今回はバトル編になります。
主にレッツ&ゴー!ネタが含まれてますが、ご了承ください。
前半のイメージBGMは爆走兄弟レッツ&ゴー!より大神軍団の恐怖。
後半のイメージBGMはレイスティンガー~究極のバトル・マシン~です。
それではどうぞ!
時は遡り、天音はレッカと一緒に尾行してきた少年達を探していた。
因みに天音は万が一に備えてマジアヴァイスに変身している。
そして現在はビルの上を跳び移りながら真下を見ながら探索している。
変身出来る魔法少女、悪の組織の構成員、または戦闘員は空を飛べるが、彼女はハンター。
ハンターは空を飛ぶ能力を持っていないのだ。
戦闘能力も劣っており、単独で戦えるほどの強さは持っていないのだ。
しかしマジアヴァイスは別。
彼女のは数少ない強化型で、戦闘能力も魔法少女に近い性能となっており、そこに天音自身の魔力が合わさることで、魔法少女以上の戦闘能力を獲得している。
それでも空が飛べない弱点はあるものの、機動力とテクニックでそれらをカバーしている。
加えてヴァイスにはラーニング能力があり、これも彼女の強さに大きく貢献しているのだ。
特にベーゼからラーニングしたフルスタ・ドミネイトがとても強力で、あらゆる物を変化させ、操れる事が出来るこの能力は今後のライフイーターとの戦いに大いに役立ってくれるだろう。
と、思うが、実際使ってみたら魔力の消費も少なくなかった。
この能力の連発はあっという間に魔力不足に落ちるためオススメ出来ないだろう。
更にヴァイスはエノルミータ戦、ロコルベ戦に魔力を使っており、まだ完全に回復していない。
およそ6割近くである。
今回も戦闘になるのは避けられない。
万が一に備えて魔力を温存しつつ戦うしかない。
魔力を沢山使うトレスブリンガーもここぞと言うときに使うべきだろう。
現在天音を尾行してきた少年達は散開して周辺を探している。
1人の場合なら、戦闘になったとしても対処は出来るだろう。
ヴァイス「いた!」
ヴァイスは駅の周辺で天音を探している仮面の少年の1人を見つけた。
周りに人はいない。
仮に戦闘になったとしても、人に被害が及ぶことはないだろう。
ここは相手がヴァイスに対しどう動くか、ヴァイスは様子をうかがうことにした。
と、ここでレッカはその少年の姿に覚えがあった。
レッカ「あれは…ビッグマースの隊員…!」
ヴァイス「ビッグマース?」
レッカ「ヴァイス、君の正体はまだバレていないと思うけど、十分注意して」
ヴァイス「!?分かったよ」
レッカの言葉の意味を理解したヴァイスは警戒心を維持し、ビッグマースらしき少年から距離を置きつつ降りた。
「魔法少女…いや、ハンターか」
ヴァイス「この辺りをウロウロして、何を企んでるの?」
レッカ「よからぬ事をしない方が身のためだよ」
認識阻害の能力が付加されたのは昨日の夜。
それ以前にバレてしまっては認識阻害の効果は効かない。
しかし相手はマジアヴァイスの正体を知らない様子。
天音の時に後ろを付けられた原因を考えるなら、環家の魔力に目を付けてきたぐらい。
認識阻害の能力は魔力にまで効果が及ぶため、バレる心配は無いと言えるだろう。
隊員「………貴様、ハンターのくせに高い魔力を持っているな」
ヴァイス「!」
魔力という単語にヴァイスは身構える。
この隊員もライフイーターのように魔法少女、構成員等を捕らえようとしてるのかと思い、警戒を強めた。
隊員「丁度いい。逃げた女で試そうと思ったが、お前で試させて貰うぞ!トランスアームズ!」
変身のワードらしき言葉を口にした瞬間、少年の周りが光に包まれ、そこから巨大な2本の機械の腕が現れ、パワーローダーのような強化服をまとった姿へと変貌した。
強化服の外見は、黒のラバースーツにグレーのプロテクターを両腕、両足、胴体に付けた感じである。
