魔法少女にあこがれて ライフイーターズ   作:カッパサン

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なんとか出来上がりました。
気が付けばUAが10000を超えてました。
荒削りな作品ですけど見てくれてる人がいてくれて嬉しいです。
今回はバイクチェイス以来の2度目のスピードバトルになります。
イメージBGMは、bust a moveから2BADです。
終半はシリアスが強めです。
それではどうぞ!



その名は、げきつよワイルド!

 

 

 

 

広大なサーキット場でボードに乗った魔法少女と機械の男の2人が、互いの武器でぶつかり合っていた。

 

 

 

 

 

 

マジアサルファは魔法少女風の手袋のサルファグローブ。

 

タイガーファングは大型化した手斧で戦っていた。

 

 

 

 

 

 

ファング「前より動きが鋭くなったじゃねえか!サルファ!」

サルファ「驚くのはまだまだこれからやで!」

 

 

 

 

 

 

サルファの周りに電気のバリアが張られた。

 

 

 

 

 

 

 

サルファ「スパーク…ストライク!!」

 

 

 

 

 

サルファは電気のバリアを纏ったままボードから跳び、ファングに体当たりした。

 

すぐにファングは両手の2本の斧をクロスして、突進するサルファを真っ向から受け止めた。

 

 

 

 

 

 

 

が、徐々に押されていった。

 

このまま押し切ればファングを放り出せるが、途中でカーブに差し掛かった所でサルファは一旦ファングから離れて自分のボードに飛び降りた。

 

 

 

 

 

 

 

ファング「おおー、やってくれるな」

サルファ「(まだ安定せえへんか…ぶっつけ本番でやってみたが、そう簡単に上手くいかへんな…)」

 

 

 

 

 

サルファの使ったスパークストライクはシルヴァンの特訓で編み出した技で、少ない魔力を圧縮させて必殺技に近い火力を叩き出せる強力なモノだが、まだそれをコントロールすることができず、本来の威力に届かなかった。

 

 

 

 

 

 

ファング「なら今度はこっちの番だ!」

 

 

 

 

ファングが斧を持った両手を左右に伸ばし、高速回転し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

サルファ「!?」

ファング「くらえ!白虎の牙(びゃっこのきば)!!」

 

 

 

 

 

 

高速回転するファングがそのままサルファに突進してきた。

 

 

 

 

 

 

サルファ「サルファプロテクション!!」

 

 

 

 

 

 

咄嗟にバリアを張ってファングの回転攻撃を受け止めるが、バリアが徐々に削りきられていた。

 

 

 

 

 

 

サルファ「ち、サルファバスター!!」

 

 

 

 

 

 

サルファは、ファングにバリアを突破される前にそのバリアを飛ばしてファングから距離を置く。

 

 

サルファプロテクションで生成されたバリアは、サルファシールドよりも強力なのだが、ファングの強烈な攻撃には完全に防げなかった。

 

そこでバリアを飛び道具として飛ばすサルファバスターでファングを飛ばして被弾を回避したのだ。

 

 

 

 

 

 

サルファ「単純やけど、とんでもない威力やな…」

ファング「驚いたか?」

サルファ「アホ抜かせ!返り討ちにしてやるさかい!」

 

 

 

 

 

サルファが再びファイティングポーズを取る。

 

 

 

 

 

 

ファング「そうこなくちゃな!!」

 

 

 

 

 

 

ファングも斧を構える。

 

 

 

 

 

 

一方二体の人型マシンビーストと戦ってるヴァイスとローゼは…

 

 

 

 

 

ヴァイス「この敵、ファングと同じ戦い方を…!」

ローゼ「2本の斧を持って戦うだけでとはいえ、やるわね…!」

 

 

 

 

 

ヴァイスはトレスブリンガー、ローゼはローゼサーベルで、互いのマシンビーストと戦闘していた。

 

普通に強敵なのだが、今戦ってる場所はサーキット場。

 

ホバーボードに乗って走りながら戦う高速戦闘である。

 

 

 

ヴァイスはベーゼのフルスタ・ドミネイトで変異した小型機に乗っての戦闘と、ソニックチェイサーでビッグマーズとの戦いで行った高速戦闘の2回のみ。

 

まだ高速戦闘に完全に馴れてはいない。

 

