大体は妖怪のせいにできる世界に転生したんだがとりあえず冒険する   作:単眼駄猪介

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正直、妖怪ウォッチをプロトタイプとはいえ、一から作ったケイゾウの知能と知識、そしてデザインは最早天才の域だと、改めてワイトはそう思います

それはさておき、そんな天才でもゲームのように数日で完成!ってなる筈がない。
現実は意外と時間がかかる…筈!()

そんな訳で今話は「あったよね〜こんなクエスト」で懐かしむゾイ
あと投稿ペース遅れてるからモモカとあんまイチャつかせれてねぇな……なんて思っておりますね…




現実はかなり時間がかかるもん

 

 

赤い箱事件から数日が経過した。

その間にちょっと過去に戻って変なおじさんから一つ目小僧を3体懲らしめて来て欲しいとか、おつかいクエストとかこなしてきた。

あと、ケイゾウの元に行って製作進行を聞いたり見たりしてたな。

我が祖父ながら妖怪ウォッチを作ってしまうのだから天才過ぎると、俺は思う。

そしてその子供の父さんに何も無いというのはちょっと信じられないですね……

 

 

以前、サラッと妖怪についてどう思ってるのか聞いてみたが、特に妖怪が見えている訳でもなさそうだった。

ケイゾウの孫である俺が妖怪に関わってるのに親父ィは本当に妖怪と一度も関わったことはないのか?と何度も疑問に思ったが考えても仕方ない。

謎のお気持ち表明は終わりにして今やるべきことをやろう。

そのやる事は、少し前にひょうたん池にある博物館でとある男性に頼まれ事をされた事から始まる。

 

「どうしよう……このままでは……!」

 

「なんだあのオッサン!」

 

「ケータ君、思っても言っちゃ駄目でウィス」

 

母さんからたまには博物館にでも行ってこいと家から追い出された俺は、留守番のジバニャンに見送られながらウィスパーとモモカでひょうたん池博物館に来ていた。

そして、入口に入ってすぐ手前の柱で何やら悩んでいるオッサンを見て思わず言ってしまったが俺の言葉など届いていないのかまだ考え込んでいる。

 

「展示品が……展示品が足りないッ…!」

 

「「「…………」」」

 

あ、これおつかいクエストだ。

そう思った。

現にモモカは「RPGかの?」とメタい事を言う。

 

「あっ!そこの少年!」

 

「(OwO)ヴェ!?」

 

「その手に持っている牛乳瓶、見せてくれないかね!?」

 

「へ、は、はい…」

 

そういえば過去の桜町で買った牛乳瓶、飲んで洗ったは良いものの、片付けるのを忘れていた。

じゃあなんで手に持ってたんだ、と問われるとひょうたん池に来た時に四次元ポケット的なアレの中に入ってたのを思い出したからで……

まあ、とにかく目の前のおじさんが喜んでるので結果オーライかな?

 

「君!これ、頂けないか!?」

 

「全然良いですよ」

 

「おっしゃあぁぁ!」

 

年甲斐もなく大声で喜ぶおじさんに、俺達はドン引きする。

いや当たり前だよなぁ?

 

「それじゃ、俺は早急に戻りますんで……」

 

「待ってくれ!」

 

「ひぇっ」

 

子供の俺にしがみつく絵はハッキリ言って犯罪臭が凄まじいのだが、受付のお姉さんはまたか、みたいな顔して諦観していた。

ウッソだろ。

お客さんは関わらんとこ、って感じで俺もう泣いて良い?

 

「君!暇な時だけでも良いから60年前の桜町にあった物を見つけてきてくれないか!?報酬は払う!このままじゃマトモな展示物がないスカスカ博物館だ!」

 

泣きついてくるおじさんに、俺はウィスパーとモモカにチラッと視線を向ける。

 

「ひゅ〜…」

 

「その、すまないケータ」

 

ヘッタクソな口笛で聞いていないふりをするウィスパーと、謝罪するモモカ。

ウィスパー、オメーは船を降りろ。

 

「どうか…!」

 

「はあ……分かりました。でも一個につき三万円で」

 

「ぬぅ……少し下げれないか?自腹込みで支払うとなると今月の生活費がちょっと…」

 

「二万五千」

 

「もう一声!」

 

「一万五千」

 

「乗った!」

 

まあ、子供にあげる金額としては一万円でもかなりのものだけど、レトロは割と金になるからな。

子供に支払うのであれば妥当ではあるだろう。

 

