魔法少女にあこがれて ライフイーターズ   作:カッパサン

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第2話です。

今回はナハトベースに帰還した
エノルミータの3人と、ヴェナリータの回です。
新キャラも出ます。
ネロアリスは言葉を出さない分楽かも。
ではどうぞ。


一方、ナハトベースでは…

 

 

廃工場での出来事の後、エノルミータの3人はゲートを通じて、自分達のアジト…ナハトベースへと戻ってきた。

 

 

 

 

 

 

「マジアヴァイス…初めて聞く名前だね」

 

 

 

 

 

 

 

今喋った小さな体の耳のとがった黒いマスコットキャラは、ヴェナリータ。

 

マジアベーゼ、レオパルト、ネロアリスを勧誘したのもこの子である。

 

 

 

 

マジアベーゼ達は、ヴェナリータにマジアヴァイスについて聞いてみたが、彼女に関する情報は得られなかった。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「初めて聞く名前なのに、初めて会った気がしないんです。誰かに似てる筈なんですが…思い出せない…」

ヴェナ「うーん…基本君達や魔法少女には認識阻害の魔法のお陰で正体をバレなくしてるけど、覚えがあるっというのは奇妙だね。まあその件はまた今度にしよう。それでベーゼ、今回はいつもの子は来なかったみたいだね」

レオ「いつもの子?」

ベーゼ「うう…いつもの子…今思い出すとあればドキツイ…」

レオ「何?トレスマジア以外にベーゼちゃんの邪魔をした子がいたの?」

ヴェナ「そういえばレオパルトは戦ってたから知らなかったんだね。実は前にベーゼにちょっかいをかけた子がいたんだよ」

 

 

 

 

 

 

と、ヴェナリータはマジアベーゼにちょっかいをかけたいつもの子について話した。

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

始まりは、マジアベーゼこと柊うてなが、悪の女幹部初デビューの頃だった。

 

 

 

 

 

 

 

「「「いったぁーーい!!?」」」

 

 

 

 

まだマジアベーゼと名乗る前の女幹部となったうてなは、突然現れたトレスマジアに対し、専用武器のフルスタ・ドミネイトで近くの花を叩き、巨大な花の魔物へと変え、トレスマジアの3人を拘束。

 

その後、その鞭で3人のお尻を何度も引っ叩いていた。

 

その辺りから彼女のサディストな所が表に現れ、楽しむようになっていた。

 

 

 

 

 

 

 

この辺りまでは良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故なら、後ろから現れた仮面を付けた学生の少女がフライパンでうてなの頭を叩き、気絶させたのだ。

 

 

 

 

 

「「「え!!?」」」

ヴェナ「おや?」

 

 

 

 

その光景にトレスマジアの3人は何が起こったのかと、驚きを隠せず。

 

更に仮面の少女は、予め持ってきた油の入ったポリタンクを花の魔物にぶちまけ、マッチの火で放火させた。

 

 

 

 

 

「「「えええーーーーっ!!!!???」」」

 

 

 

 

 

 

花の魔物は炎に包まれ、消滅した。

 

同時に、トレスマジアを拘束していたツタも消えた。

 

 

 

 

 

 

ヴェナ「これは予想外だ。けどこの子のデビュー戦にしては十分だろう」

 

 

 

 

 

 

ヴェナは、気絶したうてなと一緒に闇の中へと消えていった。

 

 

 

 

 

マゼンタ「ええ~~?」

アズール「私達の出番…無かったね…」

サルファ「油で燃やして倒すとか…凄いことかんがえよるな」

マゼンタ「仮面を付けた子…もういなくなってる」

 

 

 

 

 

 

と、公園に残されたトレスマジアの3人は虚しい気持ちになっていた。

 

しかも足下には、痛み止めのクリームが置かれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日。

 

今度はトレスマジアの3人は近くの工場で、六本腕の人形の魔物に捕まり、服の肩部分を破かれた後、一斉にくすぐられていた。

 

アズールは脇腹を、

 

サルファはブーツを脱がされ、足の裏をくすぐられていた。

 

当然、そこには悪の女幹部となったうてなが、今度は自らマゼンタをくすぐっていた。

 

 

 

 

 

 

マゼンタ「あははは…だ、だめ…おかし…く…ははは…!!?」

ベーゼ「ほう…ここが…いいんですか?」

 

 

 

 

 

