話の時間軸は原作の10~11話の後になります。
見所となるバトル部分は、FF7Rのボス戦みたいに状況が変わっていくような感じにしてみました。
お陰で文字数が多くなりました。
それではどうぞ
後、3月後半で登場したエレストのコラボで同名の名前が出たので、仮を無くしました。
どこかにある廃工場。
かつてそこは近くの鉱山から燃料を輸出するために建てられたが、鉱山に残された燃料は全て無くなり、今となっては稼働しておらず、未だ建物の撤去作業も行われていない。
そこへ現れたのは、頭に2つの悪魔のような角を付けた紫色のセミロングのボブカットの少女。
背中には黒い羽、服装自体は露出が多く、胸の所は十字星の黒い布で隠れており、下半身のボトムは小さく、何かと危ない。
両目の下には十字星の模様が1つずつあった。
そして右手には先端が星形の鞭を持っていた。
連れの2人の内、1人は灰色のセミロングの少女で、服装は軍服っぽい緑色の帽子と上着を着てるが、下は黒パンとガーターベルト、緑色のハイブーツという格好。
何故ズボンかスカートを履かない!?
仮にそう言っても、これが私のファッションだからと言いくるめられるだろう。
もう一人の少女はこの中では小さく、不思議の国のアリスに似た服装をしている。
髪は金髪のロングで、スカートは足が隠れるほど長い。
額には十字星の模様が3つあった。
「うう~…なんでこんな所に来たんだろう…」
エノルミータの幹部…マジアベーゼ。
本名は柊うてな。
魔法少女が大好きな夢見る普通の少女…なのだが、
黒いマスコットキャラのヴェナリータの強引なスカウトにより、悪の組織エノルミータの女幹部にされる。
普段は普通に大人しい性格だが、魔法少女チームのトレスマジアを相手にする際には内に秘めたサディスティックな感情を露わにする。
「ヴェナちゃんが言ってた正体不明のバケモノはこの辺りにいる筈だけど…いないね」
エノルミータの構成員…レオパルト。
本名は阿良河キウィ。
マジアベーゼことうてなの事が大好きなのだが、一緒にホテルへ行こうなどと、度を超えた恋愛感情を持っている。
対して敵対する魔法少女はチヤホヤされてるのが理由で嫌いらしい。
「……ん」
同じくエノルミータ構成員の1人…ネロアリス。
本名は杜乃こりす。
構成員の中では最年少の小学生。
普段は喋らないが、コミュニケーションは取れており、ベーゼ達によく懐く。
人形を操ったり、結界を張るなど、彼女自身の能力はエノルミータの中では強力だが、彼女の体力の都合上、長続きしない。
この3人、悪の組織エノルミータは、敵対する魔法少女チーム…トレスマジアと日夜茶飯事の如く戦っているのだが…
女幹部となったマジアベーゼが現れたことで、魔法少女達は劣勢に落ちた。
とまでは良かった。
なぜなら、魔法少女達はマジアベーゼに拘束されたままお尻を鞭で叩かれ、次の日では使い魔達によってくすぐられ、更に次の日は目隠しされたままセクハラ行為を仕掛け、仕舞いには溶かしたロウソクをたらすSMプレイをしたり胸を揉んだりハサミで素っ裸にしたりと、もはややりたい放題の限り…
否!
これは完全に犯罪行為のレベル。
懲役10年など生ぬるいと、いったところである。
しかし何故警察は動かない?
何故あの幹部を裁けない?
いや寧ろ、悪の組織を何故裁けない?
したくても無理なのだ。
エノルミータの力は単体でも強大で、国の力では止められず、彼らの活動を結果的に許してしまっている。
これらを阻止できるのは、魔法少女と呼ばれる存在。
しかしこれまで、沢山の魔法少女がエノルミータの構成員によって敗れており、現在確認できるのはトレスマジアと呼ばれる魔法少女チームの3人のみ。
仮に、もしこの3人が負ければどうなる?
この国はどうなるのか?
