大体は妖怪のせいにできる世界に転生したんだがとりあえず冒険する 作:単眼駄猪介
改めて無印見返すと結構イベントあって大変だぁ……
せや!個人に良さそうなとこだけ切り抜いて残りはゲームプレイ時の楽しみにしよう!(サボり魔)
それにしても無印はリメイクで来たのに2はまだなのかなぁ……
流石に今だと元祖、本家、真打と分けたら炎上するだろうから纏めて貰えたら嬉しいけどなぁ……
あとは勿論、ミニゲームのバスターズはネットで協力プレイできないとね!
まあ売上次第だからユーザー側は買うしかないのが悲しいところ
さて、ほんへをどうぞ
自分で言うのもアレだが、イマドキの小学生にしては、かなり生活習慣が良い方だと思っている。
夜更かしもあまりせず、程々に体を動かし食べ物も好き嫌いせずよく食べている。
それがどうというわけじゃないんだが、妖怪ウォッチを手に入れてから、外に出る度に色んな妖怪に出会うようになったのだ。
良いことか、悪いことかはともかく、軒並み友達契約していったので、主人公パワーやべぇとか思いつつ妖怪の悩みを解決したり、退治したりとしているうちに、さくらニュータウンの妖怪達の間では、俺の事を【赤い死神】だの【何でも屋】とか言われるようになった。
「妖怪掲示板でケータ君のことがかなり話題になってるみたいでウィスよ?」
「赤い死神って……俺は別に
「ガンダムかジムなのか分からない奴のことは話題にしちゃ駄目ですよ、ケータ君」
まあ、そんな感じで軽く流すけど。
でもまあ、やってることは確かにそうだし弁解するつもりはない。
だが、最近はちょっと百鬼姫が……アレなんだよな……
「ケータ、今日はコミケ?とやらに行ってきたぞ!」
「百鬼姫さん、お疲れ様でーす。べろ〜ん」
友達になった次の日から俺の部屋に居座ってる、うんがい鏡から現れたのは、現代風の衣服を着た百鬼姫。
彼女の言う通り、コミケに行ってきたからか何処となく汗臭いが、それに混じる桜の良い匂いを彼女から感じる。
「コスプレイヤーのレベルが凄かったのう。この如何にも髪の長い魔術師って感じの人もレベルが高くないか!?あとはこのリオレイアの防具を再現したコスプレイヤーも…」
完全に現代に染まった百鬼姫は、それはそれで可愛い。
特に着慣れていない現代服だからか、下着とかもちゃんと着ておらず、しかも汗だらけだからアレである。
ああ、いけません!エッチ過ぎていけません!
「その、百鬼姫…」
「モモカで良いと言ってるじゃろう!」
「…モモカ。その、服を着替えた方が良いと思う」
「ん?……ひゃっ!?み、見るなケータ!」
視線を窓から見える青空に向けて、彼女のあられもない姿をこの目に映すまいとするが、ふと反射する窓を見てしまった。
「ふんっ!」
「ケータ君!?」
「ニャー!?ケータが自分で自分を殴ってるニャ…!?」
「け、ケータ!わたしをおいて先に逝くでない!」
窓の反射で何が見えたかは、俺の名誉とモモカのプライバシーの為にロックをかけておこう。
……意外とありました(ボソッ)
昼前のハプニングから少しして、俺は団々坂にやって来ていた。
何やらウィスパーが「そろそろ妖怪ウォッチをパワーアップさせませんか?」と言ってきたので、パワーアップという言葉に気になってウィスパーの案内の元、団々坂にやって来たのだ。
百鬼姫は野暮用があるから後でついていくと言っていたが、何故トイレに入ったんだ…?
いや、邪な事は考えないようにしよう。
これまで会ってきた妖怪だって、何かしらの悩みや問題があったのだ。
百鬼姫とて人に話せないアレコレがあるだろう。
閑話休題。話を戻そう。
「チョーシ堂…?」
団々坂にはそれなりの頻度で行ったことがあるが、クマの家の近くに時計屋があるのは意外……というかあったんだ、って感じだ。
というか、妖怪ウォッチをパワーアップさせられるって本当なのか?