ヴァイス「巨大な腕!?」
レッカ「マシンアームズ…やはりマシンナリーか!」
ヴァイス「マシンナリー?」
レッカ「魔力を使わない機械だけの武装をまとった者の名称で、ビッグマースはマシンナリーを主力とした組織なんだ」
隊員「俺達の事を知ってるという事はお前達、ハンターレジメンツの者だな?」
レッカ「僕はそうだけど、ヴァイスは違う!」
隊員「同じ事。ハンターである以上コイツはレジメンツの1人なんだよ!」
と、マシンナリーの隊員のまとった巨大な腕が上下に開き、そこから太めのビームを2発同時に発射された。
すぐに避けたヴァイスだが、避けた先の木にビームが命中し、先端から上の木が道路まで吹っ飛んだ。
ヴァイス「街を滅茶苦茶にするのはやめて!」
隊員「フハハハ…街を壊されたく無かったら、この俺と戦うんだな!」
ヴァイス「分かった」
ヴァイスはそう言って、咄嗟にマシンナリーを至近距離まで近づき、腹にボディーブローを当てた。
隊員「ぐぼっ!?」
攻撃を受けたマシンナリーは痛さのあまり、腹を両手で支え、膝を地面に付けた。
ヴァイス「レッカ!」
レッカ「OK!」
ヴァイスの合図を聞いたレッカは自身の周囲を光で覆い尽くし、近未来にありそうなバイクへと姿を変えた。
見た目からして、浮いて走る形状になっており、車輪は付いていない。
言うなればホバーバイクと言うべきだろう。
隊員「くっ、おのれ…!」
ヴァイス「私と戦うなら付いてきて!」
と、ヴァイスはバイクに変化したレッカに乗り、ハンドルを握る。
レッカ「このソニックチェイサーに追い付けれるならね」
ソニックチェイサーと呼ばれたバイクは地面から離れるように浮き上がり、そのまま遠くへと移動した。
隊員「………こちらアイン、ハンターの1人を接触した。奴はバイクに乗ってどこかへ向かってる。直ちに駆逐しろ」
自身をアインと呼ぶ隊員は腹を抱えつつも、仲間に連絡し、ヴァイスを狙うよう命じた。
一方ホバーバイクに乗ったヴァイスは街の道路を進んでいた。
因みにヴァイスが運転してるのではなく、バイクと同化してるレッカが操作している。
ヴァイスの方でマニュアル操作出来るが、レッカから止められている。
ヴァイス「凄いスピード…!」
レッカ「僕とゴーマ、機械妖精はパートナーをサポートするためにマシンビーストの技術が使われている。
このソニックチェイサーも君の魔力によるものだからね」
機械妖精は元々、マシンビースト開発に関わっていた元スタッフの協力で作られ、その技術が使われている。
マシンビーストの持つ形態変化も備わっているが、こちらは小型の乗り物がメインにするために魔力の消費が最小限に留まっているため、戦闘に支障が出ることはないのだ。
レッカ「とはいえゆっくりしてる暇はない。今はマシンナリーをなんとかしないと…」
ヴァイス「そうだね。今頃仲間を呼んでるはずだから、その間に被害の少ない場所へ移動したいけど…」
今回戦うマシンアームズは火力に優れた相手。
ライフイーターのように不可視の結界なる物はない以上、あの場で戦えば騒ぎご大きくなるのは間違いない。
被害の少ない場所までおびき寄せてから戦うのが一番だろう。
レッカ「人のいない場所なら山道に向かおう。そこなら人気も無いし被害も少ない」
ヴァイス「賛成!」
目的地が決まった所で早速、山道へのルートへ向かうヴァイス&レッカ。
途中、小夜と薫子の姿を見かけたが、気にする暇は無かった。
レッカ「………ヴァイス、早速後ろから4機やって来たよ」
追っ手が来たことをレッカから聞いたヴァイスは後ろを振り向く。
すると、先程のマシンナリーと同じ巨大な機械の腕が付いた強化服の仮面少年達が低空飛行しながら追いかけてきた。
隊員2「迎撃しろ!」