市民達は日常生活に溶け込んでいるため、世界の危機など感じる者はごく少数。
そもそもエノルミータが破壊活動を行った件は何一つないのだ。
基本、エノルミータがやりあうのは魔法少女のみ。
その為街の被害は無いに等しく、危機感を持たなくなっているのだ。
エノルミータと魔法少女との戦いはもはや茶番。
そんな日々が毎日続いているのだ。
とはさておき、今回のマジアベーゼ達は、この廃工場に潜む謎のバケモノの調査…および捕獲を、ヴェナリータから依頼を受け、現在調査中である。
周りの建物を見ても、人の気配は無く、音すらも聞こえない。
辺りは夜と、視界も暗い。
調査は既に3時間も行われていた。
レオ「ベーゼちゃん、こんだけ探してもいないみたいだし、帰ろ?」
ベーゼ「いいのかな…勝手に帰って…」
アリス「ん!」
ネロアリスが何かを察し、2体の大きな黒いマスコットキャラの人形を呼び出した。
レオ「アリス?」
ベーゼ「え?何!?」
2人がネロアリスの行動に戸惑うが、次の瞬間、地面が揺れ始め、謎の雄叫びが響いた。
ベーゼ「い、今の声って…!」
レオ「バケモノの声…!」
2人がその響いた声が調査の対象となるバケモノのものだと理解し、マジアベーゼは十字星のついた騎馬鞭を構え、レオパルトは無数の火器を召喚した。
3人とも戦闘態勢は十分。
そして…………
そのバケモノは地面から姿を現した。
その姿は、機械で出来た猛獣のようなロボットだった。
しかし身体のあちこちの装甲が殆ど剥がれて、中のパーツがむき出しになっており、僅かながらスパークを起こしている。
ベーゼ「ろ、ロボット!!?」
レオ「言ってたバケモノってアレなの?」
と、現れたロボットに困惑するが、ロボットはベーゼ達に目線をむけ、右手の爪で攻撃を仕掛ける。
アリス「!」
しかし、寸前の所でネロアリスの操る大きな人形が両手で受け止めていた。
ベーゼ「アリスちゃん!」
レオ「やる気なら丁度いい!さっさとコイツをスクラップにしてやる!!」
と、レオパルトは背中に浮遊する無数の火器をロボットに向けて一斉射撃を仕掛けた。
その隙にベーゼはネロアリスを担いで後ろに後退する。
一方一斉射撃をモロに受けたロボットは装甲の一部が剥がれたが、まだ動いていた。
ロボットはそのままネロアリスのぬいぐるみを右手の爪で切り裂き、上下に分け飛ばした。
投げ飛ばされたぬいぐるみは元の小さなぬいぐるみに戻った。
アリス「!?」
レオ「まだ動くの!?」
ベーゼ「くっ!」
マジアベーゼはすかさず手に持った騎馬鞭…支配の鞭(フルスタ・ドミネイト)で、近くにあったショベルカーに当てると、ショベルカーに似た生物へと姿を変え、そのままロボットに体当たりを仕掛けた。
が、ロボットの左手に止められた。
更にロボットは空いてる右腕を大バサミに変形させ、ショベルカーの生物を掴み、そのまま握りつぶした。
ベーゼ「強い!?」
スクラップになったショベルカーの魔物を捨てて、ロボットの狙いはマジアベーゼ達に向けられ、右手を再び振り上げる。
しかし、ロボットはマジアベーゼからの視界から別の方角へ頭を向けた。
ベーゼ「?」
「「「そこまでだよ(よ)(や)!!!」」」
ロボットは突然響いた3人の少女の声に反応し、目線をマジアベーゼから替えたのだ。
マジアベーゼはロボットが向いた方へ視界を向けた…………
「「「魔法少女トレスマジア、ここに参上!」」」
反対の工場の真上に、可愛い格好をした3人の少女が立っていた。
それぞれ半袖の服にそれぞれのメインカラーの後ろに大きめのリボンが付いたスカート、ロンググローブとリボン付きのロングブーツをまとっていた。
胸元にはハート型の装飾が付いたリボン、右手にはハート型の本体が付いたステッキが握られていた。
その姿からみんなはこう呼ぶだろう。
魔法少女と………
桃色のツインロールの少女は普通に可憐な顔立ちで、メインカラーは桃色。
お姉様っぽい髪型をした青いロングの少女のメインカラーは青。
3人の中では背が低く、ウェーブの入ったロングの少女はメインカラーも黄色。
彼女達こそ、エノルミータと敵対し、街の平和を守る魔法少女チーム…トレスマジアである。
「エノルミータの野望は私たちが止め…って、あれ?知らないロボットがいる?」
トレスマジアの1人…マジアマゼンタ。
本名は花菱はるか。
純粋で優しい魔法少女らしい性格で、コミュ力が高い。
マジアベーゼことうてなのクラスメイトの1人でもあるが、変身時に作用する認識阻害魔法の効果により、お互いの正体は知らない。
3人の中では最初に魔法少女になった子。
「壊れたショベルカーや破けたぬいぐるみがあるということは…あのロボット、エノルミータを攻撃してる…どういうこと?」
トレスマジアの1人…マジアアズール。
本名は水神小夜。
はるかのクラスメイトで、実家が神社の少女。
マジアベーゼが現れて何度もやられ、そのせいでかつて闇落ちしかけたが、マジアベーゼは静かな怒りでそれを拒否。
そして現在、今の彼女はあの頃の凜とした印象の魔法少女に戻っている…はず。
「芝居をして騙してる…では無さそうやし…ま、とりあえずあのガラクタをぶっ倒す方か先決やな」
トレスマジアの1人…マジアサルファ。
本名は天川薫子。
同じくはるか、小夜のクラスメイトである。
普段はおっとりとした京都弁の性格だが、負けず嫌いでケンカっぱやい一面もある。
マゼンタ「そうだね。それじゃあ行くよ!」
アズール「ええ!」
サルファ「ほな!」
トレスマジアの3人が空を飛び、ロボットに向かっていく。
それを見たマジアベーゼは…
ベーゼ(あれはアズール…すっかり立ち直ってる…!)