そう疑心暗鬼になりながら店内に入ると、チョーシ堂の店主がお出迎え。
「おやおや、珍しい客が来たもんだ」
俺の妖怪ウォッチを一瞥し、何やら感慨深そうに俺を見る。
「妖怪ウォッチのパワーアップかい?そこの白いの」
「はいでウィス!あと、私は妖怪執事のウィスパーでございます!こちらは私のご主人様、天野ケータ君です!」
「お爺さんも妖怪が見えるんですか?」
ウィスパーにありがとう、と言いつつ店主に質問する俺。
不躾かと直後に思ったが、気にせず彼は答えてくれた。
「知人がそういった事に詳しくてね。見える体質じゃないが、その妖怪ウォッチのように見えるようにしてはいる」
分解している手元の時計を、綺麗に掃除しながらそう語る彼のその技術は凄まじいと言うか何と言うか、素人目線でもこの店主が凄腕の技師であることは見て分かる。
「へぇ…」
「さてと、記念すべき妖怪ウォッチを持つ者の初来店ということで今回はサービスだ。少し貸してみろ」
彼の言う通り妖怪ウォッチを彼に手渡し、何やら小難しそうな顔をしつつ店の奥に入っていく。
することがないので、両親から買ってもらったスマホで暇潰しをしつつ、待つこと数十分。
店主が戻ってきた。
「これで妖怪ウォッチの機能は大幅にパワーアップした筈じゃぞ。特に自転車収納機能は便利じゃろう」
「ぼ、ボタンとかスライドスイッチが増えてる…」
ご丁寧に、マークでどんな用途なのかもしっかり分かるようにしてあって、時計に付与された滅茶苦茶な性能に、妖怪ウォッチが本当にあの世のものであると改めて再認識する。
「最初は扱いづらいだろうが、慣れてくれ」
「妖怪ウォッチのパワーアップ、ありがとうございました」
「礼なんて良いさ。それでもというのなら、ここ最近、結界が何者かに細工されているようでの。悪さしてる妖怪を倒してきて欲しい」
「分かりました!」
流石にお代を出さないで帰るのもアレだったからな。
それで恩義を返せるのなら十分やり甲斐がある。
「頼んだぞ、赤い死神」
「うっ……それはやめてください…」
「あらら…」
おいウィスパー、なんだその憐れむ目は。
後でウィスパーハンマーにしてやるぞ。
ーーー
で、店主の言う通り何やら変なことをしていた妖怪達を、途中で合流した百鬼姫に頼んで殲滅。
やっぱり百鬼姫の氷の妖術は格段に強いな。
「ありがとう、ひゃ…ごほん、モモカ」
「はう……」
頭を撫でて、と擦り寄ってくる百鬼姫に撫で撫でしてご褒美?をあげつつ最後の場所に向かう。
郵便局、公民館、銀行の3つの場所を巡り、残るは小学校。
無印の時の記憶はほとんどないが、確かがしゃどくろだっけ?
そんな予想をしつつ、暗くなってきた小学校の体育館前まで来ると、何かにぶつかる感覚がした。
「あでっ…!?」
「大丈夫か!?ケータ!」
尻もちをついたが大丈夫だ。
百鬼姫の手を取って立つと、俺は妖怪ウォッチのサーチライトを目の前にかざす。
何やら警戒するウィスパーの様子に俺もそこから距離を取りつつ、サーチライトを浴びせ続けると――
「デッカァ……」
ウルトラマンデッカー!、じゃなくてミツマタノヅチだった。
え?なんで覚えているのか?
たまたまウィスパーから妖怪パッドを借りて、ウィスパーに妖怪執事としての勉強をしてもらってたら覚えちゃったんだよ。
「御主人様に教えてもらう妖怪執事……執事ぃ……」
と、結構ショッキングな顔で勉強してたウィスパーの事は……まあ掘り下げないようにしよう。
「ベロォォォォ〜ン!!」
そんな雄叫びが街中に響く。
モンハンのハンター達が咆哮をくらう時に、思わず耳を塞ぐモーションをする理由を身をもって体感しつつ、俺は指示を出す。
ここで何もしなければ、あの長い首で叩き潰されるか、口から出る舌に舐められる事になる!
「モモカ!友達妖怪を呼ぶ時間を稼いでくれ!!」
「任された!」
「ウィスパー!」
「はいでウィス!」
「すまんが武器になってくれ!」
「了解でウィス!………はぁぁ!?」
驚愕で顎が外れたらしいウィスパーを放置しつつ、俺は妖怪メダルをポケットから抜き出す。
「俺の友達、出てこい!バクロ婆!」
【フシギ!フシギ!ブギウギ!オレたちゃ〜オオハッシャギー!】
「バクロ婆!ばばーん!」
あともう一体召喚だ。
「来てくれ!ジミー!」
【ウ〜スラカ〜ゲ〜 オレ達のお〜か〜げ〜】
「ジミー…!」
召喚した二人になるべく簡略かつ、しかし、して欲しい事を明確に分かる言葉を選んで俺は指示を出した。
「バクロ婆!あの妖怪の口に取り憑いて口を開けてさせてくれ!!閉じたらまた開けさせるんだ!無理はしないでくれよ!!」
「
「ジミーは撹乱してくれ!!無理に攻撃しなくてもいい、今は君のその地味さが必要なんだ!」
「ケータ君!分かったよ…!」
ミツマタノヅチはまるで八岐の大蛇のような妖怪だが、その首は3つ。
その内の一つに弱点である目玉がある。それを狙い攻撃することで倒せる妖怪だった筈だ。
その際、バクロ婆の取り憑く効果【暴露させる】はかなり有効だろう。
ゲームだと無効化されたりするが、こっちは現実世界だ。
大妖怪だろうと取り憑かれる時は取り憑かれるのさ!