と、楽しんでるベーゼ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君の格好も…くすぐりやすそうだね」

ベーゼ「え…きょはははははは!!?」

 

 

 

 

 

電子音の混ざった女性の声が響き、なんと後ろから学生服を着た仮面の少女が、ベーゼことうてなの後ろから脇腹をくすぐりだした。

 

 

 

 

 

「火は火をもって制する。私のモットー」

 

 

 

 

 

突然の事なのか対応出来ず、一方的にくすぐられるうてな。

 

 

 

 

 

「いやー君、服を破くのは感心しませんなぁ。犯罪ですよー?ま、わたしが言えたことじゃ無いですけどね」

ベーゼ「あはは…ははははは…ははは!!!!??」

マゼンタ「な、なに?」

サルファ「この光景は…?」

アズール「チャンスよ!今のうちに…あれ?」

 

 

 

 

 

更にトレスマジアを両手両足を止めていたマネキンの魔物達がいつの間にかロープで宙吊りになっていた。

 

 

 

 

 

3人「「「ええ~……!?」」」

ヴェナ「…まだ足りないか…ここらで引き上げるか。あの子もいつの間にかいなくなってるし」

 

 

 

 

 

と、ヴェナリータはうてなを連れて闇の中へと逃げていった。

 

 

 

 

 

 

サルファ「またにげられてもうた…」

アズール「助けてくれた仮面の子もいなくなってる…」

マゼンタ「この前の件、お礼言いたかったのに…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に次の日、神社で遭遇したマジアアズールに対し、ベーゼはフルスタ・ドミネイトで付加させた狐のお面を付けさせ、視界と気配を遮断させた所で、セクハラをした途中で………

 

 

 

 

 

 

 

「戦闘用アンドロイドの青髪のメイドは言った…エッチなのはいけないと思います!と!」

ベーゼ「え?」

 

 

 

 

 

 

いつの間にか、ベーゼの背中に何かの袋が固定されていた。

 

更に先から繋がっている紐の先を見ると…

 

 

 

 

 

 

パラシュートが浮いていた。

 

 

 

 

 

ベーゼ「え!?」

「しばらくお空の旅を楽しんでくださいね~」

 

 

 

 

 

と少女の声と共に、パラシュートは吹き荒れる風によって空へと浮かび、繋がっているベーゼも、引っ張られるように飛んでいった。

 

 

 

 

 

ベーゼ「ええええええーーーーー!!!??」

 

 

 

 

 

 

 

空を舞うパラシュートの力に逆らえず、ベーゼは遠くへと飛んでいった。

 

 

そして、倒れてお面のせいで身動きが取れないアズールの元に、仮面の少女が現れた。

 

 

 

 

 

 

アズール「あ………あれ……?」

「じっとしててくださいね。今チェーンソーでそのお面を壊しますから」

アズール「チェーンソー!?ちょちょちょっと待って!流石にチェーンソーは止めて!!」

「冗談です」

アズール「冗談にしてはキツすぎるよ!!」

「はい。留め具は切っておきました。それでは!」

アズール「え、早!?って、待って…!?」

 

 

 

 

 

アズールは起き上がり、外せるようになったお面を外したが、目の前には誰も居なかった。

 

 

 

 

 

アズール「もういない……」

 

 

 

 

 

 

その後、遅れてやって来たマゼンタとサルファに、仮面の少女に助けられた事を話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に次の日…

 

今度はマジアサルファがベーゼの用意した蝋燭の魔物によって捕まり、服を破かれ、露わになった肌にベーゼが溶けた蝋燭をたらしている所で………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヘビメタな悪魔の男はこう言った…オマエも蝋人形にしてやろうか!!」

ベーゼ「な!?」

 

 

 

 

 

またしてもあの声が響き、空中にいるベーゼの足に縄がかかり、サルファから引き剥がされる。

 

 

 

 

 

 

しかも縄の先には、なんと底なし沼が…

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「ぎゃああああああ!!?」

 

 

 

 

 

 

ベーゼが底なし沼から出てる縄の引っ張られる力に対し、ベーゼは底なし沼の近くで踏ん張る。

 

 

 

 

 

 

「流石に被せるほどの蝋は無いから泥で我慢してね」

ベーゼ「いやいやいや、これはこれでキツいから!!!?」

サルファ「……………なんやこれ」

 

 

 

 

 

突然の事態にきょとんとするサルファ。

 