実はマジアベーゼ、マジアアズールとの一騎打ちに勝利し、お仕置きのラインナップでとことんやり過ぎたせいで闇落ちしかけてしまった事があり、それ以来責任を感じて落ち込んだ事もあったのだが、あの時のように凜とした印象の心の折れてないアズールの姿を見て、感涙の表情をしていた。
ベーゼ(よかった…アズールが折れてなくて…それでこそ魔法少女…魔法少女は決して折れない…!)
レオ「ベーゼちゃんが泣いてる!!?」
アリス「zzz…」
マジアベーゼの感涙に驚くレオパルト。
ネロアリスに至っては…寝ていた。
そんなエノルミータの3人を気にせず、トレスマジアの3人はロボットに応戦する。
マゼンタ「行くよ、マゼンタスピアー!」
一番槍としてマジアマゼンタが手に持ったステッキをハート型の刃が付いた長い槍に変えて、そのままロボットに突っ込む。
しかし、鈍い金属音と共にロボットの身体を貫く事も出来なければ押し出すことも出来なかった。
マゼンタ「か、硬い!?」
アズール「マゼンタ!」
ロボットが後退し、無防備状態のマジアマゼンタに右手で攻撃しようとするが、マジアアズールが続いて距離を縮め、自らの武器を使う。
アズール「させない、アズールソード!」
マジアアズールの右手のステッキに氷の刃が生成され、それを横薙ぎで降ると、マジアアズールの前に氷の壁が出来上がり、ロボットのパンチを受け止めたが、少しずつひび割れてきた。
アズール「散開!」
マゼンタ「うん!」
すぐさまマジアアズールの指示で、マジアマゼンタとマジアアズールは左右に跳んだ。
同時にマジアアズールが作った氷の壁も耐えられず砕かれてしまい、今度は胴体に内蔵された機銃で、マジアサルファに狙いを定めて撃ち出した。
サルファ「こっちに来てくれておおきにな。サルファナックル!!」
マジアサルファは両腕を巨大な腕に変えて、ガードの姿勢を取りつつそのまま突撃した。
ロボットから発射された機銃の弾幕は巨大な腕で全て弾かれた。
サルファ「貰ったで!!」
至近距離に入ったマジアサルファがロボットに巨大な腕による強烈なパンチを当てた。
その衝撃でロボットは後ろへ少し押し出されたが、まだ動いていた。
サルファ「ちっ、浅い…!」
アズール「サルファの一撃を受けてもまだ動けるの…?」
マゼンタ「今までいろんな魔物達を相手にしてきたけど、ロボットを相手にするのは初めてかも…」
サルファ「にしては硬すぎや…ボロボロなのに手応えが感じられへん…!」
アズール「私の剣でも、痛手を与えられないかも…」
トレスマジアの3人は数々の魔物と戦ってきたが、大概3対1の戦いで、ダメージを負いながらも倒していった。
しかし今回の相手は巨大なロボット。
あちこち半壊しているが、それでも動きは鈍ることなく平然としていた。
マジアサルファが当てた攻撃でロボットの胴体は凹ませたが、内部へのダメージは無いだろう。
それより威力の低いマジアマゼンタとマジアアズールの攻撃では効果は無い。
対しロボットの攻撃は厄介。
パンチ自体はマジアサルファの攻撃と同等の威力。
機銃などの武装がある他、動きも速い。
トレスマジアにとって、これほどの強敵はいなかっただろう。
長期戦は免れない。
それは同時にトレスマジア達のスタミナを消耗する事を意味する。
魔法少女である彼女達も、元は普通の中学生。
体力もその体格に合う分しか無い。
戦いが長続けばこちらの体力が尽きて不利になる。
しかしトレスマジアの攻撃力ではロボットの装甲にダメージを与えるのは難しい。
エノルミータのメンバーも、ロボットに大きなダメージを与えられる術はあるものの、ネロアリスは強力な能力を持つ反面、体力が無く、長続きせず、レオパルトの重火器召喚も決定打にならず、マジアベーゼのフルスタ・ドミネイトも通常の威力は高くなく、魔物にする丁度いい物が見当たらない。
決定打はなく、攻撃受ければ致命的。
他に手が無ければ、敗北は免れないだろう。
ロボットは再びトレスマジアの3人に向かって前進する。
しかし、突然ロボットの頭部に野球ボール並の大きさの光の弾丸が当たり、小さな爆発を起こした。
マゼンタ「え!?」
サルファ「今の攻撃はなんや!?」
アズール「魔力弾…にしてはかなり圧縮されてる…!」
マゼンタ「一体誰が…」
トレスマジアの3人が謎の攻撃に驚くが、エノルミータの3人も驚く。
そして、その謎は今解けた。
なんと、トレスマジア同様の魔法少女の衣装を着て、顔立ちはマジアマゼンタに似た銀髪のショートカットの少女が速いスピードで走り、マジアマゼンタの横を通っていった。