ローゼは、訓練で乗り物に乗っての戦闘を行っているため高速戦闘もこなせる。

 

 

 

 

対して2体の人型マシンビーストは、ファングの戦闘スタイルをベースにした相手で、ファングを弱体化した感じになってる。

 

それでも高い戦闘能力を持っているのだ。

 

特にファングが1番得意とする戦法が高速戦闘。

 

当然、元にした人型マシンビーストの2体も同様で得意分野であった。

 

 

この戦い、ヴァイスが不利にかと思われるが、ヴァイスの戦闘技術は、みるみる上達していた。

 

長期戦になれば、次第にヴァイスは高速戦闘になれてくるだろう。

 

 

 

 

 

と、ここでマシンビーストの一体がヴァイスに向けてトマホークを投げてきた。

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「はっ!!」

 

 

 

 

 

すぐにトレスブリンガーで投げられたトマホークを弾き返す。

 

 

 

 

 

ヴァイス「!?」

 

 

 

 

 

 

 

と、ここで急カーブに突入し、ヴァイスは咄嗟にボードのコントロールを優先してカーブを曲がっていく。

 

弾き返されたトマホークは、マシンビーストが利き手で回収した。

 

そしてそのままヴァイスに向かって攻撃を仕掛けてきた。

 

 

 

 

 

ヴァイス「!」

 

 

 

 

 

 

向かってくるマシンビーストにヴァイスはトレスブリンガーでトマホークを受け止める。

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「流石にボードだと勝手が違うなぁ…」

ローゼ「助けがいる?」

ヴァイス「ううん、大丈夫!」

 

 

 

 

 

ヴァイスは苦手なボードに乗ってでの戦闘をしつつも、少しずつ馴れてきたのか、そのままマシンビーストを押し飛ばす。

 

 

 

 

 

 

ローゼ「それでこそ、私のライバルよ!」

 

 

 

 

 

ヴァイスの様子を見た後、ローゼはもう一体の人型マシンビーストに向かってローゼサーベルで攻撃していく。

 

手慣れた剣技で、相手のマシンビーストを後退させつつコース外へ追い詰めていく。

 

だがファングと同タイプのマシンビーストも黙っていない。

 

 

 

そのまま両手に持った2本のトマホークを振り回して、ローゼを引き離した。

 

 

 

 

 

ローゼ「そう来ると思ってたわ、放衝閃!!」

 

 

 

 

後退したローゼがその瞬間にローゼサーベルをムチに変形させ、マシンビーストに向けて衝撃波を飛ばした。

 

直撃を受けたマシンビーストはコース外に飛ばされるも、なんとかバランスを立て直す。

 

 

 

 

 

ローゼ「まだまだよ!爆連玉!!」

 

 

 

 

 

 

続けてローゼが左手を敵に向けて無数の追尾する緑色の光球を放ち、追い打ちをかけるように相手に当て続た。

 

 

ローゼの連続攻撃でバランスを完全に崩したマシンビーストはコース外に転がり落ち、フェンスにぶつかった。

 

装甲が剥がれ、内部のフレームまでダメージが入り、一体のマシンビーストは動かなくなった。

 

 

 

 

 

 

バージョンアップしたチャームローゼのスーツは性能の向上に加え、ヴァイスの戦闘データを参考にして開発されたスキルラーニングという機能が追加された。

 

ヴァイスのラーニング能力と違い、こちらは元の相手の武器を生成するのではなく、使う攻撃に似た別の技を作ることが出来る能力である。

 

その為動きのラーニングと差別化されている。

 

 

先ほど使った放衝閃はマジアベーゼのメナス・ヴァルナーが元。

 

爆連玉はレオパルトの召喚する手榴弾を参考にしたモノである。

 

 

 

 

ローゼはパワーアップしたスーツの新機能に驚いていた。

 

 

 

 

 

ローゼ「凄い…新しく搭載されたラーニング能力、侮れないわね。さて、ヴァイスの方は…」

ヴァイス「てやあああー!!」

 

 

 

 

 

 

一方ヴァイスの方もボードに馴れてきたのか、トレスブリンガーによる素早い攻めで相手にしているマシンビーストを追い詰めていき、怯んだ所で強烈な横薙ぎでコース外に飛ばし、壁にぶつけた。

 