「できればこのメモにあるものを持ってきてくれると助かる!」

 

「意外と多いッスね…」

 

メモに書かれたブツの名の多さに引きつつ、俺は依頼を受諾するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで今は桜町にいる。

昔の物ならやはり昔に行って買えばかなり安く買い取れるし、高くても俺の資金はかなりのもんだ。

強制も含めて俺の小遣い稼ぎの額を舐めんなよ……

 

「いーや!海の幸だ!」

 

「山の幸が一番に決まっとるじゃろう!?」

 

路面電車が走る桜町の大通りを歩いていると、爺さん二人が口喧嘩していた。

なんか最近、依頼が多くねぇか?

 

「いや、アタクシに言われましても…」

 

おや、心の声が口に出ていたようだ。

とはいえ、体感的には最近はめっちゃ頼み事が多くなっており色々と大変だ。

というか、夏休み使ってまでやる事じゃねぇな!?

 

「とにかく、あの死に損ないの爺二人をあのままにしとると邪魔でしかないじゃろ?」

 

「あ、うんそうだな」

 

死に損ないの爺呼ばわりはよろしくないと思いますが……やっぱなんでもない。

変に口出ししても意味はなさないだろうし。

 

「あの〜。路上で喧嘩は迷惑なんでやめてくれませんか?」

 

「極上マグロ!やはり極上マグロが一番じゃ!」

 

「いんや、マツタケ!マツタケこそが一番じゃッ!」

 

「うわっ、しょーもねぇー…」

 

ガノタもこんな感じで日夜飽きずネットで喧嘩してたりするらしいから、本当に人類は滅んだ方が良いのかなぁ?

等と一瞬、悟ったがすぐにその思考を振り払って改めて二人の間に割って入る。

 

「話聞けやゴラァッ!?」

 

「ケータ君!?ご老人にそれはないでウィス!?」

 

「わたしもそう思うぞ」

 

「でも、ビビってこっち見ているから結果オーライじゃない?」

 

「印象最悪じゃろ…」

 

俺の心のATフィールドにT-LINKブレードナックル(正論パンチ)で殴ってきたモモカに、グハッとダメージを受けつつ俺は話を進める。

 

「なんじゃ小僧!生意気な!」

 

「海の幸も山の幸も美味しいでしょうが!」

 

「いーや!海の幸が一番!」

 

「山!山の幸じゃ小僧!そうじゃ、この小僧に決めてもらうぞ!」

 

おい!とツッコミたくなる気持ちを抑えて俺はふと、とあるおつかいクエストを思い出す。

そう、ゲームでもあって尚且つ高級品を求める割とクソクエスト……

 

「マツタケ!持ってくるのじゃ!」

 

「極上マグロ!持ってこい!」

 

「子供にそんなもん持ってこさせるなッ!」

 

「「ギャン!?」」

 

ちょっとナイーブになってたら知らないお婆ちゃん二人に頭にゲンコツをぶち当てられてタンコブを作っていた。

 

「すまないねぇ、君。うちのバカが本当に失礼な事を。お詫びと言っちゃアレだが、ウチの知り合いから貰ったマツタケ、貰ってくれなされ」

 

「ああっ!ワシのマツタケェェ!」

 

マツタケ爺さんの嫁さんらしいお婆ちゃんに手渡されたマツタケが六本も入った枡に、俺は足が震える。

 

「い、いえこんな高価なもの…」

 

「いいの良いの!うちにはまだマツタケあるし、お詫びの品だから気にせず貰ってくんな!」

 

「アタシからもお願いするよ。あ、これウチの実家から貰った極上マグロじゃ。美味しく食べての」

 

「ばあさま、それは今日のワシの…?」

 

「そうだよアンポンタン」

 

「それだけは!それだけは勘弁をぉぉ!」

 

結局、お婆ちゃん達の勢いに押し負けて貰ってしまった。

妖怪ウォッチの収納機能に入れつつ、やはり男は女に敷かれるもんなんだなと少し遠い目になった。

かと言って、男はそうして当たり前〜とか言う勘違い女とは絶対に付き合いたくないね。

俺もいつかはこうなるんだろうか、となんとなくモモカを見ると、気付いたモモカが「なんじゃ?」と聞いてきた。

 

「……いや、今日は髪飾り新しいのにしたんだなって」

 

「ッッ……!」

 

「うおっ!?」

 