唯一違うのは、スカートの色が水色で、胸元のリボンの飾りはハート型では無く太陽を象った形状のになっていた。
その姿を、マジアマゼンタは見とれていた。
「………………みんな下がってて」
マゼンタ「…………え?」
マジアマゼンタの横を通った銀髪の少女は、ロボットに向かって走り出し、右手をピストルの形にしてロボットに向ける。
「ヴァイスバレット!!」
技の名前を言うのと同時に先ほどロボットの頭部に当てた光の弾丸を連続で撃ち出した。
最初にヒットした部分は、ロボットの左肩の付け根であった。
そこから連続で光の弾丸を当てていく。
その連擊に耐えられず、左肩の間接は破壊され、左腕がロボットから離れて地面に落ちた。
ロボットも黙ってはいられず、敵と認識した銀髪の少女に向けて機銃で攻撃したが、高速移動で躱され、再び少女は光の弾丸でロボットの胴体に付いた機銃を全て破壊した。
アズール「あの格好は…私達と同じ魔法少女…!?」
サルファ「ウチら以外にも戦ってる魔法少女がいたんか?」
今までは多くの街にたくさんの魔法少女達がいたのだが、別のエノルミータの構成員達に狩られ、現在ではトレスマジアの3人しか活動していない。
そして今戦ってるのは、トレスマジアと同じコスチュームを着た銀髪の少女である。
アズール「それにしてもあの子、私達より戦い方が上手い…!」
サルファ「身体能力も並外れてる…!」
マゼンタ「……初めてあった気がしない……」
サルファ「え?」
マジアアズールとマジアサルファが銀髪の魔法少女の強さに驚く中、マジアマゼンタは彼女に覚えがあった。
ベーゼ「新しい魔法少女!?今度は白のメインカラー!不利な状況に突如現れるニューヒロイン感がいい!」
レオ「トレスマジアの新しい仲間か?聞いてないんだけど?」
ベーゼ「うーん…でもなんか覚えがあるような…」
アリス「?」
エノルミータの3人も銀髪の魔法少女を認識するが、新たな魔法少女がやって来て興奮を隠せないマジアベーゼだけは覚えがあった。
気が付けば、ロボットの右腕も壊されて、攻撃の術を失っていた。
「ヴァイスインパクト!!」
そこからロボットの正面に回った銀髪の魔法少女が、今度は右手に光を込めて、そのままロボットの胴体に殴りつけた。
すると衝撃でロボットはいくつかの装甲が剥がれ、遠くの工場へふっ飛んだ。
マゼンタ「一撃で飛ばした!?」
アズール「私達でさえ飛ばせなかったあのロボットを…!?」
サルファ「なんか負けた気分や…ウチの専売特許が…」
本来の武器である巨大な腕で戦うマジアサルファにとって、銀髪の魔法少女の先程の攻撃の方が強いという事実は自身を少し落ち込む。
工場内へ飛ばされたロボットを追うため、銀髪の魔法少女は走って行く。
マゼンタ「工場の方へ向かってる…!」
アズール「私達も行きましょう」
サルファ「そやな!」
トレスマジアの3人も銀髪の魔法少女を追いかけに飛んで向かっていった。
レオ「トレスマジアの奴ら、工場へ行ったけどどうする?」
ベーゼ「ロボットの調査が今の私達の目的です。追いかけましょう」
アリス「!」
エノルミータの3人も後を追いかける。
一方銀髪の魔法少女は工場内へ入り、飛ばされたロボットを発見する。
銀髪の魔法少女は再び構え直すが、ここで異変が起きた。
「!?」
なんと、破壊された両腕が謎の赤い光をまとい、新たに火炎放射器らしき火器と、大型のガトリングが新たに生成された。
しかも破損した装甲まで元に戻っていた。
銀髪の魔法少女はこれに覚えがあった。
「やはりトランスアイテム…!」
ロボットはガトリングを銀髪の魔法少女に向けて無数の弾を撃ち出す。
しかし照準が定まってないのか、無数の弾は広範囲にばら撒かれた。
対し銀髪の魔法少女は、普通に避けるのは難しいと考えたのか、障害物の後ろに逃げる。
ロボットの放ったガトリングの弾により障害物となるパイプやタンク、コンテナなどの物が次々と破壊されていく。
当たれば致命傷は免れない。
一方トレスマジアの3人は空からロボットと銀髪の魔法少女の戦いを見ていた。
サルファ「さっきまでボロボロだったのに元に戻っとる!?」
マゼンタ「それだけじゃないよ。壊した筈の腕が別のに変わってる…!」
アズール「この状況、流石に1人で戦わせるわけには…」
サルファ「そやな。ウチらも加勢してあのロボットをしばき倒しに…」
「避けて!!」
マゼンタ「え!?」
突然銀髪の魔法少女の呼びかけが聞こえ、ロボットのガトリングの狙いがいつの間にか上空にいるトレスマジアに向けられた。
サルファ「気付かれた!?」
アズール「散って!」