1人の隊員の指示で前衛の3人は背中の機械の腕をヴァイス達に向けてビームを撃ち出してきた。
レッカは操縦権のあるソニックチェイサーを操作し、ビームをかわしていく。
その時ヴァイスはそのビームに違和感を持った。
ヴァイス「ビームじゃない?」
レッカ「ヴァイスも気付いたみたいだね。あれは空気を圧縮した衝撃砲だ。どうやら機動性を出力に回してる代わりに、武装は低出力の物しか使ってないみたいだね。距離もそこまで長くない」
ヴァイス「それなら………」
ヴァイスは隣の高速道路行きのゲートを見つけた。
見た所閉鎖中の看板が飾ってあった。
ヴァイス「こっちへ行こう!」
ヴァイスはマニュアル操作に変えてそのままバリケードを飛び越えて、高速道路行きのゲートを通り抜けた。
対しマシンナリーの群れはバリケードを破壊し、ゲートを通ったヴァイスの後を追う。
高速道路に入ったヴァイスとソニックチェイサー。
閉鎖中なので周りには車が走っていない。
レッカ「丁度いいな。ここなら被害は無いし、思う存分戦える…と言いたい所だけど…魔力を消耗してる以上、高威力の攻撃は控えた方がいい」
レッカの言う通り、ヴァイスはマジアベーゼ戦、ロコルベ戦で6割近く魔力を消耗している。
消耗の大きいハイブラスターとインパクトは団体相手には向いてない。
更にマシンビースト以外の相手にはヴァイスバレットの威力は発揮せず、恐らく今回襲ってきたマシンアームズには効果が薄いだろう。
とはいえ、時間をかけすぎるとソニックチェイサーの運用でヴァイスの魔力がきれてしまう。
今回、スーツの改造で魔力の回復力を高めても、ソニックチェイサーを運用中の時の魔力消費が上回るため、魔力の消耗は避けられない。
ヴァイス「それなら、トレスブリンガー!!」
ヴァイスは右手にトレスマジアの武器を掛け合わせた大剣を生成した。
レッカ「なるほど、その武器へ威力、リーチ共に優れてる反面、魔力消費が高いけど、生成武器なら一度呼び出せば消費無しで使える。ソニックチェイサーに乗ってる時の使用する武器としては相性がいい」
ヴァイス「回避はお願いね」
レッカ「任せてよ……来たぞ!」
後ろからマシンアームズが4体やって来た。
そして後ろからも一体やって来た。
先程ヴァイスの攻撃を受けた最初の1人である。
アイン「各自、奴は魔力を消耗している。総攻撃だ!」
「「「「了解!」」」」
アインの指示で4体のマシンアームズは再びヴァイスに向けて一斉に衝撃砲を発射した。
ヴァイス「そんな攻撃!」
ヴァイスは片手に持ったトレスブリンガーを振って、衝撃砲を順に切り払う。
ヴァイス「切り払えば問題ない!」
防ぐ術ならマゼンタスピア、アズールソード、サルファシールドでも出来そうだが、木を破壊する威力のある衝撃砲を防ぐには向いていない。
仮に防げたとしても、反動でバランスを崩してしまい、攻撃を受ける危険性がある。
大きめの武器ならそれなりの質量と重さもあるため、反動を受ける心配は無いのだ。
アイン「なら同時攻撃だ!フォーメーションRV!」
「「「「了解、フォーメーションRV」」」」
アインを含めた5体のマシンアームズは横一列に並び、機械の両腕にエネルギーをため込み、ヴァイスに向けた。
ヴァイス「!?」
アイン「同時攻撃ならいくらその剣でも捌ききれまい!」
5体のマシンアームズは衝撃砲を同時に発射した。
だがしかし、ヴァイスは衝撃砲の発射に合わせてソニックチェイサーから跳びあがり、衝撃砲をかわした。
ソニックチェイサーにはかすりもしなかった。
アイン「何!?何処だ!」
ヴァイス「ここだよ!」
アイン「な!!?」
飛び上がったヴァイスはそのままアインの顔面にドロップキックをかまし、再び跳びあがり、後ろに回ったソニックチェイサーに跳び移った。
そしてそのまま前進し、右側の2体のマシンアームズを右手のトレスブリンガーで遠くへ薙ぎ飛ばした。