こちらも大きなダメージを負い、機能停止した。

 

 

 

 

 

 

ローゼ「もうボードの扱いに慣れるなんて、やるわね」

 

 

 

 

 

と、ヴァイスのボードの上達ぶりを褒めるローゼ。

 

ヴァイスはローゼの側に移動した。

 

 

 

 

 

 

ローゼ「そっちも終わったみたいね」

ヴァイス「スケボーの感覚でやってみたら割と簡単だったよ」

ローゼ「まあ似てなくは無いけど…」

ヴァイス「後はサルファの方だけど…」

 

 

 

 

 

 

ヴァイスとローゼは走行中のサルファを探す。

 

 

すると、ヴァイスの視界からサルファとファングの姿があった。

 

 

 

 

 

 

サルファ「おらおらおらおらおらー!!!」

ファング「だりゃりゃりゃりゃりゃーー!!!」

 

 

 

 

 

 

両者、隙の無いラッシュ攻撃。

 

サルファがグローブによる乱打に対し、ファングは2本のトマホークによる連撃。

 

 

連続コーナーに差し掛かっても、彼らの攻撃は止めることなくギリギリで曲がりつつ、攻撃の手を緩めなかった。

 

 

 

 

 

 

ファング「まだまだギアを上げていくぜ!!」

サルファ「ウチも本気でいくで!!」

 

 

 

 

 

 

2人のラッシュは更に加速し、風が吹き荒れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「お互い一歩も引かない…!」

ローゼ「手を出すわけにはいかないわね、これは…」

ヴァイス「うん、1対1の真剣勝負だしね」

「私は手を出すけどね…!」

2人「!?」

 

 

 

 

 

 

突如聞き覚えのある女性の声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

ローゼ「ライフイーター!?」

ヴァイス「今の声はシャドーフォックス…!何処から!?」

「こっちだよ。お前達の真上にな!」

 

 

 

 

 

 

なんと2人の頭上から大型マシンビーストが降りてきた。

 

 

 

 

 

ヴァイス「上から!?」

ローゼ「避けて!!」

 

 

 

 

 

2人は散開し、落下するマシンビーストから離れた。

 

落ちてきたマシンビーストは、全長4メートルの6輪の鉄のタイヤに6本の腕が付いた上半身の巨体であった。

 

そしてそのマシンビーストの後ろにはシャドーフォックスの姿があった。

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「大型マシンビースト!?」

ローゼ「もう整えるほどに戦力が…何の用なの?」

フォックス「用だと?裏切り者の捕獲に来ただけだ」

ヴァイス「裏切り者?」

フォックス「タイガーファングだ。あの男はしばらく待機しろとオウガから命じられたのにも関わらず、新武器とマシンビーストを持ち出して行ったのよ。私はそいつを連れ戻しに命じられて来たのよ」

 

 

 

 

 

フォックスの狙いはファングらしいが、このまま通す理由を2人には無い。

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「悪いけど取り込み中だよ」

フォックス「知らないね」

ローゼ「2人の戦いに水を差すわけに行かないのよ」

フォックス「知ったことか。私は有言実行派なのよ。あの裏切り者を野放しにするほど私は穏やかじゃないのでね」

 

 

 

 

 

 

と、フォックスの乗るマシンビーストが前進するが、ヴァイスのトレスブリンガーの横薙ぎで後退する。

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「それこそ私の知ったことじゃないよ!」

ローゼ「真剣勝負を邪魔する輩をほっとくほど私は甘くないわ」

 

 

 

 

 

 

ヴァイスとローゼが武器を構える。

 

 

 

 

 

フォックス「お前達2人で私とこのアシュラを相手にするというのかい?笑わせるな!」

 

 

 

 

 

アシュラと呼ばれたマシンビーストの後ろから六体の人型マシンビーストが現れ、ヴァイス達に襲いかかる。

 

ヴァイスとローゼは襲いかかるマシンビーストに攻撃し倒すが、後ろにいた4体のマシンビーストが隙を突いて両腕を掴まれた。

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「な!?」

ローゼ「ちょ!何の真似なの!?」

フォックス「元々お前達に眼中は無い。ソイツらと遊んでいろ」

 

 

 

 

 

 

