今回はバトル要素は前半からになります。
イメージBGMはNEO CONTRAより、
theme of neo contraです。
後、後半からまたまた新キャラが出て来ます。
それではどうぞ!
街から離れた場所に建てられた工場。
そこは無数の鉄パイプがあちこちに張り巡らされていた。
しかし時代が進むと共にこの工場は使われることが無くなり、やがて無人の廃工場へと変わっていった…
が、今はライフイーターの手によって再稼働され、工場は補給施設へと立て直され、その役目を変えていた。
周囲には無数の狼型の小型マシンビーストが周りを警戒…
空中には鳥の小型マシンビーストが徘徊。
そして中央のクジラを模した大型船が待機しているエアポートでは、異なる姿の大型マシンビーストが3体配置。
警備は万全。
と、ここで爆音が響き、警報音が周囲に鳴り響き、アナウンスが施設全体に伝わっていく。
「WARNING!WARNING!魔力反応察知…並びに侵入者が施設周辺にて小型機を5体破壊。侵入者は…マジアサルファ……訂正する。侵入者は4人…トレスマジア。繰り返す…侵入者はトレスマジア」
アナウンスと共に、施設外にいる小型マシンビースト達は周囲の警戒を強めた。
が、突然降り注ぐ雷撃に気付くことなく直撃を受けて爆散した。
雷撃が降ってきた真上には、甲にリボンの付いたハート型の飾りが施された白い手袋…サルファグローブを身に付けたマジアサルファの姿があった。
周辺には飛行を封じる結界がないため、彼女達は制限無く空を飛ぶ事が出来るのだ。
サルファ「こちらに気付かんとは、警備がなっとらんちゃうか?」
アズール「サルファ!やり過ぎよ。もう少し慎重にいかないと…」
サルファ「慎重に行くとか、ウチのガラじゃあらへんわ」
マゼンタ「どうするの?そろそろ敵がたくさん来るよ!」
クリスタ「好都合だよ。出来るだけ多くの敵を吐き出せばヴァイスの侵入が楽になる。それに外なら結界が張られていない。空を飛べる分こちらが有利になる」
クリスタが説明してる合間に無数のマシンビーストがトレスマジアの元へ集まってきた。
アズール「ふう…それもそうね。ヴァイスが囚われてる人達を救出するまでの間に私達が時間を稼がないとね」
右手に刀に近い形状の片刃の剣…アズールブレードを持ったマジアアズール。
サルファ「時間稼ぎちゅうもんはウチの性にあわへん、だから全部ぶちのめしたるさかい!」
アズール「もう…」
マゼンタ「そんなサルファだから頼もしいよ!」
巨大な突撃槍のマゼンタランスを両手で持つマジアマゼンタ。
そして地面に刺した中世風の槍…マゼンタストライカーを右手で引き抜くマジアクリスタ。
クリスタの真上にはゴーマが周りを警戒していた。
クリスタ「みんな、五秒後に大群が来る。構えて!」
ゴーマ「まだ大型はこねぇ、魔力は温存しとけよ」
サルファ「わかっとるさかい!」
アズール「私達はやるべき事をするだけ」
全員が一斉に武器を構える。
そして五秒後…
レーシングカー、トカゲ、鷹をモチーフにした小型マシンビースト達が大勢でやって来た。
その数は60体!