現に、真ん中に取り憑かれたハズレの首の口が開き、暴露する。
「オレの目玉は右の首ダ!」
「モモカ!ジミー!左の首を狙うぞ!」
俺とミツマタノヅチの視点は左右反転している。
なので彼から見れば右の首なら、それは左の首なのだ。
「【ときめき☆百鬼夜行】!!」
「【ジミーな一発】…!」
ゲームならクリティカル表示でも入っているのだろうか、某呪術な作品のように赤っぽい黒の稲妻というか、それらが発生していた。
だがまだ後一押し。
そこに俺とウィスパーの合体技を食らわせる!!
「ウィスパー!決めろぉぉ!」
「あ、ちょっとぉ!アタシの尻尾を…ってああぁーー!?」
「【ウィスパーハンマー】!!」
「「ひでぶ!?」」
夏休みの間、これから起きるであろう出来事に向けて、フィジカル面の不安から筋トレを始めた成果か、ミツマタノヅチは悲鳴を上げながら倒れ伏した。
「俺達の…勝利だ…!」
<百鬼姫
百鬼→モモキ→モモカ、と無理矢理ニックネーム作ったけど、これ以上良いものがないので許して。
尚、ニックネーム呼びは本人からの要請。恥じらう姿はまさに可愛い
主人公に影響されてガンダムも観たので立派なアニヲタに。
コスプレもやってみたいとのことで、近い内に色んなコスプレをするだろう。楽しみにする顔が既にもう可愛い
<うんがい鏡
百鬼姫に日本のサブカルチャーを布教した張本人。
最近の沼はダンボール戦機とトリコだとか。
時折、人に化けて知らぬ間に主人公と熱いガノタ会話をしてたりする。
友達契約済み。
<BD1
正式名称、ブルーデスティニー1号機。
外伝作品に登場する青いジムだが、中身がガンダムだったり頭がジムだったりでいまいち設定がハッキリしない奴。
頭にはEXAMシステムと呼ばれるパイロットを殺すかつ暴走システムが載っており、扱い切れる&身体が頑丈な人じゃないと乗りこなせない。
<髪の長い魔術師っぽい人
一体、どこの時計塔の人なんでしょうね(すっとぼけ)
ただのカメオ出演……今後出るかは不明。
百鬼姫の完璧な変化によって知らないうちに化かされてる。
<妖怪ウォッチ
ウィスパーが何故、それを持っているのかは不明だがなきゃ話が進まない。
チョーシ堂の店主が改修を施してくれたおかげでサーチライトの照射時間の短縮や、妖怪レーダーとしての機能、朝昼夜と天気の情報、自転車収納機能が付与された。
原作の高ランクの妖怪が見えるようになる改修は矛盾や製品としての質などに疑問点が残るので、その他の部分を改修点として採用。
<ジミー
普段は燃えてるメラメライオンが意気消沈してたところ、サーチしたらいた。
主人公がジミーのどうしたら目立てるようになれるのかという悩みに、「陰の実力者になれ!ロマンを追い求めろ!今は目立たなくてもいずれ目立つさ!」と発破をかけたことで忍者として確実に実力を重ねている。それでも生来の気弱さは健在。
<バクロ婆
老婆でも心は乙女。ウィスパーに淡い恋心を抱いてたり。
原作同様、フミちゃんに取り憑いていたがジバニャンのひゃくれつ肉球で退治。
その際、ウィスパーと事故キッスしてお近づきの印にと妖怪メダルをくれた。
<ミツマタノヅチ
無印のボス妖怪。初見だと攻撃してもダメージが入らないことに困惑するだろうが、弱点である目玉を攻撃することでダメージを着実に入れていくボス。
友達妖怪にもなるが、今回は退治のみ。
<ウィスパーハンマー
漫画版に登場するウィスパーをハンマーのように振り回して攻撃する合体技。ウィスパーの負担は一切考えないものとする。
読了ありがとうございました!