と、突然蝋燭の魔物のサルファを掴んでいた右腕がくずれく。

 

慌てず、着地するサルファ。

 

よく見ると、綺麗に切断された後がある。

 

 

 

 

 

サルファ「ととと、あんさんかい?昨日アズールをたすけたっちゅう子は?」

「ん?ちょっと待ってて」

サルファ「え?ちょっ!?」

 

 

 

 

 

仮面の少女は、持参していた布生地をサルファの胸の所に巻いた。

 

 

 

 

 

 

 

サルファ「……ありがと…」

「さてと、そろそろ下がりますので後はお願いしますね!」

サルファ「あ、ちょっと!」

 

 

 

 

 

と、仮面の少女は走り去っていった。

 

 

 

 

 

 

サルファ「また去ってもうた…まあええわ、今はあの女幹部に落とし前をつけさせとかんとな…!」

 

 

 

 

 

 

 

と、サルファは両手を巨大な腕に変え、ベーゼに向かう。

 

 

 

 

 

 

この後、マジアベーゼが逃げる際に自らの名をサルファに明かした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして数日後。

 

マジアベーゼはレオパルトと一緒にスマホで自撮りしていた。

 

 

 

しかしそこへトレスマジアがやって来て、マジアサルファの挑発によりレオパルトはマジアサルファ、マジアマゼンタに攻撃を開始する。

 

残されたマジアベーゼとマジアアズールだが、マジアアズールは何故か攻撃する素振りを見せない。

 

マジアベーゼの作り出した花の魔物のツタに捕獲される。

 

口を塞がれ、視界を遮られたマジアアズールに対し、マジアベーゼはマジアアズールの大きな胸を何度も引っ叩いた。

 

 

 

 

 

 

 

アズール「むー!!?」

ベーゼ「ふふふふふ…えっ!?」

 

 

 

 

 

 

楽しんでるマジアベーゼだが、突然片足が縄で縛られ、近くの木に吊された。

 

行ったのはまたしても仮面の少女であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「スク水の変身ヒロインはこう言った…エッチな犯罪…許しません!!と!」

ベーゼ「またあの時の!い、いつの間に…って、何を!?」

 

 

 

 

 

 

マジアベーゼが何かに気付く。

 

なんと仮面の少女は生ゴミが入ったゴミ袋をマジアベーゼの真下に置き、マッチで燃やし始めた。

 

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「え!?ぎゃあああああ!!?くさ!臭い臭い臭いゲホッ、ゲホッ、ゲホッ…!!」

 

 

 

 

 

 

 

燃やしたごみから臭い煙が立ち上がり、宙吊りになってるマジアベーゼはその煙に包まれ、もだえ苦しんでいた。

 

 

 

 

 

 

 

アズール「え?何が起こってるの…!?」

「これで良し」

 

 

 

 

 

仮面の少女はすぐにマジアアズールを拘束している目と口を塞いでいるツタをサバイバルナイフで切り落とした。

 

 

 

 

 

 

アズール「貴女は…あの時の…!」

「待っててくださいね。今背中のツタを…あ」

アズール「どうしたの?」

「すみません、自力で脱出してくださいね」

 

 

 

 

 

 

と言ってマジアアズールの元から去っていった。

 

その理由は、燃やしたごみから出た煙が風でこちらに来たのだ。

 

 

 

 

 

 

 

アズール「え?ちょっ!煙がこっちに…ぎゃあああああくっさああああーー!!!??」

 

 

 

 

 

 

風で流された煙に包まれ、マジアアズールも悶えていた。

 

 

 

 

 

 

仮面の少女が去ったその後、自力で縄から脱出したマジアベーゼは、ピンチになったレオパルトを助け、撤退したのだった。

 

そのあと、最後に助けたアズールが臭さのあまり気絶したのは、言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………

 

 

 

 

レオ「うわ…ガチヤバ女じゃないか…」

アリス「ん…」

 

 

 

 

 

 

レオパルトとネロアリスは引いていた。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「今思い返せば、あれはあれでエグかったなぁ…」

ヴェナ「でも最近は出なくなったし、彼女への警戒はしなくてもいいだろうね」

 

 

 

 

 

仮面の少女が出ないのなら、無理に警戒する必要は無いと、ヴェナは言う。

 

 

 

 

 