ゴーマ「来たぜ!!」
マゼンタ「行くよ、みんな!」
アズール「ええ!」
サルファ「行くで!」
クリスタ「うん!」
トレスマジアの4人が散開し、マシンビースト達を各個撃破を狙う。
マゼンタ「てえええーーい!!!」
右を切り、左を切り、正面を切って、槍を前に向けて光を放って複数の敵をマゼンタフラッシュで巻き込み倒す。
アズール「降り注げ!」
アズールが空中に事前に生成していた無数のアズールダガーを一斉に雨のように降らせ、空の敵を一斉に倒していく。
サルファ「こういう使い方もあるんや!」
サルファは殴って、蹴り回して、また殴り、そして回りながらサルファスパークを放ち、周囲の敵をなぎ倒していった。
クリスタ「はあああああっ!!!」
先行するマジアクリスタは、マゼンタストライカーを棒術の応用で扱い、1体ずつ突き倒しながら今度は地面に突いて、そのまま回りながら周囲にやって来る敵を蹴り倒していった。
一分も待たずにその場にいる敵の数は残り10体となった。
と、ここで赤いビームが降り注いできた。
クリスタ「!」
が、狙われたクリスタはバックステップでかわした。
、
アズール「今のビームは…!?」
クリスタ「五尾光のビーム…!フォックスか!」
ビームの正体を知ったクリスタが攻撃が来た方角を向くと、イーグリッドとタイガーファング、シャドーフォックスの3人…三爪が工場の上から現れた。
マゼンタ「ライフイーターの三爪!?」
アズール「3人同時に来たみたいね」
イーグリッド「トレスマジアがここに来るとは思わなかったぞ」
ファング「ヴァイスはいないみてぇだか、お前達はオレを楽しませてくれるのか?」
フォックス「ここに来て私らに牙をむいたことを公開させてあげるわ」
サルファ「ウチらを舐めたらアカンで?」
イーグリッド「舐める?それはこっちのセリフだ!」
と、イーグリッドがビームソードを展開して飛びかかってきた。
だが、アズールが前に立ち、アズールブレードでビームソードを受け止めた。
イーグリッド「やはりお前か…マジアアズール…!」
アズール「貴方の相手は…私よ!」
アズールはイーグリッドの攻撃を警戒していた。
イーグリッド「ふっ、いいだろう。あの時から何処まで強くなったか見せてもらうぞ!」
アズール「望むところよ!」
アズールとイーグリッドが1対1の勝負をするために鍔迫り合いから離れ、この場から離れていった。
ファング「それじゃあオレは…アンタって訳だ」
サルファ「すぐに秒殺してやるさかい」
ファング「ハハハ…そういうの嫌いじゃないぜ。ヴァイスだけじゃなく、アンタも楽しめそうだ!」
サルファ「オモロイな…アンタも…!」
サルファとファングがサルファグローブとハンドアックスで何度も受け止めながら、アズールとは反対の方へ移動していった。
フォックス「さて、私の相手はお前達2人か…」
フォックスを前にマゼンタ、クリスタの2人は槍を構える。
フォックス「おおぅ…敵意むき出しね」
マゼンタ「プリマ・ツインズは何処なの!?」
フォックス「プリマ・ツインズ?捕まえた者達の名前なんて…」
フォックスの腰後ろに付いた5枚のプレート…五尾光から光が集まる。
フォックス「覚えちゃいないけどね!!」
五尾光から無数のビームが真上に放たれ、そのままマゼンタ、クリスタの真上に雨のように降り注ぐ。
マゼンタ「!?」
クリスタ「避けて!!」
クリスタの指示でマゼンタは左に避けて、クリスタは右へと避けて、降り注ぐビームの雨をかわしていった。
しかしフォックスの放った五尾光のビームはまだ止まない。
クリスタ「ビームの発射間隔が短くなってる!?」
フォックス「気付いたようね。今回の私の五尾光は更に強化されている。前と同じだと思わない事ね」
マゼンタ「避けきれないよ!」
クリスタと違い、運動能力の劣るマゼンタは避けきれないビームをマゼンタランスで受け防いでるが、攻撃出来る余裕は無かった。