そう言ってフォックスを乗せたマシンビースト…アシュラは、大勢の人型マシンビーストによって身動きの取れないヴァイス達を通り過ぎていく。

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「しまった…!」

ローゼ「ヴァイス、コイツらを振り解ける方法は無いの?」

ヴァイス「範囲攻撃のヴォワ・フォルテがあるけど、ボードまで壊してしまうよ」

ローゼ「くっ、チャーミングマインドも、あの大型が放ってるジャミングのせいで効果無い…」

ヴァイス「でも、振り解けなくはないね」

ローゼ「え?」

 

 

 

 

 

 

ヴァイスの言葉に何か引っ掛かるローゼ。

 

するとヴァイスは体の力を抜いて、するりと人型マシンビーストから抜けだした。

 

……………しかも手袋を脱いで。

 

 

 

 

 

 

 

ローゼ「な!?」

ヴァイス「それ!」

 

 

 

 

 

 

脱出した所でヴァイスはヴァイスバレットでマシンビースト達の頭部を撃ち抜き、戦闘不能にした。

 

 

動かなくなったマシンビースト達は糸が切れた人形のように倒れ、そのままコース外へと転がっていった。

 

なお、脱いだ手袋、トレスブリンガーはしっかり回収したもよう。

 

 

 

 

 

 

ローゼ「そんな芸当で脱出するなんて…」

ヴァイス「急ごう、まだ追いつくはずだよ!」

「そこをどけー!」

 

 

 

 

 

 

 

突如またしても大型のマシンがヴァイス達の横を通っていった。

 

 

 

いや、エノルライダーがやって来たのだ。

 

上には姿の変わったレオパルトが乗っていた。

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「レオパルト!?」

ローゼ「あれは…姿が変わってる…!」

 

 

 

 

 

 

そう。ノワールの魔力調整により、レオパルトはコスチュームが変わっていた。

 

上着はそのままだが、開いており、中は緑と黒のスポーツブラ、ショートズボンを身に付けたサバイバルな服装になっており、両足と両腕は髪と同じ色の毛が生えた獣の両腕両足と変わっていた。

 

軍帽は変化前と同じである。

 

 

2つの形態を1つに混ぜた外見になったこの姿はまさに猛犬レオパルトの名に相応しいだろう。

 

 

 

 

 

 

レオ「レオパルト…げきつよワイルドだぁー!」

 

 

 

 

 

そう言ってレオパルトは、先端の上下左右に4本のクローが取り付けられた銃…完全版ケルベロスを目の前に走ってるマシンビースト…アシュラに向けて魔力がこもった弾丸を発射した。

 

 

発射した弾丸はアシュラの右腕の1本を撃ち抜き、もぎ取った。

 

そしてレオパルトの攻撃にフォックスが気付く。

 

 

 

 

 

 

フォックス「エノルミータか?貴様に構ってる暇はない」

レオ「けどアタシは用あるんだよ!」

 

 

 

 

 

続けてケルベロスの通常弾を打ち続けるレオパルト。

 

しかし今度はアシュラがバリアを展開し、弾を弾き返す。

 

 

 

 

 

フォックス「そこまでくたばりたいのなら、お前から片付けてやろう!」

 

 

 

 

 

 

アシュラが前を進みつつも、上半身が180°回転し、レオパルトとエノルライダーの方へ向いた。

 

 

 

 

 

 

レオ「へっ、返り討ちにしてやらぁ!!」

 

 

 

 

 

そう言ってレオパルトは左右に猛犬の頭部を模したビットを作り出した。

 

そしてビットの口が開き、重機関銃の砲身が飛び出てきた。

 

 

 

 

 

 

レオ「みなごろシリンダァー!くたばれぇ!!」

 

 

 

 

 

レオの合図で砲身から無数の弾が連続発射され、アシュラに襲いかかる。

 

対しアシュラはバリアを再び展開し、防ごうとするが、先程の弾より強い衝撃がバリアに伝わり、ヒビが入り始めた。

 

 

 

 

 

 

フォックス「何!?」

レオ「そんなハリボテバリアしか張れないんじゃ、大したことねえな」

フォックス「舐めるなよ小娘!!」

 

 

 

 

 

フォックスは激怒し、アシュラはバリアを張ったままレオパルトの乗るエノルライダーに近づき、5つの腕で殴り掛かろうとしてきた。

 

 