マジアアズールの指示で、トレスマジアは左右に散り、ガトリングの弾を避けた。
ロボットが警戒してるせいでトレスマジアは加勢する事が出来ない。
更にロボットは左手の火炎放射器を後ろの方へ向けて炎を放射した。
その場にいたのはエノルミータの3人。
すぐさま障害物の後ろに隠れ、炎から逃げる。
ロボットの警戒の強さにエノルミータの3人は攻撃する暇も無い。
レオ「あーもう!!こっちの攻撃はいまいちだし、相手は新しい武器まで使ってくるし!」
ベーゼ「今の私達では…太刀打ちできない…!」
アリス「…ん」
レオパルトの能力は銃やバズーカといったあらゆる火器を召喚し、攻撃する事が出来るが、今回のロボットの装甲には少しの傷を付ける程度。
マジアベーゼも元の魔力が高いのだが、ロボットの高い防御能力を打ち破る程の高威力の攻撃手段が無い。
フルスタ・ドミネイトで周りの物を魔物化させても、ロボット相手には力不足。
ネロアリスのぬいぐるみも同様で、防御の硬い敵には不利。
エノルミータではあのロボットを倒すのは不可能だろう。
現状、あのロボットに痛手を与えられるのは、今戦ってる銀髪の魔法少女である。
「こっちだ!」
ロボットがトレスマジア、エノルミータを警戒してる中、銀髪の魔法少女は上の階へ跳び、ロボットを上から光の弾丸で射撃しつつ回り込んでいた。
光の弾丸を上から受け、右腕のガトリングは破壊された。
それに気付いたロボットは銀髪の魔法少女の位置を捉え、火炎放射器で攻撃する。
銀髪の魔法少女がいた場所は、炎に包まれる。
マゼンタ「あっ!?」
マジアマゼンタは助けようと向かおうとするが、その直後に銀髪の魔法少女が炎の中から飛び出し、そのままロボットの真上に回り込み、光の弾丸を連続で撃ち込む。
狙ったのは左腕の火炎放射器。
殆ど被弾し、火炎放射器も破壊した。
マゼンタ「やった!」
アズール「待って、様子がおかしいわ…!」
アズールの言うとおり、再び両腕を破壊されたロボットが不思議な赤い光に包まれ、今度は巨大な爪を備えた腕が現れた。
最初にあった両腕の爪よりも大きい形状となっている。
サルファ「また腕が…ウチの真似かい!?」
アズール「あの光は…!」
マゼンタ「私達が変身するときの光に似てる…!」
両腕に爪を持ったロボットは、後ろに立つ銀髪の魔法少女に狙いを絞り、向かってきた。
「私を脅威と見たね…!」
距離を取るためにバックステップで後退しながら光の弾丸で攻撃する銀髪の魔法少女。
そして被弾しながらも、気にせずその彼女を追いかけるロボット。
しかし銀髪の魔法少女が行く先は複数のパイプやダクトなどで狭くなった通路。
通るにはロボット自体が大きすぎる。
ところがロボットは両腕の爪でパイプやダクトなどを斬ったり壊したりしながら先へ進もうとする。
レオ「警戒が解けた…今がチャンス!」
ベーゼ「待って、あの魔法少女…何か狙ってます」
アリス「ん?」
レオパルトの攻撃を止めたマジアベーゼは、銀髪の魔法少女が何かを狙ってるのをさとり、様子を見ることにした。
「ここだ!」
ここで銀髪の魔法少女が仕掛けた。
なんとロボットの頭上にある無数の大きなパイプに向けて光の弾丸を連発したのだ。
光の弾丸によって無数に繋がってるパイプは壊れ、ロボットの頭上に落下し、パイプの下敷きになった。
アズール「上手い!」
マゼンタ「でもまだやられてないよ?」
マゼンタが言うように、パイプの下敷きになったロボットは身動きが取れなくなってるが、数十秒もすれば脱出するだろう。、
サルファ「おそらく次で決める気や」
ロボットが身動きが取れない事を確認すると、銀髪の魔法少女は再び人差し指をロボットに向け、指先に光を収束し始める。
ベーゼ「あれは…魔力が収束してる…!」
レオ「いかにも大技っぽい…!」
アリス「!」
トレスマジア、エノルミータ、二組とも銀髪の魔法少女の戦いに釘付けになる。
そして、銀髪の魔法少女の右手の指先には、約50㎝の大きな光の球へと大きくなっていた。
「ヴァイスバレット……ハイブラスター!!」
銀髪の魔法少女が技の名前を叫ぶと、指先の大きな光の球がロボットに向けて発車された。
しかも発射時には、倍以上の大きさまで膨れ上がっていた。
そしてそのままロボットの胴体へと直撃し、大爆発を起こした。
爆発により、煙がこちらに流れていく。
煙が晴れた先には、胴体に大きな穴が空いたロボットの姿が…
僅かながらスパークは起きてるものの、動く気配は無かった。
そしてその巨体は、前に倒れた。
戦闘不能である。
ベーゼ(か……カッコいい……!)