クリスタ「マゼンタ!」
フォックス「更にプレゼントよ」
フォックスの指鳴らしの合図で巨大アリの大型マシンビーストが2体現れた。
マゼンタ「嘘!?」
フォックス「大人しく捕まった方が身のためよ?」
クリスタ「…………出し惜しみはここまで…」
「そこのマシンビースト達は私達が引き受けましょう…!」
マゼンタ「!」
戦力差によりピンチになったマゼンタとクリスタだが、聞き覚えのある少女の声が響きわたり、黒い大型機が2体のマシンビーストを遠くへ押し飛ばした。
フォックス「何!?」
元々マシンビーストが来た方へ視線を向くと、そこにはマジアベーゼ、レオパルト、ネロアリスの姿があった。
マゼンタ「エノルミータ!?」
フォックス「またしてもお前達か!」
ベーゼ「前にも言いましたよね?貴女のやろうとしてることは品が無いと…」
レオ「ベーゼちゃん、あんなオバさんに何を言っても分からねぇし、ここはアタシとアリスに任せて先に行ってよ」
アリス「ん!」
フォックス「おば!?先に死にたいか!!」
レオパルトからオバさんと言われたフォックスは五尾光の内、左右の合計4枚のプレートを前に向けて、むき出しになった砲身をマジアベーゼ達に向けてビームバルカンをばら撒いた。
が、黒い大型機…エノルライダーがマジアベーゼ達の前に移動し、バリアを展開させてビームバルカンを全て受け止めながら防いでいった。
レオ「エノルライダーも一緒だしな」
ベーゼ「レオちゃん…うん。ここお願い!」
レオパルト、ネロアリスを残し、ベーゼはフォックスの横を通り、建物内へと入っていった。
フォックス「くっ、通すと思って…!?」
ベーゼを通らせないと攻撃を行うフォックスだが、クリスタの放ったクリスタルレイに当たり、阻止される。
クリスタ「お前達の相手は僕達だ!」
マゼンタ「逃がさないよ!」
フォックス「害虫め…小癪な!」
ベーゼへの追撃を辞め、標的をマゼンタ、クリスタに向けるフォックスであった。
「「」」
一方建物内では後からやって来た勢力…ビッグマーズのチャームローズとマシンナリーチームが広い空間の廊下を進んでいた。
そして後ろからはなんと狼型の小型機が何体か付いてきていた。
襲う様子はないようである。
先にやって来たトレスマジアと後から来たエノルミータによってほとんどの敵がそちらに投入されたため、建物内の敵はほとんどいなかった。
ローゼの思惑通りである。
アイン「大丈夫なのか?奪うといっても奴らの本拠地だぞ?」
ローゼ「ええそうよ。ここを制圧すればライフイーターは壊滅に落とせるし、船も手には入れて、更には私達ビッグマーズの力が認められる。まさに一石二鳥もとい、一石三鳥よ」
シャーク「そうだけど、この建物内…何かおかしい。敵が全くいない」
ローゼ「恐らく罠でしょうね」
スパイダー「ローゼ…それを知ってて侵入を…!」
ローゼ「その為に私の能力が役立つのよ」
ローゼが突然立ち止まり、左手を前に向けると、連れの狼型の小型機の1体が前に走り出す。
すると、突然左右の壁からセントリーガンが現れ、横切る小型機を撃ち抜いた。
すぐさまローゼがピストル型のビームガンでセントリーガンを撃ちぬき破壊した。
スティング「なるほど、支配下に置いたマシンビーストを囮にしてトラップを回避するか」
ローゼ「私の能力…チャーミングマインド。対象となる機械のコントロール、または魔物の意識を操れる支配の魔法…流石に大きい敵は無理だけど」
ギカント「それでもスゲェ強えな」
スパイダー「外にいた小型機を沢山捕まえられたのはラッキーでしたね」
アイン「でもあれ、魔力を結構使うんじゃないのか?」
ローゼ「ええ。2割ほど。連発するとすぐガス欠になるわ」
シャーク「大丈夫なの?ゲート前の大型マシンビーストを1人で戦ってるし…」
ローゼ「十分よ6割もあればね」
アイン「……俺は知らねぇぞ?」
ローゼ「結構よ」
これでも少しはローゼの事を心配するアインである。