しかしエノルライダーのフロントのパーツが変形し、大きな腕となり、アシュラをパンチで弾き返す。

 

 

 

 

 

 

フォックス「変形だと!?」

レオ「コイツをただのマシンだと思うなよ!」

 

 

 

 

 

今度はケルベロスによる散弾を放つレオパルト。

 

アシュラのバリアに全弾当たり、ヒビが増えていく。

 

 

 

 

 

 

フォックス「くっ!」

レオ「なるほどな、そのバリアが張ってるとテメエの腰の武器が使えねえみてえだな!」

 

 

 

 

 

 

フォックス自身が何故攻撃してこないのか、それはアシュラがバリアを張ってるせいだと、レオパルトは考えた。

 

 

しかしフォックスは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォックス「私の五尾光がバリアで撃てないと言ったな…舐めるなよエノルミータの犬!」

 

 

 

 

 

 

 

なんとフォックスは、腰に付けた五尾光を広げ、エネルギーを放出した。

 

するとフォックスの頭上に巨大なエネルギーの球体が出来上がっていく。

 

 

流石にアレが放たれれば、大きな爆風を起こし、エノルライダーの機動力では避けれない。

 

 

 

 

 

 

レオ「うおっ!?」

フォックス「この五尾太陽は、簡単に食い止められんぞ!」

 

 

 

 

 

 

フォックスの放たれた巨大なエネルギー体エノルライダーに向かって飛んでいった。

 

 

 

 

 

 

レオ「ち、ぶちころバースト!!」

 

 

 

 

 

 

向かってくる巨大なエネルギー体をレオパルトは、生成した無数のエネルギー弾で押さえ込もうとするが、エネルギー体の勢いは止まらない。

 

 

そしてエノルライダーの所で大爆発を起こした。

 

 

 

 

 

 

サルファ「!?」

ファング「なんだ?」

 

 

 

 

 

先程の爆音が響き、戦ってたサルファとファングも気付き、攻撃を中断した。

 

爆発したレオパルトとエノルライダーがいた場所は、大規模の炎によって中の様子が確認できない。

 

一方ヴァイスとローゼは爆発した場所の所で一旦止まった。

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「レオパルトー!!」

ローゼ「なんて威力なの…!?」

フォックス「アッハッハッハッ…所詮はエノルミータの犬だね」

 

 

 

 

 

 

そしてフォックスは前を向き、目の前で戦ってたサルファとファングに視線を向けた。

 

 

 

 

 

 

サルファ「あの女は…!」

ファング「今良いところなんだ!邪魔すんじゃねえ!!」

フォックス「安心しな、すぐに済ませるさ、お前を処分してね…!」

 

 

 

 

 

 

と、アシュラの5本の腕を火炎放射器に変形させた。

 

 

いつでも攻撃する構えであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サルファ「…………まだ早いんやないか?」

 

 

 

 

 

 

サルファが少し笑みを浮かべ、フォックスに言う。

 

 

 

 

 

フォックス「?」

サルファ「アイツ…レオパルトは、その程度でくたばる奴じゃないっちゅうこっちゃ」

フォックス「見てなかったのかね?あの犬は私の五尾太陽によってやられたのよ?」

サルファ「だからお前さんは分かってないんや、エノルミータの構成員っちゅう存在を…!」

 

 

 

 

 

 

そう、フォックスは甘く見ていた。

 

 

レオパルトは、まだやられていないことを…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんと後ろから軽傷のレオパルトが、大きなエアボードに分離したエノルライダーに乗ってやって来た。

 

 

 

 

 

 

フォックス「バカな!あの一撃に絶えただと!?」

 

 

 

 

 

 

実はレオパルト、五尾太陽か直撃する寸前にエノルライダーのパーツをパージさせていた。

 

そのパーツを盾にしたことで五尾太陽のダメージを最小限に抑えたのだ。

 

このエノルライダーも、元はファングの大型マシンビーストだったためか、パージ機能もエアボード形態も元の機体から反映されていた。

 

 

 

 

 

 

レオ「今度はアタシの番だ!!」

 

 

 

 

 

 

レオパルトは右手に持ったケルベロスを変形させた。

 

 

すると巨大な鉄の獣の手に変わった。

 

 

 

 

 

 