ロボットが動かなくなった事を確認した銀髪の魔法少女は右手を下ろし、倒されたロボットの元へ向かい、中を探る。
「…」
銀髪の魔法少女がロボットの中から取りだしたのは、コンパクトなハート型のアイテムだった。
それを、腰のポーチにしまい込んだ。
一方、銀髪の魔法少女の戦いの一部始終を見たトレスマジアのみんなは…
マゼンタ「倒しちゃった…」
アズール「あの子は…一体…」
サルファ「それは後で本人に聞けばすむことやし。さて…」
マジアサルファは再び巨大な手を呼び出し、近くに現れたエノルミータの方へと歩き始めた。
サルファ「後はあんさんらだけや。覚悟は出来てます?」
ベーゼ「な!?」
エノルミータの3人は危機感を感じ、警戒する。
しかし、銀髪の魔法少女が横に入った。
サルファ「?」
「エノルミータ、戦う意志がないのであればこの場から去ることを勧めます」
ベーゼ「!?」
レオ「はあ!?」
アリス「!?」
マゼンタ「えっ!!?」
アズール「な!?」
銀髪の魔法少女はエノルミータに撤退を申してきたのだ。
この予想できない発言に二組は驚愕。
「ですがこのまま戦闘を続行するのであれば、貴女達を敵と見なします。トレスマジアも、この場の一切の関与を禁止します。もし応じなかった場合は…」
銀髪の魔法少女は真剣な表情でトレスマジアに右手の人差し指を向け…
「貴女達も敵と見なします」
トレスマジア「「「!!?」」」
信じられない光景…
銀髪の魔法少女はエノルミータだけでなく、トレスマジアにも警告をしていた。
レオ「尻尾巻いて逃げろって言うのか?そんな警告を受け入れるわけ…」
ベーゼ「引き上げましょう。元々私達の目的はあのロボットの偵察です。今私達がこのままトレスマジアと戦闘を初めてもこちらが不利です。何よりアリスちゃんがそろそろ限界です」
アリス「…」
レオ「ベーゼちゃん…」
拳銃を構えるレオパルトだが、マジアベーゼに止められる。
彼女の言うとおり、マジアベーゼ、レオパルトは魔力を消耗している。
それは魔法少女達も同様だが、何よりネロアリスが眠そうな状態のため戦力的にはこちらが不利。
更に、ここでトレスマジアとの戦闘を行えば、銀髪の魔法少女まで相手にしなければならない。
そうなれば、こちらの全滅は免れない。
マジアベーゼは、最善の選択を選んだ。
レオ「ベーゼちゃんが言うなら…しょうがないか…」
レオパルトはマジアベーゼの命令を聞き入れ、銃を納めた。
ベーゼ「そういう事ですので、今日はここらで引き下がりましょう」
マゼンタ「えっ!?」
マジアベーゼはネロアリスを担ぎ、後ろに現れた闇のモヤの中へと入っていく。
ベーゼ「忘れてました………そこの銀髪の魔法少女…最後に…貴女のお名前を教えていただきますか?」
マジアベーゼはこの場を去る前に、銀髪の魔法少女に名前を聞く。
少女は応えた。
「…………マジア…ヴァイス……それが私の名前」
ベーゼ「マジアヴァイス…覚えておきましょう」
そう言い残し、エノルミータの3人は、闇の中へと消えていった。
サルファ「あんさん…一体何の真似や?」
ヴァイス「彼らは今回悪さをしていない。だから止めた。正当防衛だ」
サルファ「何が正当防衛や!エノルミータを逃がしといて何考えてるんや!」
アズール「落ち着いてサルファ!」
マゼンタ「そうだよ。話の流れからエノルミータの仲間じゃないみたいだし…」
サルファ「せやけど…!」
マジアヴァイスがエノルミータを逃がした事に腹を立てたマジアサルファをなだめるマジアアズールとマジアマゼンタ。
ここでマジアヴァイスがある質問を3人に問う。
ヴァイス「3人は…もし泥棒をする前の人を見かけたらどうする?」
マゼンタ「え?」
サルファ「おい、そんな話より何故エノルミータを…」
ヴァイス「泥棒をする前の人を見かけたらどうすると言っているの!」
サルファ「っ!」
アズール「説得して泥棒を止めるわ」
マゼンタ「うん。まだ悪いことしてないのに先に攻撃したら私達の方が悪者に……っ!?」
マジアマゼンタがマジアヴァイスが言った質問の意味がわかり、言葉を無くしてしまう。
アズール「っ…!」
サルファ「あ……!」
ヴァイス「そう。私の言った事はそういう事。確かにエノルミータは悪の組織。けどそれとこれとは話は別。今まで君達はエノルミータが活動を始める前に攻撃を仕掛けたのが半数。一部は挑発で相手に先手を誘導させた。戦う意志のない相手に先に攻撃するなんてもっての外。君達トレスマジアはどうなの?……貴女達のやってることは正しいの?」