レオ「それよりもマジアヴァイスだよ!新しい魔法少女なんて聞いてないぞ!結構強いし、私らやトレスマジアでも敵わなかったロボットを容易く倒しちゃうし」

ヴェナ「ロボット?」

ベーゼ「ヴェナさん…今回の調査で現れた謎のバケモノですけど、ロボットでしたよ?」

ヴェナ「どんなロボットだったの?」

ベーゼ「獣に似た大きなメカでした。しかも破損した部分が別の物に変化してました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴェナ「………やはりか…とうとう動き出したか」

レオ「ヴェナちゃんその口振り、何か知ってんの?」

ヴェナ「おそらくだけど、そのロボットはライフイーターが作ったマシンビーストだろう」

 

 

 

 

 

ヴェナが口に出したライフイーターという名称。

 

知らない名前にベーゼ達は首をかしげる。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「ライフ…イーター?」

ヴェナ「ここ最近一部の魔物が消息を絶ってね。別の悪の組織も何人かの構成員を失っている。そのためその組織の存在は基本知られていない」

レオ「知られていないって、ヴェナちゃんはなんでその事を知ってんのさ?」

ヴェナ「ある日、僕宛にメッセージが届いたんだ。差出人はノワール。ライフイーターに関する情報はそのメッセージの内容から知ったんだ。因みにノワールはエノルミータを影から支援する者だけど、僕も実際会っていないんだ」

アリス「ん……?」

ベーゼ「それで、そのライフイーターという組織は一体どんな活動を?」

ヴェナ「奴らの狙いは、君達や魔法少女が持つトランスアイテムさ」

ベーゼ「トランスアイテム?」

レオ「トランスアイテムって、私達が変身するためのアイテムだよね?なんでそれを狙うんだろうね?」

ヴェナ「そこで用意されたのがマシンビースト。特殊なユニットを内蔵した機械戦闘兵器だ。そしてこれがその一体の写真だ」

 

 

 

 

 

 

そう言ってヴェナリータはスマホを操作して、マシンビーストの一体の画像を3人に見せた。

 

 

 

 

 

ベーゼ「これは、先程出会ったロボットに似てますね」

レオ「それで、このロボットがどうしたのさ?」

ヴェナ「このマシンビーストには、複数の姿に変身する能力を備えてるんだ」

レオ「複数の変身?」

ベーゼ「もしかして、先程のロボットが姿を変えたのも…でもどうやって…まさか…!」

ヴェナ「気付いたみたいだね。マシンビーストには、トランスアイテムが内蔵されているんだ」

ベーゼ「あの光は…どうりで…」

 

 

 

 

 

ベーゼはヴァイスがロボットと戦ってる時に、ロボットの体が変異する際に、ベーゼ達が変身する際の光に似ていたことを理解した。

 

トランスアイテムを持っているのなら納得がつく。

 

 

 

 

 

レオ「でもさ、ロボットは魔力を持たないはずだろ?トランスアイテムを使えるはずが…」

 

 

 

 

 

レオパルトの言うとおり、魔力はロボットのような機械等には宿らない。

 

それでトランスアイテムを扱えるのはおかしい。

 

 

 

 

 

ヴェナ「それがマシンビーストの動力になる特殊なユニット…魔力燃料タンクさ」

ベーゼ「…………まさかそのタンクの魔力って…!」

ヴェナ「そう。魔法少女、構成員の魔力さ」

ベーゼ「!?」

ヴェナ「魔法少女、または構成員、それらから吸い取った魔力で動くロボットがマシンビーストなんだ」

 

 

 

 

 

 

魔力を貯蔵出来るタンクなら、機械でも魔力を扱えるだろう。

 

そしてその元となる魔力は、魔法少女、構成員の物であることだ。

 

因みに存在する悪の構成員は魔法少女と同様、魔力を宿している。

 

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「もしかして囚われた魔法少女と構成員は…!」

ヴェナ「今もライフイーターの基地で魔力を吸われ続けてるだろうね」

 

 

 

 

マジアベーゼは重い事実を受け、衝撃を受ける。

 

レオパルト、ネロアリスも衝撃が走った。

 

自由を失い、狭い所に閉じ込められ、魔力を吸われ、そんな地獄の毎日を過ごしてしまう魔法少女と構成員達。

 

恐ろしくて考えられないだろう。

 

 

 

 

 