ヴァイス「まず2体!」
アイン「くっ、舐めるなぁ!!」
ヴァイス「レッカ!」
レッカ「OK!」
マシンアームズをまとったアインがヴァイスに向かってくるが、ヴァイスの合図でソニックチェイサーは急な加速で体当たりしてアインを逆に飛ばした。
アイン「ぎゃお!?」
「「!!?」」
ヴァイス「遅い!!」
油断した2体のマシンアームズをまとう2人の内、一体を切り飛ばし、もう一人はトレスブリンガーによる突き攻撃で相手を高速道路の外へ放り出した。
ヴァイス「残り一体!」
アイン「おのれー!!」
再び復帰したアインはやけになり、衝撃砲を撃ちまくるが、ただ我武者羅に撃ちまくる衝撃砲の軌道は読みづらい。
しかしヴァイスはそれらの一発一発をトレスブリンガーで確実に弾き返す。
しかし、その隙にアインはヴァイスの間近に迫っていた。
ヴァイス「!」
アイン「終わりだぁ!!」
アインが機械の腕で叩き潰そうとするが……
ヴァイス「君の方がね」
「うおおおらああああーーーー!!!!」
なんと、アインは突然現れたマジアサルファの右ストレートを受けて遠くへ殴り飛ばされ、真下へ落下した。
サルファが来たことを知ったヴァイスはソニックチェイサーのスピードを落とした。
サルファもヴァイスの側まて飛翔する。
レッカ「サルファ、助かったよ」
ヴァイス「いい一撃だったよサルファ」
サルファ「アンタな…まあええわ。また面倒な奴らと出くわしたな」
「本当よ」
アズールも飛びながらヴァイスの元へやって来た。
ヴァイス「アズール!」
アズール「貴女、今日で結構魔力を使ってたんでしょ?」
ヴァイス「結構というか…ちょっと…」
アズールの積極的な質問に気まずい様子のヴァイス。
本当の事言ったらまずいと、口に出せないようである。
レッカ「今のヴァイスの魔力、残り3割以下だけどね」
ヴァイス「ちょ、レッカ!?」
レッカがヴァイスの残り魔力をアズールにバラしてしまい、必死に止めようとするヴァイス。
これに対しアズールは…
アズール「使いすぎよ!万が一の時対応出来なくなったらどうするの!?」
ヴァイス「そこは一気応変で…」
アズール「そういう問題じゃない!何かあったときは私達にも頼って。貴女の状況だってほっとけないのよ」
ヴァイス「それがハンターだから…」
アズール「言い訳しない!」
ヴァイス「うっ…」
サルファ「あのアズールがヴァイスを圧倒しとる…」
レッカ「まあこれで今後ヴァイスが無茶しなきゃいいけど…」
アズールからの説教を受けてるヴァイスの姿に少しびっくりしてるサルファ。
とここで青と黄色の混合カラーの戦闘機のようなフォルムの機体がこちらに飛んできた。
ゴーマ「間に合ったみたいだな」
レッカ「ああ。おかげさまで」
ヴァイス「そのジェット機…ゴーマなの?」
ゴーマ「おうよ!俺のもう一つの姿、マグナムジェットだ。スピードならだれにも負けねぇぜ」
サルファ「結構な速さやったわ」
アズール「ゴーマがいなかったら追いつけなかったわ」
ヴァイス「ゴーマと二人だけ?マゼンタとクリスタは?」
ヴァイスはマゼンタとクリスタがいないことに気付く。
サルファ「ああ、二人はなぁ…」
レッカ「みんな、話は後だ!新たなマシンアームズの反応があった」
サルファが今二人がデートに行ってることを話そうとしたとき、レッカが何かの反応を捉え、みんなに知らせた。
「「「!」」」
ゴーマ「こっちも捉えた!手強い奴が1体だけこっちに来るぜ!」
アズール「1体?」
ゴーマの知らせで3人は身構えるも、唯一警戒の薄い真上から青とオレンジのドレスを着た薄紫色のロングの少女がソニックチェイサーに似たバイクに乗ったまま降りてきて、機体を回転しながら右手に持ったソードウィップで3人を弾き飛ばした。