マジアヴァイスのキツい一言にマジアマゼンタ、マジアアズールは言い返せず、言葉を無くす。
しかし、この子だけは違っていた。
マジアサルファが怒りを露わにして、マジアヴァイスの胸くらを掴んだのだ。
サルファ「いい加減にせえよ、アンタ………一体何様のつもりや!!」
マゼンタ「サルファ!?」
怒るマジアサルファに、マジアヴァイスは表情を変えず、マジアサルファを見ていた。
サルファ「ウチらはな、正義の魔法少女として、エノルミータから市民達を守るために戦ってるんや!!それに引き換えアンタは悪を逃がすとか普通じゃ考えられへん!!アンタこそ、正義の味方のやることとは…!!」
ヴァイス「私は正義の味方じゃない」
サルファ「!?」
迷いのない返答の後、マジアヴァイスは胸くらを掴んでるマジアサルファの腕を引き剥がす。
ヴァイス「そもそも私は……正義という言葉が嫌いなの」
3人「!!?」
正義が嫌い。
魔法少女をやっている彼女が、正義を嫌いだと言ってきた。
彼女のその言葉に…その表情に…トレスマジアの3人はこれまでにない衝撃を受けた。
マゼンタ「ど…どうして?魔法少女と言ったら正義の味方だよ?そんな君が、正義を嫌うなんて…」
と、マジアマゼンタが疑問に答える。
ヴァイス「確かに正義の味方は、他の人達の為に悪と戦っている。けどそれは相手を倒す事。それでは悪と変わらない。基本悪の組織は人達を苦しめ街を破壊するなどをしていた。けど今はどうなの?人達はエノルミータが現れてすぐ逃げたけど、怪我人は無く、街は破壊されていない。そんな相手を倒すのは本当に正義の味方のやることなの?」
サルファ「っ………」
説得力のあるマジアヴァイスの話で、マジアサルファは言い返せなかった。
それもそのはず。
マジアベーゼが現れてから街の被害はなく、自分達は先に攻撃を仕掛けており、こちら側が受けた被害は、別の意味で酷い目にあっただけ。
何も言い返せない。
マジアヴァイスに反論は言えなかった。
ヴァイス「ごめんなさい…言い過ぎた」
マゼンタ「え?」
頭が冷め、冷静になったのか、マジアヴァイスはマジアマゼンタに謝った。
意外な対応にマジアアズール、マジアサルファはきょとんとした。
ヴァイス「でも私が正義を嫌いだと言ったのは本当なの。正直私は…正義が信じられない…」
サルファ「アンタ…」
ヴァイス「そんなのが正義なら、私は正義の味方にはならない。悪の手先にもならない。私は私の意志で、私のやり方を貫き通す。次もこういう事がないのを祈りたい」
と話し、マジアヴァイスはトレスマジアから離れ、工場の外の方へと歩いていく。
マゼンタ「待って!貴女は…ヴァイスは誰と戦ってるの?あのロボットは何?」
離れようとするマジアヴァイスにマジアマゼンタは目的とロボットの正体について質問をした。
ヴァイス「ライフイーター…魔法少女や構成員を狩る犯罪組織」
アズール「犯罪…組織…?」
と言い残し、マジアヴァイスは走り去っていく。
マゼンタ「待って…!」
マジアマゼンタが呼びかけたと同時に、マジアヴァイスは何故か地面の壊れたパイプに躓き、前に倒れてしまった。
マゼンタ「あっ」
アズール「こけた」
サルファ「な!?」
すぐに起き上がり、スカートがめくれてることに気付くとすぐに両手でスカートを直した。
そして頬を赤くして涙目でこちらに向いてきた。
ヴァイス「……今のは忘れてください。くれぐれも!」
と、言い残してマジアヴァイスは慌てて走り去っていった。
アズール「……えーっと…」
サルファ「なんか今ので怒りが失せたわ…」
マゼンタ「…………天音…ちゃん…?」
去っていくマジアヴァイスにマジアマゼンタは別の名前を言うが、もうマジアヴァイスの姿ほ無かった。
しかしマジアアズール、マジアサルファはマジアマゼンタが別の名前で呼んだことに驚く。
アズール「マゼンタ、さっきの魔法少女の事…!」
サルファ「知り合いなんか?」
マゼンタ「ううん、ただ、見覚えがあって、それで天音ちゃんに似てたからつい…」
アズール「あの子、認識阻害魔法がかかってないの?」
基本…魔法少女、構成員には正体がバレないように認識阻害の魔法がかかっており、例え姿が似ていても他人から見破る事は不可能。
自ら正体を明かさない限り、正体がバレる心配はないのだ。