サルファ「獣の手…!」

ファング「でけぇな!」

フォックス「ち、五尾太陽は再発射に時間がかかる…アシュラ!」

 

 

 

 

 

 

フォックスの呼びかけでアシュラは標的を再びレオパルトに替え、体を180度回転させ、火炎放射器をレオパルトに向けた。

 

 

 

 

 

レオ「いっくぜえぇぇぇーー!!!」

 

 

 

 

 

レオパルトを乗せたエノルライダーが加速し、アシュラとの距離を詰めていく。

 

向かってくるレオパルトにアシュラは5本の火炎放射器で攻撃した。

 

しかし巨大な獣の手によって振り払われた。

 

 

 

 

 

 

フォックス「な!?」

レオ「くらえー!八つ裂きスクラッチー!!!」

 

 

 

 

 

 

魔力を込めたレオパルトの巨大な獣の手が振り下ろされ、アシュラを切り裂いた。

 

 

 

 

 

 

レオ「まだだぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

振り下ろした巨大な獣の手を今度は横に払ってアシュラを切り裂いた。

 

するとアシュラの体は6枚に切り下ろされ、それぞれ爆散した。

 

 

 

 

 

 

ファング「すげぇ…!」

サルファ「エノルミータを舐めるんやないで!勿論ウチらトレスマジアもな!」

 

 

 

 

 

 

 

アシュラは爆散したが、フォックスの姿は無かった。

 

レオパルトは巨大な機械の獣の手になったケルベロスを元の銃に戻した。

 

 

 

 

 

 

 

レオ「おい!早くそっちも決着付けろよな!」

サルファ「言われんくともやってやるさかい!」

ファング「だな。次で決着を付けようぜ!」

 

 

 

 

 

 

そう言ってファングは巨大な斧を呼び出し、それを両手で持って構えた。

 

 

サルファも電気を纏った巨大なグローブを作り出し、いつでも必殺技を放つ状態にあった。

 

 

ボードはストレートに入ったばかりで、カーブに入るまで約20秒は直線を走ったまま。

 

ここが勝負である。

 

 

 

 

 

そしてそれらを見守るヴァイスとローゼ、そしてレオパルト。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サルファ「雷霆掌(らいていしょう)…嵐(あらし)!!」

ファング「タイガーランペイジ!!」

 

 

 

 

 

 

サルファは巨大なグローブを飛ばし、ファングはそれをオーラを込めた巨大な斧で打ち返す。

 

 

衝突時に発生した衝撃波がヴァイス達にも伝わってくる。

 

 

 

そしてサルファとファングは必殺技の押し合いになっていた。

 

巨大なグローブは勢いを失わず、ファングの巨大な斧はまだ欠けていない。

 

両者の踏ん張り勝負であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし突然、ファングの乗ってるボードが、勝負の合間に蓄積されたダメージによってスパークを起こし、一瞬減速し、仰け反ってしまう。

 

 

 

 

 

 

ファング「何!?」

サルファ「くらっときいいぃぃぃーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

隙が生まれたところでサルファが巨大グローブのパワーを上げた。

 

仰け反ってしまい、パワーを増したサルファの巨大グローブを抑えきれないファングはそのままコース外に吹き飛ばされた。

 

乗り手を失ったファングのボードはカーブに入っても曲がることなく、壁にぶつかり、爆発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「やった!」

ローゼ「みたいね」

 

 

 

 

 

決着が付き、サルファは遠くへ飛ばされたファングの元へ向かった。

 

倒れたファングの体はサルファの必殺技である程度ダメージを受けたが、両腕はスパークを起こしており、動く気配がない。

 

遅れてヴァイス、ローゼ、レオパルトもやって来た。

 

 

 

 

 

 

ファング「さ…流石だぜ、マジアサルファ…お前の勝ちだ…」

サルファ「…こんなのまぐれや…勝てたのはお前さんのボードが壊れたからや」

ファング「俺のボードは…これでも頑丈に作ってるんだ…たとえ壊れて無くても、お前の攻撃は通っていた…それに、俺の腕は見ての通りだ。それだけお前は強かった」

サルファ「納得いかへん!今回の勝負は無しや!また改めて勝負や!」

ファング「…へへ…やっぱりお前は予想以上の相手だぜ…もしかしたら…俺はお前に惚れ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然倒れたファングの体に無数の光が貫いた。