ヴァイス「くっ、みんな!」
「トレスマジアに用はないわ。貴女の相手は私よ!」
ヴァイス「!?」
飛ばされたものの、バランスを立て直したヴァイスは再び加速し、同じくホバーバイクに乗ってる薄紫色の髪の少女のソードウィップを今度はトレスブリンガーで防いだ。
そして薄紫色の髪の少女の顔を見て驚愕した。
「久しぶりね。環天音…いや、今はマジアヴァイスだったわね」
ヴァイス「かすみちゃん!?その格好は一体…!」
「今はチャームローゼよ!長いならローゼでもいいわ。後、貴女の正体をバラすつもりは無いから。因みにこの子はライトニング・スコピオよ」
チャームローゼと名乗った薄紫色の髪の少女はヴァイスの横に並び、ソードウィップを通常の刀身に戻し、再びヴァイスに斬りかかった。
対しヴァイスもトレスブリンガーで受け止める。
レッカ「認識阻害の機能を付ける前からバレてたみたいだね」
両者、共に弾き返し、今度は加速してホバーバイクに乗ったローゼから距離を取っていく。
ヴァイス「ローゼ、貴女と戦う理由はないんだけど?」
ローゼ「私にはあるのよ!今度こそ貴女に勝つって!」
ヴァイス「私に勝つ?」
ローゼのバイクが加速し、後ろから剣で攻撃するが、ヴァイスはまた右手の大剣で受け流す。
ローゼ「貴女が引っ越す前の頃、私はに負けない為に努力してきた。テストは互角だったけど、運動や歌、料理に関しては貴女の方が私以上に注目を受けていた。私が貴女に劣るなど、プライドが許せなかった。貴女に負けない為に精一杯努力してきた…なのに…」
拳をブルブルと振るわせてからヴァイスに指を指すローゼ。
ローゼ「貴女はここに引っ越して、今度は魔法少女張りの活躍をしていた!私より輝いてるなんて、何より勝ち逃げなんて許せないわ!」
ローゼがヴァイスの横に並び、今度は連続で切りかかる。
ヴァイスも同じく大剣で何度も弾き返していく。
ヴァイス「別に勝ち逃げしたくて引っ越した訳じゃないし、そもそも私は魔法少女じゃなくてハンターなんだけど…」
ローゼ「その格好で言ったって説得力無いわよ!」
ヴァイス「ええ……?」
レッカ「マジアベーゼと同じ事言われてるし」
マジアヴァイスのスーツは天音の希望により魔法少女っぽく再現されてるため、魔法少女と間違われても無理ない。
2人は連撃から鍔迫り合いに入る。
レッカ「それで君はマジアヴァイスと戦うためにビッグマースに入ったんだね?そのスーツとマシンアームズで察しが付く」
ローゼ「その通り。あっちはハンターレジメンツにライバル意識を持ってるから好都合だったわ。このスーツも私の要望通りの性能にしてくれた」
ローゼはまた加速し、今度はヴァイスの前に移動した。
ローゼ「この時を待っていたのよ…今度こそ貴女に勝って、一番になるわ!」
ローゼのバイクは180度前に回り、剣を握ったまま目の前のヴァイスに向かって加速してきた。
ヴァイスもすぐに加速し、すれ違い様に大剣で受け止める。
ヴァイス「ローゼの言うことは分からなくはないけど、だからって負けるつもりはないよ!」
ローゼ「ふふっ、やる気になったわね。そうでないと意味ないわ」
レッカ「ヴァイス、魔力は後15%。持って後十分だ」
ヴァイス「分かったよ。早期決着を仕掛け……!!?」
ヴァイスが攻撃を仕掛ける所で、先程サルファがぶっ飛ばしたアインが怒りの表情でヴァイスの方へ飛びかかってきた。
アイン「うおおおお!!!」
ヴァイス「!?」
ローゼ「アイン!?」
損傷したマシンアームズの腕で殴られたものの、ヴァイスはトレスブリンガーで受け止めたが、防御が遅れて、弾かれる。
ヴァイス「うあっ!?」
ローゼ「ちょっとアイン!何を…!」
頭に血が上ってるせいか、ローゼの呼び掛けに耳を傾けること無く、ヴァイスに襲いかかる。
ヴァイス(回避が間に合わない…!!)