ローゼ「このまま最短距離でブリッジに向かうわよ」
ローゼ達は広い廊下を進んでいった。
代わって、マジアヴァイス、レッカも補給施設内に侵入していた。
因みにマジアヴァイスのスーツは新たに銀色の肩アーマーが追加された。
これで防御力が格段に上がり、小型機の攻撃はほぼ効かなくなるだろう。
今やマジアヴァイスの衣装は最初のトレスマジアの衣装から少しかけ離れているが、魔法少女らしさは残っている。
これは今でも魔法少女にあこがれている彼女の要望によるものらしい。
と、広い廊下を進むヴァイスとレッカ。
道中のトラップ等はレッカのハッキングで停止させている。
彼女の目的は、囚われている魔法少女と悪の組織の者達の救出とトランスアイテムの回収である。
そして補給施設に着艦してるライフイーターの拠点であるクジラ型の大型船にはプリマ・ツインズの2人が囚われている可能性もある。
救出してトランスアイテムを渡せばかなりの戦力になるのは間違いない。
ヴァイス「レッカ、生命反応は?」
レッカ「この施設の地下に沢山の反応があるよ。隣にはトランスアイテムの反応もある。両方共小型機が数体いる」
ライフイーターは勢力のほとんどが機械な為、生命体は大抵幹部クラス。
複数の生命反応があるとしたら、それは囚われた魔法少女と悪の幹部達であることが分かる。
ヴァイス「それならまずはアイテムからだね」
レッカ「ああ!」
ヴァイス達は地下への道を進む。
建物内のマッピングはレッカが行っており、最短距離で地下へと向かった。
敵はいない上にカメラもトラップもない。
あるのは大きなテーブルに置かれた大量のトランスアイテムだけである。
ヴァイス「………プリマ・ツインズらしきアイテムはない?」
魔法少女、悪の組織のトランスアイテムの形状にはそれぞれ特徴となる物がモチーフとなっている。
プリマ・ツインズのモチーフは星。
しかしその場に星を象ったトランスアイテムは無かった。
レッカ「ここにないとしたら、あのクジラ型の大型船しか他に無いね」
ヴァイス「とりあえず今はここの人達の救出が先だね」
気を取り直して、レッカはトランスアイテムを全て回収し、ヴァイスは隣の牢獄部屋へ向かった。
そこには変身前の魔法少女達と悪の幹部らしき男女達が牢屋に閉じ込められていた。
その牢屋の前には見張り役の箱型の小型機が数体配置されている。
が、ヴァイスのヴァイスバレットで全て処理された。
小型機が破壊された事で牢屋にいる者達が気付き始めた。
「誰!?」
「一体誰が…!」
と、突然誰かが来たのかと希望を持ち始める者達。
その人物はやって来た。
ヴァイス「こちらマジアヴァイス。貴方達全員を助けに来ました」
ヴァイスとレッカがやって来たのだ。
少女1「助けに来た?貴女が?」
ヴァイス「!?」
話しかけてきた緑髪の少女の顔を見て突然驚くヴァイス。
少女1「どうしたのですか?」
ヴァイス「ううん、何でも無いです。話してる暇は無いので、今から脱出口を作ります!」
レッカ「ヴァイス、反対の方向から斜めに撃って」
ヴァイス「うん!」
レッカの指示でヴァイスは反対に回り、指先を斜め上に向けてヴァイスバレット・ハイブラスターを放ち、外への穴を空けた。
その後魔法少女側がいる鉄格子を手で破壊した。
ヴァイス「これがみんなのトランスアイテムです。変身したらそのまま脱出口へ向かって逃げてください。その後は悪の組織の人達も助けます」
そう言ってヴァイスはレッカから魔法少女側のトランスアイテムを貰い、魔法少女らしき少女達に手渡した。
ヴァイス「悪の組織の人達もアイテム渡しますので待ってくださいね」
少女2「ちょ、ちょっと!敵を助けるの!?」
ヴァイス「ライフイーターを前に正義も悪も関係ないですよ?こんな状況だからこそ今は生き延びる事が重要じゃないですか?」
少女2「た、確かにそうだけど…でも相手は悪の組織の者なのよ」