 

 

 

 

 

 

サルファ「な!?」

ローゼ「!?」

レオ「!?」

ヴァイス「五尾光のビーム…!!」

 

 

 

 

 

ヴァイスはすぐに周りを見渡す。

 

結界が解かれたのか、外の景色は元に戻っていた。

 

 

 

 

そしてファングを撃ち抜いた犯人は見つかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

フォックス「裏切り者は処分する。それがライフイーターの掟だ」

 

 

 

 

 

空に浮いていたのは、シャドーフォックスだった。

 

フォックスは遠くから五尾光で、瀕死のファングにトドメを刺したのだ。

 

そんなフォックスにヴァイスは怒りを少し露わにした。

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「フォックス…裏切った仲間とはいえ、ここまで事は無いでしょ!」

フォックス「言ったはずよ?有言実行だと。それにファングがそちら側に付いたら困るのよ」

ヴァイス「!」

サルファ「こんの…腐れ女があああ!!!」

 

 

 

 

 

ヴァイスより更にブチ切れていたサルファが2発目の雷霆掌・嵐をフォックスに向けて放ったが、フォックスは軽く躱した。

 

 

 

 

 

 

フォックス「駄目よ。元々お前達の相手なんか更々無いのよ。いずれ相手はするけどね…」

レオ「逃がすかよ!!!」

 

 

 

 

 

今度はレオパルトがみなごろシリンダーを展開して無数の弾丸を放つが、これも躱されてしまい、フォックスはそのまま遠くへ去っていった。

 

 

 

 

 

 

レオ「待てよ!!」

ヴァイス「レオパルト!深酔いは駄目!」

レオ「…………ちっ」

 

 

 

 

 

 

 

追いかけようとするレオパルトだが、ヴァイスの呼びかけでやめた。

 

と、ここでレッカがやって来た。

 

 

 

 

 

 

レッカ「ヴァイス、結界の反応があって来たけど、何があったの?」

ヴァイス「レッカ、実は…」

 

 

 

 

 

 

 

レッカに事情を説明し、ヴァイスとレオパルトは五尾光によって貫かれて機能停止したファングの元へ戻る。

 

 

ヴァイスはファングの状態を見た。

 

腕、足、胴体、頭部を貫かれ、見るからに無残な姿へと成り果てたタイガーファングの体。

 

フォックスの言葉通り…処分されたのであった。

 

 

 

 

 

 

レッカ「………残念だけど、原型を止めてないぐらいに破壊されてる…修理は無理だよ」

ヴァイス「………くっ!」

 

 

 

 

 

直せない程にボロボロにされた無残なファングの姿にヴァイスは下唇を噛み、右手に力が入る。

 

 

 

 

 

 

ローゼ「こんなの見られて、私も黙ってられないわ…!」

 

 

 

 

 

ローゼもまた、怒りを隠しきれずにいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後…ヴァイスはレース場から離れた芝生の所でバラバラになったファングの残骸を埋め、そこら辺の大きな石の板による簡単な墓を立てた。

 

 

そして、その墓の側に寄るサルファ。

 

 

 

 

 

 

サルファ「ファング…お前は良い相手やった…どうか…安らかに眠っていてな…」

 

 

 

 

 

 

サルファはファングの冥福を祈っていた。

 

 

 

 

 

そして冥福が終わると、立ち上がってレオパルトの方へ向いた。

 

 

 

 

 

サルファ「おい…そこの構成員」

レオ「…………レオパルトだ」

サルファ「……お前さんと組むのは尺やけど、ライフイーターが相手なら話は別や…」

レオ「…………そうだね。ベーゼちゃんもアイツらの事は気に入らないわけだし」

 

 

 

 

 

 

 

フォックスの今回のやり方に腹が立ち、犬猿の仲であるサルファとレオパルトは、一時協力をする事にした。

 

 

 

 

 

サルファ「絶対にぶっ潰してやんからなライフイーター!!!」

レオ「ロードエノルメを倒したら、次はおめえ等だからな!首を洗って待っとけよーー!!!」

 

 

 

 

 

 

空に向けて、宣戦布告をするマジアサルファとレオパルトだった。

 

 

 

 

そしてヴァイスの後ろにいるローゼも…

 

 

 

 