しかしマジアヴァイスは自ら正体を明かすことはしていないにもかかわらず、マジアマゼンタは覚えのある人物の名前を口にしたのだ。
マゼンタ「やっぱり…他人なのかな…」
サルファ「マジアヴァイス…一体…何なんや…」
謎が深まるばかり、残されたトレスマジアの3人は消えていったマジアヴァイスの事を考えつつ、廃工場を後にした。
「うう…どうしてあんな事言っちゃったんだ私~…しかもスカートの中身見られるわ…うう…!」
「で、でもさ、大好きなトレスマジアと会えたんだし、そこまで落ち込まなくても…」
マジアヴァイスこと環天音は自室の机に述べそり、恥ずかしながら後悔した顔をしていた。
そんな様子を見てフォローする、2つのリングを付けた人の頭サイズの球体メカがぷかぷかと浮いていた。
体の色は赤、碧、白の3色となっている。
天音「レッカ…確かにそうだけど、結局マズい雰囲気にしちゃったし、私だって本当はマジアマゼンタに…トレスマジアに協力して欲しかっただけなのに、ああ私のバカ~…!」
レッカ「まあ、過ぎたことは仕方ないよ」
実は彼女…天音は魔法少女の事が大好きで、トレスマジアのファンでもあった。
トレスマジアのグッズは結構買っており、主にマジアマゼンタ関連の物が多めとなっている。
更にはアイドル活動もしていたトレスマジアの音楽CDやイベント限定のアイテム等集めており、限られた小遣いでやりくりしていた。
お年玉の分も沢山あり、資金も余裕にある。
流石に多くは買わず、大きめの棚に飾ってるぐらいである。
同じく魔法少女グッズを沢山持っている柊うてなとは趣味が一致しているが、互いの趣味は知らない。
天音「次に会ったときはどう話そう……はあ~……」
レッカ「謝るしか無いと思うよ」
天音「素直に許してくれるかな…」
と、落ち込む天音はしばらくすると、机の引き出しを開け、太陽を象った形のアイテムとロゴマークが付いた何かの金属の破片を手に取る。
天音「魔法少女になってから2日目か…こうして私が魔法少女になって戦えるのもレッカのお陰だよ」
レッカ「いやいや、成り立てであそこまで戦えるのは意外だよ。何か習ってたの?」
天音「ううん、トレスマジアの戦いやゲームやアニメを参考に」
レッカ「それだけで!?再現度高いね!?」
思わぬポテンシャルを秘めていることに驚くレッカ。
天音(魔法少女は正義の為に戦っていた。でも、あの時の事故で、私は正義が信じられなくなってしまった…」
天音は過去に、魔法少女と魔物との戦いに巻き込まれて、一緒にいた姉を失ってしまっている。
彼女自身は他の魔法少女に助けられたが、それ以来正義という言葉を嫌うようになった。
しかし数ヶ月後…トレスマジア結成前のマジアマゼンタが子供達を助けながら魔物達と戦ってる姿を見て、彼女の正義に対する認識は少し改まった。
魔法少女のファンになったのもマジアマゼンタの影響があったからである。
後にライフイーターのメカに追われてるレッカと出会い、変身アイテムを授かり、マジアヴァイスとしてライフイーターと戦う事を決意した。
天音「エノルミータとは違う組織…ライフイーター…彼らの存在はまだ人達やメディアにも知られていない…現状立ち向かえるのは…私だけだしね」
レッカ「ライフイーターもいつ仕掛けるか分からない。探索の方は僕がやっておくから、天音はしばらくゆっくりしとくといいよ」
天音「うん、ありがとう」
天音とレッカ、未だライフイーターの目的を全て把握してる訳ではない。
ただ一つ分かることは、ライフイーターは今まで魔法少女や構成員を狩っていた事である。
それは絶対にあってはいけない。
天音とレッカの目的は、ライフイーターの壊滅。
それが彼女達の戦う理由。
だが今は戦いの事を考えるのは止めよう。
と、天音は何かのディスクを専用のレコーダーに入れた。
レッカ「何してるの?」
天音「トレスマジアの初ライブ映像だけど?」
レッカ「もう9時だよ?」
天音「こういう時間だからこそ見る物なんだよ?」
レッカ「あのね………」
と、天音がトレスマジアのライブ映像を見る姿に、レッカは呆れていた。
彼女の物語はまだ始まったばかり……
次の話についてですが、公開は未定です。
主人公は次の話、お休みです。
エノルミータとトレスマジアの回の後に、もう1人の主人公を出そうと思ってます。
そこからトレスマジアを大活躍させる予定です。