アイン「くうたあぼあれええーーーー……!!?」
「マゼンタ…シャインブラスターー!!!」
すぐさまバランスを立て直したものの、後ろからアインが再び攻撃をしてきたが、覚えのある少女の声と共に桃色の極太ビームがアインに直撃し、再び遠くへ飛ばされた。
ローゼ「何?今の魔力砲は…!」
ヴァイス「桃色の光…!」
「ヴァイス!」
何と、前方に見えたのは、変形したマゼンタランスを構えたマジアマゼンタであった。
そのマゼンタを、マジアクリスタは飛行しながら支えていた。
ヴァイス「マゼンタ、クリスタ…うわっ!?」
突然ソニックチェイサーのスピードが落ちていく。
ヴァイス「スピードが落ちた…!?」
レッカ「魔力が残り1割を切ったことでパワーが出なくなったんだ。さっきのマシンアームズの攻撃で魔力が削られてしまったのが原因だろうね」
減速したソニックチェイサーに乗ってるヴァイスの元にマゼンタ、クリスタがやって来た。
マゼンタ「ごめん、遅くなっちゃった…大丈夫?」
ヴァイス「マゼンタのお陰で助かったよ」
クリスタ「魔力、だいぶ消耗したみたいだね」
ローゼ「マジアマゼンタにマジアクリスタ…!」
ローゼの存在にマゼンタとクリスタは振り向く。
マゼンタ「貴女は誰なの?エノルミータでもライフイーターの者でもないし…」
クリスタ「敵なのは間違いないね」
マゼンタとクリスタは武器を構える。
対しローゼの方は……
ローゼ「冷めちゃったわ。今のヴァイスを相手にしても意味ないし」
ヴァイス「え?」
テンションの下がったローゼはソードウィップの刃を引っ込ませて腰に付ける。
ローゼ「こんなことならアイツら連れてこなきゃよかった」
そう言ってローゼは減速した。
ヴァイス「ローゼ?」
ローゼ「今回はこちらから引くわ。けど今度は万全の状態で勝負よ!首を洗って待ってなさいよマジアヴァイス!」
そう言い残し、チャームローゼはバイクを反対に向けて逆走して去っていった。
危機が去った事を覚ったヴァイスはソニックチェイサーをその場で停止した。
少し遅れて、マグナムジェットに乗ったアズールとサルファがやって来た。
サルファ「そっちは終わったみたいやな…ってマゼンタとクリスタ、どうしてここにおるんや?」
アズール「2人とも、デートの最中だったんでしょ?」
マゼンタ「そうなんだけど、捉えたヴァイスの魔力が弱々しく感じたの」
どうやらマゼンタとクリスタはマシンアームズに追われてるヴァイスの魔力を察知し、駆けつけてきたようである。
ヴァイス「デート!?ごめん、邪魔しちゃって!」
クリスタ「大丈夫だよ。それに僕達が来なかったらやられてたでしょ?」
ヴァイス「否定はしないよ」
実際、来なかったらアインの攻撃をまともに食らっていただろうとヴァイスは理解していた。
アズール「それでヴァイス、怪我はしてない?」
ヴァイス「ガードはしたけど魔力が1割切っちゃって…」
ゴーマ「その状態でさっきの敵とよくやり合えたな」
ヴァイス「やり合えたと言うよりは加減してたよ。私の魔力が残り少ない事に気付いてたと思う」
アズール「あの子、ヴァイスに敵意を向けていたね」
レッカ「とりあえず、どこかで話をまとめないとね。ヴァイスの魔力も少ないし」
魔力1割以下のヴァイスがこれ以上戦うのは危険だろう。
加えてソニックチェイサーも今のヴァイスの残り魔力では本来の性能を出せない。
クリスタ「それなら僕の所で話さない?まだ片づけの途中だったから」
ゴーマ「それがいいぜ。話し合いの場所としては良いしな」
レッカ「ヴァイスはとりあえず誰かに捕まった方がいいよ。魔力が残り少ない以上、空を移動した方が早い」
マゼンタ「ヴァイス、私の後ろに捕まって」
ヴァイス「うん、ありがと」
ヴァイスはソニックチェイサーから降りて、マゼンタの背中に捕まった。
ヴァイス(うーん!マジアマゼンタの背中に捕まれるなんて、得した気分!)
と、マゼンタの背中に捕まるヴァイスは満面の笑みを浮かべた。
そしてマジアヴァイスとトレスマジアの3人、レッカとゴーマは情報をまとめるためにかなたの住み家に戻ることにした。
今回現れた5人のマシンナリーはlet's&go!に出て来る量産型プロトセイバーを扱う大神のバトルレーサー達がモチーフです。
武器の衝撃砲はプロトセイバーの空気砲が元になってます。
チャームローゼが乗ったライトニング・スコピオはレイスティンガーをモチーフに、
そしてチャームローゼは、レッツ&ゴー!関係ありませんが、ロマンシングサガ2のロックブーケを元にしてます。
ただし性格は別物になってます。
彼女の能力については察してると思いますが、彼女との再戦はまだ先になるためご了承ください。
それでは!