ヴァイス「だから悪は見捨てるの?正義の味方は薄情なの?」
少女2「ぬ…」
少女1「?」
説得力のあるヴァイスの発言に魔法少女側の紫色のツインテールの少女は反論出来なかったが、緑髪の少女は何かに気付く。
男「その辺にしておけ……お前の言う通りだ。我々ではライフイーターに太刀打ちできん。逆にお前は対抗できる術を持っている。ならお前に従うのが筋だろう」
状況を理解した悪の総帥らしき男性を見て、ヴァイスは悪の組織の者達の牢屋を壊し、アイテムを渡した。
すると、彼らは幹部、総帥らしい姿へと変身した。
少女達「!?」
男2「ダグラス総帥!?」
ダグラスと呼ばれた総帥が周りを気にせず変身した事に驚く魔法少女らしき少女達と部下らしき男性と女性達。
ダグラス「何驚いている?お前達は早く脱出しろ。一般人に不意打ちはしないから安心しろ」
少女2「そうじゃなくて、何で私達の前で変身したのよ!?」
ダグラス「この状況になった以上、隠す理由はないからだ」
ダグラスは今置かれてる状況を理解している。
変身したのは万が一小型機が襲ってくることを踏まえての事で、この状況で正体を隠しても何のメリットも無いと判断した。
ヴァイス「総帥ダグラス…悪徳商法が頻繁な街を征服して変えていく事を目的とした悪の組織ディープの総帥ですね」
ダグラス「よく知ってるな」
ヴァイス「情報収集はしてますからね。フラワーガールズとディープの戦い、何度か動画で見てましたので」
実はヴァイスこと天音はトレスマジアだけでなく他の魔法少女チームの活躍が映った動画も見てるため、その辺も確認してるのだ。
少女3「ちょっと待って!じゃあディープは良い街にするために活動してるって言うの?」
ダグラス「勘違いするな。我らがやろうとしてることはあくまで制服活動。正しい訳ではない」
少女2「でも他にやり方が…」
ヴァイス「正しいやり方など最初から無い。街を変えるためには大きな存在が必要になるんです。悪の組織と正義の味方の存在が。それだけで阻止力になりますから」
ダグラス「とはいえ我々のやっている事は悪だ。だからこそ魔法少女は止める。そうだろ?」
少女2「…………そうよ。悪は見逃さない。それがフラワーガールズ…私達魔法少女の使命なんだから!」
ダグラス「それでいい。それでこそ我々の敵…フラワーガールズだ」
紫色髪の少女の本気の言葉で少し安心のダグラス。
敵対する相手だからこそよく知っており、敬意を表しているのだ。
少女1「…………」
ヴァイス「外にはまだ敵が残ってるかもしれませんが、小型の敵なら攻撃が通ります。けど大きい敵は避けてください」
ダグラス「分かった。皆の者聞いての通りだ。魔法少女達は外に出たらすぐに変身して逃げ切れ。我らは一分後に出る」
ダグラスの言葉に従い、少女達は脱出口へ入っていった。
その少女達の中には、ピアスを付けた肌色の悪い白髪の少女が混ざってたが。気付くことなくヴァイスは脱出する魔法少女らしき少女達を見送った。
続いて悪の組織の者達らしき人達も一分後に脱出口へ入っていった。
場に残ったのはヴァイスとダグラス、魔法少女らしき緑髪の少女と悪の部下らしき赤髪オールバックの少年
ダグラス「…………………無理はするなよ?」
少年「分かっています」
ダグラス「マジアヴァイス…お前はどうする?」
ヴァイス「プリマ・ツインズを助けます。ここにいないとなれば、後はあの大型船ぐらいですので」
ダグラス「プリマ・ツインズか…残念だか一足早く別の戦艦に連れてかれている。それでも大型船には数人囚われている」
ここにはプリマツインズの2人はいないという情報を聞いたヴァイスは少し落ち込むも、まだ助ける者達が残ってる事が分かった。
ヴァイス「そうですか…情報ありがとうございます」
ダグラス「……変わってるな。悪の組織の総帥にありがとうとはな」
ヴァイス「私は正義の味方でもないし、悪の手先でもありませんから」