 

 

ローゼ「マジアヴァイス、私は一旦基地に戻るけど、助けが必要なときはいつでも呼んで」

ヴァイス「うん。ありがとうローゼ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ローゼはヴァイスに協力する意志を持っていた。

 

今回の戦いでライフイーターを倒す決意を強めた4人は忘れないだろう…

 

 

 

卑怯な事をせず、正面からやって来た熱い1人の戦士を…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………………………………………………

 

 

 

 

今回の紹介

 

 

レオパルト(げきつよワイルド)

 

 

 

 

本来の力を解放したレオパルトにノワールの魔力調整により力のコントロールが出来るようになった姿。

 

解放後の姿が子供の目に良くないというノワールのこだわりにより、初期の姿に短パンとスポーツブラを追加し、両手両足は獣の毛皮と爪で覆う姿となった。

 

 

 

 

能力は解放後と同等で、同じみの攻撃に加え、パワーアップした火器による技が使用可能。

 

極めつけに、完全版となったケルベロスは、高出力の魔力砲に加え、巨大な機械の獣の手に変形する機能まで備わり、エノルミータの中ではトップの殲滅力を手に入れた。

 

 

 

余談として、元々この形態はワイルドビーストという名前でノワールが付けていたのだが、レオパルトに却下された。

 

 

 

 

 

 

 

 

主な必殺技

 

 

 

 

死ねボンバー

 

大きな魔力の球をぶつける技。

 

 

ぶちころバースト

 

無数のビームを放つ技。

 

 

みなごろシリンダー

 

狼型のビットを召喚し、ガトリングのように魔力弾を発射する。

前に使ってた重火器召喚による一斉射撃と比べて、高い殲滅力と魔力消費のコスパに優れている。

 

 

くたばレーザー

 

圧縮した魔力のレーザーを放射する武器。

 

 

 

八つ裂きスクラッチ

 

巨大な機械の獣の手に変形したケルベロスで相手を切り裂く技。

アンチマギカーボンがバターのように切れるほどに攻撃性能は高い。

 

 

 

 

 

タイガーファング

 

イメージボイスは鈴村健一。

 

ライフイーターの幹部クラスである三爪の1人。

 

根っからのバトルマニアで、卑怯な事を嫌う正面からぶつかる熱血漢。

 

卑怯な事は大嫌いで、シャドーフォックスとは馬が合わないぐらい仲が悪い。

 

対してイーグリッドには気を遣ってる。

 

強い奴と戦いたい理由でライフイーター側に入った。

 

元々はケンカ好きな不良の少年だったが、ライフイーターに入った際、体はサイボーグに作り替えられた。

 

ある日マジアサルファと勝負してから彼女の事を気に入り、彼女と戦うことを願っていた。

 

が、命令違反によりサルファとの決着後にフォックスの五尾光に撃たれて破壊される。

 

 

 

 

武器は2本の手斧。

サルファとの2戦目では強化型の手斧に持ち替えた。

 

技としては、2本の手斧による高速回転体当たりによる白虎の牙と、2本の手斧を巨大なグレートアックスに変えて、そこに魔力を乗せた一撃のタイガーランページがある。

 

 

 

所有するマシンビーストはバイクやレーシングカーといった走行型の機体がメインである。

 

その内の一体であるレーシングカー型の大型マシンビースト…ヴォルケイノはマジアベーゼによってエノルライダーに作り替えられた。

 

 

 

 

彼の人間の頃の名は沢村大河(さわむら たいが)。

 

4人家族の長男で、高校2年生。

 

不良のレッテルは貼られてるものの、学園では服装以外の校則をしっかり守っており、成績も良い。

 

柔道部に入り、全国大会に優勝した経歴も持つ。

 

その評価から学園では彼の服装、髪型の校則に関しては免除している。

 

家族の為にバイトをする家族思いな所もある。

 

 

彼がライフイーターに入った数日後、国から沢村大河の死亡を聞いた家族は悲しみ、後に遠くへ引っ越すこととなる。

 

 

 

 

 




今回により、タイガーファングは退場しました。
並びにレオパルトの新フォームが出ました。
実際の強さはくそつよステイトの次に強い性能となってます。
因みに新フォームはレオパルトだけではありません。
次は誰になるのか予想してみてください。
それでは!
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