ヴェナ「とにかくしばらくの間、夜は活動を控えておいた方がいい。彼らが現れるのは夜の時だけだ。活動の規模は小さくなるけど、君達を失うわけにはいかないからね」

レオ「ちょっと待ってよ!奴らに背を向けろっていうの?」

ヴェナ「ライフイーターのマシンビーストが相手では君達に勝ち目が無い。特にマシンビーストの装甲には魔力を吸収する事で強度を高める特殊な金属が使われているんだ」

レオ「じゃあ、私らやトレスマジアの攻撃がいまいちだったのは…」

ヴェナ「そういう事さ。だから無闇にマシンビーストを相手にせず、活動は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「………………今、この街に残ってる魔法少女はトレスマジアの3人とマジアヴァイスです」

ヴェナ「?」

ベーゼ「それに対なす存在が我々、エノルミータですよ。なのに得体の知れないライフイーターに、我々の獲物を討ち取っていいと思ってますか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「……………いいはず無い!!」

 

 

 

 

 

ベーゼのその言葉には、怒りと狂気が感じられた。

 

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「同じ悪の同胞だけでなく、宿敵であるトレスマジアを、ライフイーターなんかに取られてなるものか!思い知らせてやる…我らエノルミータの怒りを買ったことを!奴らに思い知らせ、後悔させて、そして…潰してやろう!!」

 

 

 

 

 

彼女は、大好きな魔法少女に憧れていた。

 

悪の幹部になってもその想いは今も変わっていない。

 

特に拷問に近い地獄を魔法少女にしたその行為に、ベーゼは許せなかった。

 

それは正義とは違う、ライフイーターに報復を与えるための怒りであった。

 

 

そんなベーゼの怒りにレオパルトとネロアリスは驚く。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「…………は!?ごめん2人とも。私先走って…」

レオ「いいよベーゼちゃん。私もライフイーターには気に入らないと思ってたんだ。当然協力するよ」

アリス「ん…!」

 

 

 

 

 

 

ハッ、といつものベーゼに戻り慌てるも、レオパルトとネロアリスはベーゼに協力する気であった。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「レオちゃん、アリスちゃん…」

レオ「潰そうじゃん!そいつらをさ!」

アリス「ん…!」

ヴェナ「やれやれ…君達という子は…」

「でも、これは協力すべきだね」

 

 

 

 

 

と、隣から紳士服を着た美形の少女が現れた。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「いつの間に!?」

「待っていました。マジアベーゼ様」

ベーゼ「様付け!?」

レオ「アンタ誰なのさ」

「おっと、自己紹介がまだでした。僕の名は牧野黒江(まきの くろえ)。構成員としての名はノワール。本日を持ってエノルミータに入ることになりました。以後、お見知りおきを」

ベーゼ「ノワールって…ヴェナさんにライフイーターの事を話した…」

ノワール「そう。僕がいた組織はライフイーターの奇襲で壊滅し、仲間も全員囚われて…起死回生の為にヴェナさんにスカウトされました。戦闘能力はありませんが、戦術に関してはそこそこの知恵を持っています」

レオ「戦えないのに作戦だけでやっていけるほどここは甘くないぞ?」

ノワール「もちろん」

 

 

 

 

 

 

と、ノワールは左腕でレオパルトの背中を抱いた。

 

 

 

 

 

ベーゼ「こ、これは…!?」

レオ「な!?」

ノワール「それを証明するために、まずは君から落としてあげようか?」

ベーゼ「あ、アリスちゃん見ちゃ駄目!」

アリス「ん?」

 

 

 

 

 

抱いたレオパルトに笑顔でアプローチするノワールの姿にベーゼは慌ててアリスの目を両手で塞ぐ。

 

 

 

 

 

 

 

レオ「うおっ!?」

 

 

 

 

 

 

頬を赤くして、あわててノワールから離れたレオパルト。

 

 

 

 

 

 

 

 

レオ「私コイツ苦手だ……」

ノワール「あら残念」

ヴェナ「ノワールそこまでにして、本題に移ってくれるかな?」

 

 

 

 

 

 

ヴェナの返事にノワールは気を取り直す。

 

 

 

 

 

 

ノワール「皆さまに伝授しましょう。マシンビーストの攻略法を…」

ベーゼ「こ、攻略法!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回からはトレスマジア…マジアマゼンタの回になります。
マジアヴァイスも出ますが、今回は別の主人公も出てきます。
更に、メインとなるマジアマゼンタが真化とは異なる強化が入ります。
期待して待っててください。
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