ダグラス「そういうことにしておこう。借りはいずれ返させて貰うが、外の取り巻きぐらいは片付けておこう」
ヴァイス「ありがとうございます」
ダグラス「ありがとう…か…お前も気を付けろ」
ダグラスも脱出口へ進み、この場から離れた。
少女1「…それで最近人付き合いが無かったのですね?」
ヴァイス「?」
少女1「マジアヴァイス…貴女、環天音さんですよね?」
ヴァイス「え″!?」
少年「は、天音?」
緑髪の少女に自身の正体を見破られた事に驚愕のヴァイス。
少女1「正義を嫌うような子と言ったら天音さん以外考えつきませんので」
ヴァイス「う″」
レッカ「だからいっただろ?認識阻害でも推理能力までは及ばないって」
特徴を突かれて正体がバレてしまったマジアヴァイスに指摘されるレッカ。
認識阻害はあくまで誰かに似てる、姿がそっくりといった認識を防止する機能しか無く、推理からの未確定な答えには機能しないのだ。
緑髪の少女はそんな未確定な答えをヴァイスに暴露したのだ。
ヴァイス「うう…まさか調(しらべ)ちゃんと鋼(はがね)
君にバレるとは…」
調「私を誰だと思ってるのですか?貴女のクラスメートですよ」
鋼「オレは知らんかったぞ。お前が天音だったなんてよ」
調「そこの機械の子は初めてですし、改めて自己紹介しますね。鋼君も一緒に」
鋼「はあ…分かったよ」
そう言って調と鋼は右手に取り戻したトランスアイテムを前に向けて…
調「トランスマジア!」
鋼「トランスマジア!」
変身の言葉を唱えた調と鋼の体が光り、晴れると調の方は白をベースとした緑と黄色の魔法少女服をまとっていた。
外見、トレスマジアとは異なる花がモチーフとなった衣装となっている。
一方、鋼の方はメカっぽさが残る騎士甲冑を身につけていた。
頭部はヘッドギアとなっている。
調「私は魔法少女フラワーガールズの1人、フラワーリーフ。変身前は言霊調(ことだま しらべ)です」
鋼「オレはディープの戦闘員グラディエーター。長いからグラディって呼んでくれ。変身前は一条鋼(いちじょう はがね)だ」
レッカ「知り合い同士がお互い敵対勢力とはね」
リーフ「ちょっと前に正体が分かったときは戸惑ったけど、今はそんな感じはありません」
グラディ「確かにな。ヴァイスがいるからか?」
ヴァイス「まあそれは置いといて、ここに残ったのはもしや…」
2人がこの場に残った理由が分かったヴァイス。
リーフ「ヴァイスの事をほっとけませんし、大型船に行くなら私達の力が必要なはずです」
グラディ「1人じゃ大変だろ?ここは正義、悪、関係なしで協力すべきだからな」
2人とも協力的な為、ヴァイスは少し微笑む。
心強い仲間…といいたいところだが、この2人ではマシンビースト相手には無力である。
しかしヴァイスにはその辺りの対処は考えている。
なんとヴァイスは、マゼンタスピア、アズールソードを生成し、リーフとグラディに渡した。
リーフ「トレスマジアの武器!?」
グラディ「なんでお前がそれを?」
ヴァイス「これは私が作ったコピーだよ。マシンビーストには通常の攻撃が通らないけど、私の魔力で作った武器なら攻撃が通るからね」
マシンビーストに痛手を与えられない2人でも、攻撃が通るヴァイスの魔力で生成した武器を持てば十分戦いに参加できる。
リーフ「槍…コスモスの戦い方を見てたから大丈夫」
グラディ「剣は置いてきちゃったしな、ありがたく使わせてもらうよ」
ヴァイス「うん。それじゃあこのまま大型船に乗り込むよ!」
フラワーリーフ、グラディエーターを加えたマジアヴァイスは、残りの囚われた人達を助けるために大型船へと向かうのだった。
フラワーリーフとグラディエーターの紹介はまた今度書こうと思ってます。
今は仕事を挟みつつ続きを考え中です。
また1ヶ月ぐらい経ちそう…
それでも見てくれてるユーザー達が待っていただけたら幸いです。
よかったら高評価もお願いします。
それでは!