思ってた事を言ったら叩かれそうなのでふと目についたくたびれた感じのない、比較的新しそうな髪飾りについて言及した。

で、モモカに突進抱きつきされて押し倒された。イマココ。

 

「ふふふ……思わずここで食らってしまおうと思ってしまったではないか」

 

小声でそう言うモモカに俺は股間に来るものを必死に抑えつつ俺はこう返す。

 

「えっと、その色々不味いからその」

 

「あっ」

 

慌てて離れるモモカだが、顔が真っ赤だ。

それにウィスパーはニヤニヤとしながら「青春でウィスねぇ」と言う。

 

「中年の絶望の押し付けは気持ち悪いからやらないでね?」

 

「いやまだアタクシ若いつもりですケド!?あと、私だってモテてた頃が――」

 

「よし、じゃあ行くかぁ」

 

「おぉぉい!?」

 

ウィスパーのホラに耳を貸さずササッとモモカの手を取って商店街の方に歩いていく。

すると、ボフンという音がしてモモカの手がちょっとふやっとした感じではない、人間らしいしっかり物質のあるものに変わる。

 

「バカ。見えないのにそんな事をしたら気味悪がられるではないか」

 

「あ、ああそうか…ごめん、ありがとう」

 

なんだか、甘酸っぱい空気になってしまい気まずくなる。

それはモモカも同じみたいだが、しかしその雰囲気は嫌いではなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、それを術で覗き見していたキンとギンの妖怪ババアはそれを見て自分達の尊敬するボスのコレを見た時の顔を想像し青褪める。

 

「こんなものを見せたら……」

 

「あの方はすぐに計画を始めてしまう……」

 

「まだじゃ。これを見せるのはもっと後じゃ。今はまだ準備が不足しておる」

 

「うむ。しかし、まさかあの小僧とあの小娘が恋仲(・・)とは……」

 

少し、誤解があったが大まかには変わりないし訂正するものは誰もいない。

ちょっとした勘違いはありつつ、自分達のボスにこれを見せるわけにはいかないと少し焦るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





<T-LINKブレードナックル
スパロボオリジナルのスーパーロボット【バンプレイオス】の武装。
地味にエネルギーを食うのでEセーブでリーズナブルにしよう。


<ATフィールド
アニオタならご存知エヴァンゲリオンで有名な特殊バリア。
心の壁を物理的に作用・表現する形となっており、ネタとしてもよく使われる。
でもビグ・ザムのメガ粒子砲で貫けるらしい。


<(OwO)ヴェ!?
ネット民ならご存知、ケンジャキかつ仮面ライダーブレイドの顔文字である。


<主人公
赤い箱からクエストという災難が降り掛かってきて落ち着きがなくなって子供っぽくなってきているが、今日も元気。


<ウィスパー
モテ期なんて一度も来てない。
本作で彼にモテ期は一度も来てません。
大事なので2度言いました。


<モモカ
ちょっとした事でも気付いてくれた事によって食いかけた(意味深)
帰宅後、主人公を抱き枕にして寝た。


<キンとギン
いつ主人公とモモカがイチャついてるところを見られるか冷や汗がドバドバ。
ウバウネを形作る原因が原因だけに、ブチ切れる可能性を考慮して滅茶苦茶焦ってる。
尚、ドウはウバウネのお茶汲みをしており何も知らない。


<極上マグロとマツタケ
ゲーム内で最高位の回復アイテム兼友達確率をかなり上げる貴重品。
妖怪からもドロップするが、確率なので普通に売ってる所に行って買う方が楽である。
まあ、高価なのでどのみち金策に走ることには変わりない。


ハーレムするかモモカ一筋にするか、結局迷って他力本願寺に参拝することになりました()

若干ふざけた選択肢あるけど、今後の主人公の女性関係に関わるので良かったらよろしくです
まあ、増やしたら増やしたで作者の処理能力がクソ雑魚なので何かしら言い訳つけて登場させないようにしたりするからまあ、大丈夫……かな?

読了ありがとナス!

主人公のハーレム問題。色々考えて、とりあえずアンケートを取ることにしました。参考にするので良かったら投票お願いします

  • ハーレムしないと可哀想じゃないか
  • モモカ!一筋ッ!良いっ!
  • ハーレムやれぇ!
  • そうだ、お前が殺した英雄
  • NTR!NTR!
  • みんな星になってしまえー!
  • フフフ……S◯X!
  • それよりはよ幻覚出せや
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