上を歩き、俺とウィスパーは歌う。

最初は【線路は続くよどこまでも】とか【さんぽ】とか【上を向いて歩こう】とか歌ってたが、やっぱ歌うたびに喉が渇く。

妖怪ウォッチの四次元ポケット的な奴でヨカコーラやスタミナムを飲んで喉を潤しつつ、今はこの歌を歌っていた。

 

「絶望の宇宙(そら)にぃぃ〜!吹き荒れる嵐ぃ〜!」

 

「未来は誰のためにあるぅ〜」

 

俺とウィスパーの二重唄。

【MEN OF DESTINY】という曲を歌っているのだが、うーむ、素晴らしいなぁ。(語彙力消失)

 

しかし、なんだ?

さっきから草むらから俺達を覗くヤギみたいな奴が俺達を見ているんだが。

ちなみにジバニャンは少し前に歩くと歌うの両方で割と体力を持ってかれたらしく、俺の背中に背負われてる。

 

「け、ケータきゅん。アレはなんでしょうか……」

 

「私にも分からん」

 

そんな会話をしてたせいなのか。

突如としてヤギが立ち上がった!

 

「ヒェェェー!?ヤギ人間!?」

 

なんかゆるキャラヤギみたいな感じから、急に凛々しい顔付きになったヤギ人間。

そして、後ろからガタンゴトンという音が響く。

後ろから何か来るのかと確認しようとするが、まるでそうはさせんと言わんばかりにヤギ人間が俺に突っ込んでくる。

 

「うおあぁぁぁー!?」

 

「ヒデブ!?」

 

咄嗟にウィスパーの尻尾を掴んで吹っ飛ばしたが、割と脆いのかヤギ人間は気絶していた。

 

「すまんウィスパー。咄嗟に……」

 

「いえ、主人の身を守るのは当然の事でウィス!まあ、武器扱いされるのは慣れませんが……」

 

あっ、ウィスパーが心を殺す顔をしている!?

本当にすごく申し訳なくなるからやめてくれその顔!?

 

「ニャ〜!?ケータッ!後ろ!後ろー!」

 

「へ?」

 

ドンドン出てくるヤギ人間に俺はウィスパーを構えるが、ジバニャンの言葉に俺は後ろを振り向く。

後ろにいたのは黄色い電車。

それなりに古そうな電車で、もないのに動いている事に少し疑問を感じつつ俺は線路から草むらの方に移動する。

 

「あ、あの電車に乗るしかないニャ!こんなところいたくないニャン!」

 

「同感!」

 

「あの、ケータ君。前から来てますよ」

 

「チェェェストォォォッ!」

 

「ごべし!?」

 

ヤギ人間をかっ飛ばしつつ、猛スピードで走り去ろうとする電車の取っ手に俺はしがみつく。

 

「離すニャよ!?絶対に離すなよ!?」

 

「意地でも離さんわ!」

 

ガンッガンッとトチ狂ってるようにしか思えない程、電車に体当たりするヤギ人間達は次第に電車に追いつけなくなりその姿も豆粒くらいになった頃に、ようやく俺は緊張の糸を解いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あのー、すみません」

 

「わっ、不審者!」

 

「誰が不審者だゴラァ!」

 

運転席の扉を開けて入り、この電車を動かしているだろう人に挨拶をと声をかけると黒ギャルに不審者呼ばわりされた。

いや事実だけどさぁ……

 

「うわっ!?唇お化けと二足歩行の猫!?」

 

「誰が唇お化けじゃあ!」

 

「ンニャ?というかオレっち達の事が見えるニャン?」

 

おかっぱ頭の女の子に言われて初めて気付いた。

俺も確証を得るため、改めて聞いてみる。

 

「この二人、見える?」

 

「う、うん見える」

 

「はい…」

 

お下げの子もポニテの子も首肯で認める。

これで他の人に妖怪が見えるという事は確証できたが、同時に彼女達が何者なのか。

本来、電車なんて子供が動かすものではないし先程の奇妙なヤギ人間共も妖怪みたく、怪奇系の存在だ。

しかし、ここは俺が問い詰めてもどうしようもない。

まずは礼儀正しく俺から自己紹介をしなければならないだろう。

 

「えっとまあ、まず自己紹介しよう。俺の名前は天野ケータ。白い唇お化けはウィスパー、赤い猫はジバニャンだ」

 

「はい、ワタクシ、ケータ君の執事を務めております、ウィスパーでウィス!」

 

「ケータの紹介通り、ジバニャンだニャン」

 

「ちなみに二人は妖怪だ」

 

俺がそう付け足すと、女子4人はキャー!と声を出してジバニャンに駆け寄る。

 

「ニャニャニャ!?」

 

「うわぁ〜!猫なんて久しぶりに見たわ〜!」

 

「妖怪なのに凄くプリチーだね!晶ちゃん!」

 

「本当に妖怪…?」

 

うーん、華麗に俺の事はスルーされた。

まあ、ジバニャンは可愛い見た目だから致し方なしか。

しかし、女子四人の面子が割と濃い気がする。

黒ギャルに運転席から出てきたことから電車の運転手であろうサイドポニテ、全体的にふくよか……ゴホン、グラマスなお下げに疑い深そうな本を持つおかっぱ少女。

うん、コレは何かに巻き込まれているな!

俺、そういうのには敏感なんだ!(お目々グルグル)

 

「ケータ君、落ち込まないでください。私もグベゴッ!?」

 

「別に気にしてねぇし!というか地味に苛つく顔で近寄んなぁ!」

 

何を勘違いしたのか、ウィスパーが慰めるように近寄ってきたが引っ叩いて沈黙させる。

最近、ウィスパーに容赦がなくなってきたなぁ……まあいっか。

 

「あー、えっと君達の名前、教えてくれないか?」

 

一先ず、彼女達について知らなければ。

 

 

 

 

 

ーーー

 

 

 

 

 

「アタシは久賀玲実。レイミで良いよ〜」

 

自己紹介、という事でまず先陣を切ったのは黒ギャルである。

しかし、よく見ると肉付きがよくて男性からモテそうだなぁ、なんて邪な考えが浮かんだせいか背筋に冷たい風が吹き付けられて身震いする。

 

「私は星撫子です。皆からはナデコって呼ばれてるから、ケータさん達もそれで良いですよ」

 

お下げの子は……いやもう言うまい。

エッな体付きです、なんて言ったら恐らく氷漬けにされそうだ。

 

「……東雲(しののめ)晶」

 

警戒する犬みたいなおかっぱ少女はアキラというらしい。

愛読書なのか、本を手にしているが……何やら尻あたりを隠すような素振りだがどうしたんだ?

痔でもあるのだろうか。

 

「千倉静留、わたしもシズルで良いよ」

 

サイドポニテの少女はシズルか。

The元気っ娘って奴ですな。

さて、お互いに自己紹介も終えたしまずこの世界について色々知らなければならないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7G(セブンジー)事件に友達を迎えにねぇ」

 

「そうそう!それに少し前の駅でキノコを生やしたヤバい人達とも千切っては投げの大暴れを――クペッ!?」

 

「あたしのおかげでしょ!あのままだったら皆、あそこで短い寿命で死ぬところだったんだから!」

 

「痛いよアキラ〜」

 

レイミの頭を割と遠慮なしにぶっ叩くアキラに、俺は苦笑する。

しかしそれを許せる仲というのは良い事だな。

 

「ケータさんはどうしてあんなところに?」

 

おっと、この世界の事を聞いている内に俺達の事も話したからそりゃ気になるか。

別世界の人間である事は既に伝えているし、彼女達は意外と受け入れていた。

まあ、世界を滅茶苦茶にした7G事件のせいで何が起きてもおかしくないらしいから、それが大きな要因なんだろう。

 

 

現に、今到着した駅は辺り一帯赤い花で一杯だ。

ちょっと様子を見てれば、赤い花がボコッと根元が出てきて「キャハハハ!」と笑い始める。

正直、気色悪過ぎる。

焼き払いたい気持ちと、コイツらが元人間である可能性で哀れむ気持ちの板挟みになりつつ、俺達はどことも知れぬ荒野で休憩を取ることになった。

 

「尻をモゾモゾしてどうしたニャン?」

 

「なっ、何も!」

 

夕飯を食べている最中、アキラが尻を隠す素振りをしているがまあ乙女のアレコレに口出すのは野暮だろう。

ジバニャンにあまり触れられたくない事だろうから何も言わないでやれ、と言っておいた。

ちなみにウィスパーも同じ事をしようとしたのでウィスパーハンマーの刑に処した。

お前がやると何故か洒落にならない気がするから駄目だ!

しかし、赤い箱を開けてから半日が過ぎようとしているが俺はいつ元の世界に戻れるのだろうか。

彼女達には別世界から来た事とこれまでの話をかいつまんで話したし、唐突に消えるかもしれないと言っておいたが赤い箱はここまで強い効力があっただろうか?

少なくとも、異世界に飛ばされるような事はなかった……いや、鬼にされたり強制ゾンビタイムとかあるから割とあり得るか。

リアルにすればそういう事もあり得なくはないということか……となると、下手すればガチで死ぬような場所に送り込まれたりするのか?

やだなぁ……

でもまあ、どんな世界にしても二次創作の世界なら俺も同類なので保護してもらえる可能性は高いと思いたい。

無論、理性飛んじゃった奴とかは勘弁な!?

 

 

 

 

そんな事を思いながら翌日。

事件は起きた。

 

《キャアァァァァー!》

 

シメジみたいなキノコが勝手に動いて悲鳴あげてパァン!と爆発して消えた。

ナニコレ?(宇宙ゴロリ)

 

「アキラにキノコ生えてたって事は…」

 

「あの時だね……」

 

深刻そうな四人に、俺はどういう事なのか問うと例のキノコが生えると寿命が1年になるアレらしい。

現在、完全に堕落してグッタリとしたアキラにシズルは急いで医者を探そうと提案。

人探しが始まったなぁ、と妖怪ウォッチでの人探しとか妖怪探しを思い出して思わず項垂れる。

 

「どうしたのケータ君?」

 

「まさかキノコが伝染してた…!?」

 

「いやちょっと人探しとか妖怪探しでちょっと大変な思い出があるだけなので大丈夫ッス…」

 

心配するナデコさんとレイミに大丈夫、大丈夫と返したのだった。

 

 

 

 

 

ちなみにウィスパー達は運転席で前の景色を堪能してた。

ズルいぞ!俺だって堪能したいのに!

薄情な奴らだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 





<終末トレイン
投稿時は放送中のオリジナルアニメ【終末トレインどこへ行く?】という作品。
あらすじとしてはG7事件という出来事によって世界が拡大化し、電車も一本だけという、不思議な世界。
各駅の(恐らく)元住民は動植物となったり地蔵になったり、小人化したり襲い来るヤギ人間になったりキノコを頭に生やして短命になってたりする世界で、主人公ら四人が幼馴染を迎えに行く為に電車で短いようで長い電車旅という内容。
端的に言えば常識的?なカオスである。


<ドロンボー一味
今の若者は忘れてるか知らない古の愛される悪役トリオ。
タツノコプロのヤッターマンに登場し、つい最近公式から異世界転移物をお出しされた。
ニコ漫で無料で1話を見れるので是非。


<MEN OF DESTINY
【機動戦士ガンダム0083 スターダスト・メモリー】の主題歌。
パクリとか色々言われてるがれっきとして輝くガンダム曲である事には変わりはないッ!(ヅダおじさん風)
負けを認めたくない駄々っ子テロリストと声が野菜人な機械オタクと愉快な仲間たちの戦いの物語である。
勝利者はいない。


<主人公
次も赤い箱をすぐに開けてやろうと密かに笑みを浮かべてたりする。
お主も悪のよぉ


<電車の運転席
電車が身近な人には一度は憧れるだろう場所。
不思議とレールの上を走ってると実感するだけで何故か景色に満足する(作者談)


1話に纏めて書こうとするとクソ情報量が増えて書き上げるのに時間がかかりそうだったので2話構成に切り替えました。
ほんのちょっとだけまだ続くのじゃ

読了感謝